映画【ハウス・オブ・グッチ】物語結末までネタバレ!




リドリースコット監督最新作映画『ハウス・オブ・グッチ』物語結末までネタバレ。なぜグッチ一族は裏切り陰謀渦巻く内部抗争に発展し暗殺まで行われたのか?世界最悪の悪女パトリツィアを歌手のレディーガガが演じて話題になった作品の物語全てがわかる内容なので閲覧には注意が必要です。

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映画【ハウス・オブ・グッチ】作品情報

映画【ハウス・オブ・グッチ】作品情報

映画【ハウス・オブ・グッチ】あらすじ予告動画

貧しい家庭で育ったパトリツィア・レッジャーニは財産目当てで「グッチ」創業一族出身のマウリツィオ・グッチに接近して結婚。冷酷な彼女は一族の内紛、裏切り、退廃、復讐を利用する。グッチ家の経営権を握っていくが夫との関係が悪化。そしてそれは有名な「マウリツィオ暗殺事件」に発展していく。

映画【ハウス・オブ・グッチ】は貧しい出自のパトリツィアが巨額の資産を持つグッチ一族に嫁ぎ、内部からグッチを崩壊(具体的には経営能力がないのに代表になる、オリジナルバックを発売、最終的にはアラブ資本にグッチを売却するなど)させ、最終的に邪魔になった夫を暗殺する過程を暴露本を原作とした映画作品。

これ↓観ちゃえば大体の内容が把握できる。

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映画【ハウス・オブ・グッチ】スタッフ

監督
リドリー・スコット

物語・脚本
ベッキー・ジョンストン … (脚本)
ベッキー・ジョンストン … (ストーリー)
サラ・ゲイ・フォーデン … (原作)

監督は『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』『ハンニバル』『ブラックホーク・ダウン』など多くのアカデミー賞常連のリドリースコット。

が、個人的には私のような人間でもシンプルに楽しめるようなエンタメ作品よりは重い映画作品を量産している印象。

2021年に公開された「最後の決闘裁判」7.6点と評価は高いが一般受けしたとは言えず「長く暗い玄人向けの映画」と評価されている。

同年公開された本作映画【ハウス・オブ・グッチ】の評価は7.0点と低い。有名ブランド「グッチ」一族の栄華と衰退、崩壊への興味が薄いのか週末興行収入ランキングでは4位(2021年12月1週目)と大きく出遅れている。

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映画【ハウス・オブ・グッチ】キャスト

レディー・ガガLady Gaga … パトリツィア・レッジャーニ
アダム・ドライバー Adam Driver … マウリツィオ・グッチ
アル・パチーノ Al Pacino … アルド・グッチ
ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons … ロドルフォ・グッチ
ジャレッド・レト Jared Leto … パオロ・グッチ
ジャック・ヒューストン Jack Huston … ドメニコ・デ・ソーレ
サルマ・ハエック Salma Hayek… Pina Auriemma
アレクシア・マーレイAlexia Murray … Silvana Reggiani
ヴィンセント・リオッタ Vincent Riotta … フェルナンド・レッジャーニ
ガエタノ・ブルーノ Gaetano Bruno … フランコ
カミーユ・コーティンCamille Cottin … パオラ・フランキ
リーブ・カーニー Reeve Carney … トム・フォード
フローレンス・アンドリュース Florence Andrews … ジェニー・グッチ
アンドレア・ピエディモンテ・ボディーニ Andrea Piedimonte Bodini … イヴァノ・サヴィオーニ
ヴィンチェンツォ・タナッシVincenzo Tanassi … Benedetto Ceraulo
マウロ・ラマンティア Mauro Lamantia … マックス
ニコル・バーニ・サルキュートNicole Bani Sarkute … アレッサンドラ(3歳)
ピエトロ・ラグーザPietro Ragusa … サルサナ伯爵

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映画【ハウス・オブ・グッチ】物語結末までネタバレ!

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1995年、マウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)は食事を終え、自転車で帰路に。

妻のパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)が、グッチという名前がいかに魅力的であるか、そしてそれがいかに呪われたものであるかを語る声が聞こえる。マウリツィオが帰宅すると、自分の名前を呼ぶ男の声が聞こえてきます。

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パトリツィアの策略

70年代に戻り、パトリツィアは家業のトラック運送会社で秘書として働き、小切手のサインを偽造していた。

友人のマックス(マウロ・ラマンティア)にパーティーに誘われ、そこでバーに立っていたマウリツィオと出会い彼がグッチ・ファミリーの一員であることを知るとパトリツィアは即座に興味を持ち獲物を狙うかのように話をマウリツィオに合わせてアピールを開始。。

二人は意気投合し(マウリツィオは少なくともそう思った)、一緒に踊る。

後日、パトリツィアは図書館に行くマウリツィオにつきまといを開始する。偶然を装い出会い、彼が弁護士になりたいと言う。二人は少し話をして印象アップの操作を繰り返した結果、マウリツィオからパトリツィアに電話をしてデートをすることに。

二人は町で一日を過ごし、食事を共にした後、ボートで湖に行く。

その様子をフランコ(ガエタノ・ブルーノ)という男が見ていた。

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パトリツィアの洗脳

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マウリツィオはパトリツィアを父親のロドルフォ(ジェレミー・アイアンズ)に会わせる。そこでロドルフォは、パトリツィアが家業で働いていることを見下していた。ロドルフォがかつて俳優だったこと、それがマウリツィオの母親と出会ったきっかけだったことなどを話して終わる。

後日、ロドルフォはマウリツィオに、パトリツィアは典型的な金目当ての薄汚い人間で信用できないと話す。

実はロドルフォはフランコを雇って二人を尾行させ、パトリツィアの素性を知っていたのだ。しかし、既に洗脳が完了していたマウリツィオはパトリツィアをかばい、彼女を愛していると父に伝える。

マウリツィオの優しさ

レッジャーニ家に現れたマウリツィオはパトリツィアの両親と話をする。彼はパトリツィアと結婚できるようになるまで、家族やお金を捨てて、彼らの運送会社で働いてまっとうな生活をすることを決意したと告げると、本当に運送会社で働き始める。

マウリツィオは自ら選んだ労働を純粋に楽しみ充実した日々を過ごしていた。ある時、マウリツィオとパトリツィアは父親のオフィスでセッ○スをする。

その後、2人は結婚しそのニュースはマウリツィオの叔父アルド(アルパチーノ)にも伝わった。

叔父のアルド

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アルドはロドルフォ(父)にグッチ・ブランドのショッピングモールへの進出について訪ねてくるが、ロドルフォはそれを拒否する。

アルドはマウリツィオとパトリツィアの結婚の話を持ち出し、ロドルフォは自分と息子の関係が終わったと感じているが、アルドは仲直りしないと年老いて孤独になってしまうと話す。

アルドは後日、マウリツィオとパトリツィアに連絡を取り、自分の70歳の誕生日パーティーに招待する。決別したはずの父親と会うことをマウリツィオは完全には乗り気ではないが、パトリツィアとアルドの2人で彼を説得する。

マウリツィオとパトリツィアはアルドの家を訪れる。そこにはアルドの不器用な息子パオロ(ジャレッド・レト)をはじめとする多くのゲストがいて、パオロもまた家族の一員としてデザイナーになるという野望を持っていた。

しかし、アルドはその夢を一蹴、パオロと口論になってしまう。

帰り道、パトリツィアはマウリツィオにアルドからもらったニューヨーク行きのチケット2枚を見せて、一緒にニューヨークに行こうと言う。

ニューヨークへ

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夜、ピナと呼ばれる女性のテレビコマーシャルを見てパトリツィアは彼女に電話をかけ、成功するかどうかを尋ねる。ピナは漠然としていると言うが、パトリツィアが人生のあらゆる分野で成功したいという野心を持っていることをすぐに察知したピナは私と組む事でパトリツィアが望むものすべてを手に入れることができると提案するのだった。

マウリツィオとパトリツィアは叔父のアルドの誕生日パーティーに出席する。そこでアルドは再び、一緒にニューヨークに行こうと説得する。パトリツィアはマウリツィオと話し合い、彼女は自分には家族に何かをもたらすチャンスがあると話す。また、彼女は妊娠していることを彼に告げマウリツィオはニューヨーク行きを承諾する。

二人はニューヨーク街を一望できる豪華な新居に引っ越す。

二人はアルドと協力して、グッチ・ブランドの拡大に乗り出す。

パオロの野望

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イタリアに戻ったパウロは、ロドフォを連れてきて、自分のデザインのアイデアを見せる。しかしロドルフォは「誰にも見せるな」と言うがパオロは「誰にもこの素晴らしいアイデアを盗まれたくないために(誰にも見せるな)」という意味だと考えるが、実際にはロドルフォはパオロが無能で平凡でグッチのビジネスで実績を上げることができないことを伝える。

ロドルフォが去った後、パオロは自分のデザインを自分の手で世に出すことを誓い、ロドルフォがデザインした布を掴んで小便をかける。

パトリツィアは、マウリツィオとの間に母の名を冠した娘アレッサンドラを出産する。後日、二人は家に戻り、病弱なロドルフォに会ってこのニュースを伝える。ロドルフォは誇りに思い、マウリツィオに「グッチのビジネスは自分の手に委ねられている」と伝えます。ほどなくしてロドルフォは亡くなり、一家は彼の葬儀に参列します。パトリツィアとマウリツィオは、一家の仕事仲間であるドメニコ・デ・ソーレ(ジャック・ヒューストン)と会い、ロドルフォが死亡診断書にサインしていないこと、もしロドルフォの遺したものを手に入れたいなら、マウリツィオは140億ドルの相続税を払うか、グッチの株を売るかのどちらかをしなければならないとマウリツィオに伝える。パトリツィアは、ドメニコを信用していないとモーリツィオに言う。

パトリツィアは例の女性、ピナと直接会い、家業の権益を維持するための別の個人的なアドバイスを貰うことに成功する。

(要するにグッチブランドを手中に収めるには「一族それぞれに配分されている株」をなんとかして手に入れる必要がある)

グッチの偽造品とビジネスチャンス

アルドはマウリツィオに自分の店での仕事を与える。

後日、パトリツィアは家政婦がフリーマーケットでグッチの偽物のバッグを手に入れたことを知る。彼女はそれを大量に買ってマウリツィオに見せるが、マウリツィオは偽物を製造する人間に全く興味が湧かないことがわかると、彼女は彼をクレーティン(愚か者)と呼ぶ。

偽物が儲かると考えているアルドに対してパトリツィアは、これではグッチの名前の信頼性が失われると主張するが、アルドは “これは女の子のゲームではない “と彼女の意見を退けた。

パオロの独自ブランド

1983年ミラノ-Versaceのファッションショーで、マウリツィオはウォルター(Edouard Philipponnat)というデザイナーと出会う。二人は挨拶を交わしウォルターは「グッチのブランドは下火になった」と言います。

それを耳にしたパトリツィアはマウリツィオが自分の努力全くに応えていないと叱責する。彼女は、少しでも前進したいのなら、アルドとパオロをビジネスから切り離す必要があると言う。

パトリツィオとマウリツィオに、愚図のパオロが自分のファッションブランドを立ち上げようとしていること知る。彼女はマウリツィオに自分たちのビジネスに逆らわないように、パオロに何らかの形で訴えかけるべきだと言う。

後日、パトリツィアは一人でパオロと会い、彼のエゴに訴えかけて彼を操ろうとする。そして、自分とマウリツィオが彼のデザインしたものをグッチで販売するように説得する。

アルド逮捕パオロの裏切り

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その後、アルドは脱税で逮捕され、1年間の懲役刑を言い渡さる。息子であるパオロは彼が直面するかもしれない法的トラブルを心配する。

逮捕の余波でパオロが開催したファッションショーの最中に中止命令が出され、役人が資産を差し押さえてショーを中止させる。客を退場させ、パオロの妻ジェニー(フローレンス・アンドリュース)はステージで一人で歌い続けるという屈辱を味わう。

パオロは、パトリツィアとマウリツィオが自分に不利な行動をとっていると非難し対立します。

口論の末、パトリツィアはパオロに、自分とマウリツィオがパオロの持つグッチの株を買いたいと言う。

その後、マウリツィオは、なぜか警官が自分とパトリツィオの家の資産を差し押さえていることを知り、バイクで逃走する。差し押さえを目撃しに来たパトリツィオは、この動きの背後にパオロがいると思い込み、取り乱す。

夫婦の亀裂

マウリツィオはイタリアの国境を越えてスキーリゾートにたどり着き、そこで旧友のパオラ・フランキ(カミーユ・コタン)と再会する。パトリツィアは娘のアレッサンドラ・グッチを連れてマウリツィオに会いに行き、そこでパオラとその友人たちと出会う。

彼らと昼食をとっていたパトリツィオは、マウリツィオが他の人たちの前で自分のことを話すのが気に入らない。後日、2人は部屋で口論になる。マウリツィオはついにパトリツィオが「家族に対して自分を操っている」と考えを伝える。

パトリツィオはクリスマスにマウリツィオの家に泊まり、アレッサンドラと一緒にいられるようにする。パトリツィオはマウリツィオに素敵なプレゼントを用意したのに対し彼は彼女にギフトカードを用意しただけだった。夜、マウリツィオはパトリツィオにすっかり愛想を尽かしたことが明らかになる。

マウリツィオはパオラと関係を持ち、投資家のネミール・キルダー(ユセフ・ケルクール)と会って事業を手伝うことになる。

グッチ一族内抗争

出所したアルドはパオロと再会し、パオロからグッチの自社株を売却したことを知らされ、アルドは激怒するがパオロは基本的にお金がないからと正当化する。

その後、2人は投資家のネミールと会い、アルドが自分の株を売るための取引をするが、マウリツィオがネミールと関わっていることを知ったアルドは、マウリツィオを裏切り者と呼ぶ。アルドは悔しさのあまり涙を流しながら契約書にサインする。

後日、ドメニコはパトリツィアを見つけ、マウリツィオが離婚してアレッサンドラの親権を共有したいと考えていることを告げる。パトリツィオは再びピナと話をし、マウリツィオに別の女性がいることを大体察します。

マウリツィオは、アナ・ウィンター(キャサリン・ウォーカー)のような他のトップデザイナーと会い、新しいパートナーを見つけようとしながら、グッチをトップに返り咲かせようとする。ドメニコはマウリツィオにトム・フォード(リーブ・カーニー)を紹介し、彼はマウリツィオを助けることを誓う。彼を見つけたパトリツィアは、涙ながらに彼に戻ってきてもらおうとするが、彼は彼女とアレッサンドラとの関係を終わらせていた。その後、彼女は彼と愛人のパオラに脅迫のボイスメールを送り始める。

マウリツィオ暗殺計画

パトリツィオとピナは2人の殺し屋に会う。彼らは、マウリツィオを見つけ出して殺すという仕事を与える。

ファッションショーを成功させたマウリツィオは、ドメニコ、トム、ネミールら投資家たちと食事をする。彼らは1億5000万ドルでマウリツィオが保有するグッチの株式を買い取り、ドメニコがより支配的な立場になることを望んでいた。パトリツィアの言っていたことが正しかったことを悟ったマウリツィオは、ディナープレートを床に投げつけてしまう。

1995年3月27日の朝、昼食を終えたマウリツィオは自転車で帰宅する。そこには殺し屋のイヴァーノとベネデットが待っていた。2人が彼を見つけると、ベネデットは車を降りてマウリツィオに近づき、彼の名前を呼んで3発撃ち(背後から2発、倒れた後に頭に1発)、その場から逃げ出した。

知らせを待っていたパトリツィアは、日記に「楽園」と書く。彼女はアレッサンドラと一緒にマウリツィオの家に行き、打ちひしがれたパオラを慰め、そして家を出るようにと冷たく言い放つ。

2年後、暗殺を依頼したパトリツィオ、ピナ、殺し屋のイヴァーノ、ベネデットの4人が裁判にかけられる。

裁判官はパトリツィアを “シニョーラ・レッジャーニ “と呼び続けるが、彼女は “シニョーラ・グッチと呼んでください “と言う。

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まとめ:映画【ハウス・オブ・グッチ】物語結末までネタバレ! 

要するにマウリツィオはパトリツィアに唆されてグッチのビジネスに手を出すも、『2人共』平凡な経営手腕しか持っていないこと。それぞれが野望をもったがさらに野望を持った第三者に助言を頼んだ結果、グッチは失墜、他国の資本に売られたという話です。

まともだったのはマウリツィオの父親だけだった、、、。

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