映画『Red Right Hand(2024)』物語結末までネタバレと感想




「オーランド・ブルームの新たな境地」映画『Red Right Hand(2024)』物語結末までネタバレと感想。愛する家族を守る元ギャングの男が再び銃を手に取り暴力の世界に足を踏み入れる復讐を描いた物語は見る人の心を震わせます。

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キャスト

  • 監督 
  • エショム・ネルムズ
  • イアン・ネルムス 

脚本クレジット

  • ジョナサン・イーズリー 

キャスト  

  • オーランド・ブルーム … キャッシュ
  • アンディ・マクダウェル… ビッグ・キャット
  • ギャレット・ディラハント… ワイルダー
  • ブライアン・ジェラティ… ホリスター保安官
  • ジェームズ・ラファティ… ラザロス
  • チャペル・オークス… サバンナ
  • アレクサンドラ・パーク … タミー
  • スコット・ヘイズ… フィニー
  • ジェレミー・ラッチフォード…ドミニク
  • モー・マクレー… デューク・パークス
  • ニコラス・ローガン…ドウ
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映画『Red Right Hand(2024)』物語結末までネタバレと感想

森の奥の山小屋から登場した男、キャッシュ(オーランド・ブルーム)が日課のトレーニングを終えたあと、義弟のフィニー(スコット・ヘイズ)姪のサバンナ(チャペル・オークス)を訪ね3人で家畜の世話をする。(世間話をしながらキャッシュの妹はフィニーの出産で亡くなっていることを話す)

キャッシュとサバンナは教会に行こうとフィニーを誘うが彼は神は信じないと酒を飲みに家に戻る。キャッシュが若く乱暴だった頃からの知り合いのワイルダー牧師(ギャレット・ディラハント)の説教を聞いた2人は近くのダイナーで食事をする。

すると突然ガラの悪い男たちが現れて勝手に席に座ったため、キャッシュはサバンナに離席するように伝えた後、何しにきたのかとチンピラたちと話を始める。

帰宅したキャッシュはチンピラたちから聞いたフィニーがギャングのビッグ・キャットに牧場を担保に金を借りていることを問い詰め激怒するが、妻を失い半ば酒浸りのフィニーは大丈夫だとあまり気にしていない様子だった。

サバンナにも影響が出かねないと判断したキャッシュは自分が処理する間、しばらく家から離れろと警告して外に出る。

キャッシュは保安官を訪ねるが、権力者のビッグキャットを捕まえたいが今回の件に関してはフィニーが正当な手続きで融資を受けただけで違法性はないためどうすることもできないこと、保安官たちは裁判所に提出できるような彼女の不正の証拠を持ってこいとキャッシュを追い出してしまう。

次にビッグキャットの息子のジーク(ビッグ・キャットの息子)を訪ねるが、無駄な努力をする必要はないとキャッシュを門前払いする。

一方、ビッグ・キャットの部下4人がフィニーの家を訪ね、フィニーを痛めつけた後、サバンナを捕まえようとするが、男の一人がサバンナに触ろうとしたため、彼女はポケットナイフで彼の顔を切って反撃するが、逆上した男にボコボコにされてしまう。チンピラたちはフィニーを外に連れ出すと頭を掠めるように銃弾を放ち警告した後その場を立ち去る。

弟を解放したキャッシュはビッグ・キャットを訪ね、フィニーにいくら借金があるのか尋ねるが、彼女は仕事を3つこなしてくれれば、借金を返したことにすると言われる。他に選択肢はなく、フィニーは承諾する。

ビッグ・キャットの運営している麻薬密売倉庫を調べていた、2人のチンピラを捕まえたビッグキャットは1人を殺し、もう1人の男ハーレンにひどい拷問をした後、見せしめに解放する。ビッグキャットはキャッシュと部下にハーレンを尾行して一味を殺せと一つ目の仕事を与える。

解放されたハーレンをギャングが連れ去るのを尾行してアジトを突き止めたキャッシュと部下の男は、武装した増援を呼び全員で囲んでライバルギャングたちに発砲を始める。キャッシュは極力殺さないように努めたが部下たちは1人残らず殺して、キャッシュを嘲笑い一つ目の仕事は終了する。

2つ目の仕事のために呼ばれたキャッシュは、ドミニクを殺せという命令を受ける。そして売人ラザロスを連れてドミニクとの取引場所の森の中に到着するが、肝の小さい部下の男が焦ってラザロスを殺してしまう。

取引相手が来る前に殺すバカがいるか、とキャッシュは呆れるがどうしようもないため、ラザロスの遺体を隠してドミニクを待つ。

結局ドミニクは現れず代わりに部下3人が現れ、ラザロスが何故いないんだと疑念を抱く部下を相手になんとか交渉して無事に取引をしようとするが、キャッシュの靴についたラザロスの血痕が見つかってしまい撃ち合いになる。

2人を射殺したキャッシュはもう1人の若い部下の足を撃ち、生き延びたければこのまま無事に金と薬を取引しようと伝え、それぞれ薬と金を持って別れる。

車を処理した後、フィニーを呼び車とラザロスの遺体を乗せてアジトまで運んで2つ目の仕事を終了する。

流石に兄がやばいことをしていると勘付いたフィニーに、ビッグキャットの仕事を請け負っていると話すが、フィニーにビッグ・キャットがそれで逃がしてくれなかったらどうするのかと尋ねられると、キャッシュは別の計画があると答える。

キャッシュからビッグキャットが麻薬の売買を行っているという情報を聞いたデューク保安官は、麻薬を運んでいた女性を捕まえ逮捕する。

ビッグ・キャットはキャッシュを含む部下たち全員を夕食に招待すると、ビッグ・キャットは息子のジークと、ギャングに戻って見事に仕事をこなすキャッシュを褒めた後、乾杯の音頭をとる。

すると突然ビッグキャットは縛られたデューク保安官を皆の前にお披露目しキャッシュを驚かせる。ビッグキャットはこの保安官は勇敢にもギャングを倒そうと私たちに歯向かったのだと伝えると拷問器具を取り出し部下たちに拷問をさせたあと、命乞いをする保安官を殺してキャッシュに遺体を捨てるよう依頼する。

キャッシュは、これが最後の仕事になると告げるが、ビッグ・キャットは、私が終わりだと言ったら終わりだと彼を脅すのだった。

後日、ホリスター保安官がビッグ・キャットを訪ね、デューク保安官がキャッシュと繋がっていると密告する。義兄と妻のために酒を絶ったフィニーはサバンナと一緒に教会に向かうが、妻を失ったことを再び思いだしてしまったフィニーは教会をすぐに出るが、ワイルダー牧師は彼がきたことを喜ぶ。すると突然ビッグキャットの部下たちが現れてフィニーに激しい暴力を振るう。

ワイルダー牧師は戒律を破りギャングたちを殴って撃退するが、ひどい暴行を受けたフィニーはキャッシュが病院に到着する頃に死んでしまう。

エンディングネタバレ

復讐を誓ったキャッシュは、ビッグキャットの2人の部下を銃殺して放置しビッグキャットへの見せしめをする。

ビッグキャットはすぐにキャッシュの仕業だと気付き部下をワイルダー牧師の家へと向かわせる。牧師に家に押し入ったチンピラたちはワイルダーに暴力を振るった後、サバンナを誘拐する。

帰宅したキャッシュに事情を伝えたワイルダーは、家の地下に保管してあった銃火器をキャッシュに見せて準備を始める。

キャッシュとワイルダーはジークの会社を襲撃しジークを誘拐すると、ビッグキャッシュにサバンナと引き換えだと取引を持ちかける。

ワイルダーは車にジークを縛り付けてビッグキャットの屋敷に入ってビッグキャットの注目を集めているうちに、キャッシュは屋敷の周囲にいる部下たちを静かに殺していく。その間に縛られていたサバンナは隠し持っていたポケットナイフで縄を解いて飾ってあった銃で部下の1人を殺害し、銃声を聞いた現場は銃撃戦が始まってしまう。

銃撃戦を繰り広げているどさくさにジークは森に向かって逃げ出すが森に放たれていた猟犬二匹に襲われて食い殺される。キャッシュはサバンナを追う手下を殺しながらなんとかサバンナと合流するが、アサルトライフルを持ったビッグ・キャットが2人の前に現れキャッシュは銃弾を受けてしまう。死を悟ったキャッシュはビッグキャットを引きつけるから逃げろとサバンナに伝える。

サバンナは言われた通りに逃げ、ビッグ・キャットはキャッシュにトドメを刺そうと近付くが、逃げたふりをしたサバンナがビッグキャットの頭にナイフを突き刺す。

後日、

ワイルダー牧師が説教をする姿、牧場で家畜を世話をするサバンナ、そして生還したキャッシュが現れ2人で笑顔で家畜の世話をしているシーンで物語は終了する。

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海外の感想

 4/10
B級映画であることは間違いないが、真面目に作ろうとしているのが大きな間違い。
2人の俳優の最盛期はとうに過ぎている。オーランド・ブルームは偽の南部訛りでちょっとバカっぽくさえ見えるが、彼にはまったく似合わない
アンディ・マクダウェル(『フォー・ウェディング・アンド・ア・フューネラル』や似たようなロマンティック・コメディの数々)は、90年代にはとても素敵な女優だった。残念なことに、かつてはあれほど美しかった彼女の顔は、今はまるで第3度熱傷の事故で醜い顔になってしまったかのようだ。
この安っぽく作られたB級映画の最悪な点は、シリアスなドラマ/スリラーにしたいがために真面目に作ろうとして、それが完全に失敗していることだ。かつては素晴らしい俳優だった2人が、このようなB級映画に身を落としてしまうのはとても残念だ…。

 4/10
また同じネタかよ、頼むから殺してくれ!
イギリス人やオーストラリア人が田舎者のチンピラを演じているのは、笑っちゃう。
脚本は完全に大げさで信じられないし、残念ながらこの映画で無駄にした2時間は決して返ってこない。お願いだから、ハリウッドに同じようなストーリーの焼き直しではなく、オリジナルのストーリーを求めるのは酷だろうか?

 5/10
硬いが、満足できない
赤い右手』(2024年)は、硬質で暴力的で、やや憂鬱な映画だが、観客の気をそらし、もっと良くできたのではないかと思わせるに十分な、控えめな醒めた要素を持っている
腐敗した組織の中で一人だけ善良な警官は黒人だ。ストームトルーパー・スタイルの銃撃戦や暴力シーンが多いが、その多くはカメラに映らない。女性に暴力をふるうシーンは、観客に何が起こったのか、もし何かあったのなら、と思わせるほど斜めに扱われている。少女はライフルとナイフの使い方を教わるが、主人公はしばしば銃がなかったり弾丸がなかったりする。
オーランド・ブルームは、多くの葛藤を抱えた僻地の男を見事に演じている。
信頼性が高く、ニュアンスのある演技を披露している。ギャレット・ディラハントも伝道師/相棒役で非常に信頼できる演技を披露している。アンディ・マクダウェルは、大げさな二次元漫画モードで敵役を演じている。男性登場人物の中には、死んだ妻を恋しがっている時間は長いものの、現在の恋愛相手がいるような人物はいない。B級ラブストーリーとして描かれるのは、キャッシュ(ブルーム)と彼の姪のプラトニックな関係で、特に興味を引くこともなく多くの時間を占めている。

 4/10
一生に一度の映画
一生に一度とは、私がこの映画を観るのは一生に一度だけという意味だ。もし数時間戻せるなら、その数は一生に一度もないだろう。
アンディ・マクダウェルに対するこれまでの大いなる尊敬の念が一瞬にして崩れ去った。
登場人物(悪人たち)は大げさすぎて、拷問を好み、その過程を喜ぶなど、一人一人がサイコ・スケールの上位にいるように思えた。
強制的にガムを噛まされるマヌケまで登場する。
何度も繰り返すが…まともなストーリーが、監督の誇大妄想によって台無しにされている。良い映画になる見込みはあったのだが…少し繊細で、少しリアリズムがあり、全体的に肥溜めが少ない。

まとめと感想

普通に面白い。

歳をとって渋みが増したオーランド・ブルームが愛する者を守ろうと再び銃を手にする典型的な復讐劇の物語。妻を亡くして酒に溺れる義弟フィニーのために命をかけて裏の仕事をこなしながら常識が通用しないギャングたちとの綱渡りのようなやり取りが緊張感を生み、シンプルにテンポよく物語が進むため一度も中弛みすることなく最後まで楽しめた。

ただフィニーとか亡くなった妹とか宗教とか、色々な背景があるようだが、その辺はあまり機能していないように感じた。

だからか、ありきたりな内容でいつも通りの展開で、オーランド・ブルームとか大物俳優がこんな低予算B級映画に出るなんてよっぽどキャリアが終焉に近づいているからだとか、色々言われてかわいそう。

もちろん見る人によって全く違う評価になるだろうし、俺は海外で大人気のアバターとか嫌いだし、様々な意見があるのは面白いとは思う。

やはり日本人のふりを他国のアジア人が演じていると違和感が丸わかりのように、アメリカ人をイギリス人とかオーストラリア人が演じると笑っちゃうらしくこの辺のキャスティングについて低評価が多いのも面白い。

それにしても一番苦情が多かったのはビッグキャットを演じるアンディ・マクダウェルが醜い!という意見。どういうこと?と思ったら、ただIMDbとかでレビューを書く人たちの多くが昔からの映画好きが多く、かつて一世を風靡したアンディ・マクダウェルが年老いて醜くなったことが信じられないという…。は?日本では美輪明宏さんとかがおばあちゃんだろうが敬意を持って醜いとは言わないものだが、海外の映画通は虚構と現実の差を受け入れることができないようだ。ただ、この人の悪役演技は確かに微妙かも、怖くないんだよね。

まぁ、綺麗だとは思うが…現在の姿見てそんな悲観的になるほどなのか?

わからん。

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