Netflix『ジェイコブと海の怪物』物語エンディングネタバレと感想「全員が視聴すべき傑作アニメ作品」




「ヒックとドラゴンの海版」「世界中の大人に見て欲しい」ベイマックス、モアナの監督最新作「ジェイコブと海の怪物」物語エンディングまでネタバレと感想を紹介。数百年間、海を支配する怪獣を討伐するハンターの船に密航した少女が世界の嘘と真実を解き明かす。子供向けと侮るなかれ大人も楽しめる良質な脚本、最高峰のアニメーション、映画好き、アニメ好きなら絶対に見るべき作品です。

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Netflix『ジェイコブと海の怪物』あらすじ

数百年もの間、海は巨大な怪獣が支配し人間は彼らを天災と恐れて暮らしていた。しかしハンターと呼ばれる狩人集団が怪物と抵抗を続け、その中でも英雄と呼ばれるキャプテンクロウの船にハンターに憧れる小さな女の子が密航したことで歴史が大きく変わるのだった。

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Netflix『ジェイコブと海の怪物』スタッフキャスト

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Netflix『ジェイコブと海の怪物』ネタバレ

Netflixオリジナルアニメ「ジェイコブと海の怪物」がなぜ面白いのか?なぜヒックとドラゴンと比較されてしまうのか?がよくわかるネタバレ内容になっています。もしNetflix会員ならこのネタバレは読まずにすぐに視聴開始することをお勧めします。

ハンターと海の怪物たち

何百年もの間、大海原を巨大な怪物が支配しており人類に災いをもたらしてきた。しかしそんな怪物を相手に狩りをするハンターと呼ばれる人々がいた。

ハンターの代表格「イネビタブル号」伝説の船長クロウ一等航海士のサラ・シャープ養子で凄腕のハンターのジェイコブ・ホランが率いる凄腕のハンター集団である。彼らは王と王妃から資金援助を受けており、「スリー・ブリッジズ」と呼ばれる名士会を設立している。

ついに30年もの間追い続けた宿敵レッド・ブラスターを見つけ追いかけていたが、近くでハンター仲間が怪物に返り討ちに会っておりハンターの掟(海では互いに助け合う)に従い救助に向かうが、そこで緑の巨大な怪物と対峙。船を多く破損させてしまうが体長100m近くはある巨大な怪物を殺すことに成功する。しかしクロウはレッドブラスターを殺せたのに殺せず、緑の怪物を退治したとはいえ自身の体の衰えから引退の文字が横切り、ジェイコブに、自分の目を奪ったレッド・ブラスターを殺せば、彼を船長にすると告げる。

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命を賭ける代償

多くの怪物たちを仕留めた報告に王国に向かうが、王と王妃はレッド・ブラスターを仕留めていないことを咎め、ハンターたちの資金援助を打ち切って代わりに自分たちの兵隊で組織したホーンアゴールド提督が率いるインペラートル号が海獣狩りを行うことを告げる。海で怪獣と戦った経験のもなく、見た目ばかりで計画性のない船の設計に自殺行為だとホーンアゴールド提督を非難するが、ジェイコブは、インペラートル号とレッド・ブラスターを殺す競争して先にハンターたちが殺せたら今後も資金援助をしてもらう約束を取り付け窮地を脱する。

出発後、乗組員たちは、メイジー・ブランブルという孤児の少女が、狩りの最中に亡くなった亡き両親に触発されて、自分たちの仲間になるために船に密航してきたことを発見する。

シャープにナイフを貰い、ジェイコブの庇護のもと一緒に航海する事になる。その後、イネビタブル号が宿敵であるレッド・ブラスターを発見、怪獣の奥深国巨大なロープとモリを突き刺すことに成功するが、怪獣は全く衰えることなく船ごと海に沈めようとしてきたため、海と船員と全員の命を持ってレッド・ブラスターを仕留めようとするクロウの命令に反し、ジェイコブとメイジーは船と怪物を繋ぐ巨大なロープを切断したことで船と乗組員の命は助けられる。しかしクロウは怒りがおさまらず二人に対して銃を突きつけジェイコブとメイジーを連れてくるよう叫ぶと、レッド・ブラスターはメイジーとジェイコブを丸呑みにしてしまうのだった。

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レッド・ブラスターたち

ジェイコブとメイジーは生きていた。レッド・ブラスター(以降ブラスター)の体内では空気があった。ブラスターは海中を高速移動し続けとある島に上陸、体の中に残っていたジェイコブとメイジーを吐き出すとブラスターはどこかに行ってしまうのだった。殺そうとするジェイコブ、守るメイジーとのやりとりでこのブラスターは人間に対して悪意を持っていないことを発見し、メイジーはブラスターのことを“レッド“と命名する。

レッドが島の奥に立ち去った後を追うと周囲から巨大な怪獣の声が響き渡っており危険な島から脱出するために周囲を捜索すると青く小さい怪物“ブルー“をペットにして可愛がっていると。メイジーはセイウチに似た怪物の卵を踏んでしまい羽化した子供と親に追いかけられ海に逃げると今度は大きなカニの怪物に襲われるが、レッドが助けてくれる。メイジーはレッドの知能は高く意志の疎通ができるのではないかと考え、ジェイコブが行きたがっている近くの人間の住むラム・ペッパー島まで運んでくれるようにレッドに頼むとレッドは船を頭の上に乗せて怪獣と二人の奇妙な航海を開始する。

ジェイコブが死んだと思っているクロウはレッドを殺すために復讐心に取りつかれ掟を破り(毒を使うのはハンターにとって不名誉であり、魔女から何かを買う代償はとても大きく万が一失敗した場合巨大な負債が船員たちを苦しめる)魔女のウェン・バタービーからレッドを殺す猛毒と武器を購入していた。

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人間と怪獣の絆

レッドの背中に乗っていたジェイコブが救命船を直している間、メイジーはレッドの背中に刺さっている大量のモリを毎日懸命に取り外し続け、その健気な姿と、二人を助けてくれるレッドを見て、そして互いのことを話すことで絆を深める。そして徐々にジェイコブは怪獣に罪はないというメイジーの信念を支持するようになり、ハンターとしての道を断念するようになる。

ラムペッパー島にたどり着き、浜辺に無事に送ってもらった二人はレッドに別れを告げ「二度と怪物は殺さないと」レッドに誓うのだった。別れようとしたがレッドが海軍のインペレーター号とホーナゴールド号が彼らを待ち構えているのに気がつくが先に海軍が海辺に向かって攻撃してきたためメイジーは怪我を負ってしまう。怒ったレッドは船を破壊しホーンアゴールド提督を殺そうとするがとどめを指すことを止める。

そこに現れたイネビタブル号が毒を塗った銛をレッドに打ち込み毒で動けなくなる、クロウはレッドを殺さず生捕りで国王に献上すると約束したため彼女を生かしたまま捕縛して連れて行くことにする。そこに負傷したジェイコブがメイジーを背負って現れ保護してもらえる。

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エンディングネタバレ「黒幕は国」

メイジーは回復するまで看病される間、ジェイコブがレッドと気持ちが分かり合えたこと、ハンターを止めることを伝えるが、かつて殺されかけたクロウは聞く耳を持たず逆にジェイコブに対しお前は俺の敵なのかと問い詰めるのだった。

起きた途端にクロウにナイフを向けレッドを解放するように迫ったため、城に到着したイネビタブル号の自室に幽閉されたメイジーだったが、どこからともなく現れたブルーによって解放される。

メイジーは怪物=悪と決めつけてハンターに資金提供して討伐を推奨し、市民に対しても刷り込みを続ける歴史を改変したのは、この国が他国への侵略をするためで怪獣たちは自己防衛のために襲っただけに過ぎないことを気付いたのだ。全てはこの腐敗した国が原因だと突き止めたメイジーは、国王や市民が集まる前で、クロウがレッドにとどめを指そうとするがジェイコブが再び止めたためクロウとジェイコブはレッドの背中で一騎打ちをする。隠れてメイジーはレッドを捕縛するロープを切ろうと奮闘してたがシャープに見つかってしまう。しかしシャープは彼女のためにロープを一刀両断する手助けをしてくれる。

ロープが解けて自由になったレッドだったが、毒が回っておりふらついていた。再びとどめを刺そうとするクロウを食べようとするレッドをメイジーは一声で止め“その牙を止めないと戦争は終わらない“とレッドに声をかける。ジェイコブはその横でクロウのモリを奪い再び“二度と怪物を殺さない“と宣誓する。その姿をみた市民や国王の前で怪物が悪者だとでっち上げたのは王国だと糾弾する。王と王妃はメイジーを殺すように兵に命じるが市民や兵はそれに答えず、逆に王と王妃を問いただすのだった。レッドとメイジー、ジェイコブは一緒にどこかに向かう。

その後、メイジーとジェイコブ二人で一緒に新しい生活を楽しんでいた。

どこか遠くの海でレッドは元気よく泳ぐ姿が映し出され映画は終わる

海外の反応評価IMDb 7.1/10 「良い作品」

8/10
“何を言っても怒られそうで怖い”

海でのお話は最高ですねぇ。この映画は、見た目と同じように良い映画であることを期待するような映画です。そして私には、それが実現したのです。
印象的な物理学、美しいアートディレクション、完璧な映像表現から、優れたメッセージ(と象徴性)を持つ適切なストーリー、魅力的でカラフルなキャラクター、そして決して無駄や不必要のない会話まで、この映画は見事に実現しています。実際、視覚的なストーリーテリングが評価されています。一瞥するだけで、あるいはワンシーンだけで、簡単にキャストの立場に立つことができるのです。そして、言い尽くされたことはほとんどないものの、見応えのある世界観とストーリーを作り上げています。
某ドラゴン作品と比較されるかもしれませんが、この作品の存在を否定するものではありません。個人的にはこちらが一番好きでしたが、万人が楽しめる「色」が増えただけでも嬉しいですね。

8/10
素晴らしい

これは全年齢向けの素晴らしい映画です。単純化されすぎてはいるが、この手の話は複雑でないと成立しないものである。海、船、物の物理を一緒に捉えるのは超トリッキーなので、アニメーションは特によくできていると思った。しかし、全体的には、一瞬一瞬がとても楽しい作品です。いい作品です。

8/10
良い
ディズニー映画なら誰もが話題にする映画ですが、残念ながらこの映画を観た人はあまりいないようです。私の場合、YouTubeでたまたま予告編を見たので興味を持ちました。素晴らしいアニメーションと素晴らしいストーリーで、とても楽しい映画です。

7/10
良いビジュアル、良い掛け合い、やや予測可能なストーリー展開

まず、ビジュアル。ブリッジタウン(ヴィクトリア朝のベニスをイメージしてください)から船、海まで、すべてが視覚的に豪華でうまくデザインされています。これらすべての要素の実際のアニメーション(=動き)には、かなりの注意が払われている。海の波や水しぶきはまるでドキュメンタリーのようですし、船の揺れは実に力強く、町の破壊は瓦礫と埃に満ちています。ロープとヤシの木にまつわる巧妙な小シーンは言うまでもない。これにより、映画全体に没入感が生まれ、自然の力がいかに強大であるかが真に理解できるため、緊迫感が高まります。
第二に、台詞が素晴らしい。この映画の多くは、船乗りと幼い子供の口喧嘩なのですが、二人の個性がよく出ていて、決してイライラさせられることはありませんでした。この映画の登場人物はみな個性的で、まるで実生活で知っているかのようだ。

8/10
ヒックとドラゴンの海編

他の人が言うように、プロットは確かに標準的です。
しかし、同じような筋書きであるにもかかわらず、実は結構楽しめました。おそらく、キャストの多様性のためでしょう。黒、黄、白(乱暴な表現ですが、言いたいことは伝わると思います)。
あるいは、ストーリーと、小さな子馬(かわいい女の子)を守ろうとする父親と兄弟の愛のおかげかもしれない。
この映画は最初から私を引きずり込み、その場に留まらせた。蟹から赤を救うために槍が投げられたとき、私は気づかぬうちに勝利の拳を突き上げていたほどだ。言うまでもなく、私は虜になりました(ダジャレではありません)。
私は好きだ。とてもね。

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まとめと感想「喰わず嫌いでごめん」

超。面白いアニメだった。

いやぁ、随分前からジェイコブと海の怪物がネットフリックスで公開されていたことは知ってたんだけど、どうせよくある「普通以下のアニメーションだろ」と思い込み、一生見ることはないとすら思っていた。しかし偶然YouTubeで見た予告編を見てあまりに美しい海の描写に心を奪われその映像だけでも見れればと子供と一緒に視聴を開始、冒頭から美しく残酷な船が燃えるシーンがあまりにも美しく描かれているためもう夢中で見てしまった。

でもそりゃそうだ、モアナで世界を魅了した海の描写を作った監督の作品なんだからね、相当なこだわりがあるんだろう。冒頭の嵐の中で燃える船、しがみつく人、晴天の海、その下にいる怪獣、海底で怪獣と目があう水中シーン、何もかもが美しくどんなシーンでもこだわりのある描写で毎シーンが美しい絵画を見ているようでそれだけで楽しめるのだ。

脚本はシンプルだしオチもなんとなくわかった。海外で「ヒックとドラゴン」と言っているのも納得だ。怪物と思われていたドラゴンは実は仲良しになれる存在で、家に戻ってそれを否定する親たち、、、の海版。似ているだけで全部同じって訳ではないが、別に見ている間にヒックとドラゴンじゃん!とは思わなかったし、良い意味で期待を裏切る展開が多くワクワクと楽しめる。

レビューの中にも人種差別のーとかアメリカの支配のーとか略奪の歴史と重ねてどうのこうの言うレビューもあったが、そんなことはどうでもいい。大事なのは視聴者が最初から最後までこの映画の中に入り込んで映画を楽しみ体験できたかどうかなのだ。私?そりゃ久しぶりに最初から最後までこの映画を楽しみ体験してこの映画が終わることを心底悲しんだよ。

良い映画もいつかは終わってしまうのが心底残念で仕方がない。

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