
海外で高い評価を獲得したアクション・コメディ映画「Mr. ノーバディ2」は、IMDb6.9点、Rotten Tomatoes批評家83%、観客92%という堅実な評価を獲得した続編である。日本未公開のこの映画は、ボブ・オデンカーク演じる冴えない中年男性が実は元政府暗殺者という設定で大ヒットした前作の正統続編として、家族バカンスが血みどろの戦いに発展する痛快なアクション・コメディに仕上がっている。インドネシア出身のティモ・タヤント監督による骨太なアクション演出と、シャロン・ストーン演じる冷酷な犯罪組織のボスとの最終決戦まで、完全ネタバレで詳細解説する。
- 『Mr.ノーバディ2』日本未公開作を完全ネタバレ・海外の感想評価まとめ
- ピーターパンのホラー映画「ネバーランド・ナイトメア」あらすじネタバレと海外の感想評価まとめ
- Sketch/スケッチ 日本未公開作品を徹底解説|完全ネタバレ・海外の感想評価まとめ
- THE MONKEY/ザ・モンキー 日本未公開作品を徹底解説|完全ネタバレ・海外の感想評価まとめ
- 『エイリアン・アース』第1,2話結末あらすじネタバレと海外の感想評価まとめ
Mr. ノーバディ2 物語結末ネタバレ
かつて3文字の政府機関にて(監察官という意味での)「会計士」と呼ばれる殺人も厭わない内部統制的な職に就いていたハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)はどこかで尋問を受けている。ハッチはなぜか全身血まみれで想像を絶する戦いを終えた後のように見え、尋問官も彼の尋常じゃない様相に「何者なんだ?」と声を出すことに精一杯という様子だ。
ハッチは静かに「誰でもない(Nobody)」と答えタイトルコール。
前作から4年後、
政府の「監査人」として復帰したハッチは世界中で危険な任務を続けるが、代わりに家族との時間を失い、妻ベッカ(コニー・ニールセン)との関係も疎遠になっていた。そんな中、家族の絆を取り戻すため、偶然広告で見かけたプラマービルの観光地「ワイルド・ビルの雄大なミッドウェイ&ウォーターパーク」での家族とのバカンスを計画する。
プラマービルに到着したハッチ一家は、ゲームセンターで地元の子供たちとトラブルに巻き込まれる。
息子のブレイディが妹サミーのために取ったぬいぐるみを不良少年マックスに破壊されブレイディがマックスをぶん殴ったことを発端に騒動が始まり、最初は穏便に済まそうとしていたハッチだったが、従業員がサミーの頭を叩いたことで、ハッチは衝動的に従業員を殴り倒し店を破壊して警察署に連行される。
警察署で待ち構えていたテーマパーク経営者のワイアット(ジョン・オルティス)と汚職保安官エイベル(コリン・ハンクス)から目をつけられることになる。
翌日、全てを水に流し観光を楽しむハッチ一家だったが、尾行に気づいたハッチがボートに向かうとエイベルと手下たちに襲撃されハッチは小指を失う重傷を負ってしまう。そこで再びハッチは抑えていた暴力衝動を解放しエイベルたちに重傷を負わせる。
いくらなんでも殺しにくるのはおかしいと、前作でお世話になった異母兄弟で異常な情報網を持つハリー(RZA)に状況を説明すると、ハッチたちのいるプラマービルはアメリカンマフィアが牛耳っていること、そして重要な密輸ルートだと教わる。さらに再び前作で世話になった元同僚で政府の情報提供者のバーバー(コリン・サーモン)から電話でこの地域を支配するアメリカンマフィアの女ボス・レンディナ(シャロン・ストーン)の存在を告げられる。
その頃、レンディナはワイアットの不始末を咎め、彼の息子マックス(ゲームセンターでブレイディをいじめた子供)を誘拐させていた。
ハッチ、また行動する
ハッチはアメリカンマフィアとの事態を収束させるため、アジトの一つに向かいエイベルたちの前で大金(ワイアットがレンディナに支払うために用意した大金)を燃やすと脅し、組織は二度とハッチ一家を狙わないと言質を取り、安心してアジトを後にしようとするが、誘拐されたマックスを見つけてしまい悩んだハッチはアジトにいる手下のほとんどを殺して大金ごと燃やして後にする。
レンディナは圧倒的なハッチが何者だと血眼になるが、情報収集にあたっていた部下たちは「何もわかりません(Nobody)」と答えるだけだった。しかし、レンディナはハッチが家族でワイアットのロッジに泊まっていることを突き止め兵士をそこに向かわせるのだった。
ハッチはマックスと一緒にロッジに向かうとブレイディとマックスを和解させ、妻ベッカにここから逃げるように伝えるが、ベッカはハッチのことを怒りながらも「どこにも行かない。あなたが解決しなさい」と背中を押すのだった。
ハッチはレンディナを迎えうつため、ワイアットと和解して、元FBIで最強の父デイビッド(クリストファー・ロイド)とハッチと合流して、テーマパークに罠を仕掛ける作業に取り掛かる。
結末ネタバレ:血みどろの最終決戦
レンディナは重装備で武装した兵士と共にテーマパークに侵入するが、ハッチたちの仕掛けた罠に次々とかかり兵力が分散していく。ロッジにはハリーが待ち構え兵士を撃退している。
しかし多勢に無勢でハッチはレンディナに捕まり拷問を受けそうになってしまう。
間一髪妻のベッカがレンディナの目玉を麻酔銃で撃ちハッチを助けると、デイビッドが仕上げにテーマパーク全体を吹っ飛ばす爆薬を作動させレンディナファミリー全員を消し炭にしてしまう。
そして冒頭の尋問シーンに戻り、誰でもないと答えるハッチの横にはベッカの姿が、2人とも手錠をかけられていたが、一本の電話が入り2人は釈放される。
後日、改めてバカンスを楽しんだハッチ一家、デイビッド、ハリーたちは思い出の写真をスクリーンで楽しむ姿を映し物語は終了する。
Mr. ノーバディ2 作品情報
アクション・コメディ映画「Mr. ノーバディ2」の監督と主要キャストの詳細情報を紹介する。2021年の大ヒット作「ノーバディ」の正統続編として、87North Productions製作、ユニバーサル・ピクチャーズ配給で制作された本作は、新たにインドネシア出身のティモ・タヤント監督を迎え、前作以上の激しいアクションと家族の絆を描いたエンターテインメント作品として高く評価されている。
ティモ・タヤント監督情報
ティモ・タヤント(Timo Tjahjanto)は、インドネシア出身の映画監督で、ハリウッド映画初監督作品として本作を手がけた実力派アクション監督である。
代表作には「ザ・ナイト・カムズ・フォー・アス」(2018年)「ザ・ビッグ4」(2022年)「ザ・シャドウ・ストレイズ」(2024年)などがあり、骨太で美しく、エンターテイニングな暴力的アクション演出で知られている。血みどろのアクションを得意とする彼の特徴的な映像美学が、本作では前作の「ジョン・ウィック」風アクションとは違う新しい風を吹き込むことに成功している。
主演ハッチ・マンセル役「ボブ・オデンカーク」情報

ボブ・オデンカーク(Bob Odenkirk)は、1962年生まれのアメリカの俳優・コメディアン・脚本家で、「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」で知られる演技派である。
代表作には「ブレイキング・バッド」シリーズでのソウル・グッドマン役があり、コメディアン出身ながら深みのある演技で高い評価を受けている。本作では前作に続き、冴えない中年男性と冷酷な暗殺者という二面性を見事に演じ分けている。2年間のスタント訓練を積んで臨んだアクションシーンでは、威圧感よりも自然な流れで殺人を行う説得力ある演技を見せている。
主演ベッカ・マンセル役「コニー・ニールセン」情報
コニー・ニールセン(Connie Nielsen)は、1965年生まれのデンマーク出身の女優で、ハリウッド映画界で長年活躍するベテラン女優である。
代表作には「グラディエーター」(2000年)「ワンダーウーマン」シリーズなどがあり、強い意志を持った女性役を得意としている。本作では前作から続投し、夫の暴力的な過去と向き合いながらも家族を守ろうとする複雑な妻役を演じている。国際エミー賞ノミネート経験を持つ彼女の演技は、単なる家族の被害者ではなく、最終的に夫を救う強い女性として描かれている。
海外の感想評価まとめ
アクション・コメディ映画「Mr. ノーバディ2」は世界各国で公開され、前作に匹敵する高い評価を獲得している。ボブ・オデンカークの意外性溢れるアクション演技、ティモ・タヤント監督による創造的で骨太なアクション演出、そして家族の絆を軸とした心温まるストーリーが絶賛されている。特にシャロン・ストーンの悪役演技、クリストファー・ロイドのコメディリリーフ、そして前作以上にコメディ要素が強化された脚本が話題となっており、続編として期待を裏切らない仕上がりとして評価されている。
IMDb(総合評価:6.9/10)
① 「週末を楽しみたいなら、映画館に行ってこの映画を観るか、テレビでストリーミングすることができる。
この映画はシンプルで、アクションからコメディまで楽しめる。この映画を観て楽しんだし、笑顔になってしばらくストレスを忘れることができる種類の映画だ。7点満点で評価する」
② 「ノーバディ2では、多くの要素が賞賛に値する。
ストーリー、キャストの演技、アクションシーケンス、エンターテイメント価値、暴力、演出、脚本、サウンドトラック、視覚と音響効果、そして完璧な上映時間、すべてが完璧だった。欠点については、もっとアクションがあり、より暴力的でゴアだと思っていたことを批判する。10点満点で9点を喜んで与える」
③ 「期待を低く抑えて入ったので、傑作を期待していなかった。
結果的に、それは適切な平均以下の仕事だった。『もっと大きく!もっとうるさく!もっと爆発を!』というトリックで済むと思っているルーティンな続編のように感じる。確かに、より意地悪な顔をしたより多くの悪者、強化されたアクションセットピース、ブラックプールを照らすのに十分な花火があるが、プロットはそこそこだ」
④ 「ノーバディ2の帰還は、最初の映画から4年後のハッチで、私は早期に観ることができ、すごかった。
この映画は野性的で陽気で、アクションシーンは信じられない。ボブ・オデンカークはスタントをこなすことができる俳優の一人だが、これは素晴らしい。金曜日に観に行こう!」
Rotten Tomatoes(批評家:83% / 観客:92%)
① 「だらしないアクション・ヒーローのハッチ・マンセルが素敵な休暇を楽しもうとする中、ボブ・オデンカークはノーバディ2を、オリジナルに見事に匹敵する気晴らしの続編にするために残業で働いている。魅力的で信頼できるボブ・オデンカークの演技で第一作の魅力を拡張している」
② 「ハッチは単なるスーパーパパではない—彼は本質的にスーパーヒーローであり、それが彼をより興味深くなく、より予測可能にしている。それでも、スーパーヒーロー映画として、これはほとんどのものより多くの気概を持っている。ウォール・ストリート・ジャーナルが評価している」
③ 「最初の映画と同じカタルシス的な方法で観るのは面白いが、急速に上昇する殴られ血まみれの死体の山以上のストーリーがあったかもしれないと思わずにはいられない。トロント・スターが2.5/4で評価している」
④ 「ノーバディ2を素晴らしい続編にするためのすべての要素があった—ただ、オリジナルを本当に機能させるものについて誰も本当に考えていないようだ。しかし、満足のいく撃ち合いを提供することがすべてで、ボブ・オデンカークが好感の持てるリードとして、そしてミックスに追加されたかわいい犬で、ルート・ワン・アクション映画としてのノーバディ2に文句を言うのは難しい」
Metacritic(総合評価:68/100)
① 「たくさんのアクションを提供し、スラップスティック・ユーモアで満たされて、ノーバディ2はオリジナル映画と同じ楽しさとスリルを生み出している。
魅力的で、コミカルで、アクション満載のノーバディ2は、主にボブ・オデンカークのハッチ・マンセルとしての陽気な演技と巧妙に振り付けられた戦闘シーンにより、人気の2021年アクション映画の楽しく価値ある続編である」
② 「誰かが、誰でも、オデンカークをこのノーバディ・フランチャイズから引きずり離すべきだ。
フォーミュラを極端にばかげた極限まで押し進めているが、去勢された平凡なパパで同時に殺人的な悪党でもあるオデンカークが、この漫画的な二重性を機能させている」
③ 「映画の多くの要素が賞賛に値する。ストーリー、キャストの演技、アクションシーケンス、エンターテイメント価値、暴力、演出、脚本、サウンドトラック、視覚と音響効果、そして完璧な上映時間がすべて完璧だった。
より多くのアクションと暴力を期待していたが、この欠点はノーバディ2に低いスコアを与える理由にはならない」
批評家レビュー
Variety 好意的
オーウェン・グライバーマン「極端にばかげた極限まで押し進めているが、去勢されたシットコム・パパで同時に殺人的な悪党でもあるオデンカークが、この漫画的な二重性を機能させている」
ボブ・オデンカークは「ブレイキング・バッド」と「ベター・コール・ソウル」での役を発展させ、この故意にばかげた2021年のアクション・スリラー「ノーバディ」でその同じシンドロームの極端なバージョンを演じている。
しばらくの間、この映画はクラーク・グリズウォルドが密かにスティーブン・セガールだった場合の「ナショナル・ランプーンズ・バケーション」のようだった。「ノーバディ2」はスパイラル・ステアケースの「More Today Than Yesterday」の1969年のキッチュな軽快さに押されて、独自の奇妙に根拠のあるアクション・ファンタジーの世界で展開される。
評価点
ボブ・オデンカークの二面性ある演技と自然なアクション・コメディのバランス
批判点
現実離れした設定への過度な依存
Roger Ebert 批判的
ブライアン・タレリコ「ノーバディ2の最大の問題は、驚きの要素がなくなったことで、何もそれに代わるものがないことだ」
ティモ・タヤントの「ノーバディ2」の混沌とした終幕は、ジョニー・キャッシュの「Ring of Fire」の本当にひどいロック・バージョンに振り付けられており、この続編がなぜこれほど退屈なのかという理由が私に当たった:それはカバーなのだ。
ボブ・オデンカークのような一般的にコメディカルな俳優が楽しい2021年の隠れたヒット作でジョン・ウィックになるのを見るワウはもうそこにない。それでも、脚本家のデレク・コルスタッドとアーロン・ラビンは、映画に新しさの欠けた魅力を与えるものを見つけることができない。
評価点
一部のアクションシーンの創造性
批判点
新鮮さの欠如と予測可能なストーリー展開
(RogerEbert.com – Nobody 2 Review)
Plugged In 混合
「素晴らしい続編は一般的に、とりわけ、その世界を拡張し、ストーリーの対立を高め、キャラクター開発を深め、観客がすでに慣れ親しんでいるものを新鮮でオーガニックに味わわせる方法を見つけることによって、オリジナル映画のストーリーを構築する傾向がある」
ノーバディ2はこれらすべての面でレシピをちょっと台無しにしている。
エブリマン「ノーバディ」ハッチ・マンセルと彼の家族は休暇中で、彼が偶然に大規模な薬物と武器の売買に巻き込まれる。ハッチの家族への愛は明らかだ。最初の映画を非常に思い出させる、ノーバディ2の殴打と斬りつけの暴力は非常に一般的な焦点である。
評価点
家族への愛情描写とアクションの迫力
批判点
続編としての新しい要素の不足と過度な暴力
(Plugged In – Nobody 2 Review)
A.V. Club 否定的
ジェイコブ・オラー「パンチは力を保っているが、唯一のパンチラインは耳障りなダッド・ジョークになり、それをあまりにも多く聞いたので、すべての意味を失った」
アクションの世界のダッド・ジョークは、ノーバディ2が独自のジョン・ウィック続編を追求する際にどこにも行かない。
「ノーバディ2」はある種の「ナショナル・ランプーンズのジョン・ウィック」で、クラーク・グリズウォルドを殺人マシンに変える。それは紙の上では多くの約束があるが、アクションのパロディにちらつく側面は、ティヤント一行がそれにコミットしていたら機能したであろうアプローチだった。
評価点
アクションシーンの技術的な完成度
批判点
ジョークの陳腐化とパロディとしての中途半端さ
個人的な感想評価:50点
「Mr. ノーバディ2」は、物足りない。
前作ハッチは「政府の元殺し屋であることを必死に隠し、日常に順応しようと冴えない中年親父を演じていた。」これが前作Mr.ノーバディの面白さの根幹にある。
ハッチはそれほどまでに暴力と血に塗れた日常から離れ平凡な生活を送ることが最大の夢だった。だからどんな罵詈雑言や理不尽なことをされても、家に強盗が入った時も、必死に衝動を抑え情けない親父と息子に言われても何も言わなかった。しかし、ついに魔の手が家族に手が及んだことで、自身の暴力が日常生活を破壊してしまうことを理解した上で理性的に暴力衝動に身を任せるのだ。そこには開放感と後悔が入り混じる複雑な心境が垣間見え、同じく家族を持つことの重圧を常に感じるパパたちにはハッチの想いがブッ刺さったので最高に楽しめた。
ところが、だ。2ではハッチは冒頭から金のために現役復帰し人殺しの日々を送り。挙句に家族と不仲になるという冒頭から前作の努力を踏み躙る始まりに違和感を感じてしまう。
主人公の性格を変更
そして、ハッチは前作のことを全く忘れてしまったのか、娘の頭を叩かれたという理由で白昼に観衆の前でかなりきつめの暴力行為を行い警察に連行され、開いた口が塞がらなかった。
どうした、ハッチ?前作の元政府公認の冷酷な殺し屋という設定をぶっ壊し、ただのドキュンな親父という設定に成り下がった気がして気持ちが一気に萎えたのをよく覚えている。
そこからは、いつも通り、偶然バカンスに向かった先でマフィアに目をつけられ撃退するために、かつての同僚や親兄弟、ついでにそこの経営者と一緒に敵を迎え撃ち大団円という前作と同じ展開を遠慮なく見せてくる。
前作よりも爆発は多い、血も多い、アクションも多い、だがそれだけ。何も感情の湧かない前作の名前と設定だけ受け継いだ全く違う作品になっている。
一気に萎えてしまった。
アクションの魅力が無い。
そう、そこまで主人公のキャラ変したり、前作と同じラストにしても、肝であるアクションが問題なければいいじゃないかと思うが、メインであるアクションが微妙なんだよ。
新しいインドネシアのアクション大好き監督による暴力描写もなんとも半端で、前作のジョン・ウィック風の泥臭くも現実味のあるアクションシーンから一変し、ジャッキー・チェンやバンダムよろしく90年代の大袈裟なアクションに変更しているのだ。で見応えはなくなってしまった。
パンチも大振りで
主人公「今から殴るよ?当てないから安心してね」
敵「うん!待っているよ!綺麗に吹っ飛ぶからね」
こんなやりとりが見えてしまうような、明らかに殴っていないのが丸わかりアクションシーンの連続が残念で仕方がない。というかクソ。
この監督の経歴を見てもアクション描写に定評があると言われているが、私が求めるアクションとは違うエンタメアクション満載の微妙な作品を量産している監督だった・・・。
だからキャラの深掘りも微妙で、悪役のシャロンストーンもイマイチ説得力のないボスだし、魅力のあるキャラがどこにもいないから感情移入が全くできなかった。
主人公のキャラ変、微妙な脚本、微妙なアクション、全てが微妙。
まとめ
この記事では、2025年に公開されたアクション・コメディ映画「Mr. ノーバディ2」の完全ネタバレあらすじから海外の詳細な感想評価まで徹底解説した。
前作の大ヒットを受けて制作された本作は、期待に応える堅実な続編として高く評価されている。ティモ・タヤント監督による骨太なアクション演出と、ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、シャロン・ストーンら実力派キャストの熱演により、前作に匹敵する痛快な娯楽作品として仕上がっていると言われ
海外では批評家83%、観客92%という高評価を獲得し、興行収入も前作を上回るペースで推移している。前作が6.8万ドルで始まったのに対し、本作は1000万〜1200万ドルの週末興行収入を目指している。
しかし、詳細を見るとIMDb、Rotten Tomatoes、Metacriticの各レビューサイトでは前作の評価7.4を上回ることができず6.4という評価。そこには新鮮さの不足、予測可能なストーリー展開、続編としての革新性の欠如が指摘されている。
ボブ・オデンカーク自身が「ノーバディ3」への意欲を示しており、シリーズの継続が期待されている。日本公開は未定だが、前作同様、アクション・コメディファンには見逃せない作品である。
コメントを残す