映画『L.A.コールドケース』物語エンディングネタバレと海外の感想まとめ




「やはりジョニー・デップは最高だ!」映画『L.A.コールドケース(原題:City of Lies)』物語エンディングまでネタバレ!命を賭けてアメリカ最大の未解決事件に挑んだ刑事をジョニーデップが好演するもアンバーとの裁判の影響(題材が危険すぎた)で公開日が3年も遅れ興行収入は低迷も世界中でジョニーの演技や脚本が高評価を受けている本作は日本で2022年8月に公開予定!

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映画『L.A.コールドケース』 あらすじ

1997年3月。全米に衝撃を与えたノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件が勃発。その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察署のラッセル・プール(ジョニー・デップ)は、事件から18年が経過した今も、未解決事件の真相を追い続けていた。ある日、彼のもとに事件の謎を独自に探っていた記者ジャック(フォレスト・ウィテカー)が訪れる。なぜラッセルが家族や友人に避けられるようになってまでこの事件に執着しているのか、そこから捜査が進まない原因を突き止めようとする。さらに、プールはノトーリアス・B.I.G.の事件に警察官たちの関与を疑い捜査を深めていく。そして、プールとジャクソンは手を組み複雑に絡む事件の真相に迫るが…
引用:『L.A.コールドケース』60秒予告篇

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映画『L.A.コールドケース』スタッフキャスト

監督
ブラッド・ファーマン
原作
ランダル・サリバン
脚本
クリスチャン・コントレラス

キャスト
ジョニー・デップ …ラッセル・プール
フォレスト・ウィテカー … ジャック・ジャクソン
トビー・ハス … フレッド・ミラー刑事
デイトン・キャリー …オシア警部補
ニール・ブラウン・ジュニア..ラファエル・ペレス
ルイス・ハーサム …ストーン市弁護士
シア・ウィガム …フランク・ライガ
ザンダー・バークレー… エドワーズ
シャミアー・アンダーソン… デビッド・マック
ローレンス・メイソン… FBI捜査官ダントン

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映画『L.A.コールドケース』物語エンディングまでネタバレ!

1997年

白人男性のフランク・ライガが黒人男性のケビン・ゲインズに対し挑発的な罵りを始め、怒ったケビンが車で追いかけるとフランクに銃撃する。駆けつけた警察官に対しフランクは警察バッチを見せ「俺は警察だ」と叫ぶのだった。

この事件はロード・レイジ事件と呼ばれロス市警の刑事ラッセル・プール(ジョニー・デップ)が調査に当たっていた。フランクはケビンが先に銃を突きつけ脅したたため、フランクは正当防衛のために先に撃ったと証言する。しかしメディアはこれを「人種差別主義者の犯行」と見なしデモが勃発していた。この時代、黒人への差別的で暴力的な事件が各地で起きていた。

その9日前、アメリカのラッパー、ノトーリアスB.I.G.ことクリストファー・ウォレスが路上で6発も撃たれた。同じく襲撃され4発撃たれた有名ラッパーの2パック・シャクールも、ノトーリアスB.I.G.が原因ではないかという陰謀論はいまだにあるが謎のままだった。

事件の詳細と背景
90年代の西海岸と東海岸のラッパーたちは、常に互いの楽曲を非難し合っていた。東海岸のラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.G.と西海岸の2パック・シャカールのファン同士の対立に端を発しており、“二人とも別の日に襲撃に遭って殺される“という悲劇的な事件が起きている。

2パック・シャカールは1996年9月7日に殺害され、クリップスギャングのメンバーであるオーランド・アンダーソン、通称ベイビー・レインが常に第一容疑者とされていた。しかし、2年後にアンダーソン自身が殺害され、事件は実質的に解決された。
そしてウォレス(ノトーリアスB.I.G.)が5ヵ月後の1997年3月9日、授賞式のためにロサンゼルスに滞在中に殺害された。
この事件はいまだに解決していない。

ロードレイジ事件の黒幕

18年後、2015年

ロサンゼルス・タイムズの記者ダリウス・”ジャック”・ジャクソン(フォレスト・ウィテカー)は、クリストファー・ウォレス殺害事件を追っていた。彼は、引退して失脚したロサンゼルス市警(LAPD)の刑事ラッセル・プール(ジョニー・デップ)と面会して彼の調査内容を聞く。プールは2パックが所属しているデス・ロウ・レコードのCEOでマフィアのボスであるであるサージ・ナイトがロス市警の汚職警官に金を渡し、ウォレス(ノトーリアスB.I.G.)を殺害させ隠蔽したという持論を話し始める。

1997年、ウォレス殺害事件から数週間後、プールは白人刑事フランク・ライガによる非番の黒人警官ケビン・ゲインズの射殺事件(ロード・レイジ事件)の捜査を命じられる。ロサンゼルスで最近起きた人種差別が関連する事件、ロドニー・キング事件、O・J・シンプソン裁判の報道合戦の影響でプールは上層部から圧力を受けていた。

捜査の過程で白人警察のゲインズは例のレコード企業のCEOのナイトに雇われたブラッド・ギャングの一員であることを知り、証言を録音して提出するがプールの上官であるオシア警部補は、この説を信用せず、さっさと(黒人のせいにして)事件を解決するようプールに命令する。結局白人男性のライガは無罪となったが、ゲインズ一家は弁護士のジョニー・コクランを代理人として民事裁判を起こし泥沼の裁判に発展する。強盗殺人課に異動したウォレス(ノトーリアスB.I.G.)殺人事件を捜査することになる。

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ロス警察の腐敗

プールは相棒のフレッド・ミラー(トビー・ハス)と共に、ナイトと金が絡むロス市警の汚職警官であるデイビッド・マック、「イスラム国」メンバーのアミール・ムハマド、「ブラッド」メンバーのワーデル・ファウスなどの容疑者の名前を聞き出す。

プールは、マックがウォレスの警備を担当していたこと、最近銀行強盗でマックは逮捕されていたが、肝心のウォレスの死に関する情報は一切明かすことはなかった。次にプールは、ロス市警のラファエル・ペレスが証拠保管室からコカインを盗んで売り捌いていることを知り、捜査を開始する。プールはペレスを尾行し彼が麻薬の売人を撃つのを目撃するが銃を向けられたため自己防衛のためにペレスを撃ち殺す。ペレスは刑事告発され、自分自身と他の警官を様々な犯罪行為に巻き込む。ペレス逮捕の功績を買われたプールは独自の捜査本部を与えられたためロード・レイジ事件のライガの民事裁判の証人にもなり、ウォレスの死にマックが関与し、LAPD(ロス警察)がそれを隠蔽していると裁判で訴えるつもりだったが、裁判が始まる前に市は一方的に和解してしまったため、黒人警察のライガは汚名を晴らせず、プールは仲間を売った男としてロス市警から疎まれることになる。

ウォレスの家族ヴォレッタ・ウォレスはプールが揃えた証拠をもとに、ロサンゼルスに対して不法死亡の訴えを起こす。マックとアミール・ムハマッドは被告に指名されたが、ロス市警とFBIが彼らを容疑者として却下してしまったた裁判が始まる直前に不起訴処分となる。仲間に追い詰められたプールは定年退職する1カ月前に不名誉で一方的な辞職をすることになり、結果的に家族を失う。

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エンディングネタバレ「最大の未解決事件」

記者のジャクソンはプールとヴォレッタに会うが、彼女の息子ノトーリアスB.I.G.が殺されてから数十年の間に友情を育んでいた。ジャクソンは、以前に彼女の息子が2パック・シャカールの殺害に関与している記事を書いたことについて彼女に謝罪し、彼女はそれを受け入れる。

そしてヴォレッタは殺人事件を解決しようとするプールの自己犠牲に感謝していることを明らかにする。プールはジャクソンに、ウォレスの稼ぎは10億ドルと推定され、彼の家族が民事訴訟を起こせばロス市が破産することを伝える…。

ある日、プールは捜査を再開しようとロスの保安官事務所を訪ね調査資料を提出するが断られてしまう。その直後、プールは心臓発作を起こして呆気なく死んでしまう。

罪悪感からジャクソンはプールから知り得た情報をもとに、ラッセル・プールを忘れられたヒーローと断言する記事を書いた。しかし、ジャクソンはすぐにライターの職を辞してしまう。ウォレスと2パックの殺害事件は、ともに未解決のままである。

海外の感想IMDb 6.4/10 「もっと早く公開すべきだった」

7/10
まともな映画だが、もっと評価されてもいいはず。

この映画を見ていると、自分が見ている出来事がどれだけ真実からかけ離れているのだろうと思わずにはいられません…?この映画を観た後、私はいくつかの名前と出来事について、グーグルで調査してみました。トゥパックとビギーの銃撃戦の時、私は10代後半だったので、当時の出来事やヘッドラインにはかなり詳しく、この映画は時系列、出来事、人物など、かなり忠実に再現されています。棚上げにされたのは残念です。もっと良くなるべき・・・。

8/10
ジョニー・デップ屈指の名演技、この映画は公開されるべきだった

ロス市警の腐敗を描いた手に汗握るクライムスリラー。ジョニー・デップは『ブラック・マス』に続き、ここでも異彩を放つ演技を見せた。フォレスト・ウィテカーもいい味出している。『JFK』のような雰囲気はあるが、あのような偉大な作品にはなり得なかった。この映画は公開されるべきでしたが、論争で立ち往生してしまったのが残念です。もっと多くの人が見るべき映画。

8/10
ここ数年観た中で最高のデップ

シティ・オブ・ライズ』は、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーの2人の名演技と、脇役たちの確かな演技が見どころだ。ストーリーは主にフラッシュバックで、ラッセル・プールがノートリアスBIGの殺人事件を捜査する様子を描いています。
私は大好きな作品でした。また、デップの個人的な問題のために、この映画が数年間棚上げされ、埋もれていたことに腹が立ちます。このようなプロジェクトには、数え切れないほど多くの人が取り組んでいます。通常、実際のキャストよりもはるかに長い期間、このプロジェクトに取り組んでいます。一人の男の問題のために、彼らの仕事は重要ではないのですか?映画会社は最近、その動機で私を失望させ続けている。
ロス市警や政府、絶対的な権力を持つ者を誰が信用できるのか、私には理解できない。誰も彼らに勝てる見込みはない。私たちの国がどれほどふざけた国なのか、実感させられます。そして、もしあなたが考えたいなら、 まあ誰かがこのすべてを報道するだろう、誰かが真実を語るだろう。フォレスト・ウィテカーの演じる主人公は、映画の終盤でそれを指摘しました。彼の上司はロス市警の上層部の懐にいたのです。メディアは、責任を負おうとしている組織と同じように腐敗しているのです。もうたくさんだ。

8/10
待ちに待った……というか

この映画がようやく公開されるまでの待ち時間という意味です。この記載がある年は2018年であることはお分かりの通りですが、それでもこれがようやく観られるリリースになったのは2021年です。遅れの理由が何だったのかはわからない。題材や何か物議を醸すような内容であったとは思えません。しかし、ジョニー・デップの私生活に起こったことを非難するのも、事実かどうか曖昧なような気がします。
いずれにせよ、ようやく公開されたことは喜ばしい。この作品には、この分野の人なら知らないことはないだろう。漠然とした日付や起きた事件くらいしか知らない人には、入りやすい内容になっていると思います。構成も非常によくできていて、アクセスしやすい。また、トゥパック・シャクール事件よりも、クリストファー・ウォレス(ノートリアスBIGとして知られる)の事件に焦点をあてている。
ウィテカーとデップは素晴らしいコンビで、脇役の事件もすごい。壊れたキャラクターを演じながら……風車と戦っているように見える(そう、この例えを聞いたことがあるだろう)。この映画は、最初から最後まで緊張感に満ち溢れていて、そして、ほとんどの時間はイライラさせられます。

7/10
“City Of Lies “は素晴らしい映画。
その複雑さと、捜査のように感じられるところが気に入りました。映画のどの瞬間も、視聴者は捜査官のように、犯罪現場を見て、何が起こったのかを突き止め、起こったことの理論や噂にまつわる絆を深めていくのです。ザ・ノトーリアスB.I.Gとトゥパック・シャクールの殺人という奇妙な事件は、アメリカで最も複雑で有名な未解決事件の一つです。この事件をめぐる人々の視点や、捜査がどのように間違った方向に進んでいったかを見るのは非常に興味深い。ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーは現存する最高の俳優の一人であり、スクリーン上での二人の相性は抜群です。二人の会話や瞬間も素晴らしい。この映画は、二人のラッパーに何が起こったのか、その答えを教えてはくれないけれども。しかし、事件を検証し、多くの情報を与えてくれる良い映画である。

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まとめ「この映画はなんのために作られた」

緊迫感のある良い映画だと思う。ジョニー・デップは相変わらず見事で美しくカッコ良い。が、少し馴染みの少ない人種差別問題とラッパー同士のいざこざ、そしてマフィアと警察の癒着と汚職などアメリカにとっては大問題で知っている人も多いのだろうが日本人の私にはなんとも食いつきにくい話しだった。でもそこまで腐敗しているとわかってくると面白くなるが中盤は少し眠くなってしまった。原作ありの刑事物なんてのは大体こんなもんか。

それにしても、何が起きたのか?なぜ未解決なのか?なぜこの映画は公開が3年も(日本は4年)延期されたのか?多くのレビュアーが疑問を投げかけているが、ジョニーの個人的(そして世界的に有名な悪女との)な裁判のせいなのか、本当にロス市警が蒸し返したくない題材を取り上げたから公開が延期になったのかが分からないのが気持ち悪い。

この映画で起きた事件は2パックとウォレス事件なのだが、焦点が当てられていたのはウォレス事件だけであり、どっちも同じようにマフィアが絡んでいるため複雑にならないように片方に寄せたのだろうが、片側だけの証言で終始するとモヤモヤが増すばかりだった。結局のところこの映画は独自調査したプールの主観で語られる内容になっているので、本当のことは何かは誰にもわからないと言うところも結局のところモヤモヤするのである。

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