映画『エルヴィス/ELVIS』物語エンディングネタバレと感想「オスカー候補も納得もオチが辛い」

「ファンではない人も永遠に語り継がれるこの作品を観る価値がある」世界で大絶賛された映画『エルヴィス/ELVIS』物語エンディングネタバレと海外の評価、視聴後の感想を紹介。「キング」と呼ばれた伝説のロックスターの誕生の瞬間と死までを詳細に描く、彼の光と闇、彼を殺したマネージャー”パーカー大佐”の悪行など詳細が分かるためファンではない人もテンポ良く彼の歌と姿を堪能できるも、非業のラストは見ていて辛いものがあるので個人的には鬱映画に。

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映画『エルヴィス/ELVIS』作品情報

あらすじ
ミシシッピ州テューペロでの幼少期から、黒人音楽に感銘を受けた少年はいずれテネシー州メンフィスでスターダムにのし上がり、ネバダ州ラスベガスを征服したエルビス・プレスリーとなる。最初のロックンロールスターとして、キングと呼ばれ世界中で愛され、音楽で世界を変えた彼の誕生から死までを描く。

監督
バズ・ラーマン
脚本
バズ・ラーマン
サム・ブロメル
クレイグ・ピアース
ジェレミー・ドナー

キャスト
オースティン・バトラー … エルヴィス
トム・ハンクス…トム・パーカー大佐
オリビア・デジョンゲ..プリシラ
ヘレン・トムソン… グラディス
リチャード・ロクスバーグ … ヴァーノン
ケルヴィン・ハリソン・ジュニア… B.B.キング
デヴィッド・ウェンハム… ハンク・スノー
コディ・スミット・マクフィー…ジミー・ロジャース・スノー
ルーク・ブレイシー… ジェリー・シリング
デイクル・モンゴメリー … スティーブ・バインダー
レオン・フォード… トム・ディスキン
ヨーラ・ヨーラ … シスター・ロゼッタ・サーペ
ナターシャ・バセット…ディキシー・ロック
グザヴィエ・サミュエル … スコッティ・ムーア

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映画『エルヴィス/ELVIS』物語ネタバレ

1997年。トム・パーカー大佐(トム・ハンクス)が自宅で倒れ病院に運ばれる。瀕死の状態で横たわっている彼のことをメディアは”詐欺師”と報道している。

ラスベガス、インターナショナル・ホテル。エルヴィスは立っているのがやっとで、側近が氷水に頭を浸し応急処置を行う、そこにパーカーが現れ彼を無理やりステージに立たせるように指示し、エルヴィス自身も従いステージ上で「アメリカ三部作」を披露し観客を熱狂させる。

報道陣は、エルヴィスの死もパーカーのせいだと言うが、彼は反論する。多くの人が自分を悪役として描くだろうが、自分はキング・オブ・ロックンロール、エルビス・アーロン・プレスリー(オースティン・バトラー)を世に送り出した男だと。

そしてパーカーは語り出す。

エルヴィス音楽誕生の瞬間

パーカーは1950年代半ば、オランダからの非正規移民である彼がハンク・スノー(デヴィッド・ウェンハム)のもとでカーニバルに勤めていた。ハンクの息子ジミー・ロジャース(コディ・スミット・マクフィー)が、カントリー調のサウンドを持つレコードを持って現れ聞くと黒人の音楽を白人が歌っていることに興味を持つ。

パーカーとエルヴィスとの出会いは、ハンクがラジオ出演のために行ったミュージカル公演で、ステージに立つことに緊張していた青年が、その場に居合わせたのがきっかけだった。

子供の頃のエルヴィス(ここではチェイドン・ジェイが演じている)。貧しい生まれで街の黒人の子供たちと仲良く、そこで独特で力強くソウルフルな黒人音楽を見て一瞬で虜になる。黒人音楽に触れ歌い踊ることで彼はメキメキと力をつけていく。

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エルヴィスとパーカー大佐の出会いとは?

1950年代初頭、大人になったエルヴィスは、サン・レコードで働きながら音楽を歌い、家族を養っていた。(その様子をパーカーは見ていた)

公演が始まるとエルヴィスがステージに上がり歌い出す、最初は観客に笑われていたエルヴィスだが、その歌声と独特な腰の動きで観客の女性たちは叫ぶことを止められない。しかし多くの男性や年配の観客はエルヴィスを下品だと感じ敬遠する姿が描かれる。

エルヴィスはハンクと契約しアメリカ南部巡業に参加する(パーカーもハンクに気に入られようと彼を追いかける)エルヴィスは多くの女性ファンを惹きつけるが、ハンクはエルヴィスを認めようとはしなかった。契機と感じたパーカーはエルヴィスに独立を持ちかけ両親は新たに設立されたプレスリー・エンタープライズの経営陣に任命され、パーカーとエルヴィスは動き始める。

エルヴィスの人気は飛躍的に高まり、両親を豪邸「グレイスランド」に住まわせることができるようになる。そこでパーカーはさまざまな彼のグッズを披露するが、憎しみでもお金になるからと「エルヴィス嫌い」と書かれたピンバッジなど両親に咎められるもエルヴィス自身が問題ないと認めたため続々とグッズが作られる。

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エルヴィス卑猥すぎて社会問題に

しかし、成功したとはいえ、エルヴィスのダンスの性的な表現や女性客を虜にする様子がテレビに映し出され、偶然その放送を見た上院議員のジェームズ・イーストランド(ニコラス・ベル)は、エルヴィスとパーカーに対し行いを正すか刑務所に入るかを要求し問題になる。

世論は一気に傾き彼の歌を悪魔の歌とバッシングを開始。しかしパーカーはバッシングをものともせずエルヴィスに執事が着るような黒い衣装を用意、そして音楽も静かな曲調にさせる。ファンを失望させたこと、自身のやりたい音楽ができなくなったことで抑えつけられたエルヴィスはアルコール依存症になる。ある日、エルヴィスはビール・ストリートに行き、BBや他の黒人たちとリトル・リチャード(アルトン・メイソン)のライブを見て何かを感じ、BBのアドバイス”やりたいことは何でもするんだ”という言葉を受け入れる。

エルヴィスは、彼が指や腰を動かすなと命じられたコンサートだったが、ステージに上がったエルヴィスは、BBの言葉を思い出し、「誰も自分を変えることはできない」と観客に語りかけ小指を立てる。彼は「Trouble」を歌い腰をくねらせながら観客の女性たちを熱狂させる。舞台袖にいたパーカーは恐ろしくなり、警備員に命じてエルヴィスを舞台から引きずり降ろされエルヴィスは逮捕されてしまう。

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ドイツからアメリカへ復帰

1958年、エルヴィスは公然わいせつ罪で刑務所に入ることになったが、ドイツでの海外勤務を選択することになる。エルヴィスの母はその様子を見て息子の身の安全を心配ながら息を引き取る。母の服にすがりつくように泣き後悔の言葉を吐くエルヴィスだったが、パーカーはグラディスのため、お前のために母親が犠牲にしたものはすべて無駄にするなと説得。

1959年になると、エルヴィスはドイツに従軍し、軍のパイロットの娘であるプリシラ・ワグナー(オリビア・デジョンゲ)と出会う。エルヴィスはプリシラと恋に落ちる。

1960年代、エルヴィスは「ラブ・ミー・テンダー」を皮切りに、俳優として映画出演を経てアメリカに戻る。そんな中、エルヴィスはキング牧師暗殺事件を知る。

クリスマスショー。エルヴィスは「ハートブレイク・ホテル」や「監獄ロック」など、大ヒット曲を多数披露する。休憩中、エルヴィスはロバート・ケネディ暗殺について知ることになり、これもまたエルヴィスを深く狼狽させる。しかしパーカーはそんなの気にするなとショーのプロデューサーの意向を伝える。翌日の公演でエルヴィスは「If I Can Dream」を披露、大ヒットとなる。

パーカーはその後、エルヴィスをラスベガスのインターナショナル・ホテルに連れて行き、そこのオーナーはエルヴィスをヘッドライナーとして”ずっと”歌い続けることを強いる。(そこでエルヴィスがインターナショナル・ホテルに出演する限り、ギャンブルなどで莫大に増えたパーカーの借金は帳消しになること、無限の信用枠が得られることが分かる)

しかし、エルヴィスは世界中を回る公演をやりたいと伝えるが、実はパーカーは不法滞在者であるためそれを認めることは一切しない。イーストランドに詰め寄られる。ホテルでの滞在中、プリシラはエルヴィスが他の女性とキスをしているところを目撃する。

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エルヴィス激太りの原因と死

ファンによる暴行事件以降も彼は毎日毎日、毎日毎日パーカーの指示と契約のために歌い続け人々を熱狂させ続ける。しかし彼は疲弊し続け、薬物中毒に陥り、アルコール依存症は酷くなり、偏執的になり部屋に大量の銃火器を準備、小さな物音にも過敏になり発砲してしまうようになる。

彼の健康状態は悪化していた、冒頭のシーン、ショーを前に倒れた彼を起こすために氷水に顔をつけるように指示するパーカー、これまで常軌を逸したショーの数をこなすエルヴィスとパーカーに対し不信感を募らせたことでショーの最中、疲弊した顔のエルヴィスはパーカーが自分を閉じ込めている元凶だと公言し舞台を降りる。プリシラもまた、エルヴィスの薬物中毒とリサ・マリーのそばにいないことが原因で離婚することになる。

1970年代半ば、エルヴィスは40歳を目前にして太り始め、健康状態も悪化していた。彼の体調を心配したプリシラは見送り時に娘のために病院に行くよう頼むが、エルヴィスは無理だと言い彼は飛行機に乗り込む。

1977年、エルヴィスが心臓発作で42歳の若さで死去したことを報道される。

世界中のファンが彼に敬意を表し、ジミー・カーター大統領による追悼声明が出される。

パーカーはナレーションで「エルヴィスを殺したのは薬でもアルコールでもなく、彼自身でもなく、エルヴィスがファンから望んだ愛であった」と述べ、そして、パーカーは生前最後に一度だけエルヴィスのパフォーマンスを見ることができたと記している。エルヴィスの様子は肥満と疲弊と薬物の影響かすでに疲れきっているが「アンチェインド・メロディ」を聴衆の前で歌い上げる。(この歌の最後に実際に歌う彼の様子を見ることができる、薬物と過剰な薬物と食事による肥満がひどく顔がパンパンに膨れ上がっているように見える)

1997年、パーカーは息を引き取る。

エンディングネタバレ「パーカー訴訟、晩年と死」

エンディング

”パーカー大佐によるエルヴィスへの金銭的虐待は、エルヴィスの死後数年経ってから、一連の訴訟でようやく明らかにされた。”書かれている。パーカーは自分を守ろうとしたが、結局は認められることはなく、不名誉で悲惨な晩年を過ごし、わずかに残った財産をラスベガスのスロットマシンに注ぎ込んでしまった。

一方、エルビス・プレスリーは、現在でも最も売れたソロアーティストであり、彼の音楽への影響と遺産は今日まで続いている。

そしてエンドクレジットが流れる。

これは勝手に調べたことだが、後味が悪いと感じた人に読んでほしい。彼の死後のお金について。
エルヴィスは劇中の通り金持ちたちによって「金を生み出す道具」として扱われてきた。そしてエルヴィス自身もステージのこと以外は全て彼らを信用して権利などの契約をいとも簡単におこなってしまっており、驚いたことに自分自身の肖像権を彼は持っていなかった、そしてプレスリー自身には通常権利として手に入れるべき収益の50%以下しか入っていなかった。(それでも彼は気にしていなかった可能性もあるが)
ただし、彼の死後すぐに遺族が立ち上がりプレスリーの権利財産を守る組織を作り、全ての権利を主張する企業や投資家に訴訟を起こし全てに勝訴している。彼の死後から現在まで、家族が組織した管理企業によってエルヴィス・プレスリーの肖像権は現時点も邪な考えを持つ第三者の手に渡ることなく管理されている。

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海外の評価IMDb「7.9点」

8/10
オースティン・バトラーはすごかった!

おそらく史上最高の伝記映画ではないでしょうが、個人的にはこのエルヴィスへの取り組みが大好きです。大佐の虐待を暴き、エリヴスがどれだけ他人のために働いていたかを教えてくれるところが好きです。彼は皆の面倒をみていたのです。
長い批評をするつもりはない。ただ、どれだけいい作品だったかを伝えたかったんだ。オースティン・バトラーはこの役でどれだけ素晴らしかったか、賞に値すると思います。エルヴィスに似てないという批評もありましたが、私は似てると思いました。エルヴィスは一人しかいないのです。私たちは、今あるものを使って仕事をするしかないのです。先ほども申し上げたように、オースティンは賞に値すると思います。彼は、この役を演じるために真剣に考え、努力したのです。目も痛くありませんでした。素晴らしい仕事です!

10/10
信じられないほどエキサイティングで、ジェットコースターのような感動を味わえます。オースティン・バトラーの素晴らしい演技

エルヴィスは、誰もが見るべき映画だ! この映画は、すべての人に見てもらいたい映画です!偉大な伝記映画の1つがついに登場し、期待を裏切りません。この映画は、あらゆる世代のファンから長年愛されています。
これは信じられないほどエキサイティングな映画だ。オープニングシーンからクレジットが流れるまで、映画はジェットコースターのような感動を与えてくれる。ロックンロールの王を演じたオースティンの演技は革命的だ。彼から目を離すことはできない。その立ち居振る舞いとダンスは、まさにエルヴィスになりきっている。オースティンの演技は、他の作品と同様、オスカーに値するものだ。この映画はエルヴィスを人間らしくしており、観客は彼を単なるパフォーマー以上の存在として見ることができます。この偉大な伝説が、いかに彼が望んだ人生を送れなかったかを目の当たりにして、胸が張り裂けそうになった。
エルビスにはいくつかのテーマがあるが、最も重要なのは「自分の望む人生を生きよ」ということだ。エルヴィスの母親は、他人を喜ばせるために生きていると、やがて自分を見失ってしまうと忠告したが、まさにその通りであった。エルヴィスは自分のために人生を送ることはなく、最後にはそれが彼を蝕んでいったのです。

その他、映画『エルヴィス』の海外の反応評価をまとめた記事はこちら

感想「素晴らしいがオチが辛いので試聴後は冷める」

冒頭は鳥肌が凄かった、1950年代初頭、男女共に保守的な時代に急遽現れた黒人音楽ををひっさげ腰を振りながら軽快なリズムで歌うその男エルヴィス。その姿に一瞬で魅了され「叫ぶことが止められなくなった女性観客たちの様子」が面白い。もちろん最初は嫌悪の表情を見せていたのにまるで悪魔に魅了されたかのように叫び出す。そして彼をもっと見ようと前に行き彼の袖を掴みエルヴィスを感じようと欲望に支配された女性ファンの様子が当時彼の音楽がいかに”悪魔的”だと言われていたのかが良くわかる描写に感動した。

そうか、彼はこうやって女性を熱狂させ、伝説のロックスターと言われたのかが冒頭で知ることができただけでも嬉しい。

そして彼はファンのために、文字通り命を捧げる。彼が何よりもファンを大事にしている姿を丁寧に描かれているので彼がどんなに慈愛に満ちた人であるかが伺えたことも嬉しく、なぜ彼があんなにも愛されてキングと呼ばれているかが良くわかり最後の方まではテンポ良く楽しめた。

しかし晩年パーカーによるエルヴィスの不利な契約のためずっとずっとどんなに体調が悪かろうがステージで歌い続け疲弊していく姿は見ていて辛かった。最後まで彼は伝説であろうとしてファンのために命を削ったまま死んでしまったことで彼に心の平穏が全く訪れていないこと、パーカーだけが高笑いする姿に苛立った。いくら彼が最後に悲惨な死を迎えたとしても全くスッキリもせず。

悲しみの伝説のロックスターの非業の死を遂げるという悲しいオチは視聴後に陰々滅々な気持ちにさせられてしまった。Queenの伝記映画「ボヘミアン・ラブソティ」は彼らの興隆、衰退、そして最後に復活する姿を描き死の直前まで歌い続けたフレディ・マーキュリーと似ているようだが視聴後のスッキリ感が全く違うことに驚く。

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3件のコメント

クイーンの映画のラストは若い元気なときの四人の演奏でそれを見るのに何度も通ったか、エルビスも若く元気なときの映像で終わらせてやりたかった最後のステージでもゴスペルとかは見ていられたのに、誰が殺したか?大佐だけではないでしょう、親からの遺伝子、彼に群がり食い物にして食いつぶした親族取り巻きレコード会社映画会
社興行、、なくなる数年前子供をつれて男のもとに去った妻、彼自身が長くクスリでゆるやかに自殺自滅していった、、母と同じく40代でなくなった

うわぁ確かに!!
ご指摘ありがとうございます。
勢いで書いて間違えていますね。
とりあえずそのままで書いておきます。
最近私の記事を丸コピする人がいるらしいので
間違えたままパクってるのを見つけたいので^^

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