映画『哭悲/THE SADNESS』物語エンディングネタバレ!感想「絶対観るな!吐くぞ!」




「かつてないほど美しく残酷で残虐で性的なホラーは初めてだ」「タイトルの意味を知った時、不思議と感動する。」そのウイルスに感染すると性と暴力以外考えることができなくなる…初監督とは思えない!映画『哭悲/THE SADNESS』物語エンディングまでネタバレと感想!午前中に見るべきだ。午後に見ると次の食事を抜くことになるから。

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映画『哭悲/THE SADNESS』作品情報あらすじ

あらすじ
比較的症状の軽いパンデミックに1年間対処してきた国は、ついに油断してしまう。その時、アルピンウイルスが自然発生的に変異し、精神に異常をきたす疫病が発生した。感染した人々は、思いつく限り最も残酷で恐ろしい行為を行うようになり、街は暴力と堕落に包まれる。殺人、拷問、レイプ、身体切除はほんの始まりに過ぎない。若いカップルは、混乱の中で再会しようとするため、正気の限界に追い込まれる。礼節と秩序の時代はもう終わった。あるのは “悲しみ “だけだ。

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監督ロブ・ジョバスとは

監督:ロブ・ジャバズ
脚本:ロブ・ジャバズ …(ロバート・ジャバズ役)

あまり聞いたことがない名前なのもそのはず、ロブ・ジョバスはショートアニメーションや実写短編作品を作る監督で、2014年頃に「Great Daena」アニメ監督を行った後、2020年にショートムービー「Clearwater」を発表し絶賛される。この時から血と暴力と性を彷彿とさせる描写があり、こういうの大好きな監督なんだなーと思わされる。

そして今作「映画『哭悲/THE SADNESS』」を発表し世界中で賞賛を浴びる新世代ホラー映画監督として今後の作品がすでに注目されている。次の作品はまだ発表されていないが。

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キャスト

キャスト
ベラン・チュウ… ジム
レジーナ・レイ… キャット
インルー・チェン… モリー
ワン・ツァー・チャン… ビジネスマン
エマーソン・ツァイ… ウォーレン・リュー
ウェイ・フー・ラン… アラン・ウォン博士
ラルフ・チウ… ミスター・リン(ラルフ・イェン・シャン チウ役)
チーミン・チョウ… 老婆
ルー・ケン・ホァン … ケビン / MRT職員

映画『哭悲/THE SADNESS』物語エンディングネタバレ!

視聴後にwikiから情報を補填

現代、台湾。

台北に住む若いカップル、ジム(ベラン・チュウ)とキャット(レジーナ・レイ)スマホの動画配信では、インフルエンザに似た感染症「アルビン」をめぐり、医学専門家と政府関係者が対立していた。政府は大規模な感染防止策をとらず、一般市民もその存在を疑っている。しかし、一部のウイルス学者たちは、このウイルスが突然変異を起こし、深刻な病気を引き起こす可能性があると危惧している。

車で駅に向かう途中、血まみれの事件現場を通りかかる。ジムはキャットを駅まで送り、近くのカフェに行く(その途中、事件現場に野次馬がたくさんいたが帰りには誰もいなくなっていたが、ドアの開いた車だけ放置されていた)

突然入店してきた眼球が真っ黒に変化した血まみれの老女が他の客を襲い、一人に濃い粘液を吐きかけ、従業員に熱い食用油で火傷を負わせる。唾を吐かれた男は別の客に襲いかかる。ジムは慌てて外に出るがビルから落下する女、そして老婆を轢き殺した車の男は血だらけの状態でニタニタ笑っている。周囲の人間がジムに向かって襲いかかってきたため家に逃げる。

彼はキャットにその場に留まるようメールを送り、彼女を救出することを約束する。その時、アパートの隣人がはさみで襲いかかりジムは2本の指を切り落とされてしまうがなんとか撃退する。キャットを救いに外に出るが、感染者たちが次々に人を”暴力的”に襲い掛かっている風景を目撃する。

キャット、電車にて

一方、キャットの乗った列車に突如乗り込んできた男はすでに感染しており、無差別に次々に人をナイフで刺しまくり電車内は血の海になる。さらに血を浴びた観客が次々に感染していき乗客を襲い掛かる。キャットは目を刺された女性モリーと共に列車から脱出することに成功する。

キャットとモリーは病院に到着するが、病院は感染した人々であふれかえっていた。列車にいる時からキャットに執着していた感染したビジネスマン他、感染者がドアを破って病院に侵入してきた。ビジネスマンはモリーの眼球にナニを突っ込み感染させる。隠れたキャットはジムに連絡を取る。

病院の中は地感染者が、それぞれ殺し合い、肉欲を満たし、人間で食欲を満たすものなどそれぞれの本能が爆発した地獄とだった。執拗に追いかけるビジネスマンを消火器で殺したキャットは隠れていたウォン博士に助けられる。

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アルビンウイルスの正体とは?

ウォン博士はそこでウイルスについて説明する。

アルビンウイルスの感染力は強く飛沫を粘液に入れるだけで速攻感染する。感染すると眼球が真っ黒になり、潜在意識で抑えていた本能が剥き出しになりセックスと暴力を求めるようになる。ただし意識は失っておらず、理性のタガが外れただけなので思考する余地があり人を笑いながら傷付けることができる。しかしタガが外れているとはいえ残虐な行為をしていることを頭では分かっているため涙を流していることがあるというゾンビよりもタチが悪いウイルスである。

ウォンは彼女にウイルスの血清を注射し免疫があるかどうかをテストする。しかしそのウイルスを作るために、病棟に廃棄された赤ん坊に実験して生まれたものだったことをウォンは説明する。感染していないことがわかりキャットはウイルスの蔓延を食い止める鍵を握っていることが判明、彼女を安全な場所に行くために軍にヘリコプターを要請する。そこでウォンは私が一緒にいないとヘリコプターから銃撃を受けると説明する。

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エンディングネタバレ「ワクチン、ジム感染」

キャットが隠れて送信したことでジムに現在地を教えることに成功、ジムが到着。ウォンはキャットを連れて屋上に向かうが途中で感染者に襲われて死亡してしまう。ジムと合流するがジムはすでに感染していた。

間一髪にげたキャットは扉越しにジムと話をするが「感染していることは素晴らしい、君を殺すこと以上に愛すべき行為はない」と涙を流しながら笑顔で話すジムに恐怖し、発狂したキャットは1人屋上に行く。

銃撃が遠くに聞こえる。

笑ったままジムは絶命する。

エンディング。

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海外の評価IMDb「6.5点」レビュー紹介

8/10
クレイジーになる
まだご存知でない方もいらっしゃると思いますが、この映画はかなり悪名高いです。なぜなら、一部の視聴者にとってはちょっとやりすぎかもしれない場所に(特に視覚的に)行くからです。他の人もきっと指摘しているように、このアイデアは新しいものではありません。そして、ここではあまり多くの物語を見ることはできません。実際、主役の2人の関係から学ぶことは、必要不可欠なものだったのだろうかと思うかもしれない。
しかし、騒動が始まる前に、静かな時間があるのはいいことです。また、冒頭は明らかに、すべての陰謀論と世界がいかに狂ってしまったかに対する声明である。政治的に、あるいは社会的に、物事がおかしくなっていることを示唆するような表現がたくさんあります。
しかし、それだけではありません。全体のプロットがロメロ監督の『クレイジーズ』などから引用されているほか、さまざまな映画の多くのシーンへのオマージュが盛り込まれているのです。
この映画は、ほとんど実用的な効果で作られたバイオレンス・スプラッター・フェスティバルです。

8/10
「ザ・サッドネス」は、私が今まで見た中で最もオーバートップでバカバカしい映画の1つです。
こんなにグロくなるなんて信じられませんでした。この作品は、とてもワイルドで、とても気に入りました。この映画でやっていることのいくつかは、まったくもって不愉快です。もうこれ以上不穏な空気は作れないと思った瞬間、一気にテンションが上がりました。テンポがよくて、すべてが始まったとたんに、とんでもないことになって、素晴らしい。フルスロットルで、信じられないほどストレスと緊張に満ちている。一息ついてから、また引き戻され、過激なシーンと大量の血で顔面を殴られる。「ザ・サッドネス』には多くの恐ろしいシーンがあり、私がこれまで見た中で最も衝撃的な作品のひとつです。しかし、最近見たホラーの中では最も素晴らしい作品の一つです。とてもよくできていて、どこまでやるか躊躇することなく、最後までハラハラさせられます。早くもう一度観たいです。

5/10
堕落し、暴力的で、いたるところに血が流れ、脚本が弱い。
この映画は商業的に宣伝されていますが、監督はこのジャンルの最も「筋金入り」のファンにアピールする映画を作りたかっただけで、革新者として、ゾンビの新しいバリエーションを作ろうとしたのではないと思います。人間は生きているが、脳を攻撃するウイルスに感染しており、暴力やセックスといった最も基本的な本能を抑えることができずに行動するようになる。
このアイデアは、私がホラー映画の前提として好きなものですが、全く新しいものではなく、巨匠ジョージ・A・ロメロが1973年に監督した「ザ・クレイジーズ」にもこの前提があり、私の考えでは、こちらの方が、よくできた、より良い脚本による映画です。
「しかし、プロットは非常に基本的で、ゴア、何リットルもの血、時にはうまく処理されたもの、そうでないもの、明らかにゴムに気づかないものなど、さまざまです。
ハードコアホラーのファンとして、私はこの猛烈な殺戮を気に入ったが、正直に言うと、この映画は普通の映画であり、間違ってはいるが、革新的で、これまでにない暴力的で堕落したものとして非常によく宣伝されていると認めざるを得ない。
アジアのゾンビ映画には、有名な「Train do Busain(新感染)」や、あまり知られていないが質の高い中国のサーガ「the way home」など、はるかに優れた作品がある。この作品は明らかにそのレベルにはない。しかし、見て、自分で判断してください…。

「The Way Home」
あらすじ:
ゾンビ・アポカリプスの中、生き残った父親と赤ん坊の男の子は廃墟で暮らしていた。父親は救助を待つつもりだったが、ある女性の出現でその望みが絶たれる。残酷な現実に直面した父親は、息子を連れ、安全だと思われていた場所を去らなければならなくなる……。

海外レビューを見るまでこの映画のことは知りませんでしたが、脚本、映像は全く問題はなくホラー、ゾンビ映画として質は高く、見応えがあります。新感染よりも前に作られたのになぜここまで人気が出なかったのが不思議なほど。

字幕無しでしたが、知る人ぞ知る名作中国ゾンビ映画がYouTubeでアップされていたのでどうぞ↓

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感想「タイトルの意味。観てよかった。本当に。」

これは見てよかった。

ホラー作品では「ブラック・フォン」の次に速攻良い作品が来るとは夢にも思わなかった。ただしこれは友人とも恋人とも見るのは控えたほうがいい。ゴア表現があまりにも過激である。しかし美しいく面白いホラー作品だ。

私はグロいのは嫌いなのだが、不思議と見ることができた。気のせいかもしれないがその辺の線引きを監督は行ったのだろうか。血を赤く表現しているからだろうか。笑って涙して人を殺し犯す感染者たちの描写がめちゃくちゃ心にくるのだが。なんだろうか、

美しい。

そう感じた。

いや、

頭がおかしくなったのではないと思う。

『哭悲/THE SADNESS』のウイルスの特性がなんだかヒットした。

アルピンウイルスに感染するとセックスと暴力のこと以外考えることができず、タガが外れてしまい人を残虐非道に襲ってしまう。しかし、奥底の理性は残っているため「自分が何をしているのか理解もしている」のだ。なので感染者のほとんどが笑って血まみれになりながらも”涙を流している”…というのが切なくて好きだ。(エヴァのダミープラグの時のシンジくんの感じ、見えてるけど何もできない。)

ウォン博士の解説でやっとタイトルの「sadness」=「悲しみ」ああ、ヒロインとか被害者の意味かと思ったけどそうじゃないんだなと分かった時。ああ、感染者側の感情を描いたタイトルだったのか・・・とブワッときた。

ひたすらゾンビになって暴力的になるのではない点が凄い。28日後のレイジウイルスように感染すると激しい暴力をしたくなるだけじゃない。日頃から私たち人間はルールや法律、理性に縛られ本当はやりたいが抑えている行為を好き勝手やっていいとしたら。。。抑えているがやりたい。だから想像、妄想だけでなんとかしているだけだ。

殺りたい。

犯りたい。

ヤリタイ。

やりたい。

やりたい。

その本性をロブ・ジョバスが見事に描写してくれたのだ。だからグロがきついはずの私が観終わった後に不思議な感動を覚えたのだろうか。(過激なエロと暴力のオンパレードに見終わった後に軽く鬱勃起状態ではあったが)

最後のジムの笑顔は「大好きなキャットが死ぬことを想像して笑顔」だったのか、しかし一緒に流れ続ける涙は・・・と。ああ、もう好きだ。この映画、マジでもう一回観ても良いレベルで面白かった。珍しくポスターに書かれていた文句が本当だった「もう一度見たい」マジだった。

でも食欲は間違いなくなくなるから食前に見ればダイエットに、食後に見れば多分吐くから注意。

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