映画『Biosphere』物語ネタバレと海外の感想評価「腐女子BL TSFだった」




「BLとTSFを描きたい腐女子監督の陳腐なSF作品」激怒した映画『Biosphere』物語結末までネタバレと海外の感想評価をまとめて紹介。人類最後の幼馴染の”男”二人だったが、なぜか片方の体が女体化し始め…という腐女子の同人誌のような展開、安っぽいセットに真面目なSF作品を期待していたファンから低評価爆撃を受けています。

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映画『Biosphere』物語ネタバレ

そう遠くない近未来、外的要因による汚染によってほぼ全ての人類がいなくなった地球。

シェルタードームで暮らすビリー(マーク・デュプラス)レイ(スターリング・K・ブラウン)の二人は幼い頃からの幼馴染で親友です。ビリーはかつてアメリカ合衆国大統領で、レイは有名な科学者でビリーの信頼する科学顧問でもありました。

Biosphere Trailer #1 (2023)

外の様子は不明ですが常に分厚い雲に覆われ太陽の光は届かず四六時中真っ暗です。二人は水と酸素を濾過する装置、発電機も完備され屋内菜園や魚を育て自給自足できるシェルター生活を送っています。映画冒頭では運動不足を解消するためランニングをしながら他愛のもない話をしてヨガマットも横にあるので心身に置いてバランスが偏らないように二人で協力して暮らしている様子も描かれています。

二人の会話からどうやらビリーが”終末を引き起こした責任”を感じていること、このドームはレイが製作したシェルターだということがわかります。しばらく二人はランニングをして本を読みたあいもない話をしながら魚を食べドームの中でおだやかな生活していました。

ある日、三匹の魚のうち最後のメスが死んでしまい、残された二匹のオスの魚を研究していくうち、オスが繁殖を続けるためにオスからメスに変化していることを発見します。さらに真っ暗なはずの空に緑色の光があることを発見したことをビリーに伝えて魚の変化を紹介した後、トイレに行ったビリーが叫び出します。何事かとレイが指差す股間を確認すると、ビリーの股間からペニスが失われビリーの肉体が生物学的な女性に変化していることが発覚します。

ビリーは自身の体の変化に動揺していますが、レイはビリーの肉体に起こっていることを研究したいと興奮していますが、肉体の変化とホルモンのバランスが崩れビリーは寝込むことが多くなり、久しぶりに一緒にチェスをしているとビリーに女性の乳房ができ始めていました。しばらく肉体の変化に悩み続けていたビリーでしたが、レイに自分を受け入れるためにペニスの葬式(男性としての死と女性化を受け入れるため)を提案し二人は葬式を行います。

その頃、魚の水槽に大量の魚の卵が浮いている描写が映し出され、踏ん切りがついたビリーは徐々に明るさを取り戻し二人の仲も元通りになります。

Biosphere Trailer #1 (2023)

徐々にではありますがビリーの性格や仕草も女性っぽくなり、卵から生まれた稚魚が水槽を元気良く泳いでいます。ビリーはレイに生理が始まったことを伝え、魚のように二人で子供を作ることを提案しますが、最初は冗談だと思っていたレイでしたがビリーはどうやら本気だと気づきますが、どう足掻いても見た目は男で親友で幼馴染のビリーを抱くなんてできず、激しい拒否反応を起こしたレイは会うことも話すことも拒否するようになります。

二人に大きな壁が生まれてしまいしばらくの間それぞれの生活を送りますが、ある日レイがビリーの寝室を訪れ、拒否反応が生まれた子作りに躊躇したこと、そしてビリーだけではなく自分も進化していかなければと話をした後、レイとビリーは性交を試みます。

レイはなんとかムスコをしごいて奮い立たせ、顔をシーツで隠したビリーの中に突っ込みます。しかし入れた反動でビリーの顔を隠していたシーツが取れて互いに顔を見合わせます。互いに無言で見つめ合ったまま二人はキスをして性行為を無事に果たします。それ以来二人は冒頭以上の深い愛情によって仲が深まり笑顔の日々を過ごします。そしてビリーの妊娠が発覚し二人は喜びます。

ある夜、嵐がドームを襲い窓が壊れてしまいます。レイとビリーは壊れた窓を補修するために魚の水槽を壊すことを余儀なくされますが、なんとか窓を塞ぎ修理します。

翌朝、二人がいつものように空を見上げると、分厚い雲が薄くなり上空に広がる巨大なオーロラを見ます。レイは魚が死んで食料がなくなることを嘆きますが、ビリーは雲が薄くなれば外に出るまでもう少しだと伝え、更にレイの8歳の誕生日の話を引用して、レイに希望を持つようにと語り、レイが涙するシーンで物語は終了します。

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海外の感想評価 IMDb 5.6/10

Biosphere Trailer #1 (2023)

評価:3/10
「良いESGスコアが良い映画を作るわけではない。役者たちの演技は、彼らが扱うべき素材を考えると良かった。セットは安っぽい。植物がしおれているのが見える。それはハイドロポニックスの中で元々育っていなかったからか、スタジオのライトがそれらを焼いたからか、あるいはその両方だ。
池は魚の大きさに対して小さすぎる。それは私に生姜と醤油ソース、少しのチリと一緒に供される前にタンクで泳いでいる魚を思い出させた。
この映画のがらくたは安っぽく見え、音も安っぽい、仕事が必要な善意の人々によってまとめられた。彼らはただできるだけで、それをすべきだとは思っていないことを理解していない。
信じることを望んでいても、それはまだ退屈です。それは一つの音符を持っていて、それはBフラットです。あなたはその1時間40分を取り戻すことはありません。
あなたが赤ちゃんをお湯と一緒に投げ出す前に、あなたが取ることができるBSの量は限られています。良いアートはどのように作られるのでしょうか?このようにはありません、あなたは警告されました。あなたが不眠症の場合は、寝る前にこれを見てみてください、あなたはすぐに眠りに落ちるでしょう、甘い夢。ジョン・マネーはこの映画を承認するでしょう、それがあなたが知る必要があるすべてです。」

評価:2/10
「予測可能で信じられない。映画のタイトル自体が嘘です。映画の場所はドームですが、それはバイオスフィアとは考えられません。バイオスフィアはエコシステムを含むべきです。
私は本当にそのことを期待して映画を見に行きました。それの代わりに、私たちが見るのは一握りの植物(一部プラスチック)と数匹の魚です。
本は植物の数を少なくとも1桁上回ります。これはバイオスフィアではありません。それは家の数部屋です。最初の魚が死んだとき、私は映画の残りの部分で何が起こるかをほぼ知っていました。一部の魚は性別を変えることができ、私はその事実をよく知っていました。私はそれがこの場合に起こると思っていました、そして、それは実際に起こりました。そしてもちろん、それが起こるとすぐに、それが私たちのヒーローたちにも起こることを知っていました。
映画から欠けているいくつかのこと:もっと多くの植物、彼らがその状況に陥った方法の歴史、無制限の電気がどこから来ているのか、など。これは15分間の短編映画としてより良かったでしょう。」

評価:5/10
「失望。この映画をトロント映画祭で上映する前に、プレゼンターは観客にそれを台無しにしないように頼みました。この要求は、そのプロットについて詳しく語ることなく、徹底的なレビューの可能性を制限します。ジャンルとして、映画はSF、ドラマ、グロテスクなコメディの間を行き来します。それはまた、エコロジーとジェンダーの問題についての社会的なメッセージを持っています。しかし、それはどれもうまくやっていません。それは一貫性がありませんし、それは観客を混乱させます。それはまた、そのプロットの一部が信じられないほど予測可能であるという問題もあります。それはまた、そのプロットの一部が信じられないほど予測可能であるという問題もあります。」

以上が3つのレビューです。全体的に私のように腐女子な展開に驚くと言うよりは、SF映画ならもっとちゃんとSFしろよ!そんな設備と設定で終末世界が生き残れるわけないだろう!と言うスッゲェ真面目な意見が多いのが驚きです。と言うことで映画に対する評価はあまり高くないようです。

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まとめ「誤解を恐れず言うと”気持ち悪い”映画」

生き残った親友二人、性別は男、なんだかんだでこの絶望的な状況で仲良く暮らしヨガしたり運動したりゲームしたり色々と捗っていたのに、ビリーの体が女体化って展開から「?」が生まれ、まさか、と思ったら日本人にはお馴染みのBL風TSFが始まり、最後は受け入れて妊娠して、最後はハッピーエンドっておいおいおいおいおいおいおい、って観客を置いていくのがスッゲェ面白かったです。

私の映画評価は60点ぐらい、なんだかんだで最後まで興味を持って見れたし、おっさん二人がなんだかんだ楽しみ暮らす様子は好きだし、SFの設備が甘いとかは思わなかったので。ただおっさん同士が女体化して性行為する流れは普通に気持ち悪かったので点数は低い。

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