映画『セラー:The Cellar(2022)』物語結末までネタバレと少し感想「うわ、普通」

「どこかで見た内容のホラー」「引っ越し先には何かが棲んでいる」ありきたりな脚本、平凡な展開、観客をがっかりのどん底に叩き落とす映画『The Cellar』の物語エンディングまでネタバレしていきます。最後に少しだけ感想を。中途半端な悪魔の存在と半端な恐怖、海外で酷評、低評価も納得の内容です。

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映画『セラー:The Cellar(2022)』物語結末までネタバレ

キーラ・ウッズとその夫ブライアンは、幼い息子スティーブンと10代の娘エリーと共に、町から少し離れた場所にある新居に引っ越してきた。

スティーブンは、父親がプレイルームとして整理した特定の部屋におもちゃやビデオゲームが集まっているのを見て、新居に十分満足しているようだ。一方、エリーは、前の家からも友達からも離れて、この古くて不吉な外観の家に引っ越したことを、まったく喜んでいないようだった。

ブライアンが一家を案内すると、前の持ち主の奇妙な絵が目に入り、部屋の上の木に刻まれた謎のシンボルも目に入る。また、家の一角には地下室へと続く扉があり扉を開けると、地下に続く“10段の階段“、そして古く湿っていて、雑然としていて、家の不気味さをさらに高めているとキーラは言います。

エリーが地下室に向かう階段の踊り場に立っていたら、急にドアが閉まってロックされ、少女は中に閉じ込められてしまう。異変に気づいた両親はドアの横に吊るされた鍵でなんとかドアを開けることに成功するが、エリーは苛立ちと恐怖で家がさらに嫌いになってしまう。

しかし、不幸は続く。
両親がプロモーション事業について緊急で会議に出席しなければならず、子どもたちはその家で一晩を過ごさなければならなくなった。

謎の地下室、エリーの失踪

エリーはスティーブンが見つけた新たな部屋に向かうと動物の頭蓋骨、奇妙な記章、そろばんの棚など興味を引くものが大量にあった。レコードの入った蓄音機を見つけ再生すると男の声で数式を読み上げ始める。意味がわからず再生を続けるが意味がわからず再生を停止(再生中、エリーが閉じ込められた地下室への扉が意味ありげにズームアップされていた)。

スティーブンを寝かしつけエリーは一人リビングでテレビを見ていた。例の地下室の部屋から見えない“何か“が廊下を進む、何かが進むと電気が次々に消え、家中が暗闇に包まれてしまう。不安になったエリーは母親に電話して「怖い」と伝えるが、キーラは地下室に行ってヒューズを確認するよう指示する。

娘の恐怖心を和らげるため、一緒に段数を数えながら下りるように指示し電話越しに一緒に階段を降りていく。震える声で9段目まで数え続け、恐怖に負けて目をつぶって10段目を踏んだが…電話から聞こえてくるエリーが先ほどとはうって変わりテンポ良く階段を降りて行く

「11,12,13,14…」

地下室に向かう段数以上を降りている?

「24、25、26、、」

急いで両親は帰宅するが、家からエリーがいなくなっていた。

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謎の階段の記号

両親はすぐに警察を巻き込み、家付近のあらゆる場所で捜索隊が行われる。駅やバス停の防犯カメラの録画も追跡したが、エリーの足取りはつかめなかった。キーラはどうすることもできず、町中に行方不明のポスターを貼り続け、スティーヴンの迎えの時間も忘れてしまうほど精神的に疲弊していた。

警察署を訪れると、エリーはネットでいじめに遭っていたこと、家出の過去があるので今回も家出の可能性が高いことを伝えると、キーラは成長期の娘にあまり時間を割けなかったことに罪悪感を抱き心を痛める。しかし警察署に貼られていたエリーの捜査情報の中にこの家の写真があることに気付き違和感を覚える。

帰宅後に家について調べ始める、スティーヴンにあの夜のことを尋ねると蓄音機を再生したこと、そして娘の写真を調べていくうちに娘の足首には神を否定する記号をタトゥーにしていたことを知る。そしてあの地下室への扉の上にある記号も神を否定する意味の記号ににていることに気がつく。

エリーは地下室に降りて調べると、コンクリートで作られた階段の一段一段にローマ数字で番号が刻まれていることに気がつく。1段目から2段目までは1〜9までの正しい番号が刻まれているが、最後の1段には何か長い数式が刻まれている。何かがおかしいと地下室周辺をライトで照らすと壁一面に不気味な苦悶の表情を浮かべた絵が不気味に描かれていた。

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謎の声、怪奇現象

その夜、浴室の排水口から数字を数える女性の声が聞こえた。

「エリー?」彼女はもう一度地下室を見に行く。暗闇の中(なんで電気付けないの?)でスティーブンのボールを階段の下に蹴り落とす。電気をつけていないので階段の踊り場は見えないが、ボールが10段以上落ちているのを聞きキーラはショックを受ける。この家は何かがおかしいと感じたようだった。

翌朝、彼女は、自分の家のことをもっとよく知るために調査をする。この家の各部屋の出入り口の上には必ず記号(シンボル)があるのだ。キーラはすべて写真に撮り知人に調べてもらう。するとその記号はヘブライ語で、単独では意味をなさないが、組み合わせると「リヴァイアサン」という名前になることが分かった。

それからキーラは部屋の蓄音機を回す。「1、2、3、、」蓄音機の声が家中に響くと、ゲームをしていたスティーヴンが立ち上がり数字を呟きながら朦朧とした表情で秘密の部屋に向かおうとする。扉の手前で声をかけ彼の奇行を止めることに成功したが、彼はなぜここにいるのかを理解していない様子だった。

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地下室の目

夜、再び停電になる。暗闇の中地下室の扉の向こうから「ママ助けて」とスティーブンの声がする、慌てて鍵穴から地下を覗くと謎の爬虫類のような異形の目が覗き返してきた。後ろを振り返るとスティーヴンがいる。

では、中にいるのは?様子を見にいくと、地下室の扉が勝手に閉まり閉じ込められてしまう。スティーヴンは外から、エリーは中から開けようと努力するが扉が開かない、地下室では謎の獣のような何かがエリーに近づいてくる、そこで夫が帰宅、あっさりと扉を開けてキーラを救い出す。

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元の家主

この家の持ち主は著名な数学者ジョン・フェザーストンのもので、ある晴れた日に幼い娘を除く家族全員が謎の失踪を遂げ、その後消息がつかめないままになっていることが判明する。

段差で見つけた数式を数学の教授に持ちかけ、その数式はおそらく錬金術師によって考案された数学の一種で、異次元の存在につながる、あるいは少なくともそれを示唆する“不完全“な呪文のようなものであること、さらにベルギーで一家が行方不明になった家で、同じような刻印が発見されたことを彼女に伝える。

キーラは地下室でブライアンに伝える、苛立ちを隠せないブライアンはハンマーで最後の段を数式ごと粉々にしようとたたき始める。最後に強く階段を叩いたことで、なぜか蓄音機が再生してしまう。そして再び数式を話し始める蓄音機の横の秘密の扉が開きスティーブンを部屋に誘う姉のエリーが現れる。咄嗟に叫んだことで両親が駆けつけことなきを得るが、周囲を調べたブライアンは秘密の扉の横にエリーのスマホが落ちていることを見つける。

キーラは教会に佇む失踪事件の唯一の生き残りであるジョン・フェザーストンの娘(老婆)に会いに行く、ブライアンは独自にネットでそのシンボルを調査する。まとめると彼らが購入した家は、バフォメットという悪魔が住んでいる、人を貪り食う異次元に繋がる入り口になっていること、父フェザーストンは、科学では治療できない子供の病気を治すために、天才的な数学の才能であの数式を発明、あの館をバフォメットの隠れ家のひとつにする契約を結んだというものだった。

エンディングラストネタバレ「絶望オチ」

夜、悪魔はおもちゃのドローンでスティーブンを地下室におびき寄せることに成功してしまう。

キーラとブライアンが慌てて地下室に向かうと、そこにはドローンのおもちゃだけがあった。遊び部屋の横の秘密のクローゼットに入ろうとしているスティーブンを見つけるが何かに憑依されているように朦朧としていた。

突如ブライアンも何かに憑依され数字を唱え始めると、謎の牛のような顔をした悪魔バフェットに襲われる。地下室への階段を駆け下りると、明らかに10段以上あり異様なトンネルへと続いていたが背後から悪魔の足音が聞こえてくるため進み続けた。

そのさきにあったのは巨大なドーム状に開かれた洞窟のような場所だった。そしてそこには奥へと進み続ける何千人もの死者のような男女が、取りつかれたかのように俯いて列をなして前方に歩き暗闇の奥に吸い込まれて行っていた。

あまりの場面に言葉を失い絶望しかけるが、偶然足首からエリーのタトゥーを発見、無事にエリーを捕まえて引き返す。しかしエリーは心ここに在らずといった放心状態だ。悪魔が追いかけてきたが、振り切り無事に地下室から脱出。

家に光が戻り、ブライアン、エリーが正気に戻る。

家族全員で玄関を開けて脱出しようとする。

しかし

ドアを開けると、

そこは灰色の深淵に続く長い階段があるだけだった。

そう、既にこの館全体がバフェットの異次元領域の中に囚われてしまっていたのだ。

キーラを含む家族全員が再び数字を数え始め歩き始め映画は終了。

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まとめ:少し感想

このエンディングは、明らかに家の中に存在するループを示唆しており、一度その秘密を知ってしまった住人はその空間から出ることができない。映画全体とそのコンセプトはかなり愚直で、ほとんどラブクラフト的なものにするために次々とコンセプトを導入しているようだが、何の効果もなく、解決もされないまま、発展途上で維持されているようにさえ見える。演技や演出も全体的に精彩を欠き、ダラダラしており、見つける価値も観る価値もない「地下室」は、オススメしにくいホラー映画である。

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まとめと感想「普通のよくあるやんわりホラー」

「引っ越し先が呪われていた」よくある脚本をよくぞここまでティーン向けな内容に薄めたものだ。布石も微妙、怖がらせ方も微妙、なのにスローテンポ、半端な悪魔描写、安っぽい足音だけの演出、使えないブライアン、やたら可愛い弟スティーブンへの悪魔の半端な嫌がらせ、エリー助かったじゃんからの一家全滅落ち、下向いて歩く謎の集団、悪魔すげぇのすごくないの?恐怖演出から何から何までが薄いという印象。

唯一誉めれるのは冒頭のエリーが電話越しにあり得ない11段以降を口ずさむシーンは戦慄したが、それだけ。

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