映画『サムシング・イン・ザ・ダート』物語ネタバレと海外の感想評価まとめ




「想像を絶する映画体験」脅威のメタスコア74点の映画『サムシング・イン・ザ・ダート』物語ネタバレと海外の感想評価まとめ。古いアパートの一室で起きた超常現象をビデオに収めることに成功し一攫千金を夢見る二人の男は、次々に襲いかかる不可解な現象に徐々に蝕まれていく。見る人の脳を破壊する映像、現象、展開を堪能してみましょう。

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映画『サムシング・イン・ザ・ダート』基本情報

タイトル: Something in the Dirt
ジャンル: コメディ、ホラー、ミステリー
上映時間: 1時間56分
監督: ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムーアヘッド
主要キャスト: アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン、サラ・アディナ・スミス
映画のあらすじ:
映画は、ロサンゼルスのアパートビルで超常現象を目撃した隣人、ジョンとレヴィの物語です。彼らは、超常現象を記録することで、彼らの無駄な人生に名声と富をもたらすことができると気づきます。彼らはますます深く、暗いウサギの穴に入り込み、現象、都市、お互いの危険を発見するにつれて、彼らの友情はほころびます。

スタッフ:

監督: ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムーアヘッド
脚本: ジャスティン・ベンソン

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キャスト:

アーロン・ムーアヘッド: ジョン・ダニエルズ役
ジャスティン・ベンソン: レヴィ・ダヌーブ役
サラ・アディナ・スミス: ドクター・リタ・ミラー役
その他のキャストも多数
監督のプロフィール:
ジャスティン・ベンソンとアーロン・ムーアヘッドは、ホラーとSFのジャンルでの共同作業で知られています。彼らは、『エンドレス』や『スプリング』などの作品で高い評価を受けています。

キャストのプロフィール:
アーロン・ムーアヘッドとジャスティン・ベンソンは、映画製作の分野での共同作業で知られています。彼らは、彼らの作品で独自の視点と独自性を持っています。

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受賞歴

映画は1つの賞を受賞し、5つのノミネートを受けています。

サンダンス映画祭:ネクスト・イノベーター賞ノミネート
ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭:作品賞ノミネート
シッチェス・カタロニア国際映画祭:批評家賞受賞ほか

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公開情報:

映画は2022年11月22日にアメリカで公開されました。日本での公開日は11月24日(金)に全国ロードショー予定です。公式サイトはこちら

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映画『サムシング・イン・ザ・ダート』物語ネタバレ


ロサンゼルスのローレル・キャニオンのアパートに引っ越してきたばかりのリヴァイ・ダヌーブ(ジャスティン・ベンソン)はタバコを切らしていたので、アパートの庭にいた見知らぬ男ジョン・ダニエルズ(アーロン・ムーアヘッド)からタバコを一本もらい、ジョンはこのアパートに10年以上住んでいる職業写真家で、副業で学校で数学教師もやっていることを聞き、リヴァイは引っ越してきたばかりで夜はバーテンダーとして働いていることを伝えます。するとジョンは元住民の家具が残っているから使うといいとリヴァイと一緒に家具やその他の荷物を運び込むのを手伝います。この最中、彼らの頭上のかなりスレスレを飛行する飛行機やまるで巨大な爆発か火災が起きたかのように吹き上がる黒煙が見えますが彼らはあまり気にしていない様子でした。(まるで、終末戦争がもはや遠い可能性ではないことを知っているかのように、二人はある種の気軽さで気にしていないようにも見えます)

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超常現象

家具を運び終えたジョンが帰ろうとしたとき、二人の目の前でリヴァイが灰皿代わりにしていた水晶が宙に浮き始めます。二人とも何が起こったのか分からず、凍りついたように立ち尽くして見守るしかありませんでしたがリヴァイがドアを開けて二人は部屋を飛び出します。

”一体なんだ?”先ほど見たこの出来事で二人は困惑しましたが、記録すれば、ネットフリックスやその他のビデオプラットフォームに売りつけて巨額を手に入れられるのではないかと思い付き二人の中で大手メディアにインタビューを受けている妄想も捗ります。

早速彼らは手持ちの機材を持ち寄り、異常事態をカメラで記録するための準備をしますが、いきなり彼らの目の前で再び水晶が浮き上がりますがもっと良い録画機材が必要だと考えます。ツテを使いフィルムカメラや壁に取り付けるカメラなど高性能機器を設置していきます。その最中、ジョンはリヴァイは性犯罪で前科持ちであることをネットで知ってしまいましたが、リヴァイは立ち小便をしていただけなのに小児性愛の変態扱いされてしまったと、一括りに性犯罪者というのは誤解だと伝えます。

そして、カメラ設置後二人の前で再び水晶のカメラが浮き上がり、ただの光だと思っていた壁に写っていた光の模様を写真に収めたジョンはこの模様は子供の頃に見た幾何学の本で見たことがあるとリヴァイに伝えます。それから毎夜のように浮かぶ水晶を前にしてジョンは、実は街中にこの幾何学模様が刻まれていることに気が付き、この謎の現象についてリヴァイと検証しますが、突然時の地震、リヴァイの体重が異様に減っていることなど不可思議な現象について納得できる回答は得られませんでしたが、ジョンの中でこれは地球外生命体によるコンタクトではないかと考え始めます。

土の中の何か(サムシング・イン・ザ・ダート)

別の日、アパートの地下で1908という数字が書かれた録音機を発見した。ジョンは1908の意味を考察しますが、同じ数字がリヴァイの拳にも彫られているのを見つけ訪ねます。リヴァイは、幼少期に精神病院で過ごした日数だと伝えますが、ジョンはその数字とアパートで起きた一連の不気味な出来事と何らかの関係があると思い込んでいるようにも見えます。それから彼らは様々な説明ができないような出来事に遭遇して撮影を行いますがこれらについて説明することはできなかったため、ジョンは様々な現象をなんとか説明できる状況にしたいため、宗教伝説怪しい都市伝説から陰謀論まで狂気にも似た執念深くドキュメンタリー撮影を続けます。

ある日、アパートの中にあるサボテンが異常な発育を見せあり得ない果実がなっているのを発見し身を切断した断面にモールス信号が隠されていることを発見した二人は、モールス信号が示す座標に向かい黒く塗りつぶされまくった書類と謎の装置を発見します。

エンディングネタバレ「嘘か幻覚か」

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突然、リヴァイとジョンが撮影していたドキュメンタリーの編集者だと名乗る男が登場しそれまでジョンがリーダーとなって指揮をとっていたが”放射線事件”が起きてから全てが壊れ始めたと話します。

場面が変わってリヴァイの部屋、あのクローゼットのドアに放射線計測器を近づけると警告音が鳴っており、ジョンの皮膚には被爆跡のような水疱が発生していました。彼は身を守るためにビニール袋を加工した安っぽい防護服を着込み異様な姿をしているのを目撃したリヴァイは彼が病的なほど自分の意思を曲げず虚偽を

再び、ドキュメンタリー関係者だと名乗る人が現れジョンからハードディスクが壊れてしまったので超常現象のCGを作ってほしいと依頼されたと話します。

やがて2人は口論になる。その夜、ジョンは宙に浮いた状態で目を覚まし、ベッドに戻る。外に出てみると、リヴァイが空高く浮かんでいるのを見たジョンは見えなくなるまで見守った後部屋に戻ります。

ジョンがインタビューを受けています、リヴァイはあの後、例の座標に落下して無惨な姿で死んでいたことを伝えます。インタビュアーがジョンに超常現象の説明を求めますが、いつものように過去の偉人の話、歴史の話を繰り返すだけで具体的に説明をするのを避けます。リーヴァイの部屋に戻ったジョンは秘密結社に向かってメッセージを自撮りしている姿で物語は終了します。

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海外の感想評価 IMDb 5.9/10

IMDb

3/10
何を伝えたい作品なのかが曖昧で感情移入できない。
偶然出会った二人、突然の超常現象、片方は気楽に、片方は取り憑かれたように調べていくが実はただの虚言体質のエゴイストでたまたま相手の部屋に超常現象が起きただけで、実は一人で調べたかったことを伝え始め、実際友人が死んだのも彼が殺したの可能性すらあったが、最後まで何がなぜどうしてが全く説明されない。これに関して考察を楽しめる人たちは喜んだだろうが、エンタメを楽しみたい私のような人間にとっては首を捻って劇場を出ただけで何も得るものがなくその後の食事も味がしなかった。

4/10
それなりに好感は持てるが、それ以上に面白いというほどのジャンル的な努力はしていない。
新しいアパートに引っ越した後、運の悪い男とその隣人は、その場所で起こっている一連の奇妙な現象を目撃し、有名になるために超自然的な出来事を撮影し始めることにしたが、力を調査するために一緒にいる時間が長くなればなるほど、それは彼らを苦しめ始める。
この作品に価値はほとんどない。
このジャンルの特殊な側面を掘り下げることで、誰かの背後から不意に何かが現れるという無限のジャンプ・スケアを利用するのではなく、この映画のこの特殊な部分に深みを与え、非常に新鮮なものとなっている。
友人2人の友情が描かれ、コメディタッチの演出も楽しい。しかし、この映画を貶める要素はもっとたくさんある。最大の欠点は、これだけ長い映画なのに、本物のジャンルのスリルがまったくないことだ。
幽霊や超常現象の背後に悪意があるわけでもなく、幽霊たちが何かを調べたり、何が起こっているのかについて議論したりするための口実を提供する以外に、何か面白いことをしようとしているわけでもないため、上映時間の多くがかなり退屈なものになっている。 ゴースト・アクションや本格的なジャンルのスリルを延々味わいたい人にとっては、特に2時間という長丁場になると、ほとんど何も起こらないまま、2人がただギャーギャー言い合っているように感じられる
特に、2時間近くなっても、ほとんど何も起きないのだ。これらの要素が、この作品をポジティブな要素よりもはるかにインパクトのないものにしてしまっている。

5/10
たまり場の陰謀
今回は、超常現象を発見したロサンゼルスのアパートの隣人リーヴァイとジョンを演じる。唯一の問題は、超常現象であれ、お互いをほとんど知らない2人の間であれ、未知のものを扱うのは危険だということだ。
これは大きなアイデアを持った小さな映画であり、COVID-19という隔離された場所で制作されたために必要とされた撮影方法であるが、そこから浮かび上がってくるのは、自分自身と世界の中には非常に多くの層がありながら、その同じ層を剥がすと破壊的な結果をもたらすというアイデアである。
誰かが、これは貧しい人々のための『アンダー・ザ・シルバーレイク』だとコメントしているのを見たが、それは理にかなっている。この映画は、あの映画のようなマニアックな世界には到達していないが、複数の映画技法やメディア–古いホームムービーでさえ–を駆使して、ますます奇妙な世界へと広がっていく。

5/10
これまでのところ、このコンビによる最も弱い作品。だが
ホラー要素は影を潜め、SF的なアングルやバディ・コメディ的な瞬間、そして最も残念なのは、全体的な壮大な構想にほとんど寄与しない後付けのようなドキュメンタリーの様式美を織り交ぜた『Dirt』は、ムーアヘッドとベンソンによる典型的な野心作だが、2時間の上映時間が長引くにつれ、最初は興味をそそられた序盤の展開やアイデアを維持するのに苦労し、ますます勝利が遠のいていく、全体的に残念な作品のひとつであることは間違いない。
ムーアヘッドとベンソンは、この手の映画でよくある好感度の高いキャラクターや印象的なキャラクターを前面に押し出した役柄ではなく、現実的で親近感の持てる2人のキャラクターを演じている。
これほど多くの要素や様々な要素を探求しているにもかかわらず、『ダート』の多くの部分が肥大化し、必要以上に感じられるのは残念である。また、映画の一部をドキュメンタリー・スタイルで構成するという奇妙な決定以外では、答えに踊らされ、宙ぶらりんになっていることに最大の失望を感じる。
アーロン・ムーアヘッドとジャスティン・ベンソンは、『サムシング・イン・ザ・ダート』を成功作と呼ぶにはミスが多すぎる。

4/10
迷走する魅力的なコンセプト
これをどう評価すればいいのかさえわからない。この作品はコヴィッド政権下で着想され、始められたと聞いているが、この困難な時期に創作意欲を維持したベンソンとムーアヘッドには拍手を送りたい。しかし、まばらなカメラ、少人数のキャスト、最小限のセットで質素に撮影されたこの映画は、有望で興味をそそる出だしから一転、後半は奇妙なほど平坦になる。説明のつかない興味深い現象が起こり、SFの正統なストーリーがいくつも生まれる可能性があった。なるほど、私は夢中になった。しかしすぐに、物語は混乱した疑似科学談義と荒唐無稽な陰謀論に溶け込み、怒りとパラノイアが横溢する。結局のところ、何も解決していないし、すべての出来事は長い酸の旅の結果として簡単に説明できてしまう。私はただ「奇妙なほど満足できない」とだけ言っておこうと思う。

まとめと感想

「?」

ああ、

バカには辛い映画。

隠したい犯罪歴とか、実はカルト教徒だったりとか、超常現象を映して一攫千金を狙う対極的な二人のシンプルな映画であって欲しかったが、陰謀伝説宗教などを織り交ぜて説明しながら結局全て無意味であったり、しかし実は意味がありそうな映像を見せたり、実はこの映像は後付けの視覚効果でしたとかメタ発言が入ったり、最終的にこの映画の一部の映像は本物ですとか言い出したりする。だから頭が疲れる。エンタメとは程遠くただただ何が起きているのか実際に調べてもわかることなんて何もないよ、神かもしれないしエイリアンかもしれない、殺したかもしれないが、殺されたのかもしれない、神の試練かもしれないし、エイリアンかもしれない、などなどなどなどなどなどなどなど、次から次へと情報が入ってくるので興味深く最後まで見たがジョンが狂ってんなーぐらいの印象で終わってしまいなんともモヤモヤが残った。

日本公開は11月24日、まともな思考を持つみなさんならきっとこの映画が伝えたいことがわかると思います。

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