映画『ブギーマン(2023)』物語ネタバレ。驚くほど単調で退屈なホラー作品




ダッシュカム監督最新作がっかり低評価ホラー映画『ブギーマン(原題:The Boogeyman)』物語ネタバレ!2023年6月に全米公開された本作はどこかで見たことあるような脚本と展開に視聴が苦痛になる内容でした。

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タイトルの「ブギーマン」とは?

@alessiozaccaria

「ブギーマン」は、英語圏の伝説や民間信仰に登場する存在です。
今でも海外では子供たちに対して「もしいい子でなければブギーマンが来るよ」という脅し文句で寝かしつけの有名なフレーズです。

ブギーマンは一般的に、夜中や暗闇の中で現れ、不良行為をする子供たちをおびき寄せる存在とされています。この伝説はさまざまな形で存在し、地域によっては異なる名前や特徴を持つこともあります。

ブギーマンの歴史や起源ははっきりしていませんが、古い時代から口承や民話で語り継がれてきた都市伝説的な、架空の怪物だと考えられています。この存在は、子供たちが従順になるように脅しや戒めの役割を果たすために使われてきた可能性があります。

現在では、ブギーマンは一般的に子供の想像上の存在やフィクションのキャラクターとして扱われています。絵本や映画などの作品に登場し、恐怖を楽しむ要素や冒険の一環として取り上げられることがあります。一部の文化では、子供たちの行動を規律するための教訓的な役割も果たしています。

ただし、現実世界でブギーマンが実在するかどうかは科学的に証明されておらず、実際の脅威ではありません。

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映画『ブギーマン(2023)』物語ネタバレ

は小さな女の子の寝室だろうか、怪物の唸り声が聞こえる。怪物の声に驚いたのか少女は泣き叫んでいる。怪物は“私はお父さんだよ“と言いながら少女に近づき、少女の鳴き声が大きくなると近くにあった写真立てに血が飛び散る。

母親のカーラ(シャナ・ラポルド)を交通事故で失ったサディ・ハーパー(ソフィー・サッチャー)は学校に向かう準備をしている。サディは妹のソーヤー(ヴィヴィアン・ライラ・ブレア)と、セラピストの父ウィル(クリス・メッシーナ)と三人で暮らしている。

学校に到着したサディは母親の古いドレスを着ています。学校に着くと、友達のベサニー(マディソン・フー)が心配して声をかけてくれる。そこに典型的ないじめっ子のナタリー(マディ・ニコルズ)を中心としたグループ現れ、ナタリーが不適切な発言をしたためサディはナタリーに“ビッチ“と言い返し、ナタリーに突き飛ばされドレスを汚したサディは家に帰るのだった。

レスター一家の見た怪物

セラピストの父ウィルの元に、挙動不審な男レスター・ビリングス(デヴィッド・ダストマルキアン)が訪れウィルに話を聞いてほしいとカウンセリングを求める。レスターの相談は奇妙なもので“見えない存在“に悩まされていたが、当初は否定していたこと、しかし気がついた時には遅すぎて、自分の手で子供たちを殺した。と言うものだった。

サディが帰宅し着替えていると、母のアトリエから物音がする。恐る恐る中に入るとアトリエは荒らされており母の描いた絵がぐちゃぐちゃに汚されていた。奥のから音が聞こえたためドアを開けるとそこにはドアに紐をかけて首を吊っていたレスターの死体がドアにぶつかり物音を立てているのを見つけサディは泣き叫ぶ。

夜になりソーヤーが眠ろうとしていると、部屋から聞こえる音(怪奇現象寄り)に過剰に反応して眠れずにいた。ベッドの下が気になり下を覗くと、下に潜んでいた怪物に驚いた拍子にベッドから落下し怪我をしてしまう。

ハーパー家を父の友人のセラピストのドクター・ウェラー(リサゲイ・ハミルトン)が訪れる。サディとソーヤーの恐怖体験を聞いたウェラーは部屋を暗くして赤いライトを点灯させ、母の死と悲しみから前に進むことの難しさについて話し始める。しかし、点滅する赤いライトの間から怪物が現れソーヤーは失禁してしまう。

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ブギーマン

夜になり、サディはウィルとレスターのセッション内容の録音を黙って聴いていると、レスターもソーヤーと同じく怪物の幻覚に悩まされていることを知る。そして部屋のゴミ箱からノートを見つけ、鉛筆でそれを塗りつぶすとそこには妹を悩ませている同じ怪物のイラストが現れる。この時、突然セッション中にレスターが叫び始めてカウンセリングが中断したことを知る。

サディは学校に向かうと、ベサニーにビレスターの家まで送ってもらう。扉は開いており中に入ると、廃墟になっておりゴミが散乱し、冷蔵庫の中は腐り果て、長い間誰も住んでないようだった。

散策を続けるサディが2階に向かうと、寝室の前にセンサー式のカメラが仕掛けられておりサディの姿が写真に収められる。何が起きているのか自分の写った写真を見ていると陰からレスターの妻リタ(マリン・アイアランド)が現れる。リタの姿は浮浪者のように汚れていて、何かに怯えていた。写真の仕掛けも“怪物“が来たことが分かるための仕掛けらしく、よく見ると周囲には蝋燭が大量に灯されている。電気は頼りにならないらしい。そんなリタにレスターが描いた怪物の絵を見せて、妹も同じものを見たこと、レスターと娘たちが死ぬ前に見たものについてリタに尋ねると、リタやレスター、そして死んだ子供たちはその怪物を“ブギーマン“と呼んでいること、暗闇に潜み、身近な人の声を真似して子供たちをだまして殺すのだと言う。話の最中にリタはサディの裏にいるブギーマンを見たのか、ライフルを乱射する。

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友人にもいじめられる

サディは家に戻ると、ソーヤーがブギーマンの話をするのにイライラしてしまう。サディが部屋に戻る突然黒い何かが彼女の口から侵入される悪夢を見る。部屋の外に出るとウィルは母親カーラの私物を処分すしようとしていた。ウィルにとっては母の記憶が子供達の悪夢の原因だと思っているかれなりの親心のようだ。ウィルから箱を取り返したサディは箱の中の母のライター、赤ちゃんの頃のサディを抱きしめるカーラの映像を見て感傷に耽る。

後日、サニーの提案でナタリーとキャシディ(リアン・ロス)とアン(リオ・サラ・マチャド)をサディの自宅に招待してパーティーすることになるが、根暗なサディとの間に会話が盛り上がることはなく速攻退屈な空気になる、母親の隠し場所から大麻を見つけたためみんなで吸うことにす。そこで母のアトリエを探索することになりナタリーにはめられクローゼットに閉じ込められたサディはブギーマンに襲われる。泣き叫び外に出たサディに対し冗談だと笑うナタリーを平手打ちしたサディに対し、非難するベサニーも押しのけたため険悪な空気となりみんな出ていってしまう。

何故か真っ暗なリビングでゲームをしている妹のソーヤーの前に現れたブギーマンは隠れて泣いているソーヤーを見つけると彼女をテレビに叩きつける。物音を聞いたサディとウィルがソーヤーを病院に連れて行くとソーヤーは無事に目を覚ます。

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エンディングネタバレ

リタから“ブギーマンを殺す方法を見つけた“と連絡が入りリタの家に向かう。しかし、それは狂ったリタの罠で、リタはサディを餌にしてブギーマンを爆薬の罠にはめてぶっ殺そうとしているのだった。サディが現れると早速ブギーマンが現れ、リタの罠にかかり大量の爆薬、そしてショットガンをお見舞いするが仕留め損なってしまう。生きていたブギーマンはリタをぶっ殺すと2階に逃げんだため、その間に家から逃亡する。

ウィルに電話すると退院したソーヤーと家にいるのだという、しかし電話中にウィルはブギーマンに襲われ電話が途切れる。サディが家に戻るとウィルはおらず、隠れていたソーヤーと合流する。

2人で父を探しに地下に降りるとブギーマンが襲いかかってくるがサディは母のライターとヘアスプレーの簡易火炎放射器でブギーマンを燃やし、ソーヤーがブギーマンにライターオイルをぶっかけブギーマンは灰になる。

生き残ったサディ、ソーヤー、ウィルはトラウマから立ち直るために三人でドクター・ウェラーを訪れていた。一家がオフィスと出ようとすると、無人のオフィスからサディを呼ぶ声が聞こえサディがクローゼットに近付くが、ドクター・ウェラーがオフィスに現れたため、サディはクローゼットのドアをそっと閉めて映画は終了する。

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映画『ブギーマン』まとめ:

良い感じに予測可能なクソ映画だった。

母の死、サディいじめられまくり、ひとりぼっちの孤独な妹、無能の父ウィル、気狂いのリタ、1人だけ相談に来たレスター、強いのか弱いのかわからん火に弱いブギーマン。全てが想定内なのに、意味がわからん展開と編集で???と思っているうちに物語がおわる。

これから恐怖シーンがあるよ。が安易に予想でき、予想を上回る期待を裏切ることは一度もなく、一方的にサディたちに襲いかかる不条理、いじめられるシーン、真っ暗なリビングで少女がテレビゲームをやっているシーン。爆薬とショットガンでも死なないモンスターがあっさりホッケースティックとヘアスプレーの火炎放射器であっさり死んでしまったり。クソみたいな脚本と展開にメタスコア55点も納得の内容だった。

日本で公開されたとしてもこれを見るお金は豪華な食事に当てて、ゆったりと配信を待った方が人生において有意義だと思う。

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