映画『13人の命/Thirteen Lives』物語エンディングまでネタバレと感想

ダークナイト以上の高評価、アカデミー賞大本命のアマプラ映画『映画『13人の命/Thirteen Lives』物語エンディングまでネタバレしています。タイで実際に起きた事件をダヴィンチコードのロン・ハワード監督がリアルな極限状態の生存者と救出者の両方を描き世界中から賞賛を浴びる。

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映画『13人の命』あらすじ

2018年6月23日、タイで洪水により地下洞窟に閉じ込められた少年たちとサッカー部のコーチの救出作戦が組まれるが、どう考えても不可能な救出作戦だった。

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映画『13人の命』スタッフキャスト

監督
ロン・ハワード
脚本
ウィリアム・ニコルソン
ドン・マクファーソン
ウィリアム・ニコルソン


キャスト
ヴィゴ・モーテンセン … リック・スタントン
コリン・ファレル… ジョン・ヴォランテン
ジョエル・エドガートン… ハリー・ハリス
トム・ベイトマン… クリス・ジュエル
ポール・グリーソン… ジェイソン・マリンソン
ジラティ … レック
ティラドン・スパパンピニョ…コーチ
パサコン・ホイホン… チャイ
タナタット・スリータ… アーム
ノファン・ブーンヤイ…タネット・ナティスリ
カオクソン・ソラパプ… アアト
スクニラン・スクチャロエン …ポーム
エンサイ オヘアー … デチャ

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映画『13人の命』物語ネタバレ

この物語は実話である。

2018年6月23日、ジュニアサッカーチーム「ワイルドボアーズ」の12人の少年たちとアシスタントコーチのエカフォン・チャンタウォンは、タムルアン洞窟を探検に向かう。ここは自由に出入りができる場所であり彼らは普通に遊びにきただけである。この時13時。

洞窟の中は暗くライトがないので事前に用意した懐中電灯を持って彼らは楽しく探検を続け奥に奥に向かっていたが、その頃地上では大雨が降り始めていたことを彼らは知らない。しかしコーチは引率者として焦らず気をつけてと子どもたちを落ち着かせながら探検を共に楽しむ。

6/23 遭難初日

子供たちが洞窟に入ってから2時間後。

少年チームの子供の両親が子供たちが誰一人誕生日パーティーに来ていなかったため家族間に連絡をして彼らが洞窟に向かったことがわかりみんなで洞窟に向かう。昼は降っていなかった雨のこと、洞窟は雨が降るとすぐに浸水して通行できなくなっていることは有名で、家族たちは心配で洞窟に向かうが、そこには少年たちの自転車が入り口に置き去りになっているのを発見。すぐに救助要請を行う。

タイ海軍のアーノン隊長率いる特殊部隊が到着、洞窟に詳しい住民、洞窟探検家などが集まり救出作戦を開始。潜水装備を準備した海軍の特殊部隊ですら行方不明の少年たちを捜索するために潜水を行うが洞窟の中は激流と鉄砲水で怪我人が続出捜索は一度中断される。

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6/24 2日目

地元ボランティアが集まり洞窟内の水を夜通しで排水活動を行なっている。まだ子供たちが生きているのか死んでいるのかすらもわかっていない状況だ。

バンコクの水道技術のサワットが独断で山と洞窟に詳しい地元農家の許可を得て、山から洞窟に入り込む穴の場所を特定し、これ以上洞窟に水が入らないよう水を外に流す方法を試し始めていた。

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6/27 5日目

地元のアメリカ、オーストラリアなど各国の冒険家たちに救助を要請、英国人洞窟レスキューのプロのリック・スタントン(ヴィゴ・モーテンセン)とジョン・ヴォラントン(コリン・ファレル)が二人は救出を試みる。中に入った二人は驚く、絶え間なく洞窟の上部から滝のように降り注ぎ排水が意味がないように見える程、水の中は急流で汚れ狭く入り組み歩けば楽だったであろう道も冠水していれば話は別、二人は1600m進むために要した時間はなんと3時間40分。道のりは遠い。

洞窟の脇が突然崩れ落ち岩石と鉄砲水に襲われたため一度引き返す。途中排水装置のボランティアの市民を助けながら外に出る。地元の救出チームはボランティアで現れた外国人の二人に対してライバル心を燃やしているようだった。

アメリカ海軍も登場し作戦会議が始まるが、無能な県知事は自身の責任を問われないために危険な作戦は止め、雨が止むまで救出はさせないと断言し皆を落胆させる。

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7/2 10日目

水道技師のサワットは地元市民と協力して山から洞窟に入る水を止める作業を行なっていた。調べにきた県知事にこの作戦には麓の農作物に影響が出ることを伝え、県知事とサワット、村の長と一緒に農民たちに協力を仰ぎ、子供たちの前なら農作物の犠牲は仕方がないと納得してもらう。

県知事の助力のおかげでジョンとリックの二人はついに救出を再開。前回と同じ1600m地点まで3時間50分かけて到達、ここから先は救出チームが初めて入る未踏の地、崩れ落ちた瓦礫や急流との戦いが続き、4キロ離れた場所で少年とコーチ13人全員を発見する。彼らは空腹で疲れ切っていたが、瞑想と空腹と祈りを続け精神を落ち着け生き延びていたのだ。ジョンとリックは彼らの写真を撮りベースに戻る。だが、彼らのいた場所は入り口から2500m、そこにたどり着くためにプロの二人が要した時間は…6時間。

リックとジョンは地元住民から英雄視されるが、二人は生きているとは思っておらず、生きているということは救出も求められるが、彼らは6時間も潜水できる人はいないとこの作戦は絶対に無理だと作戦本部に提言する。

救出作戦をしていたタイ海軍に二人の情報を伝え作戦が始まる。タイの海軍4人チームは無事に子供たちの場所にたどり着き食事を渡す、しかし彼らのいる密閉空間は酸素濃度が低いこと、帰りのエアを残せず戻れたのは4人のうち1人だけだった。予想以上に救出難易度が高く誰もが希望を見出せないでいた。

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7/7 15日目 突拍子もない作戦

救助の準備のために少年たちにウェットスーツを届けようとした元タイ海軍特殊部隊のサマーン・クナンは装備が引っかかりパニックを起こし溺死してしまう。この事故でタイの軍による救出は一時的に中止となってしまう。

リックとジョンはこの絶望的な状況で知恵を振り絞り、少年たちを6時間のダイビングで洞窟から救出するために、ダイバー経験豊富で麻酔科医のハリー(ジョエル・エドガートン)と、サポートダイバーのクリス・ジュエル(トム・ベイトマン)、ジェイソン・マリンソン(ポール・グリーソン)の三人の力を借りて、麻酔によって意識を失わせ”荷物”のように運ぶという突拍子もない作戦を提案する。今まで誰もやったことのない無謀な提案だったが、大臣の許可を得て決行される。ただし、絶対にメディアに口外はするなと伝えられる。

7/8 16日目 4人

サワットたち水抜き部隊は昼夜排水活動を続けている横で新たに加わった三人のダイバー、ジョンとリックは救出作業を開始する。子供たちの場所に到着した彼らは全員にウェットスーツとボンベを装着してから麻酔薬で眠らせ手を縛る。少年1人につき1人のダイバーが、水中で30分おきにそれぞれが麻酔薬を打血ながらそれぞれのメンバーを安全に洞窟から運び出す。1人の救出に要した時間は7時間40分。

7/9 17日目 全員救出

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全員が死にそうだった。何度も危険な状況を全員で潜り抜け13人全員の救出に成功する。ジョン、リックそれぞれが自宅に戻り平穏な日々に戻る。

病院に搬送された子供たちと両親はついに再開する。

エンドロールで

追悼。2018年7月6日に酸素タンクの補給中に亡くなったタイのネイビーシール、サマーン・クナン、後に血液感染症で死亡したもう一人のネイビーシール、ベイルート・パクバラに送られている。

洞窟に入った日に行われるはずだった誕生日パーティーを、少年たちが祝っている。無国籍だったコーチと少年たち3人にタイ国籍が与えられることが明かされる。

サワットたちが行なった洞窟内に水が入るのを防ぐために行った排水作業で田畑に流した水の量は2億5000万リットル、損害をうけた農家には補償がされたとのこと。17カ国5000人以上の人がこの救出作戦に携わったことが伝えられこの映画は終わる。

海外の感想IMDb 7.8/10

8/10
優れたパフォーマンス

ヴィゴーとコリンはまたしても、この業界で最高の存在であることを証明した。ファレルは変身するのがとても上手だが、この作品でも一貫している。この映画は、ドラマのために自由裁量をほとんど取らないが、全体を通して教えられた物語を維持している。
この映画では、ドラマのための自由な発想はほとんどなく、終始教訓的な物語が展開されます。

9/10
人間の危うさ-人間の面白さ

事態の成り行きがわかっているにもかかわらず、ロン・ハワードは『アポロ13』で成功したのと同じトリックをやってのけ、私たちを終始ハラハラさせ続けた。
この映画は、非常に意図的に外界の視点から撮影されている。少年たちのことはほとんどわからず、誰も個人として紹介されることはない。
全編にわたって素晴らしい演技、一流の演出、そして閉所恐怖症の感覚に圧倒されそうになることもある。イーロン・マスクが世間に迷惑をかけたという横やりが入るかと思いきや、そんなことはなかった。これは正しい判断だったのだろう。
いつニュースを見ても、人類の最悪の事態を聞くことができる。でも、たまにはいい話も聞けますね。

さらに「13人の命」海外のリアルな反応評価を見るならこちら

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まとめと感想「徹底してダイバー視点で描いた傑作」

凄い。の一言に尽きる。

丁寧にわかりやすく何が起きたのかを伝えた後、突如登場するヴィゴとコリンの主役二人が登場して彼らの目線でこの救出劇を描いていくのだが、この救出に携わった二人の主観で描き切ることに踏み切ったロン・ハワード監督の手腕が光る。

実際にはどんな救出作戦でどんな人がどんな役割で何が行われたのかはタムルアン洞窟遭難事故の詳細はこちらを見れば分かるのだが、5000人以上の人が関わっているので書こうと思えばもう一本作品が作れるぐらいの情報になるのだが、ハワード監督は余計な情報は徹底的に削ぎ落とし”ダイバー目線だけ”で遭難から救出までを描くことでテンポ良く物語が進み2時間退屈ひとつせずに楽しむことができるのだ。

リアルすぎるシーンで心配になった。リアルな洞窟内の閉鎖感と水の中の息苦しさを感じることができてしまうほどだ。後半ついに死者を出してしまったことで、プロでも死んでしまうという緊迫感がより深まってから本格的な救出が始まるのだが、その時は一緒に呼吸を止めてしまうぐらい緊張してしまった。映画のような麻酔薬を使った救出劇が実際に行われたことにも驚かされたが彼らを運ぶ際に定期的に注射を打つシーン、突然目覚めてしまうシーンなど想定外なことが何度も起きてしまうラスト間際にはもう呼吸困難になりそうなくらい怖かったし緊張した。最高の映像体験をさせてもらった。

でもそりゃそうかアポロ13号の監督だもんな、こういう現場のリアルなシーンを描くために徹底的に研究してから映像化する職人肌の人ということがこの動画で分かっていたので、今回の映画もきっと相当研究した上で作り上げたのだろう。

実際の映像を見てもほとんど同じことが良くわかる。リアルで鳥肌が立つ。

子供たちが全くパニックになることなく瞑想を教えて鼓舞し続けたコーチに拍手を送りたいと思った。国民性なのだろうか、助けにきたダイバーに対してパニックを起こすことなく「ありがとう」と手を合わせたシーンで涙が出そうになった。

ドキュメンタリー風に私達にリアルな現場の緊迫感を体感させながらもエンタメとして楽しませてくれる『13人の命』、今すぐにアマプラで視聴できるので見てほしい。

ただ一つだけ気になったことがある、ネットフリックスがこの同じ遭難事故を題材にした『ケイブ・レスキュー: タイ洞窟必死の救出』をリミテッドシリーズ配信予定ということだ。ロンハワードの見事な映像作品を見た後に、Netflixでは「この遭難事故に関わったすべての人を描いた』作品になっているのでどうしても中弛みしてしまうことが懸念され、更に、この傑作映画「13人の命」と比較されてしまうので見るのが少し躊躇われる。

なんで同じ年に公開するのかなぁ…

Netflix「ケイブ・レスキュー タイ洞窟決死の救出」の公式ページ

と思ったら

ディズニープラスもナショナルジオグラフィックが製作した同じ遭難事故を題材にしたドキュメンタリー作品『ザ・レスキュー タイ洞窟救出の奇跡』を2021年から配信中だったのね・・・。

ちょっとやりすぎだって!

見るけど。

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