アニメ映画【Coonskin】現代にも通用する70年代アニメの魅力を紹介




これ1975年映画なんだぜ?と言っても理解されない程に完成度の高いアメリカ産の大人向けアニメ「Coonskin」の魅力を紹介。なぜ今まで知らなかったのか?と思うほどに美しい女性の描写は現代でも通用するほどに魅惑的。その他70年代を代表する監督ラルフ・バクシの魅力と作品も紹介しています。

そんな方々の疑問やモヤモヤを解消できると思います。

アニメ映画【Coonskin】現代にも通用する70年代アニメの魅力を紹介していきます!

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アニメ映画【Coonskin】とは?

ストリートファイト(1975).jpg
劇場公開当時のポスター。

Coonskinとは一体どんな映画なのか?を適当に紹介してきます。

まずはこの映画の予告編をご覧ください↓

これ、45年前の映画って信じられますか?

女性キャラの描写・・・・可愛くないですか?

私のアメリカのアニメで描かれる女性ってこんな感じをイメージしていました↓

ところがこの予告編で現れた一人の女性の愛らしい動き、表情、動きに一目惚れしてしまったんですよ。ヒロインに一目惚れって風の谷のナウシカ以来ですね。

めちゃ可愛いんですよ。胸の揺れとかかなり凝ってますし作画もかなりのもの。声もいい感じ、何言ってるかわからないけど。

ちなみに彼女の名前は「ミスアメリカ」

金髪・白人・シミそばかす・アメリカの国旗デザイン服。まんまですね。キャプテンアメリカのコスプレしている女性にも見えます。

ちなみに劇中、部下と一緒に売春宿で美人が全裸で出てきてむしゃぶりついていたら、「ダディ?」と警察官の父親と鉢合わせする美女は「マリーゴールド」ちゃん。むっちゃ綺麗な身体を魅せ付けてくれます。彼女のさりげない仕草も可愛くてGOOD。

彼女とミスアメリカの声優さんは同じ「ジェシーウェルズ」さん。ウィキペディアを見るとジェシーウェルズさんは俳優業よりも声優として有名で以下で紹介しますがアニメ映画「ウィザード」での声優としての演技が高く評価されているようです。

coonskinの意味は「イタチの毛皮」とからしいです。

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Coonskinのストーリーは

超ざっくりですがcoonskinの物語は基本的にウサギ・ベア・キツネの珍道中を描いた作品で、もちろん70年代の風刺が効いているのでバリバリ人種差別のある街で「白人を殺す力を与えてくれる」黒人牧師、黒人の革命家、黒人ハーレム、マフィアで人種差別主義者で警察官でゲイの男とのやりとりをサウスパーク並にガッツリ描いています。

劇中に繰り広げられるブラックミュージックと暴力とセックスとドラッグ、そして殺人描写の数々。

そしてミスアメリカは上映時間122分中・・・5分だけ登場します。

しかも物語には直接関わりがなく、閑話休題のタイミングで突然現れてみすぼらしく描かれた黒人をエロティックに誘惑して・・・・・ぶん殴るか殺すというとんでも女性として描写されます。(でもまぁ可愛いのでいいんですよそこは)

もちろん全編英語なのでグーグル翻訳されたウィキペディアを見ながらなんとなく楽しみました↓

ブラザーウサギ、ブラザーベア、と説教フォックスは荷造りを余儀なくされ、銀行の住宅ローン自宅後に南部の設定のままにして変換します男にそれを販売している売春宿。トリオは「すべての黒人男性の故郷」であるハーレムに移動します。彼らが到着すると、ウサギ、クマ、フォックスは、それがすべてではないことに気づきます。

彼らは、「黒人イエス」のいとこであり、彼の信者に「白人を殺す力」を与えていると主張する偽の革命的指導者であるシンプル・セイバーという詐欺師に遭遇します。彼の「教会」での派手なステージパフォーマンスでは、救い主は、ジョン・ウェインの画像によって表される黒い抑圧のシンボルによって残忍にされて行動します、エルビスプレスリー、リチャードニクソン、彼の教区民に「寄付」を求める前に。うさぎと彼の友人たちは、救い主の「革命」が単なる金儲けの詐欺であることにすぐに気づきます。ウサギは寄付金の大部分を公然と盗み、救い主に彼を殺させようとするよう促します。ウサギが殺人者になる可能性のある人をだまして(ブレア・ラビットとブライアー・パッチの話を言い換えると)、彼とベアは救い主を殺します。これにより、ウサギは救い主のラケットを引き継ぐことができ、ハーレムで組織されたすべての犯罪の責任者になることができます。ウサギは、組織犯罪のお金をすべてハーレムに保管するという彼の計画を示しています。しかし、最初に、彼は他のいくつかの敵を取り除く必要があります。救い主の元パートナーは、彼が敵を殺すことができる場合にのみ、彼らが彼に加わることをウサギに伝えます。そうでなければ、彼らは代わりに彼を殺します。

ウサギは最初に、マフィアの人種差別的で同性愛嫌悪の警察官でありバッグマンであるマナガンに立ち向かいます。価値がある)。マナガンは、ウサギが見返りを取っていることを知ると、彼と彼のコホートであるルビーとボビーは、「TheCottontail」と呼ばれるナイトクラブに案内されます。LSD角砂糖が彼の飲み物に落とされる間、黒いストリッパーは彼の気をそらします。マナガンは、彼のスパイクされた飲み物の影響下にある間、典型的に女々しいゲイとの性的な連絡に操縦されます男、そしてマミーの原型を代表する婦人服に押し込まれ、黒い顔で飾られ、クラブの後ろに押し出され、そこで彼はルビーとボビーが死んでいることを発見した。薬漬けから回復している間、彼は狂気の発作でランダムに銃を発砲し、彼の中で死んだ警官の1人を撃った後、到着した警察(銃声が鳴ったことによって呼び出されたか警告された)によって残酷に射殺されました昏迷。[3]

うさぎの最終的な目標は、ゴッドファーザー彼の妻と彼と地下鉄に住んでいるクロスドレッシング、ゲイ(そしておそらく近親相姦)の息子。ウサギを殺すための契約は彼の唯一のまっすぐな息子ソニーに与えられます。ミンストレルショーを代表するブラックフェイスと服装でウサギのナイトクラブの外に到着ステレオタイプでは、SonnyはRabbitを殺そうとしますが、BearはSonnyに数回撃たれるという犠牲を払って、Rabbitを守ります。その後、サニーが車の中で逃げようとすると、壁に衝突してその後の爆発で死ぬ前に、彼はウサギに何度も撃たれました。その後、ウサギは負傷したクマの安全を助けます。ソニーの遺体は火葬されて家に持ち帰られ、そこで母親は灰を泣きます。

彼の回復の間に、ベアはウサギと一緒にいることと新しい犯罪のない生活を始めることの間で引き裂かれます。クマは彼のアドバイスを求めるためにフォックスを探すことにしました。フォックスの新しく買収された売春宿に到着すると、ベアは彼、フォックス、そしてウサギが救い主の部下との戦いの間に出会った少女と「結婚」します。フォックスのアドバイスの下で、ベアはマフィアのボクサーになります。クマの戦いの1つで、ウサギはタールで作られた自分の溶ける模倣を設定します。以下のようMafiososは「で刺すターン取るタールウサギ」、彼らが立ち往生一緒になります。ウサギは彼らの隣に爆弾を残し、それから彼、ベア、フォックス、そして対戦相手のボクサーはそれが爆破するときにボクシングアリーナから飛び出します。

実写の物語は、ランディとパピーがさまざまな白い警官に撃たれながら刑務所から逃げ出したが、なんとか生き生きとさせることで終わります。

劇中の極端な人種差別的は「偏見とステレオタイプに対する攻撃」

ニューヨークタイムズは「前作の大成功を上回るバクシ監督の最高傑作」とCoonskinを評価していますが、やはり過度な黒人描写に対して否定的な意見も多く興行収入的には失敗と言われています(数字は不明)

前作フリッツ・ザ・キャット(詳細は後述)で大人向けアニメが世界的にヒットする受け皿ができたと感じた監督は自分が体験した人種差別の経験に基づいて作成しており、否定的な意見に対して監督は「人種差別主義者の偏見とステレオタイプに対する攻撃である」伝えています。

更に監督のバクシは人種差別以上に否定的で批判的に描いたのは「マフィア」であると言及。ゴッドーファーザーなど当時のマフィアに対する英雄崇拝にうんざりしていたと言っています。

後述していますがラルフバクシ監督自身は人種差別主義者ではないこと、この作品のアニメーターを雇用する際にはアフリカ系アメリカ人や、グラフィティアーティストを積極的に採用してアニメーターになる訓練をしました。

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監督は80年代アニメ界のレジェンド「ラルフ・バクシ」

2009年1月のラルフバクシWikipediaより引用

誰?って方のために説明するとラルフバクシとはラルフバクシ(1938年10月29日生まれ)は、アニメーション映画と実写映画のアメリカ人監督です。1970年代に、彼は独立した大人向けの作品を通じて、主流のアニメーションに代わるものを確立。1972年から2015年の間に、彼は劇場公開された10本の長編映画を監督し、そのうち6本を執筆。

彼は、監督、作家、プロデューサー、アニメーターとして数多くのテレビプロジェクトに携わってきましたが作品を観たほうが速いのでさっくり紹介。

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フリッツ・ザ・キャット(1972)

映画のポスターは、ブーツを履いた金髪の淡いオレンジ色の雌猫と、緑のソファに赤い縞模様のシャツを着た灰色の雄猫の隣に座っている示唆に富む外観の青い縞模様のシャツを示し​​ています。 。 背景は紺色で、映画のキャッチフレーズが上部に大きな白い文字で綴られ、映画のタイトルが下部にあります。
映画公開当時のポスター。手に注目。そりゃX指定になるわいね。


「アニメは子供だけのものじゃない!」

と奮起したラルフ・バクシ監督渾身の作品。

冒涜・暴力・性差別・人種差別・右翼左翼・麻薬を取り扱うアニメーションは初の取り組みだったようでアニメーション保守派にめっちゃくちゃ叩かれました・・・が700万ドルで作った作品ですが収益9000万ドルという超ヒットしたことで、以降のアニメーションの幅を大きく広げた歴史的な作品です。

この予告編この記事に置いて怒られないかな?って程に過激な予告編です。可愛らしい猫・・・と思ったら再び黒いカラスを黒人にしたり、お風呂で4Pしたりとやりたい放題。でも当時の大人達には大いに受けた作品。

今こそリマスター配信したら受けそうですよね。Netflixさんいかがですか?

・ウィザーズ(1977)

ウィザードposter.jpg
劇場公開ポスター。このポスターだとめっちゃ面白そうなんですが・・・。


劇中の過激な装いの妖精の声がジェシーウェルズです。やっぱりこんな役が似合う。肝心の描写は荒く感じますね。

指輪物語(1978)

指輪物語(1978).jpg


この映画で監督バクシの名声が不動のものになったようです。リマスター版なら観てみたいですね。この動きと構図、有名な実写映画ロードオブザリングはこのアニメから色々とパクっているのもよく分かります。

アニメーションは過去作に比べて写実的に。物語は原作の旅の仲間と二つの塔の前半で構成されています。


coonskinでアフリカ系アメリカ人を積極的に採用していたいラルフ・バクシ監督は現在も存命でアメリカで女性アニメーター達の雇用拡大を目標に他のスタジオよりも高い給与を払うなど職場環境の充実させる努力をしているようです。

どこにいってもレジェンドと呼ばれるわけです。

YouTubeで「 Coonskin」が無料で観れます!

まじかよ!って思いますがこれでDVD買う必要な無くなったので安心です。

そしてできればこの記事で試聴してあげてください(この記事の滞在時間が上がるとブログの評価が上がるってことですゴニョゴニョ)

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