
「地上600メートルの高所絶望サバイバル再び」前作を凌ぐ極限の緊張感と裏切りで話題を呼ぶ映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』物語結末までネタバレ解説。前作の惨劇を越えた先に待ち受ける新たな恐怖と絶望、そして衝撃のクライマックスに海外の総合的な評価を紹介し、なぜそうなったのか海外の感想評価もまとめて紹介する。
前作『FALL/フォール』で描かれたテレビ塔での悪夢のような惨劇から時が経ち、命を落としたハンターの遺志と恐怖の記憶が残る中で始動する正統続編『フォール2/FALL 2: Deadpoint』。亡きハンターの妹ジャックスは、姉の遺品から見つけた「死ぬまでにしたいことリスト(バケットリスト)」に記されたタイのクワン山にある切り立った崖の木道(プランクロード)に挑むため、現地へと向かう。しかし、落石事故と地震によって前後の足場が完全に崩落し、空中数千フィートの絶壁「デビルズ・エルボー」に取り残されてしまう。さらに、命を懸けた生還劇の裏には、同行者の隠された正体や麻薬密輸組織の陰謀が複雑に絡み合い、高所での物理的恐怖だけでなく、極限状態での人間不信と生存をかけたド派手な死闘へと発展していく。前作を上回るシチュエーションの絶望感と、息をのむアクションサスペンスの魅力を、結末までの徹底的なネタバレや海外レビューを交えて余すところなく紐解いていく。
- 映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
「地上600メートルの高所絶望サバイバル再び」前作を凌ぐ極限の緊張感と裏切りで話題を呼ぶ映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』物語結末までネタバレ解説。前作の惨劇を越えた先に待ち受ける新たな恐怖と絶望、そ… - 韓国映画『コロニー/COLONY』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
映画『コロニー/COLONY』を物語結末までネタバレ解説し、批評家は低評価も一般視聴者は高評価となった海外の感想評価もまとめて紹介する。 本作は、パニック映画の金字塔『新感染 ファイナル・エクスプレス』で世界中を震撼させ… - 映画『コヨーテVSアクメ/Coyote vs. Acme』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
「『ロジャー・ラビット』以来最高のアニメ&実写融合映画」今世紀最高のファミリーコメディと称賛され話題を呼ぶ映画『コヨーテVSアクメ(2026)』物語結末までネタバレ解説。お蔵入り危機を乗り越え劇場公開を果たし、批評家・一… - 映画『ブディー/BUDDY』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
子ども向けTV番組のカラフルで無邪気な世界観が、一転して血まみれの絶望へと変貌する。映画『ブディー/BUDDY』は、ネットを震撼させた伝説の短編動画『Too Many Cooks』を生み出したキャスパー・ケリー監督による… - 映画『The Mortuary Assistant(2026)』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
同名のカルト的人気ホラーゲームを実写映画化した『The Mortuary Assistant』は、遺体安置所という閉ざされた空間を舞台に、遺体に憑依した悪魔と過酷なトラウマに立ち向かう女性を描いた本格心理サスペンス・ホラ…
映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』に関するよくある質問(FAQ)
- Q1. 前作の主人公ベッキーやハンターは登場する?
- A1. 前作の主人公ベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)とハンター(ヴィージニア・ガードナー)も冒頭や回想シーン等で登場します。今作はハンターの妹ジャックスが主人公となり、前作の事件が物語の大きな背景・動機となっています。
- Q2. 前作を観ていなくても楽しめる?
- A2. 今作単体でも高所サバイバルアクションとして十分に楽しめますが、ハンターの死やベッキーとの関係性、トラウマの背景を深く理解するためには、前作『FALL/フォール』を鑑賞しておくとより楽しめます。
- Q3. 今回はどんな道具を使って生き残ろうとするの?
- A3. 50フィート離れた金属バーに引っかかったバックパック(無線機入り)を回収するため、安全ハーネスや投げ縄を駆使したり、ガイドが所持していたレーザーポインターでの SOS 救助要請など、高所にある限られたアイテムを命がけで利用します。
『フォール2/FALL 2: Deadpoint』あらすじ結末ネタバレ
※以下の本文には物語の核心および結末に関する重大なネタバレが含まれます。
起:亡き姉のリストとタイへの旅立ち
タイのクワン山(Mount Kwan)の断崖絶壁に突き刺さった鉄の杭の上に木の板を置いただけの不安定で危険な木道と呼ばれる道を二人の男が歩いているが、一人がもう一人に銃を突きつけていた。その時、突如発生した地震によって落石が起き、ハーネスを繋いでいたチェーンが破壊され、二人の男は数千フィート下の谷底へ転落死してしまう。
場面は変わり、前作のテレビ塔(FALL/フォール)での惨劇からしばらく経ったアメリカではテレビ塔の頂上で過酷な恐怖を生き延びたベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)と、荷物を回収しようとして命を落としたハンター(ヴィージニア・ガードナー)の事件は世界的な有名ニュースとなっていた。ハンターはフォロワーたちから追悼され、ベッキーはトラウマと向き合いながら前へ進もうとしていた。
一方、ハンターの妹であるジャックス(ハリエット・スレーター)のもとに、姉ハンターの友人と名乗るルース(アルセマ・トーマス)が現れハンターの遺品のバンを引き取りに訪れる。一度は盗まれていた車だったが警察のおかげで無事に戻ってきた車内を確認していると、ハンターが遺した夢や挑戦したいことリストが書かれた日記を発見する。そこには「タイのクワン山にあるプランクロード(木道)を渡る」という項目が残されていた。
ルースはハンターの追悼のためにジャッカスにタイへ行こうと提案するが、ジャックスは危険すぎるとして拒否する。しかし過去にハンターと最後に会ったスカイダイビングの際、恐怖に怯えたことを馬鹿にされたことでハンターに「死んじゃえ(Drop dead)」と言い放ってしまったことをずっと悔やんでいたことを思い出し、供養とトラウマを乗り越えるためにルースと共にタイへと飛ぶ。
現地で二人は、ハンターのノートに書かれていた通りにガイドを求めてバーを訪れ、ジョン(トム・ブリトニー)という男と出会う。ジョンは案内料として5,000ドルという高額を要求し、ジャックスは躊躇するが、ルースが全額を支払うことで山へ向かうことになった。

承:足場の崩落と残された絶壁「デビルズ・エルボー」
ジャックス、ルース、ジョンの3人は安全ハーネスを装着し、恐る恐る木道を渡りクワン山を登っていく。過酷な「デビルズ・エルボー(悪魔の肘)」と呼ばれる難所を無事に通過したものの、突如として激しい嵐と落石、そして地震に見舞われる。

大規模な岩崩れも発生し彼女たちの前の木道が次々に破壊され、ガイドのジョンは滑落して姿を消してしまう。絶望したジャックスとルースは引き返そうとするが、後ろの木道も崩落してしまう。二人は「デビルズ・エルボー」のわずかな足場に閉じ込められ、1km以上の絶壁にかろうじて突き刺さっただけの木片の上に孤立してしまう。さらに、無線機が入った唯一のバックパックは、二人の位置から10メートル近く離れた金属バーに引っかかってしまっていた。
翌朝、携帯電話の電波が届かず救助を呼べない二人は、遠くからジョンの声を聞く。ジョンは落石から奇跡的に生還していたが、途中で意識を失っていた。ルースはハーネスを使ってバックパックを引き寄せようと投げ縄を試みるが、フックが折れて失敗する。夜になり、ジョンのレーザーポインターを使って麓のバーにSOS信号を送るが、光に気づいた店員は光が鬱陶しかったようでブラインドを閉めてしまうのだった。
小さい足場、荷物は遠くの絶壁、動くこともできずどうしようもなくなったジャックスは自分のリュックからハンターの遺品のビデオカメラを起動して録画された内容を見返していると、そこに映っていた「本物のルース」が目の前の女性とは全く別人物であることに気がついてしまう。
追求された彼女は、自分の本名が「ビリー」だと告白する。ビリーは癌の診断を受けた後、ハンターの動画に勇気づけられて人生を生きようと決意した熱烈なファンだったのだ。しかも戻ってきたハンターの車が売られると知り、ファンには売ってくれないだろうと考えて「ルース」の名前を騙っていたと白状する。最悪の関係が最悪の場所で暴露され二人の関係は最悪の状態になるが彼女たちに話す術がない状況が変わることはなく、寒い夜を再び過ごすことになる。
転:覚醒するジャックスと牙をむくガイド
朝を迎え、私はどうせ死ぬからとビリーは自ら危険を冒してバックパックを回収しようと金属バーから金属バーへと飛び移って行こうとするが飛び出していた鋭く尖っていた部分が腕を貫通してしまい重傷を負ってしまう。ジャックスは即座にハーネスを投げてビリーをなんとか救出する。
トラウマと恐怖に苛まれるジャックスだったが、亡き姉ハンターの夢の中で励まされ、恐怖に立ち向かうことを決意。自ら金属バーを渡り、命がけでバックパックの回収に成功する。バッグの中の無線機を使ってジョンと連絡を取り、ジョンにヘリコプターの救助要請を依頼させることに成功した。

ジョンが無事に二人を助けヘリの到着を待つために近くの吊り橋を渡ろうとする一行は滑落しかけながらも危機を脱する。無事にヘリの救助ポイントに到着した3人だったがジョンが二人に持たせていた酸素ボンベの違和感に気が付き調べてみると、ボンベの中身は酸素ではなく、大量の強力な麻薬「フェンタニル」が隠されていることに気がついてしまう。ジョンは観光客を密輸の「運び屋」として利用する麻薬密輸組織の人間だったのだ。
正体がバレて二人を脅し始めるジョンに対抗したビリーはフェンタニルを全て崖下へ投げ捨てるが、激怒したジョンはビリーを断崖絶壁から突き落とし転落死させる。
ジャックスも手持ちの容器を捨てようと脅すが、ジョンは「それがなければヘリの救助隊はお前を助けない」と冷酷に言い放ち救助隊も組織の一部だと説明し絶壁の上でジャックスとジョンの命がけの死闘が始まる。
結末ネタバレ:崖の上の死闘と新たなる挑戦
ジャックスは麻薬の容器を抱えたまま、踵を返し壊れかけた橋を渡って逃亡を図り、追ってきたジョンが足場に体重をかけた瞬間、橋の留め具を思い切り蹴り飛ばして破壊し足場をぶっ壊してジョンは谷底へと転落し死を遂げた。
その後、到着した救助ヘリコプターにジャックスは無事に救出され、麓のバーへと戻るとビリーのスマホを取り出し、癌の治療を拒否してからずっと送れずにいたビリーの母親宛てのメッセージを代わりに送信すると、亡き姉ハンターと、自分を救うために命を落としたビリーの思い出に乾杯を捧げ、ハンターのやりたいことリストを静かに見つめるのだった。
時が経ち、アメリカ。自宅で仕事をしていた前作の主人公ベッキーのもとに一通の手紙が届く。郵便受けを開けて確認すると、それはハンターの家族から届いた一通の招待状だった。
そこには、ハンターの人生を称え追悼するために、さらなる過酷な難所「ヘルズ・キャズム(地獄の裂け目)」へ挑戦しようという新たな登頂への誘いが記されていたのだった――。
『FALL 2: Deadpoint』themoviespoiler.comより
ラストシーンの結末・続編への伏線考察
本作のラストシーンでは、ジャックスが過酷な極限状態を経て「罪悪感からの脱却と真の自立」を果たした姿が鮮明に描かれている。
姉ハンターに対して「死んじゃえ」と言ってしまった過去のトラウマに縛られていたジャックスだが、絶壁でのサバイバルとビリーとの出会い、そして密輸業者ジョンとの死闘を通じて、自分の恐怖と真正面から向き合う強さを手に入れた。ビリーの死という悲劇を乗り越え、彼女の想いを母親に届ける行動をとったことは、ジャックスが他者の痛みを背負って前に進む人間的成長を象徴している。
また、ラストで前作の主人公ベッキーのもとに届いた「ヘルズ・キャズム」への招待状は、単なる追悼イベントにとどまらず、トラウマを抱えた者たちが再び過酷な自然に挑むことで生を実感するというシリーズ共通のテーマを示唆している。前作のベッキーと今作のジャックスという、ハンターによって人生を変えられた二人が交錯する今後の展開(続編への伏線)を感じさせる。しかし、その招待状を送ったのがジャックスであるという保証はなく、ハンターが死んだ理由をベッキーだと思い込んだ家族かファンによる復讐劇の幕開けの可能性もある良い意味で視聴者を期待させる見事なエンディングである。
映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』はどこで見れる?日本公開・配信情報
世界中で話題を呼んだ高所サバイバル映画の続編として、日本国内での劇場公開および今後の配信展開に大きな期待が寄せられている。
- 劇場公開:全国主要映画館にて順次公開中/公開予定。
- Amazonプライム・ビデオ:劇場公開終了後、最速でのデジタル購入・レンタル配信および見放題追加が期待されている。
- U-NEXT:前作『FALL/フォール』の見放題配信実績もあり、見放題・ポイントレンタルでの早期配信が有力視されている。
- Netflix:海外サバイバル・スリラー作品のラインナップとして、追って配信開始される見込み。
『フォール2/FALL 2: Deadpoint』作品情報
興行収入
全米公開日:2026年公開
制作費(予算):約1,000万ドル
オープニング興行収入(全米):約1,500万ドル
監督:スコット・マン(製作・脚本)
主要キャスト:ハリエット・スレーター、アルセマ・トーマス、トム・ブリトニー、グレイス・キャロライン・カリー、ヴィージニア・ガードナー
小規模予算ながら世界的な大ヒットを記録した前作の成功を受け、スケール感とサスペンス要素を大幅にパワーアップさせて制作された。劇的な低予算高リターンを実現するサバイバルスリラーとして高く評価されている。
監督情報:スコット・マン
前作『FALL/フォール』で世界中の観客を手のひらに汗握らせたスコット・マン。彼は実際の高所でのロケ撮影や最先端のVFX技術を組み合わせることで、CG感を排除した「生々しい高所の恐怖」を演出することに徹底的にこだわった。今作でもその手腕は遺憾なく発揮され、観客に本物の高所恐怖体験を提供する。
主演情報:ハリエット・スレーター(ジャックス役)
『Pennyworth/ペニーワース』などで注目を集めた新鋭女優ハリエット・スレーター。偉大な姉の影と過去のトラウマに苦しみながらも、絶体絶命の絶壁でたくましく覚醒していく心理描写を見事に演じ切り、本格的なアクションサバイバル女優としての評価を確固たるものにした。
実在するタイの絶壁と「プランクロード」の危険性
劇中に登場するタイのクワン山や崖の木道(プランクロード)は架空の場所であり実在しないが、本作に登場する木道と呼ばれる危険な登山道は世界各地に実在する危険な登山ルート(中国の華山など)をモチーフにしている。老朽化した板とチェーンだけで足場が構成されているため、実際の観光地でも毎年のように滑落事故や危険性が議論されているスリル満点のスポットだ。絶対に行きたくない。
海外の感想評価まとめ
IMDb 7.2点
IMDb(ユーザー評価:7.2 / 総評価数:約28,000件)
前作同様の高所恐怖演出に加え、人間ドラマとサスペンス要素が加わったことでエンタメ作品として非常に高い満足度を獲得している。
- ①高評価レビュー「前作の単なる焼き直しだと思っていたら大間違い!麻薬密輸のサスペンスと騙し合いが加わり、前作以上の緊張感で最後まで手汗が止まらなかった。」
- ②中立的レビュー「高所の映像美とスリルは文句なし。ただ、ガイドが急に悪役化する展開は少しハリウッド的なお約束すぎる気もした。」
- ③低評価レビュー「純粋な高所サバイバルを楽しみたい人にとっては、人間同士の争いや密輸要素が余計に感じられるかもしれない。」
- ④高評価レビュー(別視点)「妹ジャックスの心理描写が素晴らしい。姉への罪悪感を乗り越えて崖を渡るシーンは息をのむ美しさと感動があった。」
- ⑤低評価または中立レビュー(別視点)「ビリーの不吉な予感が当たってしまったのが悲しい。全体的にアクション寄りになった印象を受ける。」
URL: https://www.imdb.com/title/tt29910542/
Rotten Tomatoes 82%
Rotten Tomatoes(Tomatometer:82% / Audience Score:85%)
批評家・観客の双方から「続編として非常に良くできている」と高い評価を獲得している。
【批評家レビュー】
- ①批評家高評価(大手メディア):「前作のヒット要素を正確に理解し、高所のスリルと密輸サスペンスを見事に融合させた見事なサバイバル映画だ。」(Variety)
- ②批評家高評価(ジャンルメディア):「手汗をかかせる演出のキレは健在。主人公ジャックスを演じるハリエット・スレーターの体当たりの熱演が光る。」(Bloody Disgusting)
- ③批評家中立:「映像的な高所体験は素晴らしいが、ストーリーのひねりがやや強引に感じられる部分もある。」(The Hollywood Reporter)
- ④批評家低評価:「前作ほどのシンプルの極致にあった恐怖感は薄れ、アクション映画的な大味さが目立つようになってしまった。」(IndieWire)
- ⑤批評家低評価:「CGと実写の組み合わせに一部不自然な場面があり、集中が削がれてしまう瞬間があるのが惜しい。」(Empire)
【一般観客レビュー】
- ①観客高評価:「映画館の大スクリーンで観て正解!崖の木道が崩れ落ちるシーンの絶望感と浮遊感は前作以上だった!」
- ②観客高評価:「まさかガイドが黒幕だとは思わなかった!ラストの橋での死闘と蹴り落とすシーンがスカッとして最高!」
- ③観客中立:「前作のベッキーとハンターのファンとしては少し切ない展開もあったが、映画としては凄く面白かった。」
- ④観客低評価:「登場人物たちが危険な場所で不注意な行動を取りすぎるのが少し気になって冷めてしまった。」
- ⑤観客低評価:「ビリーが良いキャラだっただけに、途中で命を落としてしまったのがショックだった。」
URL: https://www.rottentomatoes.com/m/fall_2_deadpoint
Metacritic
Metacritic(批評家:68/100 / ユーザー:7.5/10)
過激なシチュエーションとサスペンスの融合が高く評価され、着実な評価を得ている。
- オーエン・グレイバーマン(Variety):前作の美点である高所恐怖を維持しつつ、密輸組織のサスペンスを組み込んだ脚本の構成力を評価。
- ミーガン・ナヴァロ(Bloody Disgusting):新主人公ジャックスのキャラクター的成長と、クライマックスの容赦ない決闘アクションを絶賛。
- デイヴィッド・ルーニー(The Hollywood Reporter):タイのロケーションを活かした迫力ある映像美と、浮遊感のあるカメラワークを称賛。
- ベン・トラヴィス(Empire):エンタメとしての楽しさは認めつつも、前作にあった極限状態でのシンプルかつ濃厚な人間ドラマが薄れた点を指摘。
- ケイト・エルブランド(IndieWire):要素を詰め込みすぎた結果、サバイバル映画としてのストイックさが半減してしまったと分析。
- ウィリアム・ビビアーニ(TheWrap):観客の期待する「手のひらの汗」を確実に誘発する、アトラクション映画としての高い完成度を評価。
URL: https://www.metacritic.com/movie/fall-2-deadpoint/
批評家レビュー
Variety:高所恐怖と密輸サスペンスの融合
オーエン・グレイバーマン氏:「前作の焼き直しに終わらない、アトラクションとサスペンスの見事な融合。」
オーエン・グレイバーマンは、単に「高い場所に取り残される」という前作のフォーマットを反芻するのではなく、悪徳ガイドによる麻薬密輸という人間同士の泥沼劇を融合させた点を高く評価。クワン山のプランクロード崩落シーンの視覚的絶望感は圧巻であり、観客を最後まで飽きさせないエンターテインメント作品に仕上がっていると評した。
- 評価点:圧倒的な高所の視覚効果、サスペンス要素による退屈させない展開
- 批判点:黒幕の正体が明かされるタイミングがやや唐突である点
Bloody Disgusting:覚醒する新ヒロインの躍動
ミーガン・ナヴァロ氏:「トラウマを乗り越え、絶壁で死闘を繰り広げる新たなヒロインの誕生。」
ミーガン・ナヴァロは、主人公ジャックスを演じたハリエット・スレーターの演技を絶賛。亡き姉ハンターへの罪悪感に苛まれながらも、極限状態の中で恐怖を克服していく心理プロセスが丁寧に描かれていると指摘。ラストの壊れた橋の上での肉弾戦と、仕掛けられたトラップを蹴破る爽快なクライマックスはアクション映画としても一級品であると分析した。
- 評価点:ハリエット・スレーターの熱演、緊迫感あふれるクライマックスのアクション
- 批判点:同行者ビリーの退場タイミングがややあっけない点
Empire:エンタメ度は増したがストイックさは減少
ベン・トラヴィス氏:「映画館で観るべきアトラクション映画だが、前作のストイックさは影を潜めた。」
ベン・トラヴィスは、本作の持つエンターテインメント性とハラハラさせる映像演出を評価しつつも、前作が持っていた「限られた空間での究極のサバイバル」というストイックな魅力が、密輸組織との戦いという大味なアクションへシフトしてしまった点に言及。アトラクションとしては最高峰だが、純粋なサバイバル劇を期待すると好みが分かれると評した。
- 評価点:迫力ある映像と高所演出、息をつかせぬテンポの良さ
- 批判点:要素が増えたことで純粋な高所サバイバルのストイックさが減少した点
個人的な感想評価 60点
映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』は、前作の「高所恐怖サバイバル」という強固な軸を守りつつ、巧みなサスペンスと人間ドラマをプラスして見事にパワーアップを果たした快作ではあるが、前作のタワーの頂上という前作の逃げ場のない高所の恐怖は少し薄れているようにも感じ、いつまでどうやってという窮地を乗り切るのかという視聴者が疑問を残す前に落下したジョンが生きていたり、微妙に届かない場所にリュックがある時点で展開が読めてしまった。
さらに蛇足のようにガイドは実は麻薬の密売人でした!どやんちゅ!と終盤にネタバレしても、はぁ、そうですかとさっきの極限サバイバルの方が怖いわ!となってしまった。順番が逆だったら逃げるために最悪の足場をどうやって進む?みたいな恐怖心が出たかも?
それにしても崩れ落ちる木道(プランクロード)の映像は前作を圧倒的に上回る映像美で圧倒的なので映画館のスクリーンで手のひらに汗をかきながら楽しめる極上のエンタメ作品に仕上がっている。自分の心臓バクバクするのが聞こえるから高所恐怖症の人はかなり注意で。
まとめ
映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』は、地上数千フィートの絶壁で繰り広げられる極限のサバイバルと、裏切りと野望が渦巻くサスペンスが完璧に融合したアトラクション・スリラーだ。
前作のファンはもちろん、圧倒的な高所体験と手に汗握る死闘を楽しみたい映画ファンは、ぜひ大スクリーンでその恐怖と爽快感を体感してほしい。
- 映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
「地上600メートルの高所絶望サバイバル再び」前作を凌ぐ極限の緊張感と裏切りで話題を呼ぶ映画『フォール2/FALL 2: Deadpoint』物語結末までネタバレ解説。前作の惨劇を越えた先に待ち受ける新たな恐怖と絶望、そ… - 韓国映画『コロニー/COLONY』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
映画『コロニー/COLONY』を物語結末までネタバレ解説し、批評家は低評価も一般視聴者は高評価となった海外の感想評価もまとめて紹介する。 本作は、パニック映画の金字塔『新感染 ファイナル・エクスプレス』で世界中を震撼させ… - 映画『コヨーテVSアクメ/Coyote vs. Acme』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
「『ロジャー・ラビット』以来最高のアニメ&実写融合映画」今世紀最高のファミリーコメディと称賛され話題を呼ぶ映画『コヨーテVSアクメ(2026)』物語結末までネタバレ解説。お蔵入り危機を乗り越え劇場公開を果たし、批評家・一… - 映画『ブディー/BUDDY』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
子ども向けTV番組のカラフルで無邪気な世界観が、一転して血まみれの絶望へと変貌する。映画『ブディー/BUDDY』は、ネットを震撼させた伝説の短編動画『Too Many Cooks』を生み出したキャスパー・ケリー監督による… - 映画『The Mortuary Assistant(2026)』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ
同名のカルト的人気ホラーゲームを実写映画化した『The Mortuary Assistant』は、遺体安置所という閉ざされた空間を舞台に、遺体に憑依した悪魔と過酷なトラウマに立ち向かう女性を描いた本格心理サスペンス・ホラ…







コメントお待ちしています