Netflixオリジナル「ユピテルとイオ」実写版ナウシカ?あらすじと感想

突如地球が人間に牙を剥いた。大気成分の変化によってほとんどの生物が死滅した地球に残り生命存続の鍵を探し続ける女性。実写版ナウシカのような冒頭。気球で現れた男性。4日後に地球を飛び立つシャトル。酸素は残りわずか。ユピテルとイオの意味とは?

2019年1月に配信されたNetflixオリジナル最新映画「ユピテルとイオ 地球上最後の女」を視聴した感想とあらすじを紹介していきます。

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あらすじ

滅びゆく地球に残り、生存への僅かな希望を模索し続ける若き女性科学者。だが宇宙行きシャトルの発射場へと急ぐ男と出会ったことで、その決意が揺らぎ始める。


Netflix公式hp「ユピテルとイオ」地球上最後の少女」のあらすじ全文より引用
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あらすじ(中盤までネタバレ)

淀んだ大気に包まれた廃墟と化し生物の気配がしない街の中で探索を続ける女性研究者サム。不意にライターで火をつけると通常のオレンジ色とは違い紫色にゆらめいている。大気が汚染されている証拠のようです。

地下の淀んだ水の中から虫を発見します。どうやらこの地球の汚染された大気では生物は全て死滅しているので、「虫」とはいえ「この大気内で生存している」ということは大気に耐性を持つ進化した新種であるようです。途中アラームが鳴り血相を変えて酸素ボンベを交換します。この世界では酸素が貴重のようです。

4輪バギーに乗り向かった先は雲より標高の高い位置にある研究所です。研究所の入り口にあるランプの炎は通常の色なのでここは空気が汚染されていないようです。

サムは先程採取した成果を地球を脱出した恋人である「イーロン」に向けてメッセージを送ります。メッセージのやり取りから以下のことが分かります。

汚染された大気の水を使いハチの適応を調べますが、即座に地面に落ちて死んでしまいました。サムのメモノートを見る限り何度も実験を行なっていることが分かります。こっそりと汚染された液体を身体に付着させて自ら人体実験を行っているシーンが。

落胆している間に届いたイーロンからのメッセージには衝撃的な内容が書かれていました。

衝撃的な内容ですがサムは顔色を変えずに読み上げていることから、既に知っていながらも、この研究のために自ら地球に残り、最後まで研究を全うさせようとしていることがわかります。

サムはショパンのノクターン第2番を聴きながら巨大な望遠鏡を恋人がいる惑星「イオ」に向けます。イーロンのことを思っているのでしょうか。

朝になりイーロンからのメッセージが。

「到着に10年かかる惑星探索に志望し・・・」急にpcの調子が悪くなったのでサムは廃墟の街に出かけますが、急な嵐が迫ってきていることに気がつき急いで基地に戻ります。

雷鳴を轟かせながら迫る雷雨。基地のランプは紫色です。大気が綺麗だったため密封していなかった研究所は汚染された空気に包まれて今までの研究データや父の育ててきた大事な研究の要の「蜂」も全滅してしまいます。

寝ぼけながらマスクを外すサム。大気が汚染されていたら死んでいるところですが。どうやら問題ないようです。

基地のランプはオレンジ色です。どうやら汚染された空気は雲と共に移動していると考えられます。絶望したサムはイーロンにメッセージを送ります。

そこに気球に乗って「博士に会いにきた」男性と出会います。男性の目的は博士と出会うことですがサムは「博士は標本を取りに行ったきり帰ってこないこと、場所も知らないこと」を伝えますが男性は「待つ」と一言。

サムは大量の新鮮な野菜を取り出します。男性は驚いた顔。この地球ではありえないもののようです。男性との会話で以下のことが分かります。

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ユピテルとイオの意味と絵画について

タイトルの「ユピテルとイオ」ユピテルとは木星・イオは物語に出てくる惑星の意味と思っていたが。実際には物語後半のサムの心境の変化に大きな影響を及ぼしてしまう絵画のタイトルのことであった。

作者:コレッジョの最高傑作と言われている
「イオ(ユピテルの愛の物語)」

劇中にも出てくるこの絵画のタイトルが「イオ(ユピテルの愛の物語)」であり別名「ユピテルとイオ」とも呼ばれています。

イオとは中央の女性のことで、ローマ神話でアルゴス王とユナに仕える巫女メリアの娘です。

ユピテルとはイオの裸体を抱擁しキスをしている(よく見ると確かに顔がある)黒い雲のような姿に変えたローマ神話の主神です。

ユピテルはローマ神話の主神でありながら多くの女神や人間の女性と交わり子沢山で遊び人で、この絵画で妻の目を盗んで雲の姿に変えてイオを誘惑しています。

ちなみにオチとしては結局奥さんのユノが天上から見ていたことに気がついたユピテルはイオを牝牛に変えて誤魔化そうとしますが、ユノにイオが化けた牝牛を自分のものにされ、いじめられまくって世界中を逃げ回る羽目になるという…イオの人権を無視した神々の一悶着のお話です。

では、この物語と映画のタイトルとの相違点は何でしょうか?

私には理解できませんでした。すみません。

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感想・評価 ネタバレ 視聴後に読む事推奨

色々と薄くて浅い作品。

冒頭の実写版ナウシカのようなシーンは最初と最後だけ。

SF好きで、神話と絵画に詳しい知性のある映画人向けのSF映画です。

私のようなアクション映画好きには「?」と思ってしまう内容でした。

結局最初から最後まで主人公サムと急に現れたマイカの会話で構成されており現時点での地球のことはほとんどマイカ自身で見聞きした「生物は見ていない」程度の説明のみ。

地球上最後の少女って?サムのことだったの?ごめんなさいタイトルの「ユピテル」ってなんだったの?母親の死因がどうとか勘ぐられたシーンいる?生き残ったハチって研究を証明する生物が生き残る鍵レベルの凄い事なんじゃないの?シャトル発射するぐらいの人口と資源がまだあるんだ?

恋人のイーロンは新世界惑星調査団に応募したよ!頑張るよ!からの、、、次に送られてくる文面からは他に選択肢はなかったという後悔の念が見えるメッセージ。惑星イオは新天地として相応しい土地ではなかったのか?

…?などなど視聴者を置いてけぼりにして、「あとは視聴者の想像力に任せます」と言った感じです。

そして究極の置いてけぼりシーン。

念願叶って美術館に行き「後半の「レダと白鳥」という絵画の意味を知り何かを悟ったサム。やっぱり地球に残るんだってマスクを外しちゃうシーン」

「地球は再生する」「希望はある、人類頑張れ」などと言い続けた博士は成果が出ないことに絶望し「死」に逃げ、博士の言葉を信じて地球に残った人たちは次々と死んだ事。

希望はないけど、成果も出ないけど、父も諦めろと言った研究を続けているサムが悲しすぎる。うまれたときから大気汚染と地球滅亡が始まっていた中で父の言葉を信じ続けていたため研究以外ににすがるものがものがなかったのだろう。そして全てを諦め投げ出して地球を去ろうとする自身をを許すことができない彼女が選んだ道が「地球に残るという事。」

研究の成果を信じて、というよりは後半のマイカの絵画の説明を自身で解釈して夢に出てくる浜辺のマスクなしでただずむ自身の姿を信じて。

って最後は奇跡と神頼みという始末。

ラストの免疫が出来たと思われるサムと子供と二人で浜辺でマスクなしで佇む姿。

妄想か?現実か?

靄がひどく見えるのは足元の砂浜のみ。空気が汚れているように見えるので地球は汚染されたままなのか。。。

って結局何の解決にもなっていないという。二人だけで近親相姦を繰り返す訳にはいかないだろうしなぁ、なんだかなぁ。。

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Netflixオリジナル「ユピテルとイオ」実写版ナウシカ?あらすじと感想 まとめ

冒頭の実写版ナウシカのようなワクワク感はこの先にどんな試練があるのか?この人間を拒み始めた地球にはどんな怪物が出てくるのか?あの黒人男性は悪者か?行方不明の博士はどう出てくるのか?惑星イオってどんな場所なのだろうか?

ってワクワク感を一気にぶち壊してくれるような「静かな映画」でした。

現時点Netflixオリジナル作品で面白い映画ってドキュメンタリーだけですね。特にSFものは全て失敗してますね。ブライトとかナタリーポートマンのとか、そういえば

何でNetflixは似たような映画ばかり撮るんでしょうか?

同じNetflixオリジナル作品の駄作と評されまくったサム・ワーシントンの「タイタン」と話がにてますね。この物語も地球が滅亡する前に木星移住に向けて人体実験される人たちのお話で、結局タイタンに向かう前の準備段階で物語は終わってしまうという。タイトルで期待させただけでした。

なんだかなぁ。

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