バーシティ・ブルース作戦裏口入学スキャンダル:感想評価「富裕層は生まれつき勝ち組ってだけ」

「手口は勉強になるが富裕層が無双する胸糞オチ」

Netflixオリジナルドキュメンタリー作品「バーシティ・ブルース作戦裏口入学スキャンダル」の感想評価。
今作は2019年アメリカの名門大学に俳優、企業家など超富裕層の”子供たち”はどうやって不正入学できたのか?その手口、動機から不正入学の中心人物である「リックシンガー」の巧みな話術から半生、そして現在までの全てが詳細に映された作品になっています。

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バーシティ・ブルース作戦裏口入学スキャンダル感想評価

アメリカでは超話題になったようですが、日本ではいまいち報道が加熱しなかった裏口入学の手口がすべて網羅されている点は見事。なのですが、、、やはり日本では馴染みの薄い内容だったせいかいまいち最後まで楽しめなかったのが本音。

不正入学の手口を知れたのは良かった

日本にいても聞いたことのある有名大学の裏口入学のお話。

でも今回は「通用口入学」のお話。

裏口入学は作中の言葉を借りると大学に直接50億程度の寄付をすることによって入学する可能性が高まるってだけで保証はない。

それに対して「通用口入学」はリックシンガーの入試対策企業に数千万円支払うだけで大学のコーチ陣に直接推薦してもらう為、確実に入学ができるのだ。

そこに噂を聞きつけた超富裕層な親が飛びつく。

まず視聴して驚いたのは普通にアメリカの大学は「裏口入学」は実在して多額の寄付金が必要で保証がないことが公然の秘密であること、そして「通用口入学」は、バスケやフットボールなどの有名スポーツではなく、スポーツやラクロス、水球などのマイナースポーツのコーチ陣を買収して「スポーツ経験のない子供を推薦枠で確実に入試させる」という手口な点は素直に感心した。

手口は更に巧みで、みんなと一緒のセンター入試では不正ができないので「買収済みのカウンセラーによって「学習障害」と診断してもらえれば、買収済みの入試監督官と一緒に入試に挑むことができる為、子供がどんな答案用紙を出そうともその入試監督官が普通にスラスラと答案を書いて提出するという見事な作戦。

そこまで買収済みか・・・と驚かされるが首謀者のリックシンガーは富裕層から27億円ものお金を賄賂で受け取っているので入試監督官に一試験の答案用紙改竄で100万円手渡す程度のことはうまい棒買うぐらいの感覚なのだろう。

こんな感じで超富裕層の馬鹿親がいかに子供を有名大学に入れたいか?どうすればいいのか?どんな協力がいるのか?いくら支払えばいいのか?運動経験がないのに体育推薦は大丈夫か?入学後に体育せずに住むにはどうすればいい?子供には不正は知られたくないんだ!という親もいれば、子供には素直に伝えほくそ笑む子供もいる。

ここら辺は観て「すげぇこと考えつくなこのリックって奴は。」と「富裕層はなんでもできるんだなすげぇ」というドキュメンタリーならではの私が知らない世界をFBI資料を基に作られた再現ビデオで楽しむことができる。

でも残念な点がある。

それはこの事件は終わっていないということ。

この首謀者リックは罪を認めているが刑務所入りはしていないし、超富裕層たちは賄賂送って禁固刑を言い渡されるも保釈金払って速攻とんずら済み。

観終わった後の不快感がひどい。

とりあえずアメリカってクソだなって話。

ドキュメンタリー作品としては「それでいいの?」って内容だ。(ドキュメンタリーだから真実をありのままに映し出す点では正解かも知れないが、救いがなさすぎるということだ)

結局のところこの作品では

「通用口入学の手口はこんなだったよ!」

「リックって奴はひどいね」

「コーチ陣はひどいね」

「でもお金持ちの親は保釈済みだよ」

「子供たち?知らないよ?」

終わり。

なのだ。

は?

ふざけんな。

オチが富裕層はどう足掻いても勝ち組って終わらせ方はどうなんだ?誰も納得できないだろう。

これがアメリカです(ドヤァ)

されてもね。

久々にダメなドキュメンタリーを観た。

少し気になった程度で観てはダメだ。

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富裕層は逮捕されても勝ち組なオチにガッカリ

結局一番痛い目にあったのは不正入学を斡旋したコーチだけ。というのがね。もちろん金もらって不正、違法行為をしているのだから当たり前だが、彼らは罪を認めた途端に今まで築き上げたブランドがチリになってしまい二度とコーチとしての仕事は望めなそうだ。(その中でも一番質が悪そうな大学とコーチの中間にあたるリックシンガーから毎月200万貰っていた女は罪を認めていないっていうね)

不正入学が起訴された超富裕層の人たちは平均「半年程度」の禁固刑で終わっている点。腑に落ちない。世の中の富裕層はこの半年程度の禁固刑も一億円の保釈金払って速攻保釈完了。(詳細はBBC記事、こちらを参照

罰金ではなく禁固刑だけだからうちに帰ればとんでも預金は安全に保管されているので、成功者の彼らにとって禁固刑はちょっとしたバカンス程度になるんだろうか、犯罪者のレッテルが貼られても「だから?」って普通に生活できるんだろうな。。。。

結局のところ、

富裕層の親は罪を認めたり認められなかったり書かれていたけど、不正入試してしまった子供たちはどうなったのか一切書かれていないのも疑問。「わかった上で不正入試に臨んだ奴もいれば、親が勝手にやったのもいる」でも一切それ以上追求しないのは何故だろうか。

なんだか救いのないドキュメンタリーで胸糞が悪くなるだけだった。

金持っていれば無敵。

それがアメリカ。

この作品を観て私たちは

何を思えれば良かったのか?

最後に付け足したかのような慰めの言葉が入る

「アメリカには3000もの大学がある、可能性は無限です」

「悪いのは親なんです」

あっそう。

最近Netflixのドキュメンタリー作品はずれ続き。

ノートリアスBIGの半生でもみるか、いや、アマプラのTHE BOYSのシーズン2か・・・。

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