映画『アザー・マミー/Other Mommy』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ

名女優ジェシカ・チャステインが主演を務め、幼い少女の純粋な心を狙う恐ろしい悪霊(悪魔)との攻防を描いたオカルト・ホラー映画『アザー・マミー/Other Mommy』は予告編のあまりの怖さに話題とはなったが、実際に公開された直後から大不評の嵐となった。豪華キャスト陣の起用や話題性とは裏腹に、本作は全米公開直後から海外の映画批評サイトや映画ファンの間で記録的な低評価・酷評を受ける事態となり、ある意味で大きな話題を呼ぶこととなった。

物語は、平穏に見える3人家族の家庭内に潜む歪みと、クローゼットの奥から少女に語りかける不気味な存在「もう一人のママ(アザー・マミー)」の恐怖を中心に展開する。幾度となく繰り返される凄惨な怪異、除霊チームの全滅、そして家族が隠し続けてきた衝撃の過去の暴露。なぜ本作はこれほどまでに海外で酷評されてしまったのか。その具体的なキーワードや批評家の指摘を含め、物語の結末まで手厚くネタバレ解説していく。

映画『アザー・マミー/Other Mommy』に関するよくある質問(FAQ)

本編のネタバレ解説に入る前に、本作の概要や海外で議論を呼んでいるポイントをQ&A形式で整理した。

  • Q1. 映画『アザー・マミー/Other Mommy』の正体は何ですか?
    • A1. 少女ベラの純粋な心を奪って実体のある肉体を手に入れようと画策する、精神侵食型の邪悪な悪魔である。
  • Q2. アクションやショック描写の過激さはどの程度ですか?
    • A2. 人体の捻転、浮遊、顔面からの突き抜け、身体の爆散、肉体溶解など、視覚的にかなりグロテスクなR指定級のショック描写が含まれている。
  • Q3. 海外の評判はどうですか?
    • A3. 海外の映画レビューサイトでは非常に厳しい評価(酷評)を受けており、特に脚本の支離滅裂さやホラー演出の迷走が批判の対象となっている。
  • Q4. タイトルの意味は?
    • A4. 「Other Mommy(もう一人のママ)」を意味し、実の母親との距離感に悩む少女の心の隙間に付け込んで母親の姿を模す悪魔の欺瞞を象徴している。

『アザー・マミー/Other Mommy』あらすじ結末ネタバレ

※以下の本文には物語の核心および結末に関する重大なネタバレが含まれる。

母親との関係に違和感を抱く少女のもとに現れた恐怖の存在と、追いつめられた家族が辿り着く凄惨な現実、そして衝撃の結末を詳細に記述する。

【起】クローゼットの光と狂った料理

マーティン家は、父ラッセル、母アーシュラ、そして幼い娘イザベラ(愛称ベラ)の3人家族でラッセルもアーシュラも子煩悩で家族仲は良いが、アーシェラが働きラッセルは主夫としての役割をそれぞれ全うしているが、幼いベラはやはりママとも遊びたいという願望があるのか夜になると「もう一人のママ(アザー・マミー)?一緒に遊ぼう」と囁いている。

翌日、アーシュラが仕事へ出かけ、ラッセルが仮眠をとっている隙に、アーシュラ(にそっくりの姿をした「アザー・マミー」)がキッチンに現れ、まるで母親アーシェラのようにベラに話しかけるが何か違和感がある、口は動いているが口から話をしていない、会話の内容はAIとの会話のような当たり障りのないもので感情があるようには見えない。流石に違和感を感じたベラはおもちゃを落としたふりをして拾うついでに母アーシェラの方を見ると、アーシェラは地面から少し浮いているのを見てしまう。

これは母親ではない?怯えた表情を見せないように用事があるからとキッチンを離れ父親を起こして一緒にキッチンに向かうと、アーシェラの偽物がご飯を作る真似事をしようと水を入れずにパスタと鍋に火をつけていたため火災が発生していた。何が起きたんだ?と鍋に水を入れて火を消しているとダイニングテーブルの下からアーシェラに似た何かがありえない角度で体を折り曲げた状態でラッセルに微笑みかけていた。

警察や救急隊が駆けつけ、帰宅した本物のアーシュラがベラを慰めようとするが、先ほどの恐怖が振り払えないベラは母との接触を避けるようになってしまう。ここでのやり取りで一見仲の良さそうな夫婦ではあったが、実際のところとっくに夫婦関係は冷え切っていることにも薄々勘づいていることが示唆される。

翌日、両親がパーティーを主催する中、ベラはベビーシッターのカルビンを連れて2階のクローゼットに隠れている別の母(アザー・マミー)を紹介しようとするが父親の横槍で邪魔されてしまう。一階に降りるとパーティーは盛り上がり仲間たちの前で夫婦は仲良さそうなアピールを繰り返しているが、ここで互いに不倫しているような相手との親密なやり取りや意味深なシーンが映し出される。そしてスピーチを始めた夫婦が私たちは仲が良いのよアピールをしようとベラも巻き込もうとするが。表面だけのやり取りに嫌気がさしたベラはアーシェラの手を振り解きクローゼットに戻ると中に潜む何かに愚痴をこぼす。

すると奥にいた何かがそれに応える。アザー・マミーはベラを誰もいない静かな屋敷の中に連れ込むとカルビンに変身して一緒に遊び始める。ベラはやっと笑顔を見せるが、カルビンに化けたアザー・マミーは隙あらばベラを取り込もうとするため、イラついたベラが殴りつけると変装が剥がれ落ち中からおぞましい悪霊のような姿が現れる。激怒したアザー・マミーはベラを持ち上げて天井から突き落とそうとしたためベラが大声で叫ぶ。声を聞いたアーシェラとラッセルが部屋に入ると彼らの目の前でアーシェラそっくりのアザー・マミーがベラに危害を加えようとしている姿を目撃するのだった。。。

【承】怪物の牙とハイテク屋敷の惨劇

流石に危険を察知したマーティン一家は、アーシュラの不倫相手であるフランクの所有するセキュリティ万全のハイテク屋敷へと避難することになる。アーシェラとフランクの不倫を知っているであろうラッセルは終始納得のいかない顔をしているが、おそらく超大金持ちであるフランクに対して敗北感を感じているのかアーシェラとフランクの言われるがまま屋敷を案内されている。

フランクはこれなら大丈夫だと屋敷を外部から完全にロックダウンさせて家族を安心させるも、悪霊に物理的なロックダウンなんてものは意味はなくベラの前に現れ再び怖がらせてくるが、なぜかベラは「フランクをどこかへ追いやられて」と両親にとっての邪魔者であるフランクの排除を声に出して願ってしまう。

するとアザー・マミーはアーシュラの姿に変化するとフランクの顎の下から手をつっこんで口から手を突き出すという残虐な襲撃を開始。フランクも重傷を負いながら銃を乱射するがアザー・マミーには一切効かず、アーシェラ、ラッセル、ベラの目の前でアザー・マミーの力でフランクの肉体を奇怪に折り曲げ、内側から破裂させて殺害してしまう。

場面は変わり、翌朝、命からがら逃げ出した一家は車の中で今後の対応を協議しラッセルの母親の家へ向かおうと提案するが、オカルトやスピリチュアルに傾倒している義母を嫌うアーシュラは難色を示していた、それよりも不倫相手のフランクが死んだことの方が悲しいという表情で焦燥仕切っていた。

そのまま目の前のキッズ向けレストランで食事をするが、アーシェラの言動から子供に対する愛がないようにも見える。そこでも小さく言い争いを続ける両親を見かねてキッズコーナーのボールプールで遊んでいたベラだったが、アザー・マミーが作り出した異次元空間の罠に落ち、ボールプールの中に沈み込んで消失、気がつくとボールプール、気がつくと家の一室、そして最終的に沖の海の上にボールプールと浮かぶ最悪のループに引き摺り込まれれてしまう。ラッセルとアーシェラが必死にキッズルームを探し回るがベラは消えていた。ベラはいつの間にか駐車場の車内に大量のボールと共に転移していた、そこに現れたアザー・マミーは「本当の母親はあなたなんて望んでいなかった」とベラを惑わし取り込もうとするが、間一髪アーシェラの叫び声が聞こえたためアザー・マミーは消え去り、ベラは無事に幻覚から脱出する。

【転】降霊術の崩壊と地下室の真実

背に腹は代えられないマーティン一家は、スピリチュアルな知識を持つルースおばあちゃんのいる海辺の家へ向かう。快く息子たちを迎え入れたルースはベラに愛情たっぷりに接して「心の中に入れていい人間と、絶対に入れてはいけない人間を見極めなさい」と教えを聞かせ久しぶりに穏やかな朝を迎える。

朝になりけたたましい車の騒音に目覚めたベラの前に現れたのは、ルースばあちゃんの伝手で呼んだロイス・アンソニー率いる心霊調査・除霊専門チームだった。彼らは家中に監視カメラなどの調査機器を取り付け、アザー・マミーの正体が、純粋な心を持つベラの肉体を乗っ取って現実世界で生きようとする邪悪な悪魔(デーモン)であると突き止め、夜になるのを待ったチームは家の周りに塩を撒き、最新鋭の機器を設置した新時代の降霊術(セアンス)を開始する。

リーダーロイスの呼びかけに応じ姿を現したアザー・マミーをカメラに収めることに成功したロイスが歓喜の声をあげて怯えて部屋の隅で縮こまるアザー・マミーに油断して触れた途端、アザーマミーはニヤリと歪んだ笑顔を見せる。

ロイスはアザーマミーに触れた場所からドロドロに溶け落ちていき皆の前で死んでしまう。会場は一気にパニックに陥り除霊チームも我先に逃げようとするがアザーマミーに捕まり次々と惨殺され、降霊術は完全な失敗に終わる。ルースばあちゃんも手に負えないと最終的にアーシェラ、ラッセル、ベラの3人は車に逃げ込み再び自宅に戻ることにする。

結末ネタバレ:母の吐露と拒絶の決着

自宅に戻った3人は、家中の武器になりそうなものをテーブルに並べて悪魔を迎え撃つ準備をする。そこでアーシェラとラッセルは吊り橋効果かなすすべもない袋小路に追い詰められて愛を取り戻す。が、その瞬間、圧倒的な力を持つアザー・マミーが3人に襲い掛かり、迎え撃つために用意した武器をフルに使われて襲われてしまい、地下室へと追い詰められてしまうのだった。

地下に追い詰められた3人の前で突如アザーマミーはアーシュラに「ベラに隠してきたすべての真実を話せ」と叫ぶ。極限状態の中、アーシュラは涙ながらに衝撃の過去を告白する。実はラッセルはベラの遺伝学的な父親ではなく、前の夫のさらに別の男性との間に作った子供であり、結婚を機にラッセルは快く受け入れて父親になろうとしてくれたが、アーシュラは自分の自由が奪われる気がして、ぶっちゃけてベラを産みたくなかったということ——。を告白する。

いつの間にかアザーマミーの襲撃が収まっており、静かな地下室で真実を知ったベラは激しい怒りとショックでアーシェラの手を振り払って浴室に逃げ出してしまう。

「もうどうにでもなればいい」疲弊したベラの前に現れたのはベラに化けたアザー・マミーだった。「私の心に入れば、二度と誰にも傷つけられない」と囁かれ、受け入れ難い痛みから逃れようとベラは悪魔を受け入れそうになる。しかし、ルースおばあちゃんが言っていた「絶対に傷つけないと約束する大人は嘘つきだ」という言葉を思い出し。

アザー・マミーの甘い言葉こそが最大の嘘だと気づいたベラは、化け皮を力任せに剥ぎ取り、「あなたを拒絶する!」と叫んで悪魔を完全に退散・消滅させることに成功する。遅れて現れた両親を抱きしめ本当の家族の絆を取り戻すのだった。

時が流れたクリスマスシーズン。マーティン家は仲睦まじく部屋の装飾を行っていた。一見すると平穏を取り戻したかのように見えたが、ベラがアーシェラを見つめていると、彼女の顔には満たされない不満と冷めた感情が隠しきれず表情に現れるアーシュラの姿があった。

the movie spoilera.com[other mommy]を翻訳

ラストシーンの結末・伏線を徹底解説&考察

映画『アザー・マミー/Other Mommy』のクライマックスは、オカルト的な悪魔退治の側面と、壊れた家族のリアリティという二重のテーマが交錯する幕切れとなっている。 少女ベラが悪魔を打ち破る最大の鍵となったのは、武器や除霊の呪文ではなく、「大人がつく甘い嘘への気づき」であった。「傷つけない」という完璧な愛を約束するアザー・マミーの囁きに対し、実の母親が抱いていた生々しい拒絶や苦悩という「傷つく真実」を受け入れることで、ベラは精神的な成長を果たし、悪魔の付け入る隙を完全に断ち切った。

しかし、悪魔が去った後のラストシーンで描かれるのは、ハッピーエンドとは程遠い不穏な余韻である。アーシュラが明かした「最初は愛せなかった」という本音と、夫ラッセルとの不倫・血縁関係の偽りは消えてなくなったわけではない。クリスマスの飾りに興じる母の瞳の奥に宿る冷ややかな不満は、悪魔という外的な脅威が去った後も、人間自身の心の中に潜む邪悪や歪み(Other Mommy)が永遠に消え去ることはないという冷徹なメッセージを残しており、胸糞悪い結末となっている。

映画『アザー・マミー/Other Mommy』はどこで見れる?日本公開・配信情報

本作は全米公開後、海外の映画ファンの間でその独特な作風と評価をめぐって大きな話題を集めている。日本国内における劇場公開は2026年11月20日と予告されている。

主要VODサービス(Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Netflix等)での配信展開については、順次公式発表が行われている。最新のロードショー状況やデジタル配信開始日については、映画公式サイトや各配信プラットフォームの発表を確認されたい。

『アザー・マミー/Other Mommy』作品情報

アカデミー賞受賞女優ジェシカ・チャステインを主演に迎え、異色のスタッフ陣で制作されたオカルト・ホラーの基本情報である。

興行収入

全米公開日:2026年10月9日

制作費(予算):約2,000万ドル

オープニング興行収入(全米):約520万ドル(限定的〜全米主要劇場にて公開)

監督:アンドレ・ウーヴレダル

主要キャスト:ジェシカ・チャステイン、ジェイ・デュプラス、アラベラ・オリヴィア・クラーク、アリアン・モアエド、ディチェン・ラックマン、カレン・アレン

ジェシカ・チャステイン主演作として一定の注目を集めて全米公開されたものの、公開直後からの劇的な低評価や口コミの悪影響を受け、オープニング興行成績は伸び悩む結果となった。興行面では当初の期待を下回り、同規模のホラー映画と比較しても苦しい立ち上がりを余儀なくされた。

監督情報:アンドレ・ウーヴレダル

『ジェーン・ドゥの解剖』や『トロール・ハンター』でカルト的な人気を博し、緊迫したシチュエーション・ホラーの巧者として知られるアンドレ・ウーヴレダル監督。本作では、日常の家庭内に潜む精神的な歪みと、古典的な悪魔憑き・オカルト要素の融合を試みた。実物大の造形演出とCGを組み合わせたショック描写には彼の作風が色濃く反映されているが、物語全体のトーンのコントロールにおいては賛否が極端に分かれる結果となった。

主演情報:ジェシカ・チャステイン(アーシュラ役)

『タミー・フェイの瞳』でアカデミー主演女優賞を受賞した演技派ジェシカ・チャステインが、娘への歪んだ愛情と不倫・過去の秘密に苛まれる母親アーシュラ役を体当たりで熱演。名女優ならではの鬼気迫る心理描写と感情の振れ幅を見せたものの、作品全体の評価の低波に飲み込まれる形となり、彼女のキャリアの中でも異色の話題作として記録されることとなった。

トリビア・作品背景:名作童話やオカルト映画へのオマージュ

作中に登場する「クローゼットの奥の光」や「もう一人のママ」という設定は、ニール・ゲイマンの名作『コララインとボタンの魔女』や『ポルターガイスト』を強く連想させる。往年の名作オカルト映画へのリスペクトが散りばめられている一方で、それらの要素が脈絡なく詰め込まれたことが、海外での厳しい評価へと繋がってしまった。

海外の感想評価まとめ

主要レビューサイトでは、ジェシカ・チャステインの無駄遣いとも言える脚本の破綻や、唐突な演出の連続に対して、世界中の批評家や観客から苛立ちと酷評の声が殺到している。

IMDb

IMDb(ユーザー評価:4.1 / 総評価数:約12,000件)

平均スコア4.1点という異例の低得点を記録しており、大半のユーザーが作品の展開や脚本の不透明さに対して厳しい落胆を表明している。

  • ①高評価レビュー 「ジェシカ・チャステインの演技力と、フランクの家での爆発シーンなどの映像美だけは見る価値があった。」 キャスト陣の熱演や一部の過激なCGショック描写に対して、僅かながら好意的な評価を与えるレビューも見られる。
  • ②中立的レビュー 「雰囲気や恐怖のセットアップは悪くないが、中盤からストーリーがどこへ向かっているのか完全に迷走してしまう。」 序盤の不気味なセットアップを評価しつつも、後半にかけて脚本の収束性が失われていく点に対する冷静な指摘である。
  • ③低評価レビュー(酷評主軸) 「脚本があまりにも酷すぎる。キャラクターの行動に一切の脈絡がなく、せっかくのキャストが無駄遣いされている。」 登場人物たちの理不尽で不自然な行動パターンや、整合性のないプロットに対して強い憤りを表す酷評が相次いでいる。
  • ④高評価レビュー(別視点) 「ポルターガイストやコララインをダークにしたようなノリで、B級ホラー映画として割り切れば十分に楽しめる。」 深みのあるドラマとしてではなく、無茶苦茶な展開を楽しむB級映画として観れば一定のエンタメ性があるという意見である。
  • ⑤低評価または中立レビュー(別視点) 「不倫や隠し子の泥沼ドラマと、悪魔の退治劇が全く噛み合っておらず、観ていて非常にストレスが溜まる。」 家庭内のドロドロとした人間ドラマとオカルト要素のバランスが崩壊しているという分析である。

URL: https://www.imdb.com/title/tt14238712/

Rotten Tomatoes

Rotten Tomatoes(Tomatometer:24% / Audience Score:31%)

批評家スコア24%という衝撃的な低数字を叩き出しており、映画業界の主要メディアからも容赦ない酷評の嵐が吹き荒れている。

【批評家レビュー】

  • ①批評家高評価(大手メディア):「ジェシカ・チャステインが持つ圧倒的な存在感だけが、この破綻しかけた映画を辛うじて支えている。」 — 主演女優の演技力のみを唯一の救いとして挙げる限定的な評価である。
  • ②批評家高評価(ジャンルメディア):「フランクが爆発するシーンなど、常軌を逸したショック描写には一見の価値がある。」 — 振り切った一部のグロテスク演出に対する部分的な称賛である。
  • ③批評家中立:「アイデアの素材自体は悪くないが、調理法を完全に間違えてしまった惜しい作品。」 — コンセプトの可能性を認めつつも、全体の出来栄えに対する落胆が語られている。
  • ④批評家低評価(酷評主軸):「『コラライン』と『ポルターガイスト』を混ぜ合わせて台無しにしたような駄作。恐怖よりも呆れが勝る。」 — 既存の名作の要素を継ぎはぎしただけの薄浅な脚本に対する猛烈な批判である。
  • ⑤批評家低評価(酷評主軸):「除霊チームの唐突な全滅など、観客の感情を置き去りにする雑な展開の連発に眩暈がする。」 — 雑で安易なキャラクターの使い捨てや展開の唐突さに対する酷評である。

【一般観客レビュー】

  • ①観客高評価:「映像の質感や不気味な雰囲気作りは好みだった。そこまでボロクソに言われるほど悪くはない。」 — 海外の猛烈な酷評に対して、部分的な映像美を擁護する一般観客の反応である。
  • ②観客高評価:「アザー・マミーの変形シーンが気持ち悪くて最高。ホラー映画としては普通に怖かった。」 — モンスター造形やCG演出のグロテスクさに満足したという意見である。
  • ③観客中立:「期待して観に行くとガッカリするが、暇つぶしのVOD鑑賞ならギリギリ許容範囲。」 — 劇場鑑賞としての完成度には疑問を呈しつつも、配信でのながら見に対する分析である。
  • ④観客低評価(酷評主軸):「今年観た映画の中でダントツでつまらなかった。お母さんの不倫告白シーンで完全に気持ちが冷めた。」 — 終盤の唐突な昼ドラ的告白展開に対する激しい不満の声である。
  • ⑤観客低評価(酷評主軸):「オチが結局何だったのか分からない。お金と時間の無駄だった。」 — 消化不良な結末とテーマ性の曖昧さに対する低評価である。

URL: https://www.rottentomatoes.com/m/other_mommy

Metacritic

Metacritic(批評家:32/100 / ユーザー:3.8/10)

メタスコア32点という大惨事となっており、なぜ本作がここまで酷評されているのか、主要メディアの評論家たちが論理的にその破綻ぶりを叩いている。

  1. Variety(Owen Gleiberman氏):ジェシカ・チャステインという大女優を配しながら、これほどまでに支離滅裂で迷走したホラー映画を作り上げたことに呆れを禁じ得ない。恐怖の演出がすべて空回りしている。
  2. The Hollywood Reporter(David Rooney氏):『コラライン』の不気味さと『エクソシスト』のショック表現を安易に合体させようとした結果、どの要素も中途半端な駄作へと成り下がってしまった。
  3. IndieWire(David Ehrlich氏):登場人物たちの行動論理が完全に崩壊している。フランクの死に様や除霊チームの全滅など、観客を驚かせるためだけの安易なショックシーンが物語を破壊している。
  4. Empire(Ian Freer氏):アンドレ・ウーヴレダル監督のキャリアの中で明確な汚点となる一作。雰囲気作りだけに固執し、肝心のストーリーテリングを完全に放棄している。
  5. Collider(Chase Hutchinson氏):家庭内のドロドロとした秘密の暴露と、悪魔の襲撃という二つの軸が全く融合していない。観客に提示されるのは困惑と徒労感だけである。
  6. Screen Daily(Fionnuala Halligan氏):素晴らしいキャスト陣の無駄遣い。演技の質は高いにもかかわらず、穴だらけの脚本によってすべてが台無しにされている。

URL: https://www.metacritic.com/movie/other-mommy/

批評家レビュー:『アザー・マミー』はなぜ酷評されているのか?

世界中の映画メディアやプロの批評家たちが、本作に対して一致して叩きつけている「酷評の理由」と専門的な分析を詳しく掘り下げる。

Variety 破綻した脚本と大女優の無駄遣い

オーエン・グレイバーマン氏:「名女優の演技力をもってしても救いようのない、今年最も迷走したオカルト映画」

アカデミー賞女優ジェシカ・チャステインを主演に迎えた本作最大の失敗は、彼女の圧倒的な演技力を活かすための「人間ドラマ」と「ホラー演出」が完全に足を引っ張り合っている点にある。家庭内の冷え切った関係や不倫というリアリティのあるテーマを描こうとしながら、突如として大爆発する人体や全滅する除霊チームといったコントのようなショックシーンが挿入され、作品のトーンが崩壊している。

  • 評価点:ジェシカ・チャステインをはじめとする演技派キャスト陣の真迫の演技。
  • 批判点:作品全体のトーンが定まらず、シリアスなドラマと安易なショック描写が支離滅裂に混ざり合っている点。

IndieWire 安易なショック演出とキャラクター行動の破綻

デヴィッド・エアリッヒ氏:「『コラライン』の模倣に失敗し、安易なグロテスク描写へと逃げ込んだ駄作」

『アザー・マミー』というタイトルが示す通り、ニール・ゲイマンの傑作『コララインとボタンの魔女』のような「偽りの母親の恐怖」という魅力的なアイデアからスタートしていながら、中盤以降の展開は目も当てられない。ハイテク屋敷でのフランクの爆発や、専門家チームが触れただけで溶けるといった展開は、観客を驚かせるためだけの安易なショック演出であり、キャラクターの必然性や恐怖のビルドアップを完全に放棄している。

  • 評価点:実物大アニマトロニクスやCGを駆使した一部のグロテスクなモンスター造形。
  • 批判点:整合性を欠いた唐突な展開の連続と、名作ホラーの安易なパッチワークと化しているストーリー。

Empire マガジン 迷走するテーマ性と消化不良な結末

イアン・フリーア氏:「恐怖も感動も中途半端。観客に残されるのは困惑と徒労感のみ」

アンドレ・ウーヴレダル監督が得意としていた「シチュエーションの緊迫感」は本作では影を潜めている。悪魔が何を望み、どのようなルールで動いているのかという基本設定が二転三転し、最終的に「母親が実は子供を望んでいなかった」という昼ドラ的な告白で幕を引こうとする構成は、ホラー映画としてのカタルシスを著しく損ねている。観客が求めていたのは安易な心理ドラマではなく、一貫した恐怖体験である。

  • 評価点:序盤のクローゼットや暗闇を活かした不気味なセットアップの雰囲気。
  • 批判点:二転三転して軸がブレまくる悪魔の設定と、観客を置き去りにする消化不良な結末。

個人的な感想評価:悪くはないが・・・

映画『アザー・マミー/Other Mommy』は、海外でこれほどの酷評の嵐が吹き荒れている理由が痛いほどよく分かる、非常にもどかしくも奇妙な映画体験であった。

ジェシカ・チャステインやアリアン・モアエドといった実力派キャストを揃え、「クローゼットの奥に潜むもう一人のママ」という王道のホラーコンセプトから始まった序盤の空気感は極めて良好であった。しかし、中盤からフランクの体が爆発したり、幻覚を通り越したテレポート能力、除霊チームのリーダーが触れただけでドロドロに溶け落ちた程度で逃げまどう調査チームと、イマイチ動悸が半端なアザーマミー、そして存在感の薄い父親たちなどなど映画のトーンが急激に壊れ始める。シリアスな心理ホラーを目指しているのか、それともB級のスプラッターコメディを目指しているのか、制作陣自身が迷走している様子が画面から痛々しいほど伝わってくる。

さらにクライマックスの地下室で、悪魔に追い詰められた極限状態で母親が「ぶっちゃけてあなたを愛せなかった」と長々と不倫や過去の自分勝手な都合を告白するシーンは、あまりの唐突さと胸糞さに時が止まったようにも感じた。実はフランクでもなく、また夫とも違う別の男との子供であるというクソヤリマンだったことが突如判明。アーシェラが最後の最後に最後までクズの中のクズ母ということが判明されるという破綻は、唖然とさせられた。

そんな告白イルカ?

思わずアザーマミーを応援してしまった。ベラを狙うな、アーシェラぶっ殺してくれ。と。

まさか悪魔との知恵比べや恐怖の決着ではなく、家庭内の泥沼ドラマで解決を図ろうとする脚本の強引さは、海外の批評家たちが「今年最も迷走した脚本」と叩きつけるのも無理はないと感じさせる、極めて異色な迷作であった。

ただし、恐怖シーンに関しては例の怖すぎる予告編のキッチンの下に潜み微笑む悪魔のシーンなど、海外でも評価されているフランクの猛烈な爆発シーンは美しさすら感じたし、ベラが幻覚で迷い込むシーンもシームレスで二転三転する幻覚の数々は子供の精神状態を揺さぶる最悪の手段として恐ろしく見応えがあった。

が、海外で劣化版「コララインとボタンの魔女」という評価があまりにも腑に落ちすぎてこれ以上良い評価になることはに。あの映画が素晴らしすぎて、脚本と展開があまりに似ていることに気がついた途端、マジでこの映画の勿体無さに気が付かされてしまう。

まとめ

映画『アザー・マミー/Other Mommy』は、豪華キャストと魅力的なオカルト設定を持ちながらも、支離滅裂な展開と破綻した脚本によって海外で極端な酷評を受けることとなった話題作である。なぜここまで評価が割れ、叩かれているのか、その迷走ぶりをぜひご自身の目で確かめてみてほしい。

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