バッドガイズ2 日本未公開作品を徹底解説|完全ネタバレ・海外の感想評価まとめ




バッドガイズ2
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海外の感想評価
日本未公開

世界中で愛される人気キャラクター「バッドガイズ」が帰ってきた!今度は更生を目指す元犯罪者たちが新たな冒険に挑む痛快アニメーション続編。前作を上回るスケールとアクションで描かれる友情と成長の物語が、海外でIMDb7.2点、Rotten Tomatoes87%の高評価を獲得。ドリームワークスが贈る感動のアドベンチャーの魅力とは?

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「バッドガイズ2」物語結末ネタバレ

過去の栄光と現在の苦境

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THE BAD GUYS 2 | Official Trailer 2

物語は5年前のカイロから始まる。

エジプトの億万長者の豪邸で、バッドガイズが完璧な強盗を仕掛けていた。シャーク(クレイグ・ロビンソン)が変装でセキュリティを突破し、スネーク(マーク・マロン)とピラニア(アンソニー・ラモス)がウルフの侵入ルートを確保。

新加入のタランチュラ(オークワフィナ)がハッカーとして初仕事を務める。

全員が邸内に侵入すると、チームワークを活かしウルフ(サム・ロックウェル)億万長者の愛車を奪って逃走開始。バッドガイズはカイロの街を舞台に警察との壮絶なカーチェースを展開するが、新人タランチュラの見事なハッキングで華麗に逃走を成功させるのだった。

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THE BAD GUYS 2 | Official Trailer 2

・・・5年後の現在(前作バッドガイズからすぐ)、バッドガイズは改心して「グッドガイズ」になろうと必死に努力しようとそれぞれが就職面接に臨むも、世界的に有名な元犯罪者を知る雇用主たちはことごとく採用を拒否するのだ。

さらに厄介なのは、謎の「ファントム・バンディット」の存在だった。

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THE BAD GUYS 2 | Official Trailer 2

この泥棒はバッドガイズの過去に披露した手口で世界中で盗みを叩くため、バッドガイズたちが未だ改心せずに泥棒稼業に身を染めているのだと勘違いされているのだ。

ダイアン(ゼイジー・ビーツ)(前作でウルフと良い感じになった元泥棒「クリムゾン・ポウ」の雌犬、彼女も泥棒である過去を隠して表ではエリートウーマンとして活躍している。前作でウルフと距離を縮めた2人は進展していると思いきや、ウルフがビビって距離をおくため未だ恋人未満の状態)から、改心したと思わせたいのなら、自分から行動すべきだと助言されたウルフは単身警察署に歩みを進める。

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ルガンス共闘と大混乱

ウルフたちは署長から警視総監に昇進したミスティ・ルガンス(アレックス・ボースタイン)を訪問して、ファントム・バンディットを逮捕するための協力を申し出る。

ウルフはチームを呼びシャーク、ピラニア、タランチュラ、(スネークは個人的な用事で不在)、盗まれた品々が全て「マクガフィナイト」という素材で作られていることを突き止め、次の標的は、同じ素材で作られたグアテラマンゴにあるプロレスのチャンピオンベルトだと突き止める。

ルチャ・リブレ会場へ向かう途中、バッドガイズはスネークの最近の不審(主に会議に不参加など)行動がファントム・バンディットの犯行と一致することに気づき、スネークを尋問する。

しかし彼が隠していたのは犯罪ではなく、鷹のスーザン(ナターシャ・リオン)との恋愛関係だったことが判明しバッドガイズたちは肩透かしを喰らう。そこに真犯人と思われる猪のルチャドールが現れたため、彼らは猪を尾行する。

尾行先はやはりチャンピオンベルトのあるレスリング会場だったため、バッドガイズは試合に参加して猪をぶっ倒して犯行を防ごうと計画し、シャークとピラニアがお揃いのコスチュームで試合に挑む。

猪を追い詰め正体を暴こうと仮面に手をかけようとした瞬間、猪はピラニアの腰にチャンピオンベルトを巻きつけ彼らがベルトを盗もうとしていると見せかけてくる。

知らせを聞いて駆けつけたルガンスと観客全員はバッドガイズがやはり盗みを働いたのだと誤解してバッドガイズを逮捕しようと追いかけるがスーザンが彼らをトラックに乗せて脱出に成功する。

バッドガイズに裏切られたと憤慨するルガンスはバッドガイズの逮捕状を発行するのだった。

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バッドガールズとの出会い

スーザンは安心し切っていたバッドガイズを薬で眠らせると隠れ家へ車を走らせる。

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目を覚ましたウルフたちの前にいるのは、
大柄なメス猫のキティ・キャット(ダニエル・ブルックス)、プロレス会場で戦ったメス猪のピッグテイル(マリア・バカロワ)、そして鷹のスーザン改め鷹のドゥームだった。

キティはバッドガイズの大ファンで自分達を「バッドガールズ」と呼び、ウルフたちにとある大きい強盗計画に協力してくれないかと依頼する。

ウルフは協力を拒否するが、キティはダイアンが「クリムゾン・ポウ」である証拠動画を世界中にばら撒くと脅してきたため、バッドガイズは渋々同意する羽目になる。一方、スネークは自分を出し抜いたドゥームにますます惚れていた。

同じ頃、ダイアンはマクガフィナイトについて独自調査を行い、唯一の専門家マーマレード教授(リチャード・アヤド)に会いに刑務所に向かう。そこで収監中のマーマレード教授から、マクガフィナイトがは金だけを引き寄せる特別な磁気を帯びていること説明されたダイアンは、ファントム・バンディットは大量のマクガフィナイトを使って世界中の黄金を強奪するつもりなのではと推測する。

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結婚式潜入と世界陰謀

キティは強盗計画の一歩としてバッドガイズに億万長者ジェレマイア・ムーン(コリン・ジョスト)のリモコン腕時計を盗むように命令し、この時計を使ってムーン社のMOON-Xロケットを操縦するのだと説明する。

チームはそれぞれ変装してムーンの結婚式に潜入して、ウルフが富豪に変装してムーンの注意を引きつけ、時計をすろうとするが他の富豪のせいで正体がバレそうになってしまう。司会者に変装したシャークの機転で混乱を生み出しどさくさに紛れて時計を盗むことに成功する。

キティは無事に盗みを成功したバッドガイズを拘束すると、黄金の手錠で拘束した後、マクガフィナイトの装置を起動してバッドガイズたちがマクガフィナイトによって金を引き寄せる能力を実演して彼らを装置に固定させるのだった。

さらにキティはバッドガイズだちにMOON-Xロケットに装着したマクガフィナイトを使って世界中の金塊を盗む壮大な計画を打ち明けると、ダイアンの犯罪証拠動画のアップロードの開始ボタンを押し、ウルフが持つリモコンでマクガフィナイトを止めて脱出することができるが、自由になれば動画が世界中に拡散されるカラクリを説明して立ち去るのだった。

バッドガイズは協力して脱出とアップロード阻止を試みるが、タランチュラのハッキングは通用せず、ウルフのノートパソコン破壊も間に合わず動画は瞬く間に拡散し、ダイアンの正体が全世界に暴露される。

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宇宙最終決戦と新出発

ダイアンはキティ、ドゥーム、ピッグテイルがすでに発射台でマクガフィナイトと共にロケット搭乗準備を整えているところに駆けつけ、見事な格闘を披露し素早くドゥームとピッグテイルを気絶させ、キティを追い詰めるが、突如スマホから自分の正体が世界中で暴露されたことで大量の非難メッセージ通知を見て狼狽してしまい逆にキティに追い詰められたダイアンはなんとかロケット機内に逃げ込む。

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THE BAD GUYS 2 | Official Trailer 2

バッドガイズはバッドガールズからの通報で駆けつけたルガンスに逮捕されそうになるが、ウルフは自分たちがファントム・バンディット事件の真犯人ではないと必死に説得したことで、ルガンスは心変わりし、バッドガイズを解放すると自身の操縦するヘリコプターに彼らを乗せると発射直後のロケットに彼らを飛び移らせる。。

ロケット内部でキティがマクガフィナイトを起動して世界中の金塊を引き寄せ始める。

ウルフは時計を奪いに向かい、スネークとピラニアはシャトルの操縦を試み、シャークとタランチュラはシステムハッキングに挑むーー。

ーが、ピラニアは過度の緊張でお腹を下し大量の屁を自身の宇宙服の中に満たして悶絶してしまう。

これを見たドゥームとピッグテイルはバッドガイズ(特にピラニア)を心配するが、2人の様子を見たキティは彼女たちを激怒したことでドゥームとピッグテイルはキティに反旗を翻し、彼女たちの協力でウルフはキティからリモコン時計を奪取する。

ウルフはリモコンを使い、仲間たちと協力してマクガフィナイトを破壊して金塊を地球に送り返すと、ダイアンと共にキティを電気パネルに叩きつけて気絶させると、二人は初のキスを交わす。ウルフとダイアン、そして全ての仲間たちが乗る宇宙ステーションは地球へと墜落していく。

希望の未来、3への伏線

バッドガイズとダイアンの葬儀が行われていた。

ルガンスが感動的な弔辞を読み上げ、かつて彼らを疑った人々が世界を再び救った英雄たちのために感謝と謝罪の涙を流していた。

しかし実際は、ルガンスの計らいで彼らの死を偽装していたのだった。

キティ、ドゥーム、ピッグテイルは逮捕され、ドゥームとピッグテイルは土壇場の裏切りの功績で社会奉仕活動のみ、キティは刑務所送りとなった。

ルガンスの紹介で国際機関の諜報員と会ったバッドガイズたちは、彼らから今後の任務への協力を要請される。

時は経ち、

ウルフ、ダイアン、そして仲間たちは特殊スーツに身を包み、バッドガイズは秘密エージェントとして新たなスタートを切るところで物語は終了する。

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エンドクレジットでは、キティの磁石に吸い上げられたマーマレード教授が宇宙に取り残されている姿が映されるが、彼のリムジンが実は宇宙船で、故郷の惑星に帰還する準備を整えていることが明かされる。

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海外の感想評価まとめ

ドリームワークスの大ヒットアニメーション『バッドガイズ』の待望の続編が、海外で高い評価を獲得している。

前作の魅力を踏襲しながら、さらにスケールアップした冒険とスタイリッシュなアクションで、批評家と観客の両方から絶賛の声が上がっている。

IMDb(総合評価:7.2/10)

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出典:https://www.imdb.com/title/tt30017619

高評価レビュー

  • “アニメーションがトップクラスで、ストーリーは馴染みがあるが面白く、『ミッション:インポッシブル』『リーサル・ウェポン』、さらに『羊たちの沈黙』への楽しいオマージュが良かった”
  • “前作を全ての面で上回る絶対的な勝利作。ピエール・ペリフェル監督はアニメーション・ストーリーテリングの達人だと再び証明した”
  • “バランスの取れたアクション、コメディ、キャラクター開発が完璧に調整されている”
  • “悪役は10倍強力で、キャラクターの瞬間と緊張感も10倍強化されている”
  • “この続編は推進力があり、よくペースが配られており、ゴージャスなストーリーブック的で土曜朝の漫画風美学で顎を落とす”

批判的レビュー

  • “楽しい映画だが、劇場を出る時に感じたのは「面白かった」だけで、記憶に残りにくい”
  • “トレーラーは100%魅力的ではなく、バッドガイズがもはや悪くないことでの続編が強引に感じられた”
  • “予測可能な部分があり、論理的なエラーがいくつかある”
  • “第3幕は巨大な混乱のように感じられ、最後の災害は簡単すぎて説明不足”
  • “新キャラクターは極めて一次元的で、関係性の発展は一文で要約できる”

Rotten Tomatoes(批評家:87% / 観客:未評価)

出典:https://www.rottentomatoes.com/m/the_bad_guys_2

高評価レビュー

  • “改心した悪党たちのクルーは、悪戯心を保ちながら賭け金を上げる最新の冒険で相変わらず楽しい”
  • “より鋭いユーモア、より洗練されたアクション、そして古典的強盗映画への遊び心溢れるオマージュで魅力を高めている”
  • “魅力的なアニメーションコメディの楽しさを提供する。ピエール・ペリフェル監督の溢れるエネルギー感覚は鈍っていない”
  • “オリジナルよりも新鮮に感じられる稀な続編―楽しく、速く、子供と大人の両方を十分に楽しませる巧妙さがある”
  • “バッドガイズ2は最初の映画の素晴らしい部分を取り上げ、さらに向上させている。アクションはより壮大なスケールで、アニメーションは最高”

批判的レビュー

  • “バッドガイズ2は傑作ではない―制作者たちは子供たちが好む以上に宇宙服での屁ギャグに夢中”
  • “複雑になりすぎる傾向がある”
  • “バッドガイズ2は前作よりも大きく、よりバッド―ただし、より適切な表現は「良くない」または「悪い」だろう”
  • “退屈さを完全には回避できていない”
  • “アニメーションする理由がない…これがアメリカのアニメーションの現状”

批評家レビュー

Variety

出典:https://variety.com/2025/film/reviews/the-bad-guys-2-review-sam-rockwell-1236468248/

オーウェン・グライバーマン “バッドガイズ2は無害で騒々しい漫画で、健全でやや悪戯っぽい魅力を発揮している”

【褒めている点】トム・クルーズのスタント映画のような迫力あるアクションシーン、外宇宙での壮観な最終決戦、ピエール・ペリフェル監督の洗練された視覚的世界観。

特にロケット船のシーケンスは見事で、アニメーションキャラクターたちがまるで自分たちのトム・クルーズスタントの真っ最中にいるかのように振る舞っている。フランス人監督ペリフェルの創造した優雅で論理的に緻密な世界は、オーストラリア人作家アーロン・ブレイビーのジュニア・グラフィック・ノベルシリーズに基づく映画として、宇宙アクション映画として本当に生き生きと描かれている。

映画の後半まで宇宙に行かないが、ロケット船が離陸する時点で、我々の英雄たちは飛行機でその隣を飛んでいる。彼らは表面に飛び移る…加速するロケットの上で、段階を投げ捨てている最中に。この映画を、このシーケンスが私を驚かせたと告白しなければならない。

【批判している点】前半の過度な甘さと無害さ、子供向けアニメの制約による主人公の威圧感の欠如、単純化された悪役設定。

サム・ロックウェルが声を担当するミスター・ウルフは、黄色い目と光る歯を持つ(ビッグ・バッド・ウルフのはずだ)にも関わらず、全てのセリフから聞こえてくるのは彼がいかに親しみやすく共感できるかということだ。この男が犯罪組織のリーダー?アニメーションデモの若い層を対象とした冒険でのみ可能である。

しかし、その軽薄な無邪気さの波長に乗ると、「バッドガイズ2」は健全でやや悪戯っぽい魅力を発揮する。

The Hollywood Reporter

出典:https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-reviews/m3gan-2-0-review-allison-williams-1236298922/

デイヴィッド・ルーニー 

映画の外観は常に驚異的で、憂鬱でまばらな照明の監獄から、色とりどりで高エネルギーのルチャ・リブレイベントでの多文化都市ロサンゼルスの折衷的なクールさまで表現されている。監督ピエール・ペリフェルと彼の膨大なアニメーターチームは、再びこの多文化都市の折衷的なクールさを捉えている。

通常、フランチャイズが宇宙に行くまでには3本か4本の映画がかかる。『ワイルド・スピード』シリーズでさえ、タイリース・ギブソンとルダクリスをポンティアック・フィエロで星に送るまで『F9』まで待った。『バッドガイズ2』はわずか最初の続編で宇宙に行く。制作者たちがいかに早くアイデアが尽きたかを示している。

Entertainment Weekly

出典:https://ew.com/movies/movie-reviews/the-bad-guys-2-review/

ジョーダン・ホフマン “進むにつれて実際により良くなっていく自信に満ちて快活な映画”

【褒めている点】角張ったアニメーションと軽快な一行セリフの視覚的饗宴、友情についての心温まるメッセージ、シリーズの成長の可能性。

映画は自信に満ちて快活で、実際に進むにつれてより良くなっている。角張ったアニメーションと無関心な一発ギャグの再びの視覚的饗宴であり、今回は周りにもっとウィットとエネルギー、そして友情についての心から甘いメッセージがある。

【批判している点】一部のギャグの予測可能性、シリーズ展開への期待値管理の必要性、アクションシーンの緊張感不足。

ほとんどのユーモアは洗練されて巧妙だが、ドリームワークスの子供向け映画で期待される義務的な放屁ジョークがあり、聴衆はそれを面白いと感じていた。また、続編がより大きなスケールを持たなければならないという考えで楽しんでいるが、アクションはほとんどルーティンで緊張感に欠けている感じがする。

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個人的な感想評価まとめ

個人的にタランチュラが好き。性格も造形も好み。

それは置いといて、前作バッドガイズも面白かったが、絵本に準じすぎていたので犯罪集団が改心するために社会貢献みたいな流れは少し小規模だったような気がしていた。しかし海外で「エイリアン2だ!」と批評している人がいて、一体なんの話と思っていたが、まさにバッドガイズ2にふさわしい表現だったことがわかった。

独特のアニメーション自体も美麗で繊細で宇宙規模のスケールアップによって目に入る情報全てが面白い。そして脚本も小規模な現実で苦労していた犯罪者集団がやっぱり泥棒→嵌められる→世界を救うために宇宙に行く。みたいな段階を踏んでスケールアップしていく投げれも秀逸で小さい子供から小さい子供の心を持った繊細さんな僕のような男にはドストライクな展開が続くため、前作よりも遥かにエンタメな本作はまさに素晴らしい続編と言える。

バッドガールズという新キャラ猫、猪、鷹もバッドガイズを上回るキャラ付けも完成されており、どれも魅力的でキャットの肉体がちょっとエロいのがいいね。筋肉質で胸があってちょっと強気で猫って最高かよ。、でもやっぱりタランチュラが一番好きー。

海外レビューも総じて高評価なのも納得。

良い点:前作の魅力を維持しながらスケールアップに成功している点が最大の強み。

アニメーション技術の向上は目を見張るものがあり、特にアクションシーンの迫力と流動性は前作を大幅に上回る。キャラクターの成長も自然で、ウルフの葛藤やチーム結束の深化が丁寧に描かれている。

新キャラクターのバッドガールズも魅力的で、特にマリア・バカロワ演じるピッグテイルの存在感は印象的。海外で絶賛される「マクガフィナイト」のネーミングセンスも秀逸で、映画オタク向けの巧妙な仕掛けとして機能している。

悪い点:一方で、プロット展開の予測可能性は否めない。

中盤以降の展開が定型的で、観客の多くが結末を予想できてしまう構造的弱さがある。また、宇宙でのクライマックスは壮大だが、やや唐突感も拭えない。

前作のシンプルな魅力に比べ、複雑化しすぎた感は否定できない。第三幕の展開が「巨大な混乱」と評される通り、詰め込みすぎによる散漫さも目立つ。

海外評価(IMDb 7.2/10、Rotten Tomatoes 87%、Metacritic 64/100)が示す通り、前作ファンと新規観客双方を満足させるエンターテイメント性の高い続編として成功している。

続編の難しさを乗り越え、フランチャイズとしての可能性を十分に示した作品と言える。

海外のレビューサイトが総じてベタ褒めなのも久しぶりの作品。日本輸入はされるのかな?

まとめ

驚いたことに、前作を上回る続編と出会えるとは思っていなかったので映画館を出たらすぐに帰宅してこの記事を書いている。

本業が変わったバタバタでブログから一年近く遠ざかっていたが、偶然落ち着いたタイミングでこのアニメーションを見れたことで再び「面白い映画情報をみんなと共有する」ことへの欲求が再燃した。

『バッドガイズ2』は前作の成功を受けて大胆にスケールアップを図った意欲作である。

改心した元犯罪者たちが今度は秘密エージェントとして活躍する痛快な展開は、海外で高く評価されアニメーション技術の飛躍的向上、魅力的な新キャラクター、そして宇宙を舞台にした壮大なクライマックスは確実に前作を上回る娯楽性を提供している。

一方で、プロット展開の予測可能性や複雑化による散漫さといった課題も指摘されており、完璧とは言い難いと言われているが、前作への期待値が高すぎるとそう思うかもしれない。しかし、海外評価が示す通り、子供から大人まで幅広い層を楽しませる続編として十分な成功を収めている。ドリームワークスの新たなフランチャイズとして、伏線もしっかり張っていたのでおそらく3は確実に作られるとおもう。

しかし既に宇宙まで出てしまったからなー、次は海か他の惑星になるのかな?同じテンポで同じ脚本家と監督がタッグを組んだらもっと面白い作品が生まれそうで今の時点でワクワクが止まらない。

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