映画『Dream Scenario(2024)』物語結末までネタバレと海外の感想評価まとめ




「ニコラス・ケイジの完璧な作品が誕生した」海外で絶賛の映画『Dream Scenario(2024)』物語エンディングまでネタバレ解説と、海外のリアルな感想評価をまとめて紹介。ある日あなたの夢にニコラス・ケイジが出てきたらどう思う?でもそれが毎日、毎晩必ず出てきたら?彼は殺人鬼だったりレイプ魔だったりしたら?…奇妙な映画を楽しんでください。

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映画『Dream Scenario(2024)』物語結末までネタバレ

ソフィー(リリー・バード)は、プールサイドで父ポール(ニコラス・ケイジ)と一緒に過ごしたあと突然空に浮かぶ夢を見る。

生物学の教授のポールは、妻のジャネット(ジュリアン・ニコルソン)、娘ソフィーのほかに長女のハンナ(ジェシカ・クレメント)がいる。彼は元同僚のシーラ(ポーラ・ブードロー)のツテを使って自分を売り込もうとするがそう上手くは行かない。

ポールはジャネットと芝居を見終わったあと、突然元カノのクレア(マーニー・マクフェイル)に声をかけられる。クレアはここ数週間ずっと夢にポールが出続けることに興味を持ち、この夢について本を描きたいと言われ思わずOKする。

世界中の夢に現れる男ポール

後日ポールとジャネットの友人と食事をしていると、リチャード(ディラン・ベイカー)とカルロタ(クリスタ・ブリッジス)だけではなく皆が、夢でポールと出会ったと言われる。

話はそこで終わらず、クレアが記事でポールのfacebookアカウントのリンクを貼っていたため、数百を超えるメッセージが届きその全てが「私は夢であなたと出会った」という内容でポールは衝撃で倒れ込んでしまう。

ポールが夢に出てくる現象はニュースにもなり取材を受けたため、ポールは様々な出版社からのオファーの電話を受けるのに忙しくなる。いつもは静かな授業のはずが、ポールが講義室に入ると生徒たちから拍手で出迎えられてポールは喜びを隠せずにいた。

そこでポールは生徒たちに自分の夢を見たことがあるか尋ねると、全員がイエスと答えたためどんな内容かを聞き取るが、怖い夢衝撃的な夢であったとしても夢に出てくるポールは何もせず傍観するだけの何もしない人として登場するだけと知って少しだけがっかりする。

夜、ポールはジャネットに僕の夢を見るかと尋ねるが、見ていないと答えたため、ポールはジャネットにどんな夢を見たいか尋ねると、彼女はトーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンのようなスーツを着たポールが自分を助けてくれるのを見たいと言う。

深夜、精神病の男がポールの寝室に包丁を持って現れ、ポールを殺すと脅す。通報を受けた警察が男を逮捕したためことなきを得たが、自身の思いも寄らない影響にポールは戦慄する。

騒動を知ったPR会社のトレント(マイケル・セラ)、メアリー(ケイト・バーラント)、モリー(ディラン・ジェルラ)のチームメンバーに招待される。

会議室に呼ばれたポールは誰も経験したことのない夢への影響力について、自身の思いも寄らない広告力がある説明され、手始めに”スプライト”と契約すると言い出し、彼に数十億円の契約の価値があると持ち上げられるが、ポールは本を出版したいだけだと契約を断る。

その後、チームの若い女性モリーがポールに近づき、飲みに誘うと、夢の中で何度もポールとセックスしていると話題を振られ、モリーの部屋で夢を叶えようと誘われてしまう。

しかし、ポールはチャックを下ろされている最中に発射するという脅威の早漏を発揮し、あまりの恥ずかしさにポールは部屋を飛び出す。

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夢の悪影響とは?

娘のソフィーは眠ると、父親が不気味な笑みを浮かべながら自分の部屋に踏み込んでくる夢を見るようになり、家に帰ったポールは自分のアイディアをパクって論文を書かれてしまったことを知って激怒する。

その後、ポールの生徒の何人かが、彼に襲われたり、レイプされたり、殺されたりする恐ろしい悪夢を見るようになり、ポールの顔を見たくないという理由で9割近い生徒が彼の講義を欠席するようになり、校長にまで嫌味を言われてしまう。さらに友人の奥さんもポールの悪夢を見ようになったためメンタルが不調になるので顔を見せないで欲しいとまで言われてしまう。レストランではポールの皿に唾を吐かれ、挙げ句の果てには、娘ソフィーも劇に出ないようにとまで言われてしまうのだった。

トドメにポールは講義の後、誰かに車に “負け犬 “とスプレーで落書きされてしまい激怒、彼は長期休暇に入る。

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悪夢の終わり

悪夢のせいで、ポールの家族も苦しむ。

ジャネットは職を失いかけ、ソフィーは学校で父親をフレディ・クルーガーと呼ばれていじめられるようになる。

車の落書きで激怒した動画も配信され世間はポールに公の場で謝罪するよう勧めるが、彼は怒って拒否する。

ある日、ランニング中のポールはクロスボウを持った男に矢で撃たれて負傷する。

死に物狂いで走って家に逃げるが、クロスボウの男が庭に現れ近づいてくる。

驚いたことにその男はポール自身だった。

ポールは世界中の人の夢に出てくる夢のポールに首を射抜かれ大量の血を吹き出して死ぬが、それは夢だった。

自分自身に殺されたことで事態を重くみたポールは謝罪ビデオを作り配信するが、彼は自分を被害者として謝罪した態度だったため、世間どころか、家族のジャネットすらも自己憐憫的で情けないと彼を批判する。

その後、ポールはソフィーの劇をこっそり見るために学校に忍びこむが、ケイラに捕まってしまい、もみ合いの末、ポールがドアを閉めた拍子にケイラは小指挟んで切断して劇は中断され大騒ぎになってしまう。ソフィーが中央で大泣きしている横で保護者に捕まったポールは外に連れ出されていくのだった。

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エンディングネタバレ

ナレーションで、あの事件のあと、ポールは街を出たが、その途端街の人間は彼の夢を見なくなった。彼のこの夢騒動は、ノリオと呼ばれる誰かの夢から夢に旅行する機械の開発に貢献したのだと、開発者のブライアン・バーグ(ニコラス・ブラウン)が語っている。

結局ポールはあれから家族とは別居して暮らしている。

彼はフランスで例のPR会社のチームのバックアップを受け自伝を書き、『Dream Scenario/夢のシナリオ』と名づけた。しかし本はポールと企業が期待していたよりもあまり売れなかった。

ポールは夢旅行装置をNORIOを使いジャネットの夢の中に入る。

彼は、彼女が望んでいた特大のスーツに身を包み、彼女を悲劇から救い、二人で手を繋ぎながらこれが現実だったらいいのに、と呟くと、ジャネットが徐々に覚醒し始めたのか、ポールは空に浮かんでいく。ジャネットはその姿を見つめている姿を映したまま物語は終了する。

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海外の感想評価まとめ

IMDb

2023年11月にアメリカで公開された映画『Dream Scenario(2024)』を視聴した海外のレビューをまとめて紹介していきます。個人的には不可抗力でどうすることもできない不運な男の不幸な物語に見えましたが、様々な意見があって興味深いです。

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IMDb 7.0/10

8/10
名声への素晴らしい眼差し
ドリーム・シナリオ』は、思いがけない名声と、それを他人がどう解釈するかをコントロールすることがいかに不可能であるかを描いた、実に面白い作品だ。名声がどのように人を変えるかに焦点を当てた方が、キャンセル文化を掘り下げるよりもずっと強い。
自分自身のイメージがどのように解釈されてきたかに違和感を持つニコラス・ケイジは、この作品に理想的な人物だ。彼はポールの哀れな性格を見事に演じ、彼の代名詞であるケイジの怒りはまったく感じさせず、いい気分転換になっている。また、この映画はケイジのペルソナを意識しており、ニコラス・ケイジだからこそすべてが面白く、奇妙であることを理解している。
クリストファー・ボルグリの演出は、特に夢のシークエンスに釘付けになる。非常にシュールで(当たり前だが)、短く、悪夢に変わり始めると本当に暴力をためらわない。アリ・アスターが本作のプロデューサーを務めていることもあり、『ボーはおどおどしている』に次いで2番目に愉快で気まずいセックスシーンがある。

7/10
本当に良かった。
この映画の最初の80%は素晴らしかった。キングが書かなかった最高のスティーブン・キングの物語のように感じた。平凡な男の人生が、彼の力ではどうにもならない理由でゆっくりと破壊されていくさまは、よく練られた構想、よく練られたプロット、よく練られた演技だった。ニコラス・ケイジの演技は完璧だった。
ある程度、この映画はソーシャルメディアの名声とキャンセル文化を風刺的に非難していると見ることができるが、それはマシューズ教授とより広い世界の両方からのパラノイアの高まりというテーマにとっては二の次である。
この映画がアリ・アスターのプロジェクトとして始まったという事実は驚きではない。『ボー・イズ・アフレイド』と共通する部分が多いからだ。
そしてラスト15分ほどで、この映画は道を踏み外す。新しい要素が持ち込まれ、それまでの展開が大きく崩れてしまったのだ。結果は決して悪くはなかったが、別の映画に属しているようだった。この映画が信念を貫き、マシューズ教授を論理的な運命まで追っていたら、もっとよかったと思う。

8/10
独創的で、陽気で、感動的でさえある。
早速レビュー: 私が映画で一番嫌いなのは夢のシークエンスだ(『インセプション』も嫌いだ。) しかし、「ドリーム・シナリオ」でのやり方は完璧だった。この映画は爆笑ものだった。
コンセプトからすべてを引き出すという話。映画が始まって、よし、これは面白い、でもここからどこへ行くんだろう?心配は無用、彼らはたくさんのトリックを用意しており、荒唐無稽な展開は終始続く。
この映画は陽気だ。久しぶりに劇場で大笑いした。しかし、それだけではない。実際にかなり感動的で悲しくなり、本当に考えさせられるものがある。素晴らしい映画だった。8/10.

メタスコア 74/100

IMDb

90
バラエティPeter Debruge
これはファンタジー?寓話?新しいタイプのホラー映画?実は、この『ドリーム・シナリオ』は上記のすべてであり、また、ケイジの最も境界線を押し広げる2本の映画、『アダプテーション』と『巨大な才能の耐えられない重さ』とある種のポストモダンのDNAを共有しているからだ。

90
ハリウッド・レポーターMichael Rechtshaffen
120本以上の映画キャリアの中で、ニコラス・ケイジは様々なことを演じてきた。しかし、『ドリーム・シナリオ』での彼ほどひたすら愉快だったことはないかもしれない。

83
IndieWireDavid Ehrlich
ドリーム・シナリオ』は、この種の不条理コメディとしては『アノマリサ』以来の傑作だ(『アダプテーション』のキャラクターを重ね合わせて生まれたようなケイジの演技によって、カウフマンとのつながりはさらに強固なものとなっている)。…また、蟻地獄についてのジョークもある)。

80
ガーディアン紙 チャールズ・ブラメスコ
インターネットの社会物理学に精通するあまり、インターネットに対する叱咤激励のように見えてしまうが、脚本家兼監督のクリストファー・ボルグリは、優れたWiFi接続の猛烈なスピードで、目新しい行為を育成し、消化し、廃棄する冷淡な文化を器用に串刺しにする。

80
スクリーン・デイリー
ユーモラスなレンズを通して、男らしさ、キャンセル・カルチャー、ソーシャルメディア、セレブリティの力について、野心的で、しばしば挑発的な問いを投げかけている。
Rolling Stoneデビッド・フィアー
ドリーム・シナリオ』は、ミシェル・ゴンドリー、スパイク・ジョーンズ、チャーリー・カウフマンがかつて常用していたような、ハイコンセプトでシュールなコメディだ。

50
映画スレットカラン・パンチュー
ボルグリの長編は、何も言うことのない、ややエッジの効いた映画に過ぎない。

ロッテントマト批評家91% 視聴者68%

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ロッテントマト

批評家レビュー

この映画は、脚本家なら誰もが自分にもアイデアがあればと思うような、優れた映画のひとつである。魅力的でサスペンスフルなこの映画は、ニコラス・ケイジの魅力を最大限に引き出している。

  • 狂信的なファンダム、集団思考、キャンセル文化、有名人のダークサイド、即席の名声の危険性–これらはすべて、ボルリのよくできた、非常に想像力豊かな形而上学的枠組みの中で共鳴するトピックだ。
  • ドリーム・シナリオ』は、アイディアがあり余るほど詰まった、奇妙で挑発的な映画だ。
  • ドリーム・シナリオ』は、『ブラック・ミラー』の中途半端なエピソードを逆にしたような展開で、クールで、狼狽させ、痛烈な風刺になりたかった代わりに、丁寧に目を丸くさせるのに十分なイラつきに終わるだけだ。
  • ケイジが退屈であることを喜んでいる光景は、それ自体が倒錯的に面白い。
  • これは映画としては驚くほど独創的なコンセプトであり、ケイジはそれを相対的にもっともらしい領域に留めておくという素晴らしい仕事をしている。もう全部観たと思っている飽きっぽい観客にお勧め。

観客レビュー

浮き沈みの激しいこの映画は、キャンセルの文化と資本主義の弊害についての物語をもう1度提示する。

  • ドリーム・シナリオ』は、ニコラス・ケイジが特徴的な演技を披露する、信じられないほど興味をそそられる自称作品だ。ソフトSFと人間探求の領域への奇妙で楽しい旅として展開する。
  • 独創的な映画とストーリーで、大いに笑わせてもらった。ニコラス・ケイジは素晴らしい演技を披露し、ここしばらく見た中で最も好きなキャラクターの一人を演じている。
  • 濡れ衣を着せられた無実の男を描いた、優れた娯楽作品。今日のウイルス社会にふさわしい。ケイジの「アダプテーション」以来のベスト映画。
  • 最初は、この手に汗握る前提がそれだけにとどまり、延長されて90分の映画に搾り取られるのではないかと思うだろうが、幸いなことにそうではない。プロットは進化し、予想もつかない方向に進んでいく。脇を固めるキャストがそれを見事に表現し、ケイジが『ウェザーマン』のような特別な映画を作り上げる手助けをしている。
  • 面白くて、奇妙で、最後まで楽しませてくれる。ニッチ・ケイジはいつも素晴らしい。
  • 前半は素晴らしい。後半はひどい。
  • 完璧なニコラス・ケイジ作品。彼は、ぎこちない笑いから、悪夢の中の恐怖の人物まで、幅広く演じている。名声とインフルエンサー・カルチャーの危険性についての強引なメッセージに、奇妙さは結局のところ負けている。
  • ここ数年で一番好きなニコラス・ケイジの映画。素晴らしい演技とユニークなストーリーで、最初から最後まで夢中にさせられた。
  • ニック・ケイジはこの5年間、あまりにもひどい映画ばかり作ってきたから、もう二度とまともに相手にされることはないだろう。
  • ホラーでもコメディでもない不器用な悲しい物語。
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まとめと感想「個人的には悲しい話だが」

この映画を見終わったとき、深い悲しみに陥った。

彼は何もしていない、自分のために懸命に生きただけだ。平凡でいい、ただ少しだけ自分の功績を残すために本を書きたいだけだったのだのに、ある日突然自分が街の人たちの夢の中に現れて話題になったことで人生は一転する。

最初は少しだけ有頂天だったけど、彼はしっかりと巨大スポンサー契約は断って、自分の歩幅にあった生き方をしたいと言った。彼はそれを望んでいた。

だが、それは監督の手によって破壊される、彼の夢は悪夢となり世界にヘイトを撒き散らし、最終的に彼自身も夢に襲われてしまう。何をどうすれば良かったのか?彼なりに謝罪動画を作ったが、それに何の意味があったのだろうか?彼は何もしていないんだよ!何もだ!魔法使ったわけでもない。ただただ、神かエイリアンか監督の悪戯でこんな事態になっただけなんだ。

ところが彼には後半悲劇しか訪れない。

家族とも別れ、クソみたいな宣伝広告を撮る羽目になり、最終的に全く本が売れない、彼の夢の影響力を元に作った夢旅行機器?彼に少しでも金渡してやってくれよ!

最後は別居している妻に夢の中でも会いたいと願い、それは叶うが最後は彼女の目覚めと同時に空中に放り投げられていく・・・・。

クソが!

ニコラスに微塵も幸せが訪れていない!救いがないんだよ!

アリ・アスターが興味を持っていたのも納得の胸糞作品だなと思いましたが、皆さんはどう思いましたか?

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