映画『バビロン』物語結末ネタバレ!100年前の映画界を描いた手に汗にぎる傑作だ!




「ハリウッド初期の自由で奔放な時代と凋落を描いた傑作」映画『バビロン』物語エンディングまでネタバレ!ララランドの監督最新作はハリウッド初期の無声映画から音声映画に移り変わる激変時代を生きてきた関係者たちの天国と地獄を生き生きとエキサイティングに描いた傑作を生み出しました。

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映画『バビロン』作品情報

あらすじ

ハリウッド初期の奔放な退廃と堕落の時代を背景に、複数の登場人物の栄枯盛衰を描く、桁外れの野心と行き過ぎた行為の物語。

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スタッフキャスト

監督
ダミアン・チャゼル
脚本
デイミアン・チャゼル

キャスト
ブラッド・ピット …ジャック・コンラッド
マーゴット・ロビー …ネリー・ラロイ
エリノア・セント・ジョン …ジーン・スマート
トビー・マグワイア …ジェームズ・マッケイ
J.C.カーレイ… トラック運転手
ディエゴ・カルバ … マニー・トーレス
ジミー・オルテガ … 象使い
マルコス・A・フェラーズ …警察官
シェーン・パワーズ … デイル
フィービー・トンキン… ジェーン・ソーントン
トロイ・メトカーフ…オーヴィル・ピックウィック
ジョバンアデポ… シドニー・パーマー
ハンスフォード・プリンス … ジョー・ホリデイ
テルヴィン・グリフィン … レジー

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映画『バビロン』物語結末ネタバレ!

1926年、カリフォルニア州ベルエア

マヌエル・”マニー”・トーレス(ディエゴ・カルバ)は、スタジオの重役ドン・ウォラック(ジェフ・ガーリン)が開くパーティーに象を運ぶのを手伝うことになったトラック運転手に賄賂を渡してゾウを運ばせている。しかし通常のトラックで象を運ぶには無理がありマニーの車でトラックを牽引する形でなんとか会場に象を連れていく。

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マニーと大スタージャック

マニーは象を連れて入ったパーティは豪華絢爛で誰もが夢見るような欲望が渦巻いていた。裸の女性の胸からドラッグを吸い、ジャズ・ミュージシャンのシドニー・パーマー(ジョヴァン・アデポ)が演奏し、キャバレー歌手のレディ・フェイ・ズー(リー・ジュンリー)が淫らな歌を披露して会場を盛り上げている。

ベテラン俳優のジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)がパーティ会場に到着するも妻のイナ(オリヴィア・ワイルド)に不仲を理由に離婚を突きつけられるがジャックはどこ吹く風で会場に入るとウェイトレスを口説き始める。

喧騒から外に出たマニーは女優の卵ネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)が、銅像に車を衝突させて登場し警備員が制止ているのを目撃したマニーは彼女を中に入れるのを手伝うと、ネリーと一緒に二人でコカインをキメる。ぶっ飛びながらネリーはニュージャージー出身でスターダムを目指していること、マニーはメキシコ出身で映画界に”足跡を残したい”と互いの野望を話しながらマニーはネリーに恋をする。2人はパーティ会場で踊り始めマリーの妖艶なダンスは観客たちを虜にする。

太った男と若い女優ジェーン・ソーントン(フィービー・トンキン)がドラッグの過剰摂取でぶっ倒れてしまい観客に気付かれずに彼女を病院に連れていけと上司ボブのとんでもない要求に応えるためマニーは象をパーティーに放ち会場が混乱したタイミングで外に連れ出すことに成功する。パーティーが終わるとネリーは薬物で倒れたジェーンが出演するはずだった映画の撮影現場に招かれたと喜ぶ姿を見せる。

マニーはボブの指示で、酔ったジャックを自宅まで連れて帰るもハイテンションなジャックはバルコニーからプールに転げ落ちたものの元気一杯だった。そんな彼の豪華で奔放な人柄に惹かれたマニーに対し、ジャックはマニーに一緒にいてほしいと頼まれ、夢への足がかりを掴んだマニーは涙目で喜んでと返事する。

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ハリウッドとネリーの演技

後日、ジャックとマニーは十字軍の大作映画の撮影に向かうが、巨大なセットのあちこちでさまざまなシーンを同時に撮影しており大勢の人が行き交う熱気にあふれかえっていた。そんな混乱した場と文句を言うエキストラたちを率いる無茶振りをされるも、気が立っているエキストラに対し銃を発砲しながら強引に統制しなんとか場を収めることに成功する。

しかし、さすが無法の撮影現場大勢の戦争シーンを撮り終えるも槍に貫かれたエキストラの死体が出てきてしまうが、そんなことより撮影を優先する監督(スパイク・ジョーンズ)は日が沈む前にエンディングショットを撮りたがるがカメラがないためマニーがカメラ屋に車を走らせ救急車を盗んで撮影現場に戻りなんとかジャックが主演女優にキスしているショットを撮影するのに間に合わせ監督も納得の撮影となる。

そんな中、ネリーが代役として撮影現場に現れるが監督のルース・アドラー(オリヴィア・ハミルトン)助監督のマックス(PJバーン)たちはもう一人の代役で”おっぱいのある女優”を希望していたが、サイレントの西部劇で、酒場に入り込んで下品な演出をする役だったがネリーは監督たちを唸らせる見事な役で感心させ、遅れて登場した主演女優のコリーン・ムーア(サマラ・ウィービング)を食うほどの演技力で監督から絶大な信頼を獲得したネリーのシーンは他のキャストやスタッフからも絶大な支持を得る。

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1927年:変革

ネリーの野心的な演技は拍手喝采でハリウッドで受け入れられ彼女はスターダムを一気に上りつめる。彼女の出演する映画はコリーンの演技力も興収も凌駕し続けコリーンの恨みをかうもメディアの後押しもありネリーが圧勝する。

ネリーの父ロバート(エリック・ロバーツ)がやってきて、彼女の新たな名声を利用しようとする。

ジャックはマニーが映画の助手の仕事を得るのを手伝う。手の早いジャックは離婚してすぐに再婚したオルガ・プッティ(カロリナ・シムザック)に浮気がバレて腕を銃で撃たれてしまう事件を起こす。

マニーはネリーのために熱狂的なファンやカメラマンから助け出し施設にいる母親(ヴァネッサ・ベドナー)を訪ねて彼女を送り届けた後、マニーは映画館で世界初の映像と音楽が一緒に映し出されるトーキー映画の”ジャズ・シンガー”を見てジャックに電話をかけ、映画業界が変わろうとしていることを知らせる。

1928年:トーキー映画

ネリーは映画ではなく初のセリフ収録を行うが、今まで演技だけで生きてきたネリーにとってセリフを覚えることに集中すると演技に支障をきたしサウンドミキサーのロイド(カーソンヒギンズ)から何度も注意されストレスが溜まる一方だった。何度も何度もリテイクを繰り返すがなんとか撮影に成功するが、当時冷房もなく閉め切りの灼熱の現場にいた撮影スタッフの1人が熱中症で死んでしまうのだった。

マニーはジャックと3番目の妻エステル(キャサリン・ウォーターストン)を連れてパーティー会場に向かう。パーティに参加していたネリーはフェイと官能的なダンスをした後、トイレで彼女の声の演技と死んだ豚のような声だとバカにする陰口を聞いて涙する。そして外に出ると、父ロバートが他の女と蛇と戦う話をしているのを聞いたネリーはその話を実現させるためにジャック、ネリー、マニー、フェイ、ロバートその他ゲストを連れてガラガラヘビの前でロバートに戦うよう仕向けるがロバートはビビって気を失ってしまう。

その様子を見たネリーは、ガラガラヘビのお腹あたりを掴んで勝利宣言をするが喉をガッツリ噛まれてしまう。みんな混乱して逃げ惑う中ジャックが逃げようとした車に轢かれてしまいさらに混乱を極める中、フェイはナイフでネリーの首の蛇を切り落として毒を吸い出す。意識を取り戻したネリーはフェイに情熱的なキスをする。

1930年:映画界の変化

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ハリウッドはトーキー映画制作に完全に移行していた。

マニーとエリナーはネリーのイメージを一新しようと懸命に努力し重役相手に何度もプレゼンを重ね新しい上品なイメージを確立させるため。鼻持ちならない上流階級の社交界や映画関係者が出席するパーティに連れてこられ上品で洗練されたイメージを演出しようとする。が、セクハラや見栄だらけの参加者に我慢できなくなり全員をバカにして下品な暴言を吐き料理を平らげて飛び出してしまう…数秒後、彼女は戻って来て、絨毯とパーティーの主催者の顔に文字通り嘔吐する。

ジャックは自分のキャリアに陰りが見えてきたと感じていた。映画の仕事を続けていたが、劇場に行くと自分の演技を笑う観客たちの姿を目の当たりにしたからだ。

シドニー(ジョヴァン・アデポ)は、トーキ映画になってからトランペット奏者として地位を確立し黒人主導の映画が軌道に乗りつつあったが、重役の指示でマニーが黒人らしらを一層際立たせるために靴墨による黒塗りメイクを指示され動揺するが彼は顔を黒く塗って収録を終える。スタジオを出たシドニーは落胆しスタジオから永久に立ち去るのだった。

1932年:ジャックとネリーの凋落

ゴシップジャーナリストのエリノア・セント・ジョン(ジーン・スマート)が自分のスター性が消えていくことについて書いたコラムを読んだジャックは彼女にクレームを入れに向かう。しかし彼女はぶっきらぼうにあなたの俳優としての時代は終わったが、映画という形で不滅の名を残すのだから自分たちが業界に足跡を残したと思えば安心して引退できるとアドバイスする。

その後、ジャックは重役のアーヴィング・タルバーグ(マックス・ミンゲラ)から電話を受け、当初は良い企画があると言っていたが企画が最悪なことを知りタルバーグもそれを認めてしまう。

マニーの家に慌てたネリーが訪ねギャングからギャンブルの借金8万5千ドルを借り今週中に返さないと性器に酸をかけると脅されているがお金がないと助けを求める。マニーは最初、散々自由にわがままで先日のパーティでマニーの顔に泥をぶっかけたことをぶちまけ助けることを拒否するが、ネリーの取り乱した様子を見て、かつて出会った当初の一緒に過ごした時間や彼女を大切に思っていることを思い出し助けることを決意する。

マニーは “ザ・カウント”(ロリー・スコベル)と一緒にギャングのボスジェームズ・マッケイ(トビー・マグワイア)に会いにいきネリーの借金の金を用意したと伝える。するとマッケイは2人を気に入り2人をチンピラのウィルソン(イーサン・スプリー)と共に離れた場所にある地下のトンネルに造られた非合法な行為ばかりが行われている場所に連れて行かれる。

マッケイの案内で様々な歪で非道な行いを目にした後、メインイベントの一つ生きたネズミを食べる男に向けて、マッケイがマニーのお金を渡そうとするが天井からの水滴が金に当たりインクがにじんでしまい偽物だとバレてしまい殺されそうになる。ウィルソンに襲われたマニーは咄嗟にシャベルを手に取りウィルソンの首に突き刺して逃亡する。ワニを解放して銃撃をかろうじて交わしながら逃れながらザ・カウントと一緒になんとか逃げるのだった。

それぞれのラスト

ジャックはパーティ会場でフェイと出会い彼女はヨーロッパのスタジオへ行く話を聞いて別れを告げる。立ち去るジャックの姿をフェイは見つめた後、ジャックは静かにホテルの部屋へ戻ると、銃で自分の頭を撃ち抜き自殺する。

マニーはネリーを叩き起こしメキシコに逃げようと車に乗せる。マニーがガソリンを入れている間にネリーは勝手にパーティー会場に入り、踊り始める姿を見てげんなりするが、自分がどれだけネリーを愛しているかを告げると彼女は涙し、メキシコで結婚し新しい人生を始めることに同意する。偶然いたカメラマンが彼らが最初のキスとダンスする姿を撮影していた。

夜になりザ・カウントに準備させていた最後の荷物を取りにアパートに行いくと、ネリーを待つ間にマニーに迷惑をかけないために、車を降りると暗闇に向かって踊りながら歩いて去っていく。

ネリーが荷物を待っているとマッケイの手下が現れ、ザ・カウントを殺す。暗殺者がマニーが失禁しながら命乞いをする姿を見てこの街を出ていけとチャンスを伝える。車に戻ったマニーはネリーがいないことに気がつくが彼は車を走らせてどこかに向かう。

後日、ジャックの葬儀に参列する人々、76歳で亡くなったエリノアの新聞記事、34歳でホテルの部屋で死んでいるのを発見されたネリーの新聞記事、移り変わる映画業界が映し出される。

エンディングネタバレ:1952年

マニーは妻と娘を連れてロサンゼルスに戻る。

キノスコープ・スタジオの警備員と話をして”ニューヨークでビジネスが成功している”と伝えスタジオを眺めた後、妻と娘がホテルに戻る。その足で映画館に向かい座席に座ったマニーは「雨に唄えば」の有名なシーンを見て、この映画とネリーと過ごした時間など多くの共通点を見出し、ネリーを懐かしみ涙する。

また、白黒のサイレント映画から20世紀にかけての映画の変革が映し出され『トロン』、『ターミネーター』、『マトリックス』、『アバター』といった現代映画を映し出しジャックの姿、ネリーの姿がフラッシュバックされ涙を流しながら微笑み物語は終了する。

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海外の感想評価 IMDb:7.5/10

1/10
あれはひどかった。
脳が痛いです。いやー、ひどかった。3時間以上も座って見なければならないなんて、最悪の敵にもさせられない。この映画のレビューをしている人の中には、映画中に見せ続けられたものを飲んだ人がいるのだろうか?あれは完全に混乱状態だった。
まさに無秩序なカオスでした。唯一の光明は、あるとすれば、マーゴット・ロビーだ。私はあの女性に恋をしています。彼女はこの映画の最高のシーンの一部でしたが、それほど多くはありませんでした。彼女がどんなに素晴らしくても、私が見ていたものがいかにひどいものであるか、筋書きがあちこちにあり、一貫して退屈であったかを克服することができなかった。この映画は3時間以上ある必要はない。この映画についてこれ以上書く気力もない。

10/10
映画のような名作
映画ファンの夢のようなエキサイティングな体験、デイミアン・チャゼルはワイルドな映画を創り、パーティーアニマルを創り出した! このような作品は、私が映画制作に携わりたいと強く願うようになるのですが、自閉症の男性には難しいのでしょう。とにかく、『バビロン』は、パーティー、映画制作、そして翌日の旅について描かれており、そのすべてが細心の注意を払って見事に描かれています。マーゴット・ロビーとディエゴ・カルバ(マニー・トーレス)は、終始美しい視線と見事な感情表現で、プロデューサー役を見事に演じきっています。バビロン』は、『ファースト・マン』を除いたダミアン作品の多くと同様、ノミネートされるにふさわしい作品です。

4/10
過剰で、肥大化し、結局のところ無意味だ

この映画を観た後、映画館を出るときに感じたことは、この映画はあまりにも長く、おそらくこの映画を盛り上げるには1つのストーリーが多すぎるということだった。しかし、代わりに第1幕が終わると、どんどん引き延ばされていく。

面白いのは、この映画の最高の瞬間は最初の1時間以内にあるということだ。この映画は、まとまりがなく、混沌としているほど、よりエキサイティングに感じられた。しかし、それ以降、映画はバラバラになり、筋書きは迷走し、最初の3分の1が持っていた狂気のエネルギーは50%程度になっただろう。フィナーレでそのエネルギーを取り戻そうと試みるが、その前にあったものを全く捉えられない。放蕩からホラーへと変化していくが、私にはうまくまとまらなかった。トーンの始まりから矛盾しているように感じました。

一方、演技は素晴らしい。ロビーとピットの演技は素晴らしく、ディエゴ・カルバは何も言わずに感情を表現することができ、見事です。ただ、『ラ・ラ・ランド』の脚本・監督であるデイミアン・チャゼルの脚本と演出が、演技に劣らないものであってほしいと願った。時々、この映画は4つの映画を同時に見ているように感じられた。

それぞれの筋書きが独立した映画として成立していたはずなのに、ここでごちゃごちゃと並べられているのを見ると、自己満足に過ぎず、最後まで疲れ果ててしまった。また、1つのストーリーラインだけが、そのストーリーが正当であると感じられるような結末を迎えている。その後、クレジットが流れ始めても、3時間強の間、ただ座っているだけで何の感慨もない。
全体的に、3時間の上映時間を気にしない人にしかお勧めできないが、この映画の筋は全くどこにも行かないということを心に留めておいてほしい。

まとめと感想「マニーは夢を叶えたのか」

あっという間の3時間だった。

ラストの解釈はマニーの野望だった”映画界に足跡を残す”が無事に達成できたことを実感したからだろう。ハリウッド、ジャック、ネリーとの出会いと経験、そしてマニーのひたむきな努力は決して無駄ではなかったのだ。ラストにさまざま映画の移り変わりが描かれていく間、マニーよりも早くスッゲェ泣いた。映画館で見てよかった。自分の行動が形に残る。こういうの弱い。最高の映画だ。

無音映画のトップスターたちが自由にわがままに遊び楽しみ尽くした数年後から、時代が音声や音楽が流れるトーキー映画時代になるがセリフの吹き込みや演技で人々から嘲笑され衰退していく姿をコミカルにエキサイティングに描いている。冒頭がめちゃくちゃ面白く当時の俳優たちを羨ましがらせておいて徐々に落ちぶれていく姿の乱高下がすごく後半のシリアスパートが続くのが見ていて辛かった。ブラピジャックが部屋で自殺する姿は切ない。静かにホテルマンにチップを渡すシーンから予想できてしまい、その階段を登らないでほしいと映画に願ってしまった。

マーゴットロビー、正直言うとスーサイドスクワッドのハーレイクイーンが大嫌いだったので、この映画で彼女のことが好きになった。野心的で自由でわがままで天才肌で最後まで自制できず一気に地の底へ、でも彼女は私の代弁者でもある。彼女は最後どこにむかったのか、なぜマニーを降ったのか、彼女のためか彼のためか。

見終わった後の疲労が強い。だが間違いなく面白い映画を見た。

それだけは間違いない。

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