映画『最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』物語ネタバレ!




「クソみたいな邦画タイトルだけど必見の戦争映画」Apple TV独占配信『最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』物語エンディングまでネタバレと海外の感想評価を紹介。ベトナム戦争中に友人たちのためにビールを届けた男の実話を描いた本作は、浅い戦争のイメージで現地に向かうもリアルな現場を体験して成長していく物語になっており見応えがあります。

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映画『最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』作品情報

上映日
2022年9月30日(米国)
制作国
米国
対応言語
英語
別名
The Greatest Beer Run Ever
撮影地
タイ・バンコク
制作会社
リビング・フィルムズ,
スカイダンス・メディア

あらすじ

1967年にニューヨークを出発し、ベトナムで戦っている陸軍の幼馴染にビールを届ける男の物語。

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スタッフキャスト

監督
ピーター・ファレリー
脚本
ブライアン・ヘイズ・カリー
ピーター・ファレリー
ピート・ジョーンズ

キャスト
ザック・エフロン… チッキー・ドノヒュー
ラッセル・クロウ … コーツ
ビル・マーレイ … ザ・コロネル
カイル・アレン … ボビー・パパス
ポール・アデルスタイン … ミスター・ドノヒュー
ジェイク・ピッキング… リック・ドゥーガン
ジョー・アドラー … レッド
アーチー・レノー… トム・コリンズ
ウィル・ホッフマン… トミー・ミノーグ

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映画『最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』物語ネタバレ

『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

元海兵隊員のチッキー・ダナヒュー(ザック・エフロン)は今日も親友たちとバーで馬鹿騒ぎをしているもバーのオーナーの “大佐”(ビル・マーレイ)からをツケが溜まっていることを指摘されていたが馬鹿騒ぎを続け自宅で昼間寝続ける。チッキーは両親と祖母と妹のクリスティンと一緒に住んでいるが、家族からプー太郎の穀潰し扱いされている。

ある朝、妹のクリスティンが台所に泣きながらやってきて、友達のジョニーがベトナム戦争で戦死したことを知り悲しんでいた。クリスティンは戦争に反対しているが、チッキーと父(元兵士)は愛国心が強く俺たちのために頑張る軍隊を強く支持しておりクリスティンの悲しみを理解しようとしないでいた。ジョニーの葬儀に友人たちと参列したチッキーは、幼なじみの親友トミー・ミノーグ(ウィル・ホックマン)が戦地で行方不明になっていることを知らされトミーと過ごした時間を懐かしむが、彼は国のために戦地で命をかけているのに何もしていない自分に苛立ちを隠せないでいた。

葬儀の後、チッキーが公園を歩くとそこでクリスティンをを含む人々が戦争反対のデモを行っていた。チッキーは海外に派遣されている友人たちを誇りに思うと英雄視するが、戦地に行かないでもの参加者は自分たちの意思に反して戦い死ぬことを”強いられている”とどちらも意見が合うわけもなく殴り合いの喧嘩になってしまう。

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そうだ、ビールを届けにいくわ

チッキーは友人とバーに戻り飲んでいる最中に、大佐が戦地にいる奴らにビールを届けて応援したいと愚痴をこぼすと、チッキーは挙手して俺が戦地の仲間たちにビールを届けると言い出す。友人たちはチッキーに対し「何かをすると口では言うが、実際には目標を達成できない怠け者」と思っているのでどうせいかいないだろうと思っている。

そんな中、チッキーのホラ話の噂を聞きつけた行方不明のトミーの母親(クリスティン・キャリー)がチッキーを訪れ、トミーを見つけたら認識票を渡してほしいと頼まれる。人が自分に何かを期待していることを理解した彼は旅に出ることを決意する。大佐から大きな缶ビールでいっぱいのダッフルバックを受け取る。妹のクリスティンは、危険な場所に足を踏み入れることになる馬鹿な兄を説得しようとするが、”みんな国のために頑張っているのに、俺だけ何もしていないのが辛い”と本音をこぼすとタクシーに乗り込みベトナムに向かう。

『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

ベトナムのサイゴンに到着したミッキーは近くの駐屯地に赴任している友人のトム・コリンズ(アーチー・レノー)を見つけることだった。港にいるアメリカ兵士にチッキーは何をしにきたのかを伝え笑われるもビールを見せて説得し米軍基地に足を踏み入れることに成功する。

チッキーは早速コリンズを見つけ互いに喜ぶ。夜になりチッキーは彼らのキャンプでビールを振る舞いを音楽を聴きながら陽気に一夜を過ごす、そこに上官がやってきて何をしているんだ!?と乗り込むがチッキーの話を聞いた上官は勝手にチッキーをCIAのエージェントに違いないと考え何もお咎めを受けずに済むのだった。

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最前線の男デューガン

夜が明け、チッキーは他の兵士たちにトミーの他に複数の仲間に会うための計画や順番をを一緒に考えてもらうが、行方不明になるのは死んでるのと変わらないと無理をしないように伝えるがチッキーの決意は固いようだ。コリンズと別れたチッキーはサイゴンのカラベル・ホテルに立ち寄り、バーにはアーサー・コーツ(ラッセル・クロウ)という戦場カメラマンと知り合いトミーのいる”LZジェーン”にいく為にはどうするかを聞くと「ベトナムを横断できるのは軍隊だけ」と言われたチッキーは米軍のトラックをヒッチハイクし米軍基地まで乗せてもらう。

『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

チッキーは、自分がCIAのエージェントであり、特別な輸送手段を必要としていると適当な嘘をつくとなぜか上官までもが納得してしまいまんまと”LZ ジェーン”行きの飛行機とヘリコプターを乗り継ぎ現地に到着する。嘘を信じた上官から連絡が入り戻ってこいと命令されたリック・デューガン(ジェイク・ピッキング)は最前線の銃撃を避けてなんとか本部に到着し何事ですかと伺うと、そこに隠れていたチッキーが現れ”ビールを持ってきたんだ”と驚かされる。一度あまりに屈託のない笑顔に地獄を見てきたデューガンは嫌悪感を露わにするが、マジでビールを配りに戦地を向かってきたことを知り困惑しつつも一緒にトミー探しに向かう。

チッキーはデューガンと一緒に銃撃を避けながら何とか部隊のいる塹壕にたどり着く。昼夜を問わず銃撃を受けている間に夜になると、チッキーは塹壕の中でデューガンたちに”ビールを届けにきた友人”だと挨拶をかわしビールを配る。しかしそこで会いに行くはずだった仲間の一人のレイノルズが戦死していることを知る。

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CIAに追われる

朝、チッキーはデューガンの部隊と一緒に写真を撮ってもらう。途中でデューガンたちは敵の最前線に進み続ける必要があるため2人は別れる。チッキーは近くにあったヘリコプターに適当の乗るとCIAのエージェント2人とベトナム人の囚人1人と一緒にヘリに乗ることになる。囚人は尋問を受けるが口を割らなければ落とすと脅され情報を話すがその瞬間にエージェントは囚人をヘリから放り出して殺してしまう。

ヘリが着陸後、CIAエージェントはチッキーを疑うがチッキーは目もくれずトムを探しに向かう。サイゴンまで船に乗ろうと基地を訪ねた彼は、上層部から「チッキーを護衛するため待機しろ」と命令を受けたことに不審に思ったチッキーが周囲の様子を伺うと刑務所行きのトラックに乗ったCIAエージェントを見つけ自分を追っていることに気がついたチッキーは森に逃げ込み捜査官の追手を振り切りあてもなく森を進み先に進むのだった。

『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

のどかな田んぼを歩いていると、道で遊んでいる子供に出くわし、その子は別の白人を見て怯える。白人の姿を見て怯える子供と壊れたジープを見つけ、かつてバーで徴兵に参加するようトミーを説得したことを思い出しチッキーは後悔する。

夜になり偶然通りかかった旧友のケビン・”ルーニー”・マクレーン(ウィル・ロップ)が都出会い。マクレーンたちは本部からCIAと偽ったチッキーを連れ戻せという命令があるが、チッキーを無事に帰らせるためサイゴンに向かうヘリコプターに乗せてくれるのだった。チッキーは飛び立つ前にマクレーン彼にビールを渡し別れの挨拶をする。

戦争は悲しい

チッキーはサイゴンに到着し、アメリカ大使館に行く為にサイゴンに行った時に出会った優しい警察官のヒエウ(ケビン・K・トラン)に道を教えてもらうのだった。チッキーに道を教えた後ヒエウがアメリカに遊びに来た時のために住所と電話番号を教えて別れる。大使館に現れたチッキーは、翌日のマニラ発の飛行機に乗ることができるようになる。

最初に訪れたホテルのバーに戻ったチッキーは、コーツたちジャーナリストたちがまだ同じ場所で飲んでいるのを見つける。彼はLZ ジェーンで撮った自分の写真を見せ、お前らが無視したことを自分が本当に任務を遂行したことを証明する。

戦争ジャーナリストのコーツはチッキーを気に入り酒を奢り戦争の状況や彼らの戦争記録に対する思いを語る。その時街中にもかかわらず爆発音や銃声が鳴り響きベトコンが攻めてきてしまう。チッキーとコーツは一緒に外へ飛び出し、街中で銃撃を繰り広げるベトコンを撮影する。兵士に捕まりかけるが報道陣パスを見せとチッキーとコーツと一緒に移動を続ける撮影を続けるコーツになんとか付いていく。逃げる間も彼らに向けて銃弾が降り注ぎ、目の前で多くの市民や兵士が死に、彼に親切にしてくれたヒエウの死体を目の当たりにしたチッキーは戦争に対する自分の立場を考え直すのだった。

『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

危険な街中を通り仲間を探そうとするチッキーを一度は止めるが彼の熱意い負けたコーツが車を出しては襲撃を受けた米軍基地に向かう。道中悲惨な戦争で傷ついた地元住民の死体や惨劇を見たチッキーは最後の友人であるボビー・パパス(カイル・アレン)と出会う。襲撃で負傷していたパパスだったがチッキーとの出会いを喜ぶが、トミーが死んだことをチッキーに伝えるのだった…。チッキーはパパスにビールを渡し、コーツとも別れる。チッキーは戦死した兵士の棺桶と一緒に帰国する。

エンディングネタバレ「最後のビールは誰に」

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『史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜』予告編|Apple TV+作品

アメリカに帰国したチッキーは、仲間や大佐に温かく迎えられるが、戦争に対する考え方が変わったことを告げる。彼らと酒を飲む前に、彼は最後にしなければならないことがあると言うとトミーの母にトミーのタグを返しに行く。トミーを探そうとしたことに感謝する彼女にチッキーは”戦死したのは自分のせいだ。入隊するのを怖がらせておけばよかった、でなければまだそこにいるはずだ”と涙ながらに訴えるとトミーの母はそれを恨まずチキーを優しく抱きしめるのだった。

チッキーは公園を通りかかり、デモ隊が並べた兵士のための鎮魂の蝋燭たちの中に座っていると妹のクリスティーンが現れ、素直に生きている兄に会えたことを喜んでいる。彼女は彼のそばに座るとチッキーは最後のビールを妹に飲ませるのだった。

エンディングで、チッキーが出会った仲間のトミー・コリンズ、 リック・デューガン,ケビン・マクレーン, ボビー・パパスの4人が無事帰還し、ほどほどに禁酒したと書かれている。

チッキー・ドノヒューは、高校を卒業後、ハーバード大学のケネディ行政大学院を卒業した。ニューヨークのトンネル建設業者として働き、立法・政治局長になったとのこと。

最後に映し出された写真は、LZジェーンでの本物のチッキーとデューガンの部隊と一緒に撮った一枚と、2022年現在の、チッキー、コリンズ、デューガン、マクルーン、パパス5人の元気な姿を写した写真が映し出されて物語は終了する。

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海外の感想評価 IMDb 6.8/10

8/10
タイトルは無視してください。

この映画は、英雄的な瞬間を狙うのではなく、戦争がいかに愚かな考えであるかを、ベトナム戦争をすべての戦争の代用として示しているのです。
だからといって、チキーのビールかけのようなさらに愚かなアイデアがあるわけでもなく、ザック・エフロンがあのキャラクターで完全に消えてしまったと言ったら、私を信じてほしい。この作品では、彼とラッセル・クロウが次の賞のシーズンにノミネートされることを期待しているが、クロウが出演するすべてのシーンを噛み砕く一方で、エフロンはもっと微妙な演技をしている。言葉よりも表情で、映画が進むにつれて彼がどう変化していくかを見せてくれる。
大型フランチャイズ、CGIによる大作、スーパーヒーローものの多い時代に、新鮮な空気を吹き込んだ。この映画にはユーモアがありますが、メッセージを覆すものではありません。

8/10
悲しい想い出

タイトルとその前提で興味を持ってこの作品に近づきました。それ以上のものを得た。
ビル・マーレイとラッセル・クロウのキャラクターに与えられた簡潔さは残念だった。しかし、ザック・エフロンは本当によくやってくれました。
環境破壊はもちろん、数え切れないほどの家族や人間の生活を完全に破壊してしまったことを細部まで掘り下げた、ベトナム戦争後の映画としては、おそらくこれまでで最高のものの1つだろう。
アポカリプス・ナウは広域のナパームというように戦争の恐ろしさをスクリーンに映し出したが、戦争の結果が人間の傍観者にまで及んでいることを描いているのが良い。

9/10
本当に楽しめました

この映画は本当に面白かった!まず、とんでもなく素晴らしい実話であること。いい雰囲気だし、素晴らしい人たちも出てくるし、素晴らしい実話です。正直なところ、この映画の総評はもっと高くてもいいと思います。
この作品の素晴らしい雰囲気と、素晴らしい実在の人物の存在。この物語を映画化した関係者全員に拍手を送りたい。

8/10
心にしみるほど美しい

この映画は本当に感情の起伏に富んでいる。この映画では、「戦争」をテーマにした映画です。戦争のイメージとその真の姿は、私がこの映画で最も愛したものです。この映画は、健全なプロットでありながら、すぐに暗く陰鬱な雰囲気に変わっていくので、観客は吸い込まれるように引き込まれていきます。すべての人に見てもらいたい映画です。戦争の悲惨さ、友情と人のつながりの美しさを残酷なまでに正直に表現しており、見ごたえ十分でした。見事な撮影と音楽が、この映画の楽しさをさらに高めている。
最高の映画ではないし、いくつかの部分で少し手を加えることもできたが、全体的には本当に楽しくて印象に残る映画だった。
戦争が好きな人にはぜひ見てもらいたい作品です。

7/10
確かに、The Greatest Beer Run Ever!

タイトルだけで、この作品を見に来ました。そんなタイトルで期待していたのとは違うものの、結構すごかったです。
ザック・エフロンが、ジェームズ・”チッキー”・ドナヒューの実話を見事に演じている。この男は、自らベトナムに行き、仲間たちにビールを飲ませて、何かを成し遂げようとする奇妙な計画を立てた。
最初は社交界の男子学生風な映画だが、彼の旅は特別なものだった。この映画の真偽のほどは分かりませんが、一人の男がダッフルバッグにあれだけの缶ビールを入れて持ち運ぶのは無理があるということは分かっています。
エフロンは、この作品でマーク・ウォルバーグに挑戦しているような気がする。ラッセル・クロウとビル・マーレーが出演しているが、この映画では彼らの出番はない。ザック・エフロンが、少年のような魅力を発揮しながらもシリアスな印象を与える完璧な役柄を見つけることが重要なのだが、もしオスカーへのノミネートを狙っているのなら、20年前にこの役を演じきったウォルバーグは、今でもステュー神父と一緒にこの役をこなしていると思う。

まとめと感想「今すぐ見よう」

タイトル変えようか。

なんとなく最初から最後までビール片手に破天荒な男が戦地を渡り歩くコメディタッチで行くかと思ったけど違って驚いた。

少年のような純朴さでテキトーに生きているチッキーがコメディノリで戦争体験したらまさかこんなに辛いとはって現実を見てって映画。でも仲間にあってビールを届けたいっていう願いが届き優しさのリレーがつながっていく感じと、戦争の悲惨さを後半に一気に見せるのはとても良い展開だと思う。

友達のためにビールを届けたい。自分も何かをしないと。その一念で行動を起こした彼の行動に感動した。徐々に戦争の現実を知って笑顔が減って成長していくリアルさも良い。かつての友人たちのそれぞれの出会った時の感情や感想の違いなども良い、そして全員がなんて良いやつなんだろうか。こんな仲間に囲まれているチッキーに祝福を。コーツもカッコ良すぎる。

”あいつらは国のために頑張っているのに、俺は何もしていない”この言葉が沁みる。

なんてApple TV独占配信なんだよ。って思ったあなたに朗報。

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