映画『クリーン ある殺し屋の献身』物語エンディングまでネタバレと感想




「期待以上ではない惜しい作品」映画『クリーン/CLEAN(2022)』物語エンディングまでネタバレと感想、海外の反応も紹介。元殺し屋が活躍するイコライザーとジョンウィックを真似しないようにあえてずらした事で半端な作品に仕上がってしまい海外でも勿体無いという声が多く上がる作品です。

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映画『クリーン ある殺し屋の献身』あらすじ

ごみ収集業者の寡黙な男クリーンは、かつて殺し屋だった過去と罪の意識に苦しみながらも、隣人のディアンダとの他愛のない会話を楽しみ静かに暮らしていた。
しかし彼の住む街を支配しているマフィアのボスの息子マイキーが出所したことで治安が一気に悪くなり、彼の友人のディアンヌも街のギャングに襲われてしまう。
かつて殺し屋だった彼は罪を精算するため武器を持って立ち上がる。

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映画『クリーン ある殺し屋の献身』スタッフキャスト

監督
ポール・ソレ
脚本
ポール・ソレエ
エイドリアン・ブロディ

キャスト
エイドリアン・ブロディ… クリーン
グレン・フレシュラー … マイケル
リッチー・メリット … マイキー
チャンドラー・デュポン … ディアンダ
マイケルチ・ウィリアムソン… トラヴィス
ミシェル・ウィルソン … エセル
ジョン・ビアンコ… フランク
RZA RZA …質屋のカーティス
ジェラルド・コルデロ … ビック
アレックス・コラード … トミー

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映画『クリーン ある殺し屋の献身』エンディングまでネタバレ

ニューヨーク州ユティカ。

ゴミ収集をする男、通称“クリーン”(エイドリアン・ブロディ)は、犯罪者だらけの都会の住宅街でゴミを運ぶ毎日を送っている。仕事を終えると収集中に集めた故障した電化製品を修理して知人が経営する古物商に売っている。

妻と離婚してからは、娘に先立たれ、アパートで一人暮らしをしているが、翌朝仕事に向かう前に、隣人の祖母と暮らす10代の少女ディアンダ(チャンドラー・デュポン)に昼食を用意して渡すのが日課になっている。

仕事が終わって家に戻り夜になると彼はいつも愛娘に起こった出来事や、過去に犯した罪の記憶のフラッシュバックに苦しみ涙を流している。

マイキーという男

一方、マイケル(グレン・フレシュラー)という男は、刑務所外で息子のマイキー(リッチー・メリット)の出所を待っていたが、マイキーの前にワル仲間が現れると一緒に車で遊びに行ってしまうのだった。

夕方、マイケルが経営するシーフードレストランの近くでゴミの収集をしていたクリーンは、マイケルとチンピラが中国から魚に隠した麻薬の取引の取引現場に鉢合わせてしまうが、彼らを横目に見るがいつも通りごみ収集の仕事を続ける。帰宅したマイキーに対しマイケルは、部下が魚の腹からコカインを取り出し数えた結果、中国人が約束より5袋も少ないことに腹を立て息子のマイキーに相手に舐められるなと警告する。

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ディアンダ

翌朝、クリーンは通りを歩くディアンダを見かけ、彼女の地域ではサービス削減のためスクールバスが運行されなくなったと聞かされたクリーンはディアンダを学校まで車で送ると申し出る。

学校に送り届けた後、クリーンはディアンダの家に自分の娘の自転車を置いて立ち去ろうとしたがディアンダの祖母のエセル(ミシェル・ウィルソン)が出てきて感謝を伝えつつなぜそんなに娘のためにしてくれるのかと聞いてきたが、クリーンは罪悪感から自分を救うためにやったと答えた。それを聞いてエセルは、あなたははいい人だと言う。しかし、クリーンはそんなことはないと返すのだった。

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マイケル

一方、マイケルのレストランでの麻薬取引中、マイケルは契約を守らなかったとして、パートナーの中国人をハンマーで殴り殺す。マイキーは父の残酷さを目の当たりにして恐怖で黙り込んでしまう。

その夜、クリーンは中国人を処理するのに使ったであろう血だらけのゴミに気が付くがそのまま作業を続ける、ゴミの圧縮を終えるとマイケルが現れ、悪臭のことを詫び金を出そうとするが、クリーンはそれを受け取らず仕事に戻るのだった。

翌日、

仕事中、クリーンの収集車が道の真ん中で故障してしまい調べていると、チンピラたちが男を追って横の路地に入るのを見かける。クリーンが男を助けようと近づくと背後から現れた暴漢にバットで殴られ気絶してしまう。病院で目を覚ましたクリーンは、医師から処方された薬を飲むように言われるが、クリーンはそれを拒否し、まっすぐ家に帰ることを選ぶ。検査の最中にかつてクリーンは娘の目の前で麻薬をうっていた過去を思い出していた。

翌日、有給休暇中のクリーンが車で通りかかると、ディアンダがチンピラたちとつるんでいるのを目撃する。彼は、もう遅いから帰ろうと言うがディアンダは父親じゃないから命令するなと冷たく言い返す。チンピラたちが集まりトラブルになりそうだったためディアンダは自らその場を立ち去る。

家に戻る途中、ギャングたちの溜まり場にディアンダの自転車がある事に気が付く。ノックして中の様子を覗くとディアンダが無理やり薬と酒を飲まされ銃で脅されている場面を見たクリーンは静かに配管用レンチでギャングたちを全員殴り倒す。ディアンダを助け抱きしめると足元に倒れているのはマイケルの息子のマイキーだった。ディアンダを無事に家に送り届ける。

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クリーンの過去

翌朝、マイキーの自宅にマイケルが立ち寄ると、包帯で顔中を巻かれたマイキーは二度と喋れない可能性があるほどの重傷を負っていた。マイケルはマイキーを暴行した場面を録画したクリーンの映像を見ると、汚職警官のフランク(ジョン・ビアンコ)にディアンダと祖母を殺しクリーンを生け捕りにするよう命じる。

一方、クリーンはディアンダとエセルを連れて街を出ようとするが、パトカーに停められたため停車するが警察官はマイケルの手下だとに気付き車を走り出しなんとか警察を振り切ることに成功する。三人はダイナーに立ち寄りディアンダと祖母がトイレに行っている間にクリーンは別の車を盗もうと駐車場を見回っている間に、マイケルの子分たちがダイナーに現れディアンダとエセルを殺そうと食堂に入る。

しかしマイケルの手下たちをレンチで残虐に皆殺しにした場面をディアンダとエセルが目撃してしまい、クリーンが殺し屋だった事、そして娘がドラッグの過剰摂取が原因で死んでしまったことがきっかけでクリーンは辞めることを決意しひっそりと暮らすようにした過去が明らかになるのだった。

モーテルに一泊したエセルは、自分たちを危険な目に遭わせたことそして家に帰れないことを責めるのだった。クリーンは事態の収拾を誓うと自宅に戻り馴染みの古物商から銃火器を購入し準備する。自衛か?と聞かれるがクリーンは狩りだと伝える。

スクラップヤードでクリーンはショットガンの銃床を切り取り、マフラーで即席サイレンサーを作り改造ショットガンを完成させると、防弾チョッキやナイフなどの準備を行うのだった。

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エンディングネタバレ「親殺し」

マイケルの自宅でフランクの仲間の警官から、クリーンは数年前に姿を消した「死神」と呼ばれるプロの殺し屋だと教わる。そして即座にかかってきたクリーンからの電話で、既に家のことを知られていると怯え、部下を全員集めるのだった。

クリーンはゴミ収集車ごとマイケルの家に突っ込むと仕掛けていた爆弾が作動し電源を落し暗闇の中次々とマイケルの部下を殺していく。2Fに登りマイケルの居場所を探そうとしたクリーンは、マイケルに奇襲を受け殴られてしまうがレンチで彼をぶっ叩き殺そうとしたところで息子のマイキーが銃を持って部屋から出てくる。マイケルは嬉しそうに勝ち誇りマイキーを見ていたが、マイキーは驚いたことに父親を何発も撃ち、その後クリーンを撃とうとするが弾が切れておりマイキーは座り込んでしまう。それを見つめるクリーン。

しばらくして、近所ではマイケルたちギャングたちの支配から解き放たれ、通りでは子供たちが元気よく遊んでいる姿が映し出される。そのよこを自転車で走るディアンダの前をゴミ収集車が近づいてくるのに気づき、ディアンダは微笑み映画は終了する。

海外の評価 5.6/10「惜しい」

7/10
過去を持つ男」というジャンルになると、なぜか飽きない。
最初の50分が少し遅かったものの、しっかりとした人物造形と一流の演技でこの映画を楽しめた。
この映画は非常に暗く、不気味で、シュールな感じがします。ブロディが贖罪を求める男を演じていて、とても説得力がありました。
この監督の前作『バレットヘッド』は面白かったので、本作も楽しみにしていた。最後の40分は残酷なアクションシーンで埋め尽くされている。

5/10
雰囲気は良いが、一般的なストーリー
エイドリアン・ブロディもグレン・フレシュラーも素晴らしい俳優で、この映画も例外ではないが、演技はともかく、ストーリーは非常に単純でほとんど退屈で、1年以上映画を棚上げしたのも不思議はない。また、ブロディが全編を通して行う「陰鬱な」ナレーションは、観客の心に響くはずのものだが、正直言って何の役にも立っていない。
最後の対決は安っぽく、つまり見た目も迫力も資金も足りない感じでした。この映画は全体的にクッキーカッターで、最後には結末より構成が勝っていたので、終わってよかったと思うほどでした。唯一のセールスポイントは、ロケーション、雰囲気、そして前述の演技でした。申し訳ないが、再鑑賞の必要はない。ポテンシャルはあったのに、ただただ残念。

3/10
無駄なポテンシャル
またしても、格好は良いが、育成を誤った映画がここに横たわっている。ブロディは有能な俳優であり、ストーリーも期待できそうだが、最終的には非常に忘れられやすい事件になっている。残念です。

7/10
一部の人の考え方が理解できない
確かに、殺人鬼になった後、静かな生活を求めて、生々しい性格に戻るというのは、目新しい話ではない。ブロディはアクションヒーローではなく、ちゃんとした俳優であり、理性を伝えたいのであって、ただ不正に憤慨しているような姿は見せない。中盤はこの手の映画にありがちな水増しで、批評家たちは何を期待しているのだろう?全面的な反省か全面的な戦争か?この映画は、他の大作映画よりも優れていて、1時間30分を楽に過ごすことができ、映画の行く末を考える必要がありません。

5/10
中身よりスタイル
ストーリーは新しくないが、試行錯誤している。良い映画、もしかしたら素晴らしい映画になったかもしれない。役者は自分の仕事をし、撮影は十分に荒涼としている。良い贖罪の物語のための材料はすべて揃っているのに、何が起こったのか?
小さなことが積み重なっていくのです。観る者は、WFTの瞬間で物語から引き離される。このような瞬間の多さが、この映画を台無しにしているのです。実質よりスタイルというのは決してうまくいかないし、気が散ってしまう。クリーンがなぜ汚いと感じるのか、常に説明するのは過剰で、私たちは彼の動機を理解しています。猿ぐつわで頭を殴る必要はない、我々は理解している。

6/10
まあまあ
悪い映画ではない。素晴らしいものでもない。一般的なストーリー、基本的なプロット。演技、テンポ、音楽が良いので楽しめる。あまり期待しないで行った方がいいと思う。6点/10点です。音楽がなければ5点。女の子の役者もいい。

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まとめと感想「惜しい」

静かに淡々と寡黙で渋いブロディ主演ってことでかなり期待してたんだけど、普通。

元殺し屋であることを隠してひっそりと暮らしていた、、、ってこの流れはどこにでもある脚本だが、いかに料理するのかが楽しみだったのだが…レオンのように不器用な殺し屋と美しい娘の話でもなく、ジョン・ウィックやイコライザーのような静かにかっこよく美しく敵を殺す痛快アクションからも逃げて、独自路線の元殺し屋の復讐劇を描いて失敗している。

まずブロディ本人によるナレーションはいらないだろ、と。せっかく無口で不器用な(そして素敵な髪型の)元殺し屋を演じているのに、余計なナレーションで彼の行動理念とかを教えられると冷めるんだよね。ああ、この殺し屋はこんなこと考えて行動してるんだって。そんなの必要ないだろ?レオンだって演技だけで私たちに“どんな殺し屋か“を教えてくれたのに。

隣人いる?って感じ、イコライザーも最初は隣人を助けるところから始まったけどさ、この映画に関しては隣人の存在はテンポを阻害するだけに感じる。最後はモーテルでお前のせいで家に帰れないじゃんとか言われるしね。

クリーンの本当の娘との関連性もなんとも腹におちず感情移入できなかった。オーバードーズで死んだってのもなぁ、嫁は離婚してるとはいえ一度も出てこないとかなぁ。黒人要素強いから白人の娘にしておけばバランスが良かった気がするのになぁとか、色々と人物描写に対してモヤモヤした。

音楽もシーンと作品に合っていない部分が気になった。

作品の中で一番ガッカリしたのは、クリーンが武器を準備しているシーン。さんざん寡黙でクールな男を演じていたのに、殺す準備に入るとくわえタバコしながらノリノリで銃を改造しているクリーンを見てゲンナリした。お前娘が死んで苦悩してたんじゃねーの?って。本性は殺すのが大好きですアピールとか本当にスープに1リットルぐらいの水を足したぐらい余計なシーンだったと思っている。イコライザーだってジョンウィックだってどっちも殺しは手段で楽しんでるシーンは一瞬も描いてはいない、なのにクリーンは最後の最後にくわえタバコで笑顔で準備ってさぁってなった。

その後のマイケルとの銃撃シーンはまあまあ。サイレンサー付きのショットガンで無双しているのだが、部下たちは銃を持っているのに全く撃たないのは気になったがまぁ気持ちよかったので良いとしよう。

最期のマイキーもなぁ。父親殺したのも父親を超えたいとかじゃなく、ずっと父親の恐怖に怯えていたから殺した感じ、撃ち殺した後についでにクリーンも殺そうとしたけど弾がないから、、、とりあえず座り込むだけの彼の行動にえって感じ。この映画で何も成せず残せない馬鹿野郎って印象なだけだった。せめてクリーンを助けるか、母親と一緒に家を出るとかはするべきだった。

あら、褒めるよりも否定的な意見の方が多くなってしまった。。。多分期待しすぎた分の反動だと思う。みなさんもぜひ。映画『クリーン ある殺し屋の献身』は日本で9月16日に公開。上映館については公式サイトをどうぞ。

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1件のコメント

顰蹙覚悟で一言「黒人の子が可愛くない」幼女でもないし
すっごい縮れ毛長髪で分厚いタラコ唇というベッタベタな外見
エイドリアン・ブロディとミスマッチ

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