映画『グリーン・ナイト』物語エンディングネタバレと感想「人生の糧となる名作である」

「壮大な音楽、控えめだが幻想的な映像、主人公の成長、これが映画だ」絶対に観て欲しい『グリーン・ナイト』あらすじ物語エンディングまでネタバレと感想。海外では難解と言われる一方で名作と言われる賛否両論なレビューも紹介。原作は14世紀の作者不明の叙事詩『サー・ガウェインと緑の騎士』を大胆アレンジした内容。

スポンサー リンク




映画『グリーン・ナイト』あらすじ

怠惰な生活を送っていたガウェインは、グリーン・ナイトの挑発に乗り絶対に死ぬが最大の名誉を得られる挑戦を受けてしまう。旅の途中かれは様々な経験を得て成長をしていく様子を見せるが、人の本性はそう簡単には変えることはできないのだ。

彼の最後の選択とは。

スポンサーリンク

映画『グリーン・ナイト』スタッフキャスト

デヴィッド・ロウリー … (監督)
デヴィッド・ロウリー … (脚本)
ガウェインの詩人 …(原作者)

キャスト
アナイス・リッツォ… ヘレン
ジョー・アンダーソン… パリス
デヴ・パテル … ガウェイン
アリシア・ヴィキャンデル … エセル
ノエル・ブラウン… マダム
サリタ・チョードリー… 母親
ニタ・ミシュラ… 姉
タラ・メイ… 妹
アティナ・フリズエル… 末の妹
ショーン・ハリス … キング
ケイト・ディッキー… クイーン
クリス・マックハレム … ロード・イン・ウェイティング
ラルフ・イネソン… 緑の騎士

スポンサーリンク

映画『グリーン・ナイト』エンディングまでネタバレ

玉座に座る謎の語り手は、伝説の剣を石から引き抜いた伝説の王の話はすでによく知られているが、これは彼の話ではなく、彼の甥の話であると述べ物語が始まる。

ガウェイン(デヴ・パテルが売春宿で目を覚ますと、恋人のエセル(アリシア・ヴィキャンデル)が教会に行くように促すが、彼は行きたくないと思っているが彼女のおかげで無理やり向かうことになる。

城に戻ったガウェインは母親(サリタ・チョードリー)に挨拶をすると身なりを整える。彼は売春宿で目を覚ますボンクラだが王家の一員のようだ。

グリーンナイトとの契約

クリスマスの日。

ガウェインは叔父のアーサー王(ショーン・ハリス)を訪ね、他の騎士たちや王妃ギネヴィア(ケイト・ディッキー)と共に宴会を開いているところである。アーサー王はガウェインに自身の経験による英雄譚を聞かせて欲しい頼むが、ガウェインは話すことがないと断ると王妃ギネヴィアは、“まだ“ないだけだと皮肉のようなフォローをする。

別の場所で、ガウェインの母が魔法の儀式を行い、円卓の宴の最中に現れたグリーン・ナイト(ラルフ-イネソン)、によって中断される。突如現れた異形の騎士は、樹木を模した異形の兜、深緑の鎧姿、剣の代わりに枝を持った馬に乗る大きな木のような生き物によって中断される。しかしさすがアーサー王の円卓の騎士達は怖気付くどころか即座に剣を抜いて臨戦態勢をとるがアーサー王が剣を収めるように指示するとグリーンナイトは王に一通の手紙を渡す。

王妃はその手紙を読む。

その手紙には、グリーン・ナイトの首を刎ねた強き騎士には彼の“緑の斧“と名誉を獲得することができるが、次のクリスマス(1年後)にグリーン・ナイトの住む緑の礼拝堂に行き、同じようにグリーンナイトの手で首を刎ねられなければならない挑戦。そしてその挑戦は“ガウェイン“以外受けることができないという。

アーサー王は首を刎ねて仕舞えばグリーンナイトは死ぬはずでこれはゲームだとガウェインを勇気付けエクスカリバーを与える。グリーンナイトと対峙すると、グリーンナイトは自らの首を差し出すかのように頭を傾けるとガウェインはその首を切り落とす。

異形の騎士を倒した名誉を手に入れたと思った、しかしグリーンナイトの首のない体は起き上がると首を持ち上げガウェインに向かい、“1年後だ“と念を押し首を抱えたまま馬に乗ってガウェインを嘲笑いながら走り去るのだった。

円卓の騎士たちに讃えられたガウェインはアーサー王にエクスカリバーを返す。だが彼は名誉を得るために確実な死が待っているのだ。そして彼の足元には約束通りグリーンナイトから授かった緑の斧が落ちている。

スポンサーリンク

ガウェインの冒険譚

1年が過ぎ、ガウェインは緑の礼拝堂に向かい旅に出ようとする。

エセルは、ガウェインが彼女のもとに留まり、家庭を築けば良いじゃないか、名誉など…と説得するが、ガウェインはこの任務を遂行することが自分の義務だと伝える。ガウェインは緑の斧を持ち、母から贈られた鎖帷子と緑の帯(緑の騎士を呼び出した従者と共に魔法のような何かを込めて作り上げた)を身につける。母親は、その緑の帯を身につける限り、悪者から危害を受けることはないと言う、全ては愛する息子のためなのか、ガウェインは旅支度をすると馬を駆って旅に出る。(街を出てから随分と長い間近所の子供達が彼を追いかける)

旅の途中の森の中でガウェインを遠くから見ているキツネを発見する。森を抜けた野原は大きな戦跡地で遺品を奪って生計を立てているゴミ拾いの青年(バリー・キョウハン)はガウェインに近づき緑の礼拝堂に続く小川に案内すると代金を要求する。ガウェインはお礼に1枚のコインを渡す。

案内された川にたどり着き旅を続けていると、先ほどのゴミ拾いの青年と他の男女二人が待ち伏せており彼の緑の斧、緑の帯、馬、お金、マントなど最小限の衣服以外全て奪うとガウェインを縛って立ち去ってしまう。彼はなんとか這って奪われなかった剣で縄を切って彼らを追いかける。日暮れ時、ガウェインは廃屋になったコテージに辿り着き、そのベッドで眠りにつく。

スポンサーリンク

幽霊の依頼

彼はウィンフレッド(エリン・ケリーマン)という若い女性によって起こされお願いがあると近くの泉に案内すると、泉の中の頭蓋骨を取り戻して欲しいと依頼する。彼は見返りに何をもらえるか尋ねるが、少し怒られて断られる。彼は泉に潜り幻想的な赤い星空のような水中を潜ると彼女の頭蓋骨を見つる(泉から上がるとあの狐がこちらを見て逃げ出している)

コテージに戻るとベッドに眠る彼女の白骨死体を見つけ、頭を乗せると彼女の声で感謝の言葉と、グリーンナイトについて警告を受ける。そして陽が差し込むとそこには失われたはずの緑の斧が彼立てかけられていた。

スポンサーリンク

巨人族と狐

ガウェインは緑の斧を持って旅を再開する。洞窟で休憩しているとあの狐がこちらを覗いていたため一度石で追っ払うが再び戻ってきたため、一緒に旅をしようと提案して共に旅をすることにする。道中、歩いている女型の巨人の集団とすれ違う。山を歩いている最中に足を踏み外したガウェインは動けなくなる、空腹のあまり目の前に生えていたキノコを食べるが、そのキノコは幻覚作用があり彼は遠くにグリーンナイトがこちらを見つめている幻覚を見て夜を迎える。

翌朝、山を歩いていると女型の巨人たちを見つける(頭がガウェインと同じ大きさの身長20mぐらいで全員が坊主頭で全裸の女性しかいない)ガウェインが巨人に声をかけると巨人は巨大な手でガウェインを掴もうとしたため、狐がに入り歌のような遠吠えすると巨人達は同じような歌声で返答すると二人をどこかに導くかのように歩き出す。巨人とその仲間もキツネと一緒になって同じような音を出す。

スポンサーリンク

ロードとレディ

巨人の案内で進んだ先にある城に辿り着くと彼は気絶してしまう。目を覚ますとガウェインは清潔なベッドに寝かされ看病されていた。その城には領主“ロード“(ジョエル・エドガートン)レディ(またアリシア・ヴィキャンデル)、そして盲目の老婆の三人で暮らしていた。

ロードから緑の礼拝堂が近くにあることを教えてもらい、ガウェインの滞在を快く受け入れてくれたため少しの間滞在することになる。ロードの妻レディはエセルに似ていてことあるごとにガウェインに魅惑的な言葉をかけてくる。ロードの趣味である狩りで得た獲物と、ガウェインが城で受け取るものを交換することを約束する。翌朝、夫人はガウェインにの緑の帯を貰う代わりに受けた彼女の“魅惑の手コキ“に屈してしまい精液まみれとなったが緑の帯を手に入れる。我に返ったガウェインは逃げ出し、森の中でロードに出会うと捕らえた獲物の狐を渡す代わりにキスを差し出すことでロードとの約束は守られ解放される。

緑の礼拝堂で失態

ガウェインは小川のほとりで舟を待つと狐は突然母親の声でこれ以上旅をしないように止まらせるように懇願するが、ガウェインはキツネを追い払うと舟でナイトが冬眠している礼拝堂に向かう。眠っているグリーンナイトの前で彼が目覚めるのを待つ。

グリーンナイトに緑の斧を渡し首を差し出す。ナイトが近づくと「これで全部か」と問いかけナイトは”他に何がある?”と答えます。そして首を差し出すが二度ほどビビって待ってくれを繰り返し、三度目の正直でついに首を刎ねようとするが三度“待ってくれ、すまない“を連呼してナイトから逃げ出したガウェインはなぜかそこにいた愛馬に乗って家に帰るのだった。

街にうなだれるガウェインが戻る。病床に伏すアーサー王とグィネヴィア王妃のもとに辿り着く。グリーンナイトの呪いの挑戦を受け生き残って現れたアーサーはガウェインを正式に騎士として認め、ガウェインはアーサーの死後、王の座を継ぐ。ガウェインはエセルと再会して愛し合い、エセルは無事に男児を出産するが城の従者達が即座に赤子を奪うとわずかばかりのお金だけを置いてガウェイン達はスラム街を立ち去るのだった。その後、ガウェインは新しい王妃(メーガン・ティアナン)と結婚し、彼女と夜を共にする際、王妃から服を脱がされるが緑の帯に手をかけようとするとその手を払うなど、彼はグリーンナイトから自身を守ってくれた緑の帯を外すことはしなかった。

不幸の王ガウェイン

スポンサーリンク

年月は流れ

息子は若くして戦死してしまう。悲しみの中街を馬で進んでいると突然誰かに石を投げつけられる。(王となったガウェインに対して群衆が不満を溜めていることがわかる)石を投げた市民は部下によって殺すのを見届け群衆を見渡すと軽蔑の眼差しでガウェインを見つめ続ける老いたエセルがいた。

さらに月日は流れ

ガウェインは王妃との間に娘を授かるが、敵が城に迫ってきたため王妃と子供は部下共々彼のもとを去ってしまう。老いて部下を失い一人残され、敵に扉を破壊され敗北を覚悟したガウェインは、玉座に座り緑の帯を外す。

すると、ずるりと首が落ちるのだった。

エンディングネタバレ

突然

緑の礼拝堂でグリーンナイトが斧を振り下ろす瞬間に戻る。

グリーンナイトから逃げ不幸の王として死ぬまでの経緯は全て幻だったのだ。

ガウェインは緑の礼拝堂でナイトが斧を振るう直前にいたのだった。

「待ってくれ」

そうナイトに伝えたガウェインは素早く緑の帯を外してナイトに渡すと“準備ができた“と一言だけ伝える。この時の彼の目には覚悟と決意が宿る強い表情だった。すると緑の騎士はガウェインにひざまずき、”よくやった、勇敢な小さな騎士よ “と優しく語りかける。

そして、ガウェインの首に指をなぞらせると”さあ、首を切り落とそう “と微笑みながら言うのだった。

海外の評価 IMDb 6/10「退屈でナンセンス」

2/10
理解できなかったら、それはあなたのせいではありません。
映画を見終わって数秒後にこれを書いているので、私のフラストレーションを許してほしい。この映画は、あらゆる技術的観点から見て、おおむねよくできた映画であるが、2つの点で、私の心を完全に打ち砕いた。1つは、史上最も退屈な映画の1つであること。そして、2つ目は、ほとんど比喩と象徴で構成されていて、具体的なものが何もないことです。
抽象的な映画は苦手かもしれないが、普通は何を目指しているのかくらいは分かるものだ。この映画では、あらゆるものの背後にある意味について、少しも手がかりがなかった。すべてがストレートにナンセンスなのだ。この映画では、何もかもが無意味で、奇妙でランダムな部分が多く、ストーリーの他の部分と何の関係もないように見える。スタイルばかりで中身がなく、気取った感じが満載。
好きなところはたくさんあるし、大好きなところさえある。映像は見事です。美しいショットがたくさんある。素晴らしいカメラワークと激しい音楽が相まって、とても印象的な雰囲気を作り出しています。本当にクールなカメラの動きや、全体的に素晴らしい演出もありました。
そんな好きなものばかりなのに、この映画は私の忍耐力を完全に奪ってしまった。そして、映画が終わったとき、私は憤慨してスクリーンに向かって叫びたくなった。「全部見たのに、何が言いたいのかさっぱり分からない」と。この映画、嫌いです。

6/10
配慮不足
この映画を本当に好きになりたかったのですが、その実行に対する明らかな配慮以外は、基本的にすべてが遅く、気取り屋で、作家・監督にとって重要なものを参照し、比喩的な表現をしています。この映画は、観た後に何を言いたかったのかを理解するために調べなければならないような映画の1つです。要するに、少年が自分の死に直面することで一人前になるための通過儀礼を、2時間以上に引き伸ばしたものだ。
この映画は、ゆっくり、理路整然としていて、1.5倍速で見たくなるが、細部まで見てその意味を読み取る必要があるため、そうすることはできない。例えば。アーサー王のコートには小さな金属バッジがついていて、これは脚本家・監督やチームの他の人たちの過去のプロジェクトにちなんだものです。アーサーが暗い部屋の中を歩き回り、モルガナ・ル・フェイが異教徒の魔法を使うシーンが散りばめられているのに、それがわからなかったってこと?だって、脚本家兼監督は、そのシーンがちょうどよくなるまで1年以上かけて完成させたんですよ!まあ、理解できないこともないですが。そう、私は皮肉屋なのだ。
この映画を高く評価した理由は、セットが良かったことと、俳優が素晴らしい演技をしたからです。しかし、この作品は、作り手にとってのみ意味があり、初見では何の喜びも得られない無名の作品の一つです。イギリスの古い民間伝承や、脚本家・監督がどのようにこの物語を伝えたかったのかに興味があり、それらをすべて調べてから映画を再鑑賞し、細部まで堪能したいと思うだろうか。そんなことはない。

5/10
撮影や俳優が良くても、映画が良いとは限らない。
デヴィッド・ロウリーがどんな薬を飲んだのか知らないが、そんなものが仕事をしていたような気がする。緑の騎士はよく撮れている、それは認めるが、ストーリー自体は遅い、大半の時間意味がない。ただただ奇妙な映画で、普通はそれが悪いということにはならないのですが、今回はそうなっていました。演技も悪くなかったので、この映画全体がめちゃくちゃなのは彼らのせいではありません。撮影の良さと演技の良さを除けば、ただただ駄作である。私だったら、この作品で時間を無駄にしないようにします。

3/10
グラフィックは美しく、ナンセンス
職人気質の映画らしく、映像は息を呑むほど美しく、どのシーンにもこのオーラが漂っていました。しかし、ストーリーの筋やセリフは全く意味不明で、あの半分のシーンは一体何だったのでしょう?という感じです。

4/10
125分後には「なんでこんなの観たんだろう」という気持ちが残る
『グリーン・ナイト』(2021年)は、公開された週末に劇場で観た映画です。この作品のストーリーは、素晴らしい構築、設定、バックドロップ、特殊効果により、多くの可能性を持っていました。演技もしっかりしていて、キャストはキャラクターによく合っていた。しかし、残念なことに、ストーリーとキャラクターが進化することはなかった。物語に真の意味合いはない。主人公が自分の過ちや境遇から学ぶことを願っているのだろうが、彼は決してそうしない。ストーリーに良い意味と結論があれば良いのですが、そうではありません。125分後には、観客の中に「なんでこんなの観ちゃったんだろう」という気持ちや顔がたくさん残ってしまう。パンズ・ラビリンス」、「ホビット」、「ロード・オブ・ザ・リング」など、このジャンルの優れた作品には遠く及ばない、大きな失望だった。私はこれをスキップし、4/10を記録します。

スポンサーリンク

まとめと感想「大人版ネバーエンディングストーリー」

長いが最後の決闘の方が退屈だったし、最近観た「ワーニング」なんてもっと支離滅裂で意味をなさないシーンと実験的な映像が乱立した素人監督が作り上げたクソ映画だっただけに、グリーンナイトほど分かりやすく主人公の成長を一緒に体験できる良い作品じゃないかと思った。

ガウェインのお母さん何やってんの?お母さんがグリーンナイトを召喚して、絶対に死ぬけど名誉は得られるデスゲームに強制参加させた理由も、緑の帯があるから絶対に安心よって言う打算があり、ある意味母の愛情とおもいきや、ガウェインとエセルの子供を取り上げてガウェインが王の座を手に入れるまで計算していた強かな愛情だったことも分かったし。

馬鹿野郎でデスゲームの意味も理解しないまま挑んで少年強盗団に全部奪われるわ、精霊のお姉さんには見返り求める器の小ささに、魅力と性欲に負けて手コキされるわでダメダメだったガウェインが、このまま逃げた場合の“If“をなんの加護かは不明だが文字通り身をもって経験したおかげで、もう一度やり直すチャンスを得たこと、緑の帯を外す時の彼の高潔な魂と表情だけでもう十分じゃないか。彼はやり直した自分に打ち勝ったのだ。グリーン・ナイトの優しい表情が全てだ。小さき勇敢な男よ。って褒めてくれたじゃんか。って思うんだけど海外ではなんともダメな評価が目立つのが気になった。

映像や音楽は壮大で美しく文句はない、唯一文句を言うのならもう少しだけファンタジー色を入れて欲しかったかな。泉に飛び込んだ時の赤い美しい星空のような私たちの想像を超える見事な映像をもっともっと体験したかった・・・というのが私の感想である。

この映画は見る価値があった。少なくとも私にとっては人生の糧になる良い映画だった。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

error: Content is protected !!