映画『シーフォーミー』物語エンディングまでネタバレと感想「普通につまらなくてビビる」




「超嫌味でムカつく主人公にムカついて集中できない」映画『シーフォーミー』物語エンディングまでネタバレと感想を紹介。ホラー映画にもなり切れずNetflixオリジナルC級映画以下の脚本にあなたは我慢できずに映画館を立ち去るでしょう。それぐらい盲目であることを活かせず、FPSってほど上手に魅せれず、誰も彼もがバカなコメディ作品に仕上がっています。

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映画『シーフォーミー』作品情報

あらすじ
盲目の元スキーヤー、ソフィーが人里離れた邸宅でキャットシッターをしていると、3人の泥棒が隠し金庫を狙って侵入してくる。ソフィーを守るのは退役軍人のケリーだけ。ケリーはソフィーが生き残るために、泥棒から身を守る手助けをするが…

監督
ランドール・オキタ
脚本
アダム・ヨーク…(脚本)
トミー・グシュエ…(脚本)
トミー・グシュエ … (脚本)

キャスト(クレジット順)
スカイラー・ダベンポート… ソフィー
ナタリー・ブラウン… ソフィーの母
マシュー・グーヴェイア… タクシー運転手
ローラ・バンダーボート… デブラ
キートン・カプラン… カム
ジェシカ・パーカー・ケネディ… ケリー
ジョージ・チョートフ… オーティス
パスカル・ラングデール… アーニー

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映画『シーフォーミー』物語エンディングまでネタバレ

ダウンヒルスキーヤーのソフィー・スコット(スカイラー・ダベンポート)は変性性眼疾患、網膜色素変性症と診断され失明してしまう。オリンピックの夢を断たれる。友人のカム(キートン・カプラン)は、パラリンピックを目指す彼女にシーイングガイドをしないかと誘われるも彼女はそれを拒否し、スキーの夢をあきらめてしまう。

キャットシッターを開始

お金を稼ぐために、夫と離婚して休暇に出るニューヨーク北部の富豪デブラ(ローラ・バンダーボート)の家に住み込みキャットシッター(猫の世話係)の仕事を始める。カムにビデオ通話をしながら彼女の目の代わりに周囲の状況を教えてもらい家の作りを把握するため歩き回る。カムの指示に従い進んだ先にあるワインを「転売するために盗め」と指示されたことで二人の中は悪化してしまう。ある日、自動ロックであることを忘れデブラの家から締め出されてしまったソフィは目の見えない人がビデオ通話でヘルパーに周囲の状況を言葉で伝えてくれる電話アプリ「See For Me(シーフォーミー)」を利用しフロリダに住むゲーマーのケリー(ジェシカ・パーカー・ケネディ)の声に従いなんとか裏の扉から家に戻るのを手伝ってもらう。

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強盗三人組と共謀

その夜、ソフィーは3人の男が家に押し入ってきたことで目を覚まします。男はこの強盗計画に入念な準備をしてきたようであっさりセキュリティーを解除し侵入、狙いは離れのリビングに隠された金庫の中身の700万ドルだった。

物音で不審者がいることが分かった彼女は男たちから隠れながら911に通報するが、911のオペレーターは、この家は離れた場所にあるため、対応に時間がかかると告げる。彼女は電話を切り、See For Meアプリを使って再びケリーに連絡するが男たちに捕まってしまい、ビデオ通話を切られてしまう。ケリーはソフィーを助けようと911の履歴を照合してもらいソフィーがいる家の場所を特定しようとする。

ソフィーを捕まえた男たちは上司のリコに電話を繋ぎ指示を仰ぐ、ソフィーの携帯電話を調べ、彼女が911に電話したことを確認した男たちは盗みをあきらめソフィーを殺そうとするが、自身は盲目であること、そして警察を追い払うから分け前を与えるよう説得(転売目的で盗もうとしたワインを見せて信用させる)し納得させる。911に電話し取り消すように伝えるが誤報でも一度見にいく対応をしなければならないと言われる。警察が来てしまうようだ。

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警察への嘘

少ししてから女性警察官が調査に来るがソフィーは緊急事態はなかったと嘘をつく。ある程度家の中を捜査し何もないことが分かった警察が帰ろうとしたとき、ケリーの情報から家に強盗が来ていると無線が流れてしまう。嘘だったんだと警察は応援を呼ぶが、隠れていた強盗の一人に殺されてしまう。

とっさソフィーは警察の銃を持って逃げ出しアプリをシーフォーミーアプリを起動しケリーに助けを求める。ソフィーはスマホと銃を持ちケリーの指示に従い2人の男を撃ち殺す。その頃、3人目の男は金庫を破り終える。ソフィは銃を突きつけ彼を脅すがアプリが突然終了しケリーとの通話が切れる。

通話が切れたことを知った泥棒は持てるだけの金を持って立ち去ろうとしたが、死んだ警官のスタンガンに手を伸ばしたので彼女は彼を撃ち殺してしまう。

警察の到着を待つが、そこに突然リコが現れ驚くが身を隠す。

誰もいないリビングで隠れているソフィに何が起きているのかを大声で聞かせる。リコは自分がデブラの元夫であり、妻から金を奪い返すために3人の強盗を雇って金庫に侵入させたことを明かし、デブラは隠された金庫が家にあることを知らないから誰も困ることはないので、お金を取らせてほしいと説得してきた。

しかしソフィーはそれを拒否するかのように、家の明かりを全て消し、戦おうとするが逆に首を絞められて死にそうになるが、手に取ったワインで彼をフルボッコ、オーバーキル気味に撲殺する。

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エンディングネタバレ「ソフィの狙い」

病院で回復したソフィーは、パラリンピックに挑戦することを決め、再びスキーをするつもりだと母に話す。母親は、新しい道具を買い揃えるにはお金が必要だと言い、ソフィーはバックパックを握りしめ、デブラの家からお金を少し?持って行ったことをほのめかすように微笑む。その直後、ソフィーはケリーにビデオ通話でスキーの進捗状況を伝え、次につながったカムがソフィーのコース上のガイド役を務めるシーンで物語は終了する。

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映画『シーフォーミー』海外の感想評価

3/10
かろうじて観れる程度・・・。

この映画は、盲人やろう者が生死をさまようという、信じられないような、そして恐ろしい弱点にまつわるギミックが満載で、彼らの立場に立って考えてみると、とても参考になります。この映画では、ヒロインがあまりにも頑固で、馬鹿で、無作法なので、嫌悪感しか感じない。

4/10
極端に嫌われる主人公!
今まで何千本もの映画を見てきたが、これほど嫌われ者の主人公の映画は見たことがない。この映画の主人公は、何の救いもない。家族、友人、見知らぬ人、誰に対しても等しく無礼で軽蔑的な態度で接する。確かに彼女は目が見えないが、それは彼女のくだらない行動の言い訳にはならない。私は彼女が殺されることを応援していました。彼女のキャラクターがこのように書かれているのか、それとも演じている俳優が単に不愉快なだけなのかは分かりませんが。この映画には手を出すな。

まとめと感想「もっと魅せ方あった気がする」

盲目のキラーの家に忍び込む「ドントブリーズ」なんか見ているこっちが息を殺してしまう緊張感があった、彼に見つかったら殺される恐怖を楽しむ90分間だった。そしてゲーム「Perception」では実際に盲目の少女を操作し、何も見えない暗闇を彼女が出す音の反響音で周囲を”見て”捜索するのだが、そこにホラー要素も加わって反響音に紛れて怪奇現象が映った時には失禁しかけるほどの恐怖だった。

このように盲目という状況をいかに魅せるか?は視聴者にとっても楽しみの一つだったので、シーフォーミーはどんな映画になるのかかなり楽しみだった。盲目の主人公ソフィーの視点をどのように表現するのか?目が見えないということを視聴者にどのような感覚なのかを共有するためのアイディアはどうするのか?という私の疑問に答えるような描写は一切なかった。この映画は暗くなってもどこからしら非常電源が作動して薄明かりがある状態もしくは明るい場所であってもスマホ片手にケリーの声を頼りに銃で無双するアクションスリラー映画になっていた。

盲目の彼女の設定は正直言って薄い。ホラー要素もスリラー要素もなんだかんだで薄い。恐怖も緊張感もない。防犯カメラがないはずないのにマスクひとつしないであっさり侵入する強盗三人組の緊張感のなさ、盲目の少女に銃であっさり殺される必死さのない言動、そして首謀者リコのアホさ加減。奥さんがこの金庫の存在知らないのならお前が鍵持ってんだろ?なら一人でデブラの長期休みを利用して5分で盗んで終わりだろうがよ。ってのに、無能3人組を雇う意味は?あれ?ツッコミどころが多い。

ケリーがゲーマーである設定の意味は?ケリーからしたらビデオチャット上で本当の銃をソフィに撃たせる指示をしたという点だけが彼女とゲーマーをつなげるポイントだが、それだけである。ただ、ケリーはこの映画で唯一の善人である。ソフィよりもケリーが好きになるはずだ。

そして何より、ソフィの悪女さ、あの場を切り抜けるために嘘をついたとしても警察官を上手に帰すことができたら彼女は分け前をもらって黙っている予定だったのだろう。ソフィがパラリンピックに出場したとしても、あのお金は本当は誰のなのか?彼女が盗んだ行為については主人公だからいいよねって補正があったとしても結局彼女が強盗したのと変わりがないように思えてしまったのだ。

この映画はソフィーの掌に踊らされる人たちの映画に仕上がっているのが少しだけ胸糞。

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