映画『Infinite Storm』物語エンディングまでネタバレ!感想「久々に心に響くも、退屈」




「彼はなぜそこにいたのか?彼女はなぜ彼を命懸けで助けたのか?」ナオミ・ワッツ最新映画『Infinite Storm』物語エンディングまでネタバレ。心に染み込む良作映画なのだが、感動するのは最後だけ、途中の下山シーンは退屈でイライラするばかり。一体どんな内容だったのか解説していきます。海外の評価、作品情報、あらすじも一緒に紹介。

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映画『Infinite Storm』作品情報

あらすじ
ワシントン山に登った登山家(ナオミ・ワッツ)は、山頂に着く前に吹雪に見舞われ引き返す。しかし、下山途中、一人で山の頂上で吹雪の中短パン姿の男に出会い、精神的に落ち込んでいる彼を励まし命懸けの下山を行う。

実話を基にした作品。

監督
マルゴルザタ・スズモフスカ
脚本
ジョシュア・ロリンズ…(脚本)
パム・ベイルズ … (原作)

キャスト (クレジット順)
ナオミ・ワッツ Naomi Watts … パム
ビリー・ハウルBilly Howle … ジョン
デニス・オヘア Denis O’Hare … デイブ
パーカー・ソーヤーズ Parker Sawyers … パトリック
エリオット・サムナー Eliot Sumner … ウィル
ジョシュア・ロリンズ Joshua Rollins … フィン

この映画は、パム・ベイルズの実話に基づき、彼女がいかにして見知らぬ男の命を救ったかを描いたものである。彼女はたった一人で、その男性を安全な場所に運んだのです。彼女の旅と救出作戦は、単なるサクセスストーリーではなく、周囲の人々を助けることによって癒される物語でもあった。

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映画『Infinite Storm』物語エンディングまでネタバレ!

広大な自然、雄大な山脈に囲まれたパム(ナオミ・ワッツ)は穏やかに暮らしていた。

早朝パムは日課の登山を楽しむための山の麓の駐車場に到着する。駐車場に車が止まっているのに気付き、下山の準備をしているハイカーたちに、途中で誰か見つけたかどうか尋ねるが誰も見かけていないと言われる。多少懸念は残るが彼女は山に登る装備を行い森の中を歩き始める。

美しい自然と山を堪能しながら歩き続け「人間にはある程度の大自然が必要だ」独り言を笑顔で呟きながら山を進む。道中の彼女は緑に囲まれ、幸せそうに見える。

遠くの方で雷雨が発生しかすかに雷が鳴り響いている。雪の残る山を歩き続け、パムは何とか時間内に山の頂上に到着し夜までに下山しようと考えたが足元に他の登山客の足跡が目に入り計画は中断することになる。

もう一人の足音

山のプロである彼女はその足跡がスニーカーを履いているということに気がついたからだ。

その足跡を追うことにする。

しかし徐々に天気は荒れ始め視界を遮るぐらいの猛吹雪になった。それでも足跡を追い続けるが、巨大で深い雪の穴に落ちてしまう、なんとか這い出そうとするが既に5m近く落下し穴は狭い。かろうじて引っかかったストックだけでなんとかそこにいることができているだけだ。

絶望しあきらめかけたその時、2人の少女が夢に出てきた。誰の子供かは不明だがパムに関係あるのだろう、子供たちとの温かい思い出が彼女はその人を救わなければならないという使命感につながり、彼女を勇気づけもう一度力を込めてはい上がる

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謎の男性ジョン。なぜそこに?

彼女は、山の頂上に座っている男性(ビリー・ハウル)を見つけた。雪山に似合わない短パンにスニーカーという無謀な程に軽装な姿だった。意識を失っているが呼吸している彼に本名は知らないが、パムは彼をジョンと名付け、即座に暖かい服に着替えさせ耐熱ビニールで包み体温低下を防ぐ処置をおこなった。

途中意識を取り戻したジョンは「俺には無理だ!」と叫び走り出しそのまま崖から飛び降りてしまう。パムはなぜか彼を救うために近づくがジョンは死ねないことを後悔するかのように叫び続ける。徐々に落ち着くも今度は雪を食べ始めるなど全てに絶望しているかのような行動を続けパムに迷惑をかけ続ける。一緒に山を降りようとするが、スニーカーで歩いていたジョンの足は凍傷になっており斜面で転げ落ちてしまう。それでもパムは彼のそばを離れず、「諦めるには早い」と、あきらめようとする彼を励まし。わずかな言葉を交わし続けることでジョンの命を支え、彼の心を再び自殺に追い込まないようにしていた。

夜、川を渡る際ジョンは冷たい川に落下しジョンは瀕死の状態になってしまった。それでも彼を背負い彼女は歩き続ける。子供たちのことを思い出し諦めることはしなかった。

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生還、しかし、

ついに彼女は彼を麓の駐車場に送り自身の車に到着する。彼女は車を暖めるから待っているようにと言ったが、ジョンは瀕死の状態で足を引きずり逃げ、案の定近くに停められていた自身の車に乗り込み、駐車場から急いで走り去ってしまう。

パムは驚く。自分が命をかけて助けた男がこんな反応をするとは思ってもいなかったからだ。

なんとか極限状態だったが家に戻り、怪我の手当てをし、冷蔵庫からピザを一口とお酒を飲むと彼女は号泣する。「一体なぜ?」そのまま彼女は失意の中眠る。

目が覚めた彼女は全裸を披露しお風呂に浸かる。

ベッドに向かうもやはり彼女の心は傷ついており再び泣き叫ぶ。

しかし彼女は夢を見る、きっと彼女の子供なのだろう。二人の娘が彼女を挟み穏やかな寝息を立てている夢だ。

彼女は目を覚ます。

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「ニュース、彼女の名前は有名になりそして、」

回復した後、彼女は自分の名前がニュースになっていることを知りました。男は警察や記者に自分の名前を明かしませんでしたが、無我夢中で自分を救ってくれたパムを褒め称えているようだった。パムさんのおかげで、自分が生きているのだと。取材に答えていた。

訳がわからないが彼女は回復後、再び山に登る。

今度は誰にも邪魔をされず、美しい山頂を見つめることができた。

ある日、ジョンを取材した記者がパムの家を訪れる。そして近くのカフェであなたと会えないか期待をしていると言われる。

一度遠くから彼を見て合うことをためらった、しかし後日同じように同じ場所で座っているジョンを見たパムは意を決して彼と話をすることにする。

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結末、エンディングネタバレ「なぜジョンはそこにいたのか」

ジョンは、パムが会ったときよりも元気になっていたように見える。

山の中で短パンをはいて何をしているのだろう?短パンをはいて山で何をしているのか、なぜ自殺しようと思ったのか。そして何より、彼の名前は何なのか聞きたいことはあったが、彼は、「ジョン」と呼んで欲しいと言った。

そしてジョンは、自分のことを語る。彼は愛した女性の顔を思い出せなくなったこと、彼女の顔の細部までは覚えていたが、全体は思い出せなくなってしまったことを話す。

ジョンが山へ行ったのは、山登りの記憶を頼りに彼女を探すためだった。実は去年あの山でジョンは彼女を事故で失っていたのだった。失意のどん底に落ちたジョンは彼女を事故で見失った同じ場所で彼女を見つけようと探し続けたが見つけることができなかった、そして彼は全てを、生きることも諦めてしまった。

最後に彼は山頂のあそこでただじっと座っていれば、彼女が迎えに来てくれるだろうと思ったからだ。彼は目を閉じて山の頂上に座り、恋人が迎えてくれることを願った代わりにパムの声が聞こえたこと、そして彼は、その場にいてくれたパムに感謝をする。

結末、ネタバレ「infinite stormとは?」

彼の話を聞いた後、パムは自分の最も悲惨な記憶、娘たちを失った日のことを話し始める。

ビルでガス漏れが起きた。窓を少し開けて、リビングルームのソファーで寝ていた。目が覚めた時、立っていられなかった。朦朧とした意識の中触れた壁、カーペットの感触が手や膝に残っている。隣の部屋にいる娘たちを助けようと思ったが、助けられなかったことをパムは話してくれた。

ジョンは、「人生は良くなっているのか」と尋ねると「厳しい中にも美しさが。(宇宙はすべて“無限の嵐(infinite storm)“で、その中に美しさがる)」と返答する。

パムは娘たちとの思い出を大切にしながら、一人家にたたずむ。

パム・ベイルズは山からの雄大な景色眺めているシーンでこの映画はエンディングを迎える。

実際の彼女の写真と。「彼女はその後、4人の子供を育てたこと。67歳のとき、彼女はニューハンプシャーを離れ、アメリカ西部のさまざまな国立公園でペトロールのボランティアに専念している。」という紹介文が入る。

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まとめ:海外評価 5.1点と低評価

冒頭の雄大な自然を大画面で見れたことは感動したし見てよかったと思えた。最後の彼らの背景を知ったことでうやむやになっていたことが全て明らかになったこともありがたい。

過去に子供を失ったことで失意の中、見ず知らずのジョンを必死に助けた理由も、自身の存在理由を証明したかったのだろうなとわかった。

その情報は映画のラスト5分で明かされるのだ。

映画としては退屈そのものだった。

結局この映画の大半は二人のイライラ下山旅をひたすら見せつけられる退屈な内容なのだ。

なんと言っても馬鹿野郎ジョンである。最初短パンで頂上にいた時点で「麻薬中毒者」だと思った。実際意識を取り戻した直後に行った行動は自殺だったことからさっさとほっておくのが良かったのに彼を意地でも見捨てない。もういいだろ?放っておこうぜ?だが、決死の下山の最中、何度も何度も死にたがるジョンを無理やり支えて助ける彼女の行動はある意味必死すぎて恐怖を覚えた「なんでここまで死にたがるやつを助けるんだ?」視聴者の多くが苛立ったはずだ。だが、それはいつまでも教えてくれない、いつの間にか指輪物語のサムみたいに足を引っ張るお荷物との下山という命がかかっているはずなのに、こいつわざと死にたいから足引っ張ってんじゃね?とどうでも良くなる。

お尻が痛くなってきたとストレスを感じたぐらいでやっとエンディング。

そうか、パムとジョンにはそんな背景が・・と苛立った分だけ染み入るオチだったんだけどね。退屈な映画だった。

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