映画『マッシブ・タレント』物語ネタバレ!世界が認めたニコラスケイジ最高傑作を紹介




「冗談抜きでニコラス史上最高の映画!!」「世界のニコラス・ケイジファンに見せたい」最新作『ジ・アンベアラブル・ウェイト・オブ・マッシブ・タレント(原題)(The Unbearable Weight of Massive Talent)』アメリカで公開されるや絶賛された今作の物語の内容をネタバレ紹介。とにかく面白い。ニコラス好きが絶対にニンマリする小ネタ満載の映画好きが作った映画好きに贈りたい最高の映画です。

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映画作品情報

監督
トム・ゴーミカン … (監督)

脚本
トム・ゴーミカン … (脚本)
ケヴィン・エッテン … (脚本)

キャスト(クレジット順)
ニコラス・ケイジ … ニック・ケイジ/ニッキー(ニコラス・キム・コッポラ役)
ペドロ・パスカル… ハビ・グティエレス
ティファニー・ハディッシュ… ビビアン
シャロン・ホーガン… オリビア
パコ・レオン… ルーカス・グティエレス
ニール・パトリック・ハリス… リチャード・フィンク
リリー・モー・シーン… アディ・ケイジ
アレッサンドラ・マストロナルディ… ガブリエラ
ジェイコブ・スキピオ… カルロス
カトリン・ヴァンコヴァ… マリア
デミ・ムーア… 映画でのオリビア
アンナ・マクドナルド… 映画でのアディ
デヴィッド・ゴードン・グリーン… 例の映画の監督

監督は「That Awkward Moment」のトム・ゴーミカン。今まで脚本家として活躍してきた。この映画で監督2作目。さすが脚本家、良いテンポ良い物語、そして良い映画を作り上げてくれた。

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映画『ジ・アンベアラブル・ウェイト・オブ・マッシブ・タレント』物語結末までネタバレ!

マリア・デルガド(カトリン・ヴァンコヴァ)がボーイフレンドと一緒にニコラス・ケイジ主演の映画「コン・エアー」を見ているところに、謎の覆面の男たちが家に押し入ってくる。ボーイフレンドは殺され、マリアは逃げようとするが、顔を殴られ誘拐される。

ニコラス演じるニコラスの現実

ハリウッドでは、ニコラス・ケイジ扮するニコラス・ケイジ(愛称ニック)が映画の役作りのために、監督(デヴィッド・ゴードン・グリーン)に台本の読み聞かせを持ちかけるが監督は何も聞こうとしないが、ニコラスが熱のこもった台詞の朗読を始め、実際に監督を感心させる。

手応えを感じたニックは車で上機嫌だったが、空想の若い頃(人気があった頃)のニコラス・ケイジが助手席に現れしばらくいい役がなく、お金もどんどんなくなっていくので、キャリアの壁ぶつかって全盛期を過ぎたのだと思い知る。その上、ニックは元妻のオリビア(シャロン・ホーガン)や娘のアディ(リリー・シーン)との関係もぎくしゃくしている。父親としてのニックはいつもアディに自分のやりたいことを好き放題やらせるだけやらせるだけで、妻でもあり母でもあるオリビアやアディの気持ちを決して汲み取る努力を放棄しているからだ。

ニックはエージェントのリチャード・フィンク(ニール・パトリック・ハリス)とスパでくつろぎながら、次回の主演がどれだけ必要かを熱弁しながら互いにマッサージを受ける。リチャードはニコラス・ケイジの大ファンだというとある富豪の誕生日パーティーのために行くだけで百万ドルのオファーを受けたことをニックを伝える。

ニックはアディの誕生日に向かう途中、リチャードから例の役は他の俳優に奪われたことを伝えられ失意のどん底で誕生日に向かう。絶望したニックは娘におパーティーで娘に歌を贈ると言いながら暴言満載の歌を歌いブーイングを受ける。オリビアは彼を家まで送り、しっかりするように言い離れる。敗北感を味わったニックは自室に戻り、リチャードに電話し、例の100万ドルの誕生日の招待を引き受けることを伝え、その後俳優を辞めると呟く。

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ニコラス大好き富豪ハビ

ニックはある島向かう。そこで2人のCIAエージェント、マーティン(アイク・バリンホルツ)ビビアン(ティファニー・ハディッシュ)は地元の犯罪ボスを見つけるために張り込みをしていたが代わりに現れたニコラス・ケイジを見て驚いてしまう。チャンスとばかりに、ビビアンはニックのファンとして近づき、こっそりと追跡装置をニックの上着のポケットに忍ばせる。そしてニックは、彼を雇ったファン、ハビ・グティエレス(ペドロ・パスカル)妻のガブリエラ(アレッサンドラ・マストロナルディ)の屋敷にスピードボートで連れて行かれる。

出迎えたハビは大ファンであることを伝え心底喜んでいた。早速ニックに主演を演じてほしい映画を作りたいこと、その脚本を一緒に作ることを手伝って欲しいと伝えるが、その手の話にうんざりしたニックは酔っ払ってプールに飛び込み気絶する。

ガブリエラはニックを強引にハイキングに参加させる。ハビの運転でそこでハビは、緊急事態のふりをして崖にニックを連れてくる。実際には良い脚本のシーンを思いついていたために適当に連れ出しただけだったがハビはニックを説得していくうちに演技に熱中してしまいニックもそれに付き合う形で盛り上がってしまい二人で崖から海へジャンプをする。

岸に戻り一緒にバカをやったニックとハヴィは互いに心を開き、絆を深め始める。ニックは「カリガリ博士」ハビは「パディントン2」を薦めるなど、好きな映画について語り合う。ニックは驚きますが、ハーヴィに映画を見せると、二人ともこの映画が傑作であることに同意します。

その後BARで若い頃のニックと再び出会い外に出ると、ニックはビビアンとマーティンが率いる他の捜査官にバンに連行される。ビビアンはニックに、ハビにはマリア(冒頭で誘拐された女性)を誘拐した容疑があると説明する。

実はマリアはカタルーニャの大統領の娘で、犯罪組織が大統領を失落させるために誘拐されたのだと言う。捜査官たちはハビと仲良くなったニックに調査してほしいことを伝えるがもちろん断る。食い下がるビビアンによってマリアが娘のアディと近い年齢であることを思い出させ、ニックはしぶしぶその計画に乗る。

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LSDでガンギマリ旅行

ハビが開いたパーティに潜入しニックは監視カメラの設置と特殊な毒物でハビを気絶させる任務を受ける。潜入開始早々、ニックは誤って毒を頭にこすりつけてしまい、麻痺し始めてしまう。ビビアンとマーティンの導きで解毒剤のある部屋まで辿り着くがニックは注射をする前に気を失ってしまったよう。ビビアンはとっさに「アクション!」と叫ぶと、ニックの長年染み付いた役者魂が働き、再び起き上がり解毒剤を自分に刺すことを急がせ、彼は任務通り家の中のカメラを装備することができるようになったがビビアンはニックにもっと長く居て情報を集めろと告げる。ニックはパーティー会場に訪れハビの脚本に関わることを皆の前で宣言し、ハビを喜ばせる。

翌日、ハビはニックにLSDを渡し、二人は街中をガンギマリ状態のままドライブし、会話を楽しむ。二人は老夫婦を前に自分たちを監視してると妄想に取り憑かれ慌てて逃亡する。大体の行動はぶっ飛んでいるためアホな結末になるが2人は映画の中に入ったかのように役を楽しみながらトリップを続ける。

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ハビの秘密の部屋

ハビの屋敷に戻ると、ニックは秘密の部屋を見つけ、そこにマリアが監禁されているのではないかと考え中に入るとそこはハビのニコラス・ケイジのコレクション部屋だった。そ「マンディ(ニコラスの傑作B級ホラー映画作品)」で使われていた超長いチェーンソー、「ザ・ロック」の真珠、「ナショナル・トレジャー」のポスター、「フェイス/オフ」のニックの実物大の像などをお披露目されニックは感動し、ビビアンには「ハビは誘拐犯ではない」と報告するが、彼女はハビの近くにいて、ハビがマリアの居場所を教えるかもしれないから、”誘拐”シーンを脚本に組み込んでみるように諭すように命令する。

ニックが誘拐の小ネタを脚本に組み込まないか?と提案すると、ニックが娘のアディとの関係がうまくいっていないからだと受け取り、アディとオリヴィアを島へ招待、いきなりの招待に驚く2人の前に現れたハビはニックたちの家族関係を取り戻すためにお手伝いをさせて欲しいと伝える。ハビすげぇ良い奴。

その後、ハビは従兄弟のルーカス(パコ・レオン)と会うが、ルーカスがニックがCIAと組んでいることを教える。当初信じなかったが盗聴記録を聴かせれ呆然とする。マーティンとビビアンが当初追跡していたマフィアのセルジオ・バリサリの命令でマリアを誘拐したのはセルジオだと明かし、ルーカスはハビの手でニックを始末するか、ルーカスがハビを殺すかのどちらかを選べと命じます。

ビビアンはニックに、CIAが自分と家族を安全に連れ出せるよう手配するため、ハビに近づき、自ら彼を連れ出すよう命令する。ニックはオリビアに真実を話そうとするが、オリビアは彼が神経衰弱に陥っていると考える。

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ハビとニック

互いの秘密を知ってしまったニックとハーヴィは最後の対決のために一緒に車で森へ向かう。

車が止まるが、互いに親しみを感じていたため全く殺し合う気にはなれない2人はとりあえず靴を交換する。車を降りて銃を取り出すハビ、ニックはハビのコレクションルームにあったフェイスオフで使われた黄金の二丁拳銃を取り出す。。。

俺のじゃないか!いいや俺のだった!と2人でふざけ合っていたらルーカスから送り出された追手に殺されかける。2人で車に乗って逃亡し追手を振り切る。屋敷に戻るとオリビアがアディが誘拐されたことを告げる。ハビの妻ガブリエラも何故か加わり、ニックはビビアンに電話をかけると悪党がアディを使ってアメリカにデルガド大統領への支持を撤回させようとしていることを伝える。電話を切ったビビアンのこめかみには相棒のマーティンを殺害したルーカスの部下が目の前にいた。ニックが向かうまでの間にビビアンは誘拐犯を射殺するが自らも致命的な銃創を負ってしまう。

ニックたちはアディとマリアを取り戻すための計画を練る。ニックとオリビアはルーカスに近づくため変装し本拠地へ、ニックは持ち前の演技力を発揮して悪党たちを圧倒するが即効バレて殺されかけるもオリビアの演技のおかげで命拾いする。潜入に成功した2人はマリアとアディの居場所を突き止めるがルーカスたちに囲まれてしまう。ニックは突きつけられた銃を奪い、ハビの助けを借りてルーカスを撃退、彼女たちを安全な場所に連れ出すことに成功する。

ルーカスに追いかけられながら、みんなは街中を走り始める。

ハビとガブリエラはルーカスたち追手を止めるためにその場に残り、ハビは二丁の黄金銃を、ガブリエラはアサルトライフルを乱射して負傷するも追手を減らすことに成功する。

追手を振り切りアメリカ大使館にたどり着くも。ルーカスが追いつきニックに銃を突きつけ絶体絶命となるが、マリアが隠し持っていたナイフを見つけてアディに渡し、アディがそれをニックに投げつけると、雄叫びをあげてルーカスの胸をナイフで突き刺して殺す。家族と抱き合うニック。

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ラスト結末ネタバレ『と言う映画』

ニックの身に起きた経験とハビの脚本でニックが主演、デミ・ムーアがオリビアを演じて製作され映画は大ヒット、拍手喝采を浴びたニックは再び注目を浴びるスターに返り咲くことになる。映画館のロビーでハビを見つけ抱き合います。その後、ニックたち家族は一緒に『パディントン2』を鑑賞、三人の関係は以前より良くなっていた。

1分でまとめる『ジ・アンベアラブル・ウェイト・オブ・マッシブ・タレント』

ニコラス・ケイジは落ち目で借金苦、挙句に家族中も最悪で人生の底辺の元人気俳優だった。ニコラスの大ファンだという富豪ハビに出会うとニコラス主演映画の脚本作りを一緒にして欲しいと伝えてくる。マジの大ファンだったハビと意気投合し親友となったニコラスだったが、ハビの従兄弟が犯罪に手を染めており誘拐事件に巻き込まれてしまう。

ハビとニコラスの映画のシーンを再現するかのような見事な活躍と、フェイスオフで使われてた黄金の二丁拳銃のおかげで悪を撃退して家族との絆も取り戻すことに成功。ついでにハビとの体験を映画化して脚本は完成、再びトップ俳優として脚光を浴びることになったハビとニコラスは熱い抱擁を交わす。

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まとめと感想「久々にこれぞ良い映画に出会えた」

正直言うとあまり期待していなかった。日本でニコラス・ケイジの借金はB級映画に出まくったからだよ!とか余計な情報ばかりが入ってきたし実際に彼のB級映画は失敗が多い印象だったからだ。

ところがだ、予告編も全く見ないで行ったのも良かった。最高だった。ニコラスケイジがニコラスケイジ役で出演しているだけで笑ったのだが、実際に落ち目の彼を笑うかのように若い頃のニコラスが幻覚で現れては今のニコラスを罵倒するシーン。そしてニコラスの大ファンの富豪として登場するハビ役のペドロ・パスカルが猛烈に良い。なんだかんだで映画好きな2人が絆を深めていくシーンには笑うし感動すら覚える。個性派俳優2人の化学反応、そしてニコラスのヒット作品全てを作中に小ネタとして盛り込むわ、フェイスオフで悪役だった彼が持っていた二丁拳銃が重要な役割を持っていたりと私たちファンへの期待にもバッチリ答えるかのような内容だった。

「必見」

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