
「完璧なエピソード」「ゼノモーフvs人間vs地球外生命体」海外で大絶賛されたドラマ『エイリアン・アース』5話「宇宙では誰にも…」のあらすじ結末までネタバレ解説と海外の感想評価をまとめて紹介。
宇宙船マジノー号の最期の17日間を描いたこのエピソードは、1979年版『エイリアン』へのオマージュに満ちた恐怖の傑作と称賛されている。
IMDbでの評価は高評価継続中、ノア・ホーリー監督・脚本、バブ・セーセイ主演で贈る最恐のボトルエピソードとなっている。
1話から4話までのあらすじ
2120年、ウェイランド・ユタニ社の宇宙船マジノー号が地球に墜落し、中からサイボーグ保安官モロー(バブ・セーセイ)が脱出した。65年間の宇宙探査ミッションから持ち帰ったゼノモーフをはじめとする複数の危険な地球外生命体が収容されていたが、封印が破られて乗組員全員が死亡していた。
一方、地球では企業間の覇権争いが激化していた。 ユタニ社と対立するプロディジー社のCEOボーイ・カヴァリエ(サミュエル・ブレンキン)は、人間の意識を人工体に移植する通称”ハイブリッド”を開発する。主人公ウェンディ(シドニー・チャンドラー)は重病を抱えた幼い少女から史上初のハイブリッドとしてこの世に生み出される。
ボーイは自身の街に墜落したユタニ社の墜落現場にウェンディ率いるハイブリッド部隊”ロストボーイ”を調査に向かわせる。
ロストボーイたちはゼノモーフと戦い満身創痍になりながら危険な地球外生命体を捕獲していき、ウェンディは墜落現場の救助にあたっていた生き別れの兄ハーミット(アレックス・ローサー)とも出会い共に島に戻ることができた。
ウェンディはゼノモーフと意思疎通ができる特殊能力を持つことが判明し、4話でついにベビー・ゼノモーフとの直接的なコミュニケーションに成功した。
同時に、モローがロストボーイのスライトリー(アルフィー・オール)を使ってプロディジー社への潜入工作を進めており、キルシュ(ティモシー・オリファント)がその陰謀を察知するなど、企業間の暗闘が激化していた。
他のハイブリッドたちも元は10代前半の未熟な精神のまま不死身の肉体を手に入れたことから徐々に精神的に不安定な状態が見え始める。中でもニブス(リリー・ニューマーク)は救助船で地球外生命体に襲われた恐怖からPTSDに陥り想像妊娠、そして暴力性を表し始める。完璧なプロディジー社の実験島に撒かれた不安の種が芽を出そうとしている。
『エイリアン・アース』
ネタバレと海外の感想評価まとめ
第1話「ネバーランド」
第2話「ミスター・オクトーバー」
第3話「変態する生命体」
第4話「観察」
第5話「宇宙では誰にも…」
第6話
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5話登場人物一覧
エイリアン・アース5話「宇宙では誰にも…」は冒頭で墜落したマジノ号で何が起きたのか?が描かれているため改めて登場人物一覧を紹介する
- モロー(Morrow)
演者: バブ・セーセイ(Babou Ceesay)
役職: サイボーグ保安官
詳細: ウェイランド・ユタニ社の強化人間。ユタニ自身から直接指令を受けて標本の確保を命じられている。故郷で19歳の娘を火事で亡くした過去を持つ。冷酷だが使命感が強く、最終的に船を地球に墜落させることを選択した唯一の生存者。 - ザヴェリ(Zaveri)
演者: リチャ・ムールジャニ(Richa Moorjani)
役職: 副船長→代理船長
詳細: 船長の死後、指揮を引き継ぐ。ブロンスキーと恋愛関係にある。状況悪化の中で冷静に対処しようとするが、最終的にゼノモーフに襲われる。 - ペトロヴィッチ(Petrovich)
演者: エンゾ・シレンティ(Enzo Cilenti)
役職: 乗組員
詳細: 今回の惨劇の真の黒幕。ボーイ・カヴァリエと密約を結び、標本をプロディジー社に引き渡す代わりに人工体への意識移植を約束されていた。火災と標本脱走を故意に引き起こすが、モローに殺される。 - シュムエル(Shmuel)
演者: マイケル・スマイリー(Michael Smiley)
役職: 上級エンジニア
詳細: 世間慣れした魅力的なエンジニア。火災で船の航行システムが破損し「宇宙船からミサイルになった」と説明。後に眼球型生物T・オセラスに憑依され、ザヴェリを襲撃する。 - マラカイト(Malachite)
演者: ジェイミー・ビスピング(Jamie Bisping)
役職: 見習いエンジニア
詳細: 息が詰まるほど世間知らずな英国系の若者。ボウルカットの髪型が特徴的。なぜウェイランド・ユタニが数十億ドルの探査船に彼を乗せたのか疑問視されるほど無能で、チブゾの水筒を飲んでしまい感染拡大の一因となる。 - 医療・研究スタッフ
- ラヒム(Rahim)
演者: アミール・ブトルス(Amir Boutrous)
役職: 医務官
詳細: 船長からフェイスハガーを除去しようとして失敗し、酸性血液で船長を死なせてしまう。「理性の敵の勝利だ」と嘆き、人類の愚かさについて語る知的な人物。 - チブゾ(Chibuzo)
演者: カレン・オールドリッジ(Karen Aldridge)
役職: 研究員
詳細: おしゃべりな性格でモローに船内のゴシップを教える。研究室で血液寄生虫の標本を扱う際の不注意により、自分の水筒に虫を混入させてしまう。この重大なミスが乗組員の感染拡大を引き起こした。 - その他の乗組員
- ブロンスキー(Bronski)
演者: マックス・ラインハート(Max Rinehart)
役職: 乗組員
詳細: ザヴェリの恋人。フェイスハガーに襲われ、まだ顔に張り付いた状態で医務室のベッドに横たわっている。後にチェストバスターが誕生することになる。 - クレム(Clem)
演者: トム・モヤ(Tom Moya)
役職: 乗組員
詳細: モローを低温睡眠から起こし、船内で発生した危機的状況を報告する役割。ザヴェリとブロンスキーの恋愛関係に関心を示すなど、ゴシップ好きな面がある。 - 船長(Captain)
役職: 船長
詳細: フェイスハガーに襲われ、ラヒムが除去を試みた際に酸性血液で首を貫かれて死亡。名前は明かされていない。 - チェン(Chen)
役職: 乗組員
詳細: ペトロヴィッチに頭部を撃たれて殺害される。その後、血液寄生虫(ヒル)に襲われる。
5話「宇宙では誰にも…」あらすじネタバレ
ここから先は『エイリアン・アース』5話の核心である重大なネタバレを含む。
地球到着17日前
マジノー号艦内ーー
地球到着まであと17日。
コールドスリープ中だったモローは
クレム(トム・モヤ)によって
緊急に起こされる。
彼が報告した状況は深刻だった。
船内で原因不明の火災が発生し、
フェイスハガーが2体脱走。
船長は手術中に死亡し、
ブロンスキーにはまだ
フェイスハガーが張り付いている。
船長の死と混乱
医務官ラヒム(アミール・ブトルス)が
詳細を説明する。
船長の顔からフェイスハガーを
除去しようと試みた際、
酸性の血液が首を貫通して
即死に至った。
火災の原因は不明。
標本が何体脱走したのかも
まだ把握できていない状況だった。
保安責任者のモローは
調査を開始する。
誰が標本ケージを開けたのか?
そして火災の真の原因は何なのか?
制御不能の宇宙船
エンジニアからの報告は
さらに絶望的だった。
意図的に船の急所を狙った放火により
航行システムが完全に破壊され、
マジノー号は制御不能の
ミサイル状態で地球に向かっている。
時間はもうない。
対立する価値観
ユタニ社の積荷を最優先すべきと
主張するモロー。
乗組員を救うためなら
積荷を破壊すべきと主張する
艦長代理のザヴェリ(リチャ・ムールジャニ)。
両者の意見は真っ向から対立した。
最終的にザヴェリが
AIのマザーに質問する。
「優先すべきは積荷か?人命か?」
マザーの答えは冷酷だった。
「積荷最優先」
モローの心の傷
ここで衝撃的な事実が明かされる。
任務中にモローの最愛の娘が
亡くなっていたのである。
家の火災で19歳の命を失った娘。
彼女への愛が描かれた手紙の数々。
モローの冷酷なまでの
任務への忠実さの原点は、
ここにあった。
家族のいる家が失われ、
任務を達成することだけが
彼の唯一の生き甲斐となっていた。
帰るべき場所を失った男の
絶望と執念が、
この宇宙船の運命を決めることになる。
標本脱走の真相
犯人探しを始めたモローは
監視映像の分析により、
火災が故意に起こされたことを突き止める。
しかし犯人の正体は
依然として不明のままだった。
緊急プロトコルに従い、
フェイスハガーに寄生されたブロンスキーは
コールドスリープカプセルに収容される。
だが既に手遅れだった。
羽化したゼノモーフが
コールドスリープ中のブロンスキーの腹部を
食い破って脱走してしまう。
同時に、研究員チブゾ(カレン・オールドリッジ)の
不注意により昆虫型エイリアンが
容器から脱出する。
幸いにも他の研究者に
発見される前に回収されたかに思われたが、
実際には昆虫が発見される寸前に
チブゾの水筒に大量の卵を産み付けていた。
この水筒を使用した乗組員たちが
次々と内部から感染していく。
一連の混乱を観察していた
眼球型エイリアン「T・オセラス」は、
封印装置の脆弱性を見つけて
ガラス容器を破壊し、
ついに脱走を果たしてしまう。
陰謀の発覚
モローは破損したデータファイルの
復旧に成功し、驚愕すべき事実を発見する。
コールドスリープ中の主任技師
ペトロヴィッチ(エンゾ・シレンティ)が、
プロディジー社のCEOボーイ・カヴァリエと
密約を交わしていたのだ。
標本をプロディジー社に引き渡す見返りに、
人工体への意識移植プログラムへの
参加を約束されていた。
モローは直ちに
ペトロヴィッチの居場所を探るが、
彼はシステムを偽装して
既に船内のどこかに潜んでいた。
真の破壊工作者は、
すでに行動を開始していたのである。
連鎖する死
汚染された水筒から水を飲んだ
上級エンジニアのシュムエル
(マイケル・スマイリー)の体内で
昆虫が羽化し、内臓を食い荒らし始める。
チブゾと医務官ラヒムが
緊急手術で昆虫を除去しようと試みるが、
ピンセットで腹部を切開した瞬間、
体内から有毒ガスが噴出する。
2人は毒ガスを吸引して即死し、
体内から這い出た無数の昆虫たちが
医務室から船内全域へと散らばっていく。
一方、成体となったゼノモーフは
孤立した乗組員を次々と襲撃していく。
船内を探索中のモローは
ペトロヴィッチに襲撃されるが、
逆に彼をナイフで刺殺する。
死に際のペトロヴィッチは
「もう手遅れだ。
彼らは怪物を欲している。
奴らがやってくる」と告白して息絶える。
結末ネタバレ:最後の惨劇
ゼノモーフに追われたザヴェリは
操舵室に逃げ込むが、
そこには既に眼球型エイリアンに支配された
上級エンジニアのシュムエルが
待ち受けていた。
背後からゼノモーフ、
正面からは支配されたシュムエルという
絶体絶命の状況となる。
モローの救援により
2人はそれぞれ異なる方向へと脱出するが、
ゼノモーフと眼球エイリアンは
互いを敵と認識して殺し合いを始める。
こうして『エイリアン・アース』第1話の
冒頭シーンへと繋がっていく。
最終的にモローはザヴェリを見捨て、
標本の確保という自らの使命を優先して
単独で船からの脱出を図る。
彼の冷酷な選択が、
後の地球での悲劇を招くことになるのである。
スマホで読みやすく改行してみた。
今後この書き方が良い人、嫌な人、
気軽にコメントください。
海外の感想評価まとめ
第5話「In Space, No One…」は海外で絶賛を浴び、「シリーズ最高のエピソード」「今まで観た中で最も恐ろしい」などの評価を獲得している。
1979年の原作『エイリアン』へのオマージュに満ちた演出と、バブ・セーセイの圧倒的な演技力、そして完璧なボトルエピソードとしての構成が高く評価された。ノア・ホーリーの脚本・監督による恐怖の傑作として、エイリアン・フランチャイズの新たな名作エピソードが誕生したと各国メディアが報じている。
IMDb(総合評価:高評価継続中)
①私はこのエピソードがシリーズの中で最も素晴らしいものだと確信している。1979年の原作映画を思い起こさせるペースと映像美で、シガニー・ウィーバーを彷彿とさせる体験を提供している。
②私が感じたのは、これが単なるレトロスペクティブではなく、新鮮で驚きに満ちた物語だということだった。バブ・セーセイの演技は圧倒的で、廊下での存在感は凄まじい。
③私はこのエピソードの音響設計と撮影技法に完全に魅了された。リドリー・スコットとデレク・ヴァンリントの原作への敬意を払いながらも、新たな道筋を切り開いている。
④私の印象では、これはただのホラーエピソードではなく、一流のSFホラー映画作品だった。バブ・セーセイの演技によってモローへの共感が生まれた。
Rotten Tomatoes(批評家:–% / 観客:–%)
①私はこのエピソードが雰囲気に満ちたスロー・バーンだと評価する。手続き的でパルス・パウンディングではないが、最後まで観れば満足のいく見返りが待っている。
②私が体験したのは、プロダクション・デザイナーのアンディ・ニコルソンと撮影監督コリン・ワトキンソンの真の実力発揮だった。マジノー号のセットは広大で精密だった。
③私は時折覗き見的なカメラアングルの選択を特に愛した。観客に視点について疑問を持たせ、これは単なるカメラなのか、それともゼノモーフの視点なのかと考えさせる。
Rotten Tomatoes – Alien: Earth Episode 5
Metacritic(総合評価:–/100)
①私が観た限り、このエピソードは古典的なエイリアン映画のように展開する。ゴアとビジュアル・ストーリーテリングの両方で最高レベルを示している。
②私の感想では、これは遺産続編的な継続作品への恐怖を完全に払拭した作品だ。週を重ねるごとにその価値をフランチャイズ内で証明し続けている。
③私はこのエピソードが赤血のSFホラー映画の素晴らしい一片だと評価する。単に素晴らしいシリーズのエピソードというだけでなく、それ自体で完結した傑作だ。
Metacritic – Alien: Earth Episode 5
批評家レビュー
海外の専門批評家による『エイリアン・アース』5話の詳細な評価を紹介する。オリジナル『エイリアン』(1979)への完璧なオマージュと現代的な映像技術の融合、そしてバブ・セーセイの圧倒的な演技力を知ることで、この第5話の多角的な魅力と革新性を理解できるはずだ。ノア・ホーリーによる脚本・監督の手腕と、プロダクション・チーム全体の技術力が結集したボトルエピソードとして、エイリアン・フランチャイズ史上屈指の傑作エピソードが誕生したと専門家たちは評価している。
Screen Rant 4.5/5
記者氏「これはシリーズで最も血まみれで残酷なエピソードだ」
第5話「In Space, No One…」は、アクション、緊張感、血みどろのゴアが詰まっており、いくつかの疑問に答えながらも、観客にさらなる期待を抱かせる内容となっている。このエピソードの実行面では、ゴージャスな映像とホーリーの演出がスリリングに観察できる。タイムラインを逆転させるのは常に楽しく、観客にスマートで理解されているという感覚を与える。
ショーはその軌跡を辿り直し、乗組員がどのように死に至ったかをゆっくりと明かし、死者のショットに留まる。しかし、反乱そのものは、モローのキャラクター開発と同じ問題の犠牲となっている。階級と隷属の問題について、より深く質問的な議論に自らを押し込んでこなかった。
評価点
ゴージャスな実行と演出、タイムライン反転による効果的な構成
批判点
階級と隷属問題の深い探求が不足、プロット装置的な反乱の扱い
(Screen Rant – Alien: Earth Episode 5)
Winter is Coming 4.5/5
記者氏「これは単なる素晴らしいシリーズのエピソードではなく、それ自体で素晴らしいSFホラー映画の一片だ」
第5話では、プロダクション・デザイナーのアンディ・ニコルソンと撮影監督コリン・ワトキンソンが真の実力を発揮する機会を得て、真のブルー・エイリアン作品を提供した。マジノー号のセットは広大で、精巧で、現象的に彫刻されたように感じられ、ワトキンソンの照明がリドリー・スコットと撮影監督デレク・ヴァンリントの原作映画での作業に忠実な方法で、それらを鮮やかに生命を吹き込んでいる。
特に時折覗き見的なカメラアングルを活用するホーリーの選択を愛した。これは観客に、我々が見ているアクションの視点について疑問を持たせる。これは単なるカメラなのか、それとも獲物を追跡するゼノモーフの視点なのか?この選択は、異なるキャラクターでのこれらのアングルの複数を文字通りカット間で切り替えるエピソードの頂点的な第三幕で大いに報われる。
評価点
卓越したプロダクション・デザインと撮影技術、革新的なカメラワーク
批判点
特に大きな欠陥は見当たらない、ほぼ完璧な出来栄え
(Winter is Coming – Alien: Earth Episode 5)
Esquire 5/5
記者氏「これはフランチャイズの真髄を表現した作品だ」
先週の期待外れだった第4話に続いて、エイリアン・アースは比較にならないほど強力な第5話「In Space, No One…」で立ち直った。本質的にUSCSマジノー号がニューサイゴンに墜落した霊廟と化った詳細を明かすプリクエルとして、この新しいエピソードは、この旅がどのように終わるかを正確に知っているにも関わらず、十分なサスペンス、ホラー、さらには心の痛みまで発掘している。
モローの娘に関する感動的なバックストーリーが、彼の冷酷さを同情的な光の中で再構築し、エイリアン・アースがまさに現在小さなスクリーン上で最高のものである誇大宣伝と騒動に値するTV番組であることを証明している。競争がほとんどない(今のところ)ことは別として。基本的にフォローする物語は一つだけあり、それはモローがこの地球に向かう特大のミサイルをどう生き延びるかだ。
評価点
感動的なキャラクター背景、完璧なサスペンス構築、優れたストーリーテリング
批判点
競合作品が少ない中での評価という側面がある
(Esquire – Alien: Earth Episode 5)
個人的な感想評価
これは見応えがあったエピソードだった。
1話丸々墜落したマジノ号で何があったのか?が詳細に語られているのだが、他の批評家も賞賛する通り、エイリアン1をオマージュした内容となっている。
しかし今作では持ち帰った5種類の地球外生命体のうち3種が逃げ出して乗組員に襲いかかるため恐怖は倍増。
しかもそれぞれゼノモーフと同じぐらい恐ろしく気味の悪い生命体ということもあり、今までのように排気口に注意しろ!ではなく目に見えるもの、死角全てに注意する必要があるため、めちゃくちゃ緊張したし疲れたザ・ホラー映画を堪能できた。
マジでこれ一本で映画作りたい!とか言い出す無能な若手監督が出てきそうで困る。(だが、それだけ魅力のある内容だった)
いやぁ、面白かったなぁ。
眼球型エイリアンはそこらに転がっている遺体に取り付くと思ったら遠慮なく生きている人間に襲いかかって取り憑くし、取り憑いたら言語を話そうとするし、ゼノモーフに対しても脅威と感じたから襲いかかるし、人間の体が破壊されても飛び出してゼノモーフに寄生しようとするし、ゼノモーフも嫌がって逃げるし、意外と最強格っぽくて面白い。
ひょっとしなくてもゼノモーフに取り憑いて知性のあるゼノモーフになって・・・とか色々想像できてしまうのが最高に楽しかった。
が、この眼球型エイリアンに関しては、まだまだ未知数なことが多く、何故寄生するのか存在理由がはっきりしていないので、超楽しみである。
昆虫は血を吸って大きくなるやつ・・だよね?水筒見つけたら大量に卵産むシーンは二度と見たくねぇ、なんか見ながらペットボトルとか飲み物には蓋をつけたくなってしまった。
船が墜落したとはいえ大量に外に出てたから、墜落現場周辺ではとんでも無いことが起きてそう。
そういえば、終盤、ゼノモーフが少し理性的で、すぐにサヴェリを殺さなかったのは恋人から生まれたから?とか色々思ったけど最後はザックざくに刻んでたようだし、でもすぐに貫かないしちょっとセックスっぽく見えたのは私だけ?
最後にまさかのボーイがユタニの船員と密約かわしていたりと、きな臭い感じが今後の展開への期待値がさらに上がってしまった。楽しみで仕方がない。
海外レビューを総合すると、『エイリアン・アース』5話は間違いなくシリーズの最高傑作エピソードとして評価されている。(現時点ではね)
ノア・ホーリーの脚本・演出による1979年『エイリアン』への完璧なオマージュと、バブ・セーセイの圧倒的な演技力が見事に融合した結果、単なるテレビエピソードを超えた映画級の作品に仕上がっている。
特に注目すべきは、既に結末が分かっているプリクエル的な物語でありながら、最後まで緊張感を維持し続けた脚本の巧妙さだ。
モローの個人的な悲劇を絡めることで、これまで謎に包まれていたキャラクターに深い人間性を与え、観客の感情移入を促している。視覚的にも音響的にも、フランチャイズの伝統を尊重しながら新たな境地を切り開いており、エイリアン・ファンにとっては必見のエピソードだといえる。
まとめ
この記事では『エイリアン・アース』5話「In Space, No One…」のネタバレあらすじから海外評価まで詳細に紹介した。
1-4話で構築された物語の背景となるマジノー号の悲劇への期待は最高潮に達しており、実際にオリジナル『エイリアン』への完璧なオマージュと現代的な映像技術の融合で大絶賛を浴びた。
海外での評価は「シリーズ最高のエピソード」「映画級の傑作」との最高評価を獲得し、ノア・ホーリーの脚本・演出手腕が遺憾なく発揮された。
それでも本エピソードは単なる懐古主義に留まらず、バブ・セーセイの圧倒的な演技力とモローの感動的な背景描写によって、新たな感情的深みを作品に与えている。
海外でも「フランチャイズ史上屈指の傑作エピソード」との評価を受け、エイリアン・シリーズの新たな可能性を示した記念すべき回として記憶されるだろう。
宇宙を舞台にした恐怖と人間ドラマの完璧な融合により、SF ドラマファンに強烈な印象を残している。
『エイリアン・アース』
ネタバレと海外の感想評価まとめ
第1話「ネバーランド」
第2話「ミスター・オクトーバー」
第3話「変態する生命体」
第4話「観察」
第5話「宇宙では誰にも…」
第6話
ネタバレなんて読まないで今すぐに
Disney+ で観ることをお勧めします。
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