映画『悪魔祓い株式会社』あらすじ結末ネタバレと海外の感想評価まとめ

「コンスタンティンの粗悪なコピー品のようだ」海外で酷評された映画『悪魔祓い株式会社』(原題:HOLY NIGHT: DEMON HUNTERS)のあらすじ結末までネタバレ解説と海外の感想評価をまとめて紹介する。本作は、韓国を代表するアクションスターのマ・ドンソク主演による超自然ホラーアクション映画で、悪魔崇拝カルト集団と戦う3人組のデーモンハンターたちの活躍を描く。IMDb4.7点、Rotten Tomatoes批評家67%という評価を獲得した作品だ。

監督はリム・デヒの長編デビュー作で、人気ウェブトゥーン「聖なる夜:デーモンハンターズ」を原作としている。主演のマ・ドンソク(『新感染 ファイナル・エクスプレス』『エターナルズ』)がバウ役を演じ、元少女時代メンバーのソヒョンがシャロン役、イ・ダヴィッド(『イカゲーム』)がキム・ゴン役で共演している。また、キョン・スジンとチョン・ジソが精神科医ジョンウォンとその妹ウンソ役で出演した。

今回は、マ・ドンソクの圧倒的なパンチ力と悪魔祓いが融合した映画『悪魔祓い株式会社』のラストまでを完全解説する。以下の内容は本編の結末のネタバレを含むため、必ず鑑賞してから読んでいただきたい。また、暴力的な描写や悪魔憑依の内容が含まれるため、注意していただきたい。

『悪魔祓い株式会社』あらすじ結末ネタバレ

ここから先は『悪魔祓い株式会社』の核心である重大なネタバレを含む。
本作は、現代のソウルを舞台に、地下で活動する3人組のデーモンハンターチーム「ホーリーナイト」が、悪魔崇拝カルト集団「ブラックマス」と戦う物語。

ホーリーナイトの紹介

物語は、ソウル市内で発生する不可解な事件の数々から始まる。儀式的な殺人、憑依現象、集団ヒステリーが街を襲い、通常の警察では対処できない超常的な脅威が広がっていた。

こうした事件に対応するのが、デーモンハンターチーム「ホーリーナイト」だ。彼らは警察とも教会とも関係のない、独立した組織として活動している。リーダーのバウ(マ・ドンソク)は、超人的な怪力の持ち主で、過去の悲劇的な任務に苦しめられながらも、正義感に突き動かされて戦い続ける男だ。彼の拳は悪魔すら地獄へ送り返す力を持っている。

チームの精神的支柱はシャロン(ソヒョン)で、穏やかだが獰猛なエクソシストで、古代の儀式と深い信仰心から力を引き出し悪霊を感知し、地獄へ追放する能力を持っている。

3人目のメンバーはキム・ゴン(イ・ダヴィッド)で、超能力は持っていないが若き技術の天才であり知識、調査、戦略でチームになくてはならない存在。彼のカメラがチームの活動を記録し、ファウンドフッテージ風の映像として物語が展開される。

ブラックマスの台頭

ソウルの地下では、悪魔崇拝カルト集団「ブラックマス」が活動を活発化させ世間を恐怖に陥れていた。彼らは古代の悪魔アスモデウスを召喚しようと企てており、その儀式が進むにつれてブラックマスの信者たちは、市民に悪魔を憑依させ儀式殺人を繰り返すため、警察もお手上げ状態だったため、警察はついにホーリーナイトを頼り依頼に来たのだった。

早速ホーリーナイトはブラックマスの拠点に乗り込むと特製の悪魔祓い用グローブを装着したバウが信者を次々と殴り飛ばし悪魔祓いを行なっていく。(この時の襲撃シーンはブレイドの冒頭シーンに似ていて小気味良いテンポと演出)中央で生贄に捧げられていた少女に近づいたシャロンは彼女の頭に手を添えると悪魔と対話し地獄に送り返す。(コンスタンティンの冒頭シーンとそっくり)

ウンソの憑依

とある病院で精神科医ジョンウォン(キョン・スジン)は頭を抱えていた。妹のウンソ(チョン・ジソ)は何かに憑依され悪魔的な病状を発症していたが、医学的には精神疾患になるためジョンウォンは当初投薬などで治療を行なっていたが、ウンソは異常な力を発揮し、未知の言語を話し、肉体が不自然に歪む様子を見せるなど病状は悪化する一方で妹の症状は明らかに医学の範疇を超えていた。

絶望したジョンウォンは、非科学的な超常現象への不信を捨て、ホーリーナイトチームに助けを求める。彼女がチームの事務所を訪れた時、シャロンはすぐにウンソに取り憑いている存在が尋常ではないことを感知した。

さらに調査を進めると、ウンソの看護を担当している複数の医療関係者がブラックマスの信者だったことが判明する。

悪魔祓い

ホーリーナイトはジョンウォンとウンソの生家で悪魔祓いを開始するが、それは通常の憑依とは異なる強力な悪魔が取り憑いており、いつものようにシャロンが古代の言葉で呪文を唱え、ウンソの体内の悪魔を引き出し名前を聞こうとするが、聖水や聖なる道具に対しても耐性を見せ、シャロンに悪態をつく余裕を見せるのだった。

次にウンソは束縛を解くために悪魔の子分を召喚しバウの出番が訪れバウは子分をボッコボコにぶん殴って地獄に送りかえしていく。しかし悪魔の憑依は容易に解けるどころか、姉のジョンウォンに取り憑き邪魔をしてくるため一時的に悪魔祓いを中止し、家の調査を進めたところ、この家の壁紙の裏には古代文字が血でびっちりを描かれており、ウンソの憑依は意図的に組織に仕組まれ、最終的にウンソを生贄の器として使い、アスモデウスを完全にこの世界に召喚しようとしていたことが判明する。

結末ネタバレ:バウの犠牲

すぐにバウが古代文字を全て焼き払い、ウンソの憑依が収まったかに見えたが、悪魔はより深くウンソの魂に食い込んでおり、拘束を解いてシャロンたちに襲いかかる。

バウはウンソの家の地下室から地下道を進むと、そこはブラックマスの大聖堂となっており、巨大な召喚陣を囲むように信者たちが祈りを捧げていた。

バウは信者全員を拳でぶっ倒しまくり地下をクリアにすると、再びウンソの部屋に戻るが、そこにいたのは完全にアスモデウスに憑依されたウンソの姿だった。

ホーリーナイトたちを全て吹き飛ばす力を見せつけたウンソは、背後に地獄の扉を開くとアスモデウスの実体を召喚し始める。しかしバウが再び筋肉で解決してしまう。半分ほど実体化したアスモデウスに対しバウは助走をつけたスーパーマンパンチをお見舞いしてアスモデウスをあっさりと撃退して、ウンソ騒動を終わらせてしまった。最終的に全てバウの拳で方をつけているため他のメンバーはほとんど何もしていないに等しいままだった。

後日、復帰したウンソの近況報告を見たホーリーナイトのメンバーたちが新たな悪魔崇拝の会場に足を踏み入れぶん殴ろうとする姿で物語は終了する。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Holy_Night:_Demon_Hunters)

『悪魔祓い株式会社』作品情報

映画『悪魔祓い株式会社』は、韓国を代表するアクションスターと新進気鋭のホラー演出が融合した意欲作だ。人気ウェブトゥーンを原作に、超常現象と肉弾戦を組み合わせた独自のスタイルを確立している。

興行収入

本作は2025年4月30日に韓国で933スクリーンで公開され、オープニング週末に121,321人の観客動員と680,433ドルの興行収入を記録し、韓国興行ランキング1位を獲得した。

リム・デヒ監督情報

リム・デヒは、本作が長編デビュー作となる新人監督だ。脚本も自ら手がけ、韓国の人気ウェブトゥーン作家チョン・ハンギルの「聖なる夜:デーモンハンターズ」を映画化した。リムはこの作品で、ファウンドフッテージの手法と伝統的なアクション映画の要素を融合させ、監視カメラやキム・ゴンのカメラワークを効果的に使用している。

ただし、一部の批評家からはカメラワークに頼りすぎているという指摘も受けた。本作は2021年に撮影が完了していたが、ポストプロダクションに長い時間を要し、2025年の公開となった。リムは今後もこのシリーズを続編として展開していく意向を示しており、エンドクレジット後のシーンで次なる脅威を示唆している。

主演バウ役「マ・ドンソク」情報

マ・ドンソク(本名イ・ドンソク、1971年3月1日生まれ)は、韓国系アメリカ人俳優で、ドン・リーの芸名でも知られる。元々は総合格闘家マーク・コールマンやケビン・ランデルマンのパーソナルトレーナーとして活動していたが、30代で俳優に転身した。

初期は『隣人』(2012)、『新しき世界』(2012)などで助演として活躍したが、2016年の『新感染 ファイナル・エクスプレス』で野球のバットを振り回す筋肉質な夫サンファ役を演じ、国際的な人気を獲得した。その後、『犯罪都市』(2017)で刑事マ・ソクト役を演じ、このシリーズは『ラウンドアップ』として続編が複数製作される大ヒットフランチャイズとなった。2021年にはマーベル・シネマティック・ユニバースの『エターナルズ』でギルガメッシュ役を演じ、ハリウッドデビューを果たした。その他の代表作に『神と共に』シリーズ(2017-2018)、『悪人伝』(2019)、『白頭山大噴火』(2019)、Netflix映画『バッドランド・ハンターズ』(2024)がある。韓国で最も商業的に成功した俳優の一人とされ、「タフガイ」としてのペルソナで知られている。本作では、その強靭な肉体を活かして悪魔を拳で殴り飛ばすという前代未聞の役柄に挑戦した。

共演シャロン役「ソヒョン」情報

ソヒョン(本名ソ・ジュヒョン、1991年1月28日生まれ)は、韓国の人気K-POPグループ少女時代の元メンバーで、女優としても活動している。少女時代としては「Gee」「Oh!」「The Boys」などの大ヒット曲で知られ、韓国を代表するアイドルグループの一員として活躍した。

女優としてはNetflix映画『恋愛の正しい方法』(2021)、ドラマ『私生活』(2020)などに出演している。本作では、穏やかながら強力な力を持つエクソシストのシャロン役を演じ、マ・ドンソクとの対照的なキャラクターとして機能している。ソヒョンの演技は批評家から「ダイナミックなカリスマ性と力強さ」と評価され、アイドルから本格的な女優への転身を印象づける作品となった。

海外の感想評価まとめ

海外では「マ・ドンソクが悪魔をパンチするというシンプルな楽しさ」が評価されている一方で、「脚本が弱く、キャラクター描写が不十分」という批判も多い。IMDbでは4.7点、Rotten Tomatoesで批評家67%・観客スコア未集計という評価で、賛否両論が分かれた。なぜこの評価になったのか?海外レビュアーたちの評価を見ていこう。

IMDb(総合評価:4.7/10)

①まるでRPGのパーティーシステムのようなキャラクター構成が魅力的だ。タンク役のバウ、ヒーラー役のシャロン、サポート役のキム・ゴンという明確な役割分担で、チームダイナミクスが楽しめる。アクションシーンは派手でペースも良く、上映時間を持たせるだけのスリルはある。

②脚本がひどく、予測可能でひねりもほとんどない。メインストーリーは弱く単調で、キャラクターたちがどこから来たのか、どうやって力を得たのかの紹介に失敗している。多くのシーンが非現実的で退屈だ。

③ドン・リーが悪魔と戦うという設定自体は悪くない。しかし酷いCGIがすべてを台無しにしている。まるでナイジェリア映画のようなCGだ。他のエクソシズム系ホラーと同じく、使い回しの寄せ集めで、安っぽく予測可能で新鮮さがない。

④全ての俳優が新しいジャンルに挑戦しており、演技は非常に良かった。壮大な映画で、より複雑なストーリーとより完全なエクソシズムを含む第2シーズンを期待している。全ての俳優の素晴らしい演技に感謝する。

IMDb – Holy Night: Demon Hunters

Rotten Tomatoes(批評家:67% / 観客:スコア未集計)

①マ・ドンソクが男たちを殴り倒すのは、現代アクション映画の最高の楽しみの一つだ。『悪魔祓い株式会社』が提案するのは、もし悪魔がいたらマが彼らの顔面をパンチするというものだ。天国で作られた組み合わせのように聞こえる。いや、地獄かもしれないが。

②フランケンシュタインの怪物のような映画だ。見慣れたパーツで組み立てられ、断続的にわずかな生命の兆しを見せる。残念ながら、映画は期待外れのままで、編集室の床に残しておくべきだった。

③ドン・リー(『新感染』)は懐かしのアクションスターだ。彼は1980年代のハリウッドの男性ホルモン溢れる風景に完璧にフィットするだろう。カリスマ性に溢れ、スクリーンを完全に支配している。完璧な映画ではないが、創造的で見ていて非常に楽しい。

Rotten Tomatoes – Holy Night: Demon Hunters

Metacritic(総合評価:スコア未集計)

Metacriticでは批評家レビューが十分に集まっておらず、総合スコアは算出されていない。

批評家レビュー

主要な映画批評媒体からのレビューを紹介する。『悪魔祓い株式会社』はマ・ドンソクのスター性に頼った作品として評価が分かれた。

The Last Thing I See 肯定的評価

ライター名不明「マが悪魔をパンチするという約束を完璧に果たす爆発的エンターテインメントだ」

評価点 アクション映画にホラーの装飾を施した時が、楽しみの始まりだ。『悪魔祓い株式会社』は人気ウェブトゥーンを原作にしているが、漫画が生き生きと動き出したかのようだ。大きく広がる混沌とした乱闘に満ちている。そしてマがトラックスーツを着て、特製の悪魔パンチ用グローブを装着して敵を倒すのは、聞こえる通りワイルドに面白い。彼らが邪悪な神だから、パンチが当たると煙と火花が出ることもある。すべての戦闘が欲しいものに、さらに増幅されている。

批判点 時にリムは監視カメラや防犯カメラなどに頼りすぎている。ある程度は意味がある。ホーリーナイトの全ての活動がビデオで記録されているからだ。しかし過度に使用され、時に邪魔になっている。

(The Last Thing I See – Holy Night: Demon Hunters Review)

But Why Tho 2.5/5

サラ・ライター「混沌としているが、その混沌が作品の魅力でもある」

『悪魔祓い株式会社』は、エクソシズムジャンルでお馴染みのすべてを壁に投げつけて、くっつくことを期待している。これは必ずしも悪いことではない、このテンポの速い超自然スリラーにおいては。マ・ドンソク、ソヒョン、デヴィッド・リー主演のこの不完全な冒険は、説明過多から、ファウンドフッテージ領域への飛び込み、地球に地獄をもたらそうとするカルト主導の邪悪な展開まで、何も惜しまない。

評価点 マ・ドンソクの賞に値するパンチ、ソヒョンのダイナミックなスクリーン上のカリスマ性と力、そして恐ろしいチョン・ジソのために来て、滞在する価値がある。物語の観点からは混乱しているが、それでも楽しい。ユーモアの瞬間が全体に散りばめられ、デーモンハンターたちの人間性を思い出させてくれる。セキュリティカメラの映像とキム・フンのカメラワークを行き来する選択は、ホラーファンにふさわしいファウンドフッテージの雰囲気を与えている。

批判点 ストーリーテリングの観点から見ると混乱している。時間を無駄にせずアクションに突入し、ほとんど鞭打ちのような感覚を促進する。前半は世界、キャラクター、憑依の仕組みを説明に多くの時間を費やすが、そのほとんどが微妙さに欠けている。この特定の執筆設定は新しいものではないが、前半で説明に多くの時間を費やした後では苛立たしい。映画が限定シリーズの方が適していたのではないかという疑問を投げかける。

(But Why Tho – Holy Night Demon Hunters Review)

個人的な感想評価

マ・ドンソクが悪魔をぶん殴っていくシーンは、爽快感もあり、本当に殴りつけていく重厚感のある音とアクションは悪魔祓い映画としてはトップレベルの仕上がりだが、ブレイドやコンスタンティンで似たようなシーンを銃で行なっているのを見たことがあるので既視感が勝ってしまった。おお!すごい!・・でも、どこかで見たことあるなぁ、と。

説明長い、悪魔祓いの仲間がテンポを阻害して物語は進み再びマ・ドンソクの拳でわからせる映画。CGがさ、ゴーストバスターズ初期の特殊効果ばりに安っぽいのが気になったかな。

悪魔祓いシーンも同じことを繰り返して冒頭以外失敗してるし、強い悪魔がいる!って言わせるためだけのかませ犬役でしかなく、キムもただの記録係でしかなく。そんな中、手持ちカメラの映像と防犯カメラの映像が入れ替わり立ち替わりするから邪魔。

あと一歩。

海外レビューを総合すると、「悪魔を拳で殴り飛ばす」というシンプルで斬新なアイデアは評価されているものの、脚本の弱さとキャラクター描写の浅さが致命的な欠点として指摘されている。

リム・デヒ監督の長編デビュー作ということもあり、野心的な試みは認められるが、90分という上映時間に対して詰め込みすぎた感は否めない。特に、ホーリーナイトの3人がどのように出会い、なぜ超能力を持っているのかという基本設定が30秒のフラッシュバックでしか説明されないのは物足りない。一方で、マ・ドンソクとソヒョンのコンビネーションは予想以上に機能しており、筋肉と霊力という対照的な力の組み合わせが視覚的に面白い。

CGIの質については批判が多いが、B級映画としての愛嬌と捉えれば許容範囲だろう。エンドクレジット後のシーンで続編を示唆しているが、次作では世界観の構築とキャラクターの掘り下げに注力すべきだ。『ラウンドアップ』シリーズのような人気フランチャイズになる可能性は秘めている。

まとめ

この記事では、映画『悪魔祓い株式会社』(原題:HOLY NIGHT: DEMON HUNTERS)のあらすじ結末までのネタバレと、IMDb、Rotten Tomatoesでの海外の感想評価をまとめて紹介した。

本作は「韓国のアクションスターが悪魔をパンチで倒す」という前代未聞のコンセプトで注目を集め、マ・ドンソク、ソヒョン、イ・ダヴィッドという豪華キャストが集結した。リム・デヒ監督の長編デビュー作として、人気ウェブトゥーンを原作に、ソウルを襲う悪魔崇拝カルト集団と戦う3人組のデーモンハンターチーム「ホーリーナイト」の活躍を描いた。超人的な怪力を持つバウ、悪霊を感知し祓うシャロン、技術と知識で支えるキム・ゴンという明確な役割分担がRPGのパーティーシステムを彷彿とさせる。

内容面では、精神科医ジョンウォンが悪魔に憑依された妹ウンソを救うためホーリーナイトに助けを求め、チームは6段階の悪魔祓いに挑む。最終的にバウが自らの体を器として悪魔を取り込み、内側から召喚陣を破壊するという自己犠牲的な結末を迎える。マ・ドンソクの圧倒的な存在感とアクションシーンの爽快感が作品の最大の魅力だが、監視カメラやファウンドフッテージの手法を多用した演出は賛否両論を呼んだ。

評価はIMDb4.7点、Rotten Tomatoes批評家67%という微妙な数字に落ち着いた。「マが悪魔をパンチするという約束を完璧に果たしている」「創造的で見ていて楽しい」という肯定的な意見がある一方で、「脚本が弱く予測可能」「キャラクターの背景描写が不十分」「CGIの質が低い」という批判も根強い。特に、本作の撮影が2021年に完了していながら4年もの長いポストプロダクションを経たにもかかわらず、完成度が期待値に届いていないという指摘は痛烈だ。

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